レビューメディア「ジグソー」

仮想化技術を支援するのがIntel Virtualization Technology

仮想化技術とは、CPUやメモリ、LAN、グラフィックスといったハードウェアリソースを仮想化することを意味します。

 

通常のPCでは、1台の物理PCがリソースを独占してしまいますが、リソースを仮想化することで、複数の仮想PC間でリソースを共有することが可能になります。

 

このような仮想化技術を提供するソフトウェアがVirtual Machine Monitor(VMM)で代表的なものがVirtual PCやVMware、Virtual Boxなどがあります。

 

一般的な用途としては、新しいOSへの移行に際して、古い業務用ソフトウェアが対応していない、または、動作が不安定になる可能性がある場合、新しいPC上に仮想PCを作成し、確実に動作可能なOSをインストールして使用するとか、新しいOSを仮想PCにインストールして、動作テストするとかでしょうか。

 

最近では、Windows7にXP ModeなるVirtual PC+Windows XPなんかが認知度が高いと思います。

 

ただ、Windows7のXP Modeの場合、Virtualization Technology機能を備えていることが必須条件となっており、この機能を備えたCPUを使用し、且つ、BIOSでVirtualization Technologyが有効になっている場合に利用が可能となります。

 

Virtualization Technologyのない環境でも、仮想マシンの運用は可能ではありますが、CPUの動作モードの切り替えなど、特権を必要とする処理に時間がかかったり、場合によっては、ゲストOSにパッチを当てる必要があります。

 

Virtualization Technologyはこういった問題を解決し、仮想マシンのパフォーマンスの向上を目的とした支援技術です。

 

更新: 2013/04/29
j5 create(ジェイファイブ・クリエイト)の魅力や特長 PREMIUM REVIEW

Windows8上でWindowsXPを動作させてみた。

今回、マザーボードとCPUを用いてのレビューということですので、余ったパーツを組み合わせて、検証用に組み立ててみました。

 

まず、パーツ構成ですが、

CPU:Core i7 3770

M/B:Intel DQ77MK

Mem:ADATA AX3U2000GC4G9B(4GBx2)

VGA:玄人志向 RH7770-E1GHD(Radeon HD7770)

HDD:Seagate ST2000DM001

PSU:Seasonic SS-550HT

Case:ValueWave CP505BK

このような構成となりました。

 

 

内部はこのような感じです。(VGAカードにアセトンが散ってしまったので、シミだらけですが...)

 

CPUクーラーは、CPU付属のリテールクーラーを用いました。

 

本題ですが、

 

まずは、BIOS設定で、Intel Virtualization Technologyを有効に設定します。

 

OSはWindows8が余ってたので、8をインストール。

 

仮想PCソフトは、最初はHyper-Vを使用してみたのですが、仮想PCにWindowsXP MCEをインストールすると、インストール時に一部のファイルがインストールできなかったり、動作自体が重かったりで、実用にはちょっと厳しそうだったので、あまり突っ込まず、VMware Playerを使用してみました。

 

ただ、こちらのVMWare Playerの場合、インストール時に、Windows XP MCEの2枚目のCDが要求されず、Windows XP Proと認識されているようです。

 

まずは、こちらから、VMware Playerをダウンロード。

VMware Player Download

VMware Playerをセットアップしていきます。

 

 

インストールが完了したら、新規に仮想マシンを作成します。

 

 

ODDにOSのインストールディスクを挿入するか、インストールディスクのイメージファイルを選択して、仮想PCにOSをインストールします。

 

今回はWindows XP MCEを使用しますので、基本的には、一般的なWindowsのインストールと同じです。

 

 インストール自体はガイダンスに従うだけですので、省略します。

インストールが終わったら、VMare Playerを起動し仮想PCを選択するだけです。

ハードウェアの設定につては、OSインストール時にも設定できますが、ホームメニューからも設定が可能です。

 

 

メモリ使用量や、CPU数、VT-xの使用(自動設定でも可?)、HDDの容量辺りを設定しておけばOKかと。

注意点としては、CPU数は8コまで設定可能ですが、4コを超えると、仮想PCのOSが起動できませんでしたので、4コで設定してみました。

特に、Windows XPが必要なソフトウェアは使用していないので、とりあえずBOINCをWindows8と仮想PCのWindowsXPの両方で実行してみました。

Windows8側で8スレッド+GPU1スレッド、WindowsXP側で4スレッドで計13スレッド実行可能となりました。

ついでに、仮想PC側でBOINCをフルに実行しながら、Battle Field3をプレーしてみました。

画質は自動設定でWindowモード1280x768ですが、特に問題なく、スムーズにプレーできました。

これまで、BOINCを実行する時は、CPU使用率を下げていてもゲームプレー時なんかは、ラグが多くなっていましたが、仮想PC側で実行することで、割とスムーズなゲームプレーができるようになったと思います。

レビューテーマとは少しずれているかもしれませんが、このような感じで検証してみました。 

2人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (0)

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ6MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが6MBを超えています

    別の画像を追加

    ほかのユーザーのレビュー

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから