現在のネット社会では色々な認証を求めるサイトがありますが、
基本的にユーザーIDとパスワードを入れてログインするものが大半です。
オンラインゲームや銀行のネットバンクですと
上記の2つからさらにもう一つセキュリティカードに記載された
ランダムの数字を入力する第2認証を求めるところがあります。
インテルアイデンティティー・プロテクション・テクノロジーは、
この第2認証に役立つワンタイムパスワードの機能をハードウェアレベルで実装しています。
他、ネット認証に必要なPKI 証明書もチップセットに内蔵しており、
パソコン1台のみで自身の正当性を証明することが出来る仕組みになっています。
これを使用することで企業は個別にハードウェアトークンの購入をする必要がなく、
経費の削減を行うことが出来たり、自動認証によってなりすましを防ぎ
企業セキュリティを守ることが可能となります。
オンラインゲームなりすまし対策にIntel IPTを使用!
Steamというオンラインゲーム配布コミュニティにて、
Intel IPTに対応したSteam Guardというセキュリティサービスを提供しています。
今回はこちらのサイトを利用し、Intel IPTの有効確認と
本当になりすましが出来ないのかを確認しました。
Steamにてユーザーアカウントを作成後、
Steam GuardにてIntel IPTが有効であるか確認しました。
ワクワクしてセキュリティステータスをみると・・・
「Steam Guardが有効化されていません」と記載されています。
・・・なんで!?><
インターネットでIntel社様のIntel IPTのサイトに行くと
右側に「PC 向けインテル® IPT ソフトウェアのダウンロード >」なるものがありました。
なるほど!
Intel IPTを使用する為には専用ソフトが必要なんだと分かりダウンロードしました。
● ダウンロード
● インストール
なぜかインストールが出来ませんでした・・・。
・・・なんで!?
上手くいくと思っていたのに上手くいかず途方にくれていた時、
何気なく目にしたパッケージケース。
あ、普通こうゆうのって付属のCDに動く奴が入っていないかな?
確認すると・・・ありました~>< Intel IPT!!
ドキドキしながら付属CDからインストールを実施してみました。
● 付属CDからのインストール
バージョンが若干違います。
インストール出来そうな雰囲気です!
頼むぞ~><
きたーーー! インストール完了しました。
どうやらネット上にある最新版のIntel IPTではダメの様で付属のCDのIntel IPTを
入れることがポイントのようです^^ これで、Intel IPTが有効になったはずです。
再度、Steam GuardにてIntel IPTが有効であるか確認しました。
無事に「Steamガードによる保護」に変わりました。
つまりIntel IPTが有効になったという事です。
このIntel IPTが有効になると登録したマシン以外からログインしても
連絡先メールアドレスにメールが飛んで認証しないと弾かれる仕組みになります。
実際に別端末からログインしたところ弾かれました。
Intel IPTが搭載されていないマシンでログインしたので弾かれました。
つまり認証がNG=なりすましという事になります。
総括
今回はオンラインゲームのログイン時に
Intel IPTを使用しての個人認証を確認しました。
認証されているPCからログインすれば意識することなくログインできます。
その裏でなりすましを防止するセキュリティが担保されるのは非常に有益です。
オンラインゲームが活発になり、
アカウントが乗っ取られ泣きを見る人も多くなりました。
この機能は個人向けにも非常に良い機能と感じます。
他、ワンタイムパスワードの自動認証機能もあるようです。
銀行でもワンタイムパスワードを導入するところが多くなってきたので、
Intel IPT対応になることを祈ります。(りそなさん、三井住友さん><)
企業では、VPNの接続認証にこのIntel IPTを用いれば外部からのアクセス時
よりセキュアな接続を構築することが出来るのではないかと考えます。
会社で提案してみようかなぁと思ったりしました。
※追加情報
Steam GuardがIntel IPTを使っていないような気がしてきました。
ニュースサイトではIntel IPTを使用した場合は以下のIntel社のロゴが出るようです。
情報元:PCWath 【CeBIT 2011レポート】【Intel編】
私は上記のロゴが出ていなかったので上手くIntel IPTが動いていないか
そもそもテクノロジーとして実装されていないかのどちらかになると思います。
今後はもう少し調べてみようと思います。
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