インテル・バーチャライゼーション・テクノロジー。
OS仮想化に対して支援を行うインテル独自の技術のことで
対応しているOSで使用すれば、仮想上のOSにCPUとチップセットが独自に支援し
通常以上の仮想上の動作を快適にするという便利なテクノロジーです。
PCにある程度詳しくなれば、仮想化というのも分かるようになるんですが
仮想化というのはOSの中でさらに別のOSを走らせるという技術なんですが…
はい。そこでイラストにして紹介してみたいと思います。
女の子に例えれば、頭のなかの妄想でもう一人の別人格の女の子が動くということですね。
で、その女の子はOSそのものなので、しっかりと仕事が出来るということです。
この仮想化、VT非対応でも動作は可能です。
しかし、Intel VTはそれを支援し、快適な動作を提供するというものです。
これはマンガで説明したいと思います。
仮想少女
仮想少女なので……レポートはサクサク完成したが……
みたいな感じですね。私にとってはIntel VTとは
普通の女の子が、仮想化に対してQCから支援を受け、より強い仮想化にも耐えうる
仮想少女に変身するテクノロジーなんだと思います。魔法では無いんです。
仮想です
実際の実施は真面目にやろうと思います。
これはこれで大真面目にやりましたが……(笑)
過去の資産Windows2000をVMWareで動作させてみた。
■まえがき■
やはりVMWareだったり仮想化の醍醐味と言えば
古いOSを仮想で走らせるのが一般人、PCユーザーでのIVTの需要であると思う。
今更古いOSを使うのはネットワーク的にも危険だったりする。
そこは割り切るべきだ。やはりネットゲームやインターネットは必ず
最新のOSで行ったほうが利便もセキュリティも高い。
となると古いOSで行うことと言えば
旧資産のOfficeソフトや、実家に眠るはがきソフトだったり
古いプリンタの使用。そういった面でも古いOSを使う必要が出てくるかもしれない。
仮想化は設定さえ済めばあとは起動するだけの簡単仕様。
そんな中でも、Windows2000。私はこのOSにはそこまでお世話にはならなかった。
最長駆動時間はダントツでWinMe、時点で7、そしてXP、そして2000。
すごい安定はしていたイメージもあるし
Win2000では充分なメモリ256MBも積んでいたので快適っちゃあ快適だった。
そんなWin2000も使わなくなっていたのです。
単にインストールしたPCがぶっ壊れただけのことですが
そして今更使う予定もなかったのですが、RAMディスクにOSをインストールすれば
爆速なんじゃね? とあほなことを考え付きこれを決行しました。
その一部始終をご覧いただけたら幸いかと思います。
とりあえず何よりも先にインストールですね。
VMWareは特に変態なことをしない限りは最新でいいと思います。
インストールもさっさと終わらし一気に進みましょう。
ちなみにスペックは
CPU: Core i7 3770
RAM: DDR3-1333 8GB(内4GBをRAMディスクに割り当てOSをインストール)
GPU: nVidia Geforce GT640 DDR3 2GB
SSD: m5Pro 128GB(こちらにはインストールしない)
サクッと起動。大体みて分かるように新規マシン作成をクリック
下のMacは断念したやつです。放っておいてください(泣)
下の黄色い付箋内は一旦インストール完了するまでは無視してください
インストールは進む。
バグってますが問題は無いようです。先に進みましょう。
とりあえずインストール完了ですがこれは酷い。
このディスクはSPを統合していない無印2000(ある意味貴重?)
とりあえずこのままだと色んな意味で危険。とにかく迅速にSP4をダウンロード
SP4をダウンロードし、KB835732を迅速にダウンロードしインストール。
VGA液晶でかつ、16色というWin3.1以下の衝撃を味わいながら先に進みましょう
上記インストールを完了したら、VMWare Toolsをインストール
ここを選択すれば出来ます。あとは流れで……
ここまで時間30分。早いのか遅いのか……
再起動を繰り返し遂に
16色から32Bitへと急成長。なんか凄くグラフィカルになりました!
画面もこんなに大きくなりました。快適にネット…は出来るんだが
セキュリティ的な意味で使えないのでさっさとネットはOFFにしました。
なんとVMWareはドラッグ・アンド・ドロップでOSから仮想OSへとものを送れるという嬉しさ。
VMWare Toolはもはや次元の壁をも超える(大げさすぎ)
色々環境を整えますが、ネットはしません。
ですが一応IE6ぐらいは入れておこうと思います。
許さない。IE6に何度殺されそうになったか。今でもトラウマブラウザです。
さすがRAMディスク。半端じゃない速度です。
全てにおいて現行のSSD並か以上の速度を見せつけ尚且つ
特殊なドライバーを使っていない辺り化け物です。
■ RAM上でのWin2000は快適か?■
普通に快適です。ソフトの起動も一瞬でびっくりします。
ただし、残念なことにUSB3.0のHDDやSSD等…そういったデバイスでもサクサクなので
正直RAMでインストールする必要は無いでしょう。
普通にWin7に見合ったハードウェアでなら快適に動かせます。
■ ゲーム性能
Windows2000時代のゲームであれば殆ど動くみたいだ。
最近の仮想化の進化は凄く、DirectXもWindows2000対応であればサポートされている
一応3Dアダルトゲーム作品を持っているので起動したが
きちんと動作し、当時と遜色なしで遊ぶことが出来た。
RAMディスクではなくSSDブートで遊んでいるがそれも問題なく動作しており
今後出てくるであろう、次期OSがWindowsの過去のソフトを起動不可になっても
Windows2000があればきちんと動作するのはありがたい。
仮想化の技術は一般PCユーザーにもきっちりと恩恵を受けることが出来ることがわかった。
ネットを使用するゲームは確実に現行OSに対応しているだろうし。
また、仮想化OSのバックアップは非常に簡単で
外付けHDDはもちろん、容量に問題が無ければメディア保存だって可能だ。
比較的低容量であれば、ブルーレイディスクなどにも保存できる。
もしトラブルがあって新しくOSを入れ替えたとしても迅速に復旧できる。
仮想OSはライセンス的な意味でやや問題が出たりするかもしれないが
そこをきちんとクリアすれば非常に便利な技術で
どこでも過去のOSと会うことが出来る。
懐かしい気分になりたい時、ふと過去のソフトで遊びたくなった時、
どうしても必要なアプリケーションがある…等。
常にITは前進しているが、ふと戻りたくなった時
仮想化は本当に素敵なテクノロジーだと思います。
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