レビューメディア「ジグソー」

X64プロセッサー向けの仮想化を支援する技術、最新はハードウエアー的に支援するシステムになり、さらにスピードアップされた

 インテル・バーチャライゼーション・テクノロジーとは、x64プロセッサー向けのインテルのCPUである Xeon、i7、i5、Centrino、Core2Duoなどで使用される、仮想化支援技術の事である


 もちろんインテルのCPU、BIOSの両方がバーチャライゼーション・テクノロジー(以下VT)対応機で無いと動かないが、VTの歴史は古くインテルはこの機能をグレードアップしてきており、必ずしもCPU、プロセッサー、共に最新型で無くてもすべての機能を求めないなら旧型のCPUでも動かす事は出来る

 

 つまりバーチャライゼーション・テクノロジー(VT)とはx64環境において現在のOS以外に平行にOSを動かす事が出来、その動作をより効率的に行うための支援技術を総称した名称である

今回プレミアムレビューでご提供いただいたマザーボードのチップセットが以前のレビューしたのZ77から兄弟のチップセットQ77に変更になったことが今回のこの謎解きの肝になってくるのだが、Q77チップセットを搭載したことによりインテルのvPROを正式に動かす事が出来る様になる、インテルVTはそのvProの一つの機能である仮想化技術であるが、ハードウエアーアシストを実装する事によって、さらに仮想化されたOS環境を速く、簡単に実現出来る様になった、このハードウエアーアシスト機能はZ77チップには全くなかったわけではなく、機能を封印されていたに過ぎない、今回のチップセットのQ77マザーを使うことによってサポートが正式にアナウンスされたマザーを使って実行検証することが出来るわけである

 

インテルの発表している仮想化の種類には大きく分けると2種類あり、これをインテルのHPから引用すると

このような内容になる

 

このようにVT技術はプロセッサー側で行う技術とI/O側の仮想化技術がある

VT-xがプロセッサーに実装されているバーチャライゼーション・テクノロジーであるのに対して、VT-dはI/O側に実装されている技術である。

  分かりやすく言うと、本来OSはOS自身やプログラム本体が仮想空間に置かれることを前提として作られていない、そのため仮想空間にいる事を分かっていないOSは自らが優先した割り込みを使用出来ると思っており、特権割り込みを使用しようとする、この場合、仮想空間を作っているバーチャルソフトウエアーとOSとの割り込みの競合が起きてしまうことがある

そのため、競合を回避するために仮想空間を使用するオペレーター側がソフトウエアー側で考慮しておかないといけなかった、これが、スピードの低下を招く原因となっており、また作業効率の低下を招く原因となっていた


新しいVT技術は、従来のソフトウエアーでのCPUの動作モードに加えて、仮想OS が自ら特権モードを発行した場合、ハードウエアー上で移行して動く新型のハードウエアー的なモードを新設している。

この技術によって使用者がソフトウエアー的に特権モードを検出する必要がなくなり、プログラムの書き換えをすること無く仮想OSとの間をスムーズに切り替えることが出来る様になり、高速化された

 

また、仮想OS切替時に発生するレジスターの値をハードウエアーで待避出来る用になったため、切替時の時間の短縮が図られている

 

不正なDMAアクセスをアクセス権限の無いメモリー空間で禁止するなどの機能も出来る用になった

 

しかし、インテルVTは想化そのものを実現するシステムでは無いため、VirtualPCやVMware を使う必要がある

 

VT技術的にはインテルは前述の通りCPU、BIOSの両方が対応していないと使えないが、速度の早いか遅いかの違いはあるが、インテルの発表によれば、使えるCPUは

になっており、現行機種、準現行機種ならほとんど使え、Core i3以上のすべてのCPUが何かしらのVT-xに対応している

 

http://ark.intel.com/ja/Products/VirtualizationTechnology

 

使えるチップセットは

となっている、こちらも仮想化技術のスピードを気にしなくて、ハードウエアーアシストを気にしなければ、インテル製のほとんどのマザーボードで使える技術だ

 

 

更新: 2013/07/09
j5 create(ジェイファイブ・クリエイト)の魅力や特長 PREMIUM REVIEW

Windowsは林檎の夢を見られるか・・・・

 

昔、Mac使いの友人に言われたことがある・・・

Macがあれば、Mac上でWindowsが動くからWindowsなんていらないだろうって、Windowsじゃ、Windows上でMacは動かないから逆は無理だな・・・

確かに当時は動かなかった、Core2Duoの時代に本屋でWindows上でMac OS X v10.5 Leopardを動かそうといった本があった、立ち読みしていて欲しくなって購入して家に持って帰り、わくわくしながら本の通りにやってみたが、ブートすら出来なかった、・・・(T_T)悲しかった
これで、Mac使いを見返すことが出来るはずだった・・・




時が過ぎ、結局Macを買うしか無いなと思い、Macを買ってしまったが、今回のこの企画、簡単に言えば、Windows8環境で、何かを動かすと言う事が、仮想システムを構築することの第1歩になっている、x64環境の変化により Windows上でWindowsを動かしたり、Androidを動かしたり出来る、もちろんLinuxを並列で動かせるし、その環境を検証するこのレビューをいただいたわけである。

そうなのである・・・MacをWindows8上で動かす、積年の思いを今晴らすときが来たのである
(^^;)


・Windows8上でMacは動かす事が出来るのであろうか??

 

前置きは長くなったが、今回のインテル® バーチャライゼーション・テクノロジーは、進化している・・・はずである、これならMacを動かせるに違いない・・・(^^;)


本来のこの機能はサーバー向けに開発されており、サーバー上で仮想OSを動かす事で安全に運用しようという高尚なシステムのはずだが、今回は個人的な思い入れで検証テーマはここに落ち着いている

 

○まずは準備から

 

普通のマザーボードはVT機能をBIOS上でONにしないといけないが、この BOXDQ77MKマザーボードはさすがビジネスモデル、初めからONになっているので、このまま作業を続けていけばよい


これを見る限りでは、第2のお題のインテルTXTだけは無効になっていますねえ

 

テクノロジー自体の説明に書いたが、インテルVTは想化そのものを実現するシステムでは無いため、VirtualPCやVMware を使う必要があるので、まずは、仮想OSをおく環境ソフトを決める、MacでWindowsを動かすには、Boot Campを使うか、VMware Fusionを使ってWindowsを動かすのが普通だ、私もMac上では使い勝手の良いVMwareを使っている

そんなわけで、なじみの深いVMware Playerを使って逆をやってみようというわけである、
その他の理由としては、先人の知恵があり、差分ファイルが手に入りやすいと言うのもある

まずは、必要な物を集めなければならない

・VMWare Player
  http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/player/overview

・Snowy_Vmware_files ブートローダーである(差分ファイルをまとめた物)ありがたく使わせて貰う
  
・Mac OS X v10.6 Snow Leopard のOSのDVD(MacBookPRO買ったときに付いてきたやつね、使ってないからタンスの中から引きずり出す)

集め終わったら、まずは、なにはともあれ VMWare Player をインストール
Snowy_Vmware_filesは解凍しておく

インストールしたら実行する



こんな表示が出るので、仮想マシーンを実行する を ポチッとする
ポチッとしたら、仮想ファイルを指定するので、
Mac OS X Server 10.6 (experimental).vmxを指定しよう(頭に.がない方ね)



開いたら、仮想マシーンの設定を編集するを押して設定を決める



まずはプロセッサーの数、とりあえず2個あげちゃおう・・・(^^;)

コアも4個あげちゃおう
次はブートローダーを指定する


 



CD/DVDをポチッと押して、接続の所のISOイメージファイルを使用する、の参照ボタンを押して、ブートイメージのdarwin_snow.isoを指定する
準備が出来たのでOKを押してインストールを始める
黒い画面が出てきてコマンドが一杯出てくるので終わるまで待とう、終わったら、とりあえずCtl+Alt を押してマウスを使える様にして、下の方のCDのマークを右クリックして設定を選択する



デバイスのステータスの所に 接続済み(C)のチェックを入れて Snow Leopard のOSのDVDを入れる
これで、いよいよOSのインストールが開始される



インストールされるのを、待つ・・・

インストールが終わったら、再起動してくれ・・・と言われるのでVM Wareのメニューから再起動を選んで再起動する

次はカーネルパニック防止のため、インストールしたフォルダーにある”Mac OS X Server 10.6 (experimental).vmx”をエディターで開いて、「smc.present」を検索して"TRUE"を"FALSE"に変更する



ここまで終わったら、普通のMacの設定と同じように設定する



アップデートもしておく




再度darwin_snow.isoをマウントしてVMware Toolsをマウントする



これで動く様になりました・・・

 

とりあえず、動くようになったんで次は共有フォルダーを設定します

 

 



 

共有フォルダーの設定ができたら、画面上に共有フォルダーが表示されるので

中のEnsoniqAudioPCI.mpkg.tar.gz(オーディオコンポーネントファイル)をMacのデスクトップにコピーして解凍します

 

解凍したら、中のファイルを実行します

 

 

これで、音も出るようになりました・・・成功です

 

何か動かしてみましょうね・・・ZigsowのHPのトップページを表示してみましょう

 

 

普通に動いて普通に表示されていますね・・・動いてしまえば当たり前ですねえ

あまりにもあっけなく動いてしまったため、拍子抜けしました

 

今までの、苦労は何だったんだろうと言うことと、技術の進歩に驚かせられます

 

昔の時より1歩も2歩も仮想環境が簡単に出来る様になってきました。
この仮想Macは普通に動いてます・・・カクカクもしていません
感動です・・・昔全く動かなかった世界から考えるとこの技術の進歩はすばらしいですね


でも、普通に動いているだけではつまらないです、どの位の立ち位置なのか??知りたくなってきました。とりあえずベンチマークを取ってみましょう


今回のいただいたマシーンの仮想環境は2プロセッサー各コアー4個の計8コア使っています

 

しかし、どんなにコアを使っていても、仮想環境ソフト自体がマシンパワーを吸収してしまい、実用域のスピードが出なければただの自己満足に終わってしまいます、どのくらいの速さで動くのか・・・ベンチマークを取って比較してみましょう


今回はダイレクトに点数が出る Geekbench を使って調べてみましょう


メーカーHP
http://www.primatelabs.com/geekbench/

 

結果発表!!

気になる点数は 9428点と良いスコアーが出ています

 

インテル® Core™ i7-3770LGA1155 BOXDQ77MK (Q77)

                    (2プロセッサー+4コア)

ちなみに、Hyper-Threadingが使えない Intel CPU Core i5 3570K でもベンチを取ってみました・・・これもプレミアムレビュー商品ですが・・・
インテル®  CPU Core i5 3570K+GA-Z77MX-D3H(Z77) 2プロセッサー+2コア

ここまでを見た感じでは、CPUパワーを与えればちゃんと仕事してくれるのが分かってきましたね・・・♪( ´θ`)ノ

 

ちなみに、MacBookPRO でも測ってみました・・・本家ですからね・・・

なんと!!仮想空間の方が速いじゃ無いですか(T_T)

これは参りました・・・

ちなみにHP上に上がってるスコアーで自分の立ち位置を見てみると


 

4コアしかあげてないので、4コアのMacBookPRO程度のスピードは出てるって事ですね
すごいですね・・・一昔前には考えられません、あげた分が無駄なく使えるって事ですね

 

●結論・・・

新しい 第3世代のインテル® Core™ i7-3770 を使えばWindowsで、Macが動くと言うことが分かった!!

 

これで、Ultrabook™に仮想空間を仕込んでMacBookにしちゃうって事も現実的な話になってきますね(すばらしい結果です)


これで、私の積年の思いを達成することが出来ました ♪( ´θ`)ノ 非常に満足な結果になってます

こうやって考えると、簡単に仮想環境が出来るこの技術は、サーバー管理者だけに使わせておくのはもったいないですね、新型のウルトラブックでMacを動かせるという目標が見えてきますね

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