レビューメディア「ジグソー」

Core i5と細かく違う上位モデル

※プレミアムレビューの本題であるvProについては別途グループ別の発表となりますので、今回はあくまでこのCPU自体についてのレビューとさせていただきます。

以前のTop Gun ReviewでいただいたCore i5-3570Kが私の手元には既にあり、ファイルサーバー兼DLNAサーバー兼Hyper-Vサーバーとして稼働中です。

先日Hyper-V環境で新たにWindows Server 2012の検証環境を構築したのですが、Windows7のWindows Virtual PCと比べるとゲストOSが大幅に快適で、VTをフル活用できる環境は良いなと思っていたのです。

しかし今回このCore i7-3770を利用してvProについてレビューさせていただくことになり、改めてCore i5-3570KとCore i7-3770の、スペック面での差について調べてみると、細かく違う部分があることがわかってきました。未だにLGA1366環境を使っているせいか、最新製品の動向に疎くなっていたのは反省材料です。

通常のクライアントPCユーザーとしては、気になる相違点は

・TurboBoostの上限が100MHzだけCore i7-3770の方が上(定格は同じ3.4GHz)
・キャッシュの内蔵量がCore i7は8MB、Core i5は6MB
・HyperThreadingの有無
・Core i5-3570Kは倍率ロックフリー

程度ではないかと思います。

しかし、vProをレビューするという観点では大きな違いがあります。詳しくはIntelの公式製品情報に記載されている通りです。Core i7-3770Core i5-3570Kで「Advanced Technologies」の部分を見比べればわかります。

特にHyper-Vなど仮想環境の性能に大きく影響するのはVT-dのサポートです。もっとも、VT-dをサポートしていないCore i5-3570Kであっても、Hyper-Vで動かしているWindows Server 2012は十分に快適なのですが。

この差を見てしまうと、レビュー期間終了後にサーバー環境を少し見直してきたくなってきます。

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