安心感はあるものの、機能が足りなかったり(主にストレージ系)して、何故か選択からことごとく外れていました。
大変残念なことに、今回レビューさせて戴いたマザーボードで、最初に送って戴いたマザーボードは、メモリを複数刺してデュアルチャンネル構成にするとエラーが出てブートできませんでした。
デュアルチャンネルではなく、シングルチャンネルに、4GBメモリを2本刺すと起動できるのですが、当然のことながら、メモリのパフォーマンスが上がらず、ベンチマークをとっても、冴えないものでした。
事務局に連絡を入れて、直ぐに代替品を送って戴けましたので、レビュースケジュールに影響を与えるほどのインパクトはありませんでした。
パッケージ
マザーボード全景
今回レビューの機会を戴いたQ77チップセット搭載のマザーボードですが、micro ATXのフォームファクターで付属品も、ドライバーDVD-ROM,S-ATAケーブル2本,DVI-RGB変換コネクター,シールドパネル,マニュアル類だけというシンプルなものです。
micro ATXサイズというコンパクトな筐体に、PCI-Express 3.0 x16が1本,x4が1本,X1が1本更にPCIバスが1本と充分な拡張性を持っています。
また、USB 3.0のピンヘッダーや、IEEE1394ポートx1,S-SATA3ポートx2,SATA2ポートx3,eSATAポートx1,mini PCI Expressポートx1とストレージ系も多彩なポートを持っています。
ただ、ボード上のグレーのSATA2ポートは、mini PCI Expressポートと共用なので注意が必要ですが、IRST用にmSATA SSDを搭載してもよし、mini PCI Express用の無線LAN/Bluetoorhコンボカードを装着しても便利だと思います。
Q77チップセットの性格を考えれば、必要にして充分な拡張性を備えていると思います。
また、Q77は、S-ATA RAIDにも対応しているチップセットなので、業務用としてHDDをミラーリングして安定したシステムを構築することも可能です。
また、映像出力も、DVI-D,DVI-I,DisplayPortと多彩なインターフェイスを持っているので、変換アダプタで、RGBやHDMIに変換することも可能です。
DVI出力は、シングルリンクにしか対応していませんが、Display Port出力があったので、WQHD(2560ｘ1440)出力も問題なく行えました。
イーサコネクターも、インテルAMT対応のギガビットイーサコネクタ以外にもう1基ギガビットイーサコネクターが搭載されています。
また、CPUソケットは、LGA1155で95WまでのCPUに対応しているので、第2世代,第3世代の全てのCore プロセッサーを搭載することができます。
今回は、Core i7 3770と純正CPUクーラーにDDR3-2000メモリ4GBx4本、A-DATA 120GB SSDx2(RAID-0)、600W電源でセットを組み上げましたが、有り余るパフォーマンスを感じることができました。
また、このマザーボードは、vPro対応で、マネージメントエンジンやTMP1.2チップ、を搭載しているので、vProの全機能を利用することが可能です。
特に、Windows 8 に搭載されている Hyper-V 仮想マシンのパフォーマンスやインテルAMT対応で、PCの電源が入っていなくても、外部から起動出来たりと、かなり凝ったシステムを構築することが可能です。
私は、今回一緒にレビューさせて戴いた、Core i7 3770と一緒にホームサーバーを作ろうと画策しています。
最後に、今回のインテル Core vProプロセッサー･ファミリーの謎を解き明かせ！ -解明編- のリンクを下記におかせて戴きます。
ご興味があれば、併せてご覧ください。
第一の謎 「インテル バーチャライゼーション・テクノロジー」とは！？
第二の謎 「インテル トラステッド・エグゼキューション・テクノロジー」とは！？
第三の謎 「インテル アクティブ・マネジメント・テクノロジー」とは！？
第四の謎 「インテル アンチセフト・テクノロジー」とは！？
第五の謎 「インテル アイデンティティー・プロテクション・テクノロジー」とは！？
cybercatさん
2013/06/09
遊びを追求しないサーバー用途では鉄板かも知れませんね。
Picardさん
2013/06/09
正に、サーバー用途にはぴったりではないかと思います。
ホームサーバーを作ろうと考えています。