まず最初に今回、zigsowプレミアムレビュー「インテルSSD100連発!マシンガンレビュー 2ndシーズン」のレビューアに選出していただき、zigsow並びに関係者の皆様大変ありがとうございます。
つたないレビューで申し訳ないですが紹介させていただきます。
今回のIntel SSD 320 SeriesはX25-M Mainstream SATA SSDの後継モデルにあたり、使用NAND flashの製造プロセスが34nmから25nmに変更され、製品価格の低減、アクセス速度の向上、さらに300GB、600GBという大容量モデルの追加されたIntelの第3世代SSDです。
レビューは120GBの製品を富士通製ノートPC FMV LIFEBOOK E8290と言う2009年10月に発表されたちょっと古い製品への換装となります。
Intel SSD 320 Series SSDSA2CW120G310 到着
連休終盤5月7日14時頃佐川急便にて到着。
早速、開封すると。プチプチに包まれた段ボール箱が出てきました。
プチプチもはぎ取ると型番等が書かれたラベルを確認。今回はリテールパッケージではなくバルク版です。
箱を開け、中身を確認すると。ビニール袋に包まれたSSD本体、ステッカー、InstallationGuideのみで、非常にシンプルです。
ビニール袋も開封。SSD本体とご対面。乾燥剤も入ってました。
前作のX25-M Mainstream SATA SSDと並べてきました。
外観はほとんど同じです。ラベルの記載内容が違うのは当然ですが唯一違うのはIntelのロゴの色が青から、黒になっているところです。
簡単にスペックを紹介します。
・SSD
インターフェイス : SATA 3Gb/s
容量 : 120GB
使用NAND flash規格 : 25nm Intel製NAND flash Memory MLC型(34nm)
アクセス速度 : シーケンシャルリード 270MB/s(250MB/s)
: シーケンシャルライト 130MB/s(100MB/s)
IOPS : ランダム4KBリード 38,000(35,000)
: ランダム4KBライト 14,000(8,600)
消費電力 : 動作時150mW(150mW)
: 待機時100mW(75mW)
※括弧内は前作X25-M 120GBの値です。
前作のスペックと比べるとリードで1割ほどの向上、ライトではアクセス速度では3割ほどIOPSでは倍近い性能向上となっています。
ただ、待機時の消費電力が25mW程上がっているようですが、HDDと比べると、まだまだ低いので省電力性は変わらず高いです。
・ノートPC
今回の換装対象となるFMV LIFEBOOK E8290
OS:Windows Vista BusinessのダウングレードでWindows XP Professinal
メモリー:1GB
CPU:Celeron 900(2.2GHz)
チップセット:GM45 Express
液晶:15.4型WXGA(1280×800)非光沢タイプ
HDD:160GB
光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
USB2.0:背面×2、左側面×2
LAN:1000BASE-T
A4ワイドハイスペックと分類され、軽量・薄型&ワイド液晶搭載のハイスペックモデルと紹介されていますが、私の持っているモデルはその中でもローエンドのCeleronモデルです。それでもネットサーフィンがメインの奥様PCとして軽量・薄型の筐体を生かして、茶の間に台所と移動しながら使用しています。
換装開始
まず、ACアダプター等ケーブル類を取り外し、ひっくり返します。
写真上部が背面側となっています。ここの右上角がバッテリースペースとなっていてまずバッテリーから外します。
上部2箇所に爪があるので軽く押さえながら(写真では下側に)引っ張ると外れます。
次に左側の大部分を占めるカバーを取り外します。
左側中段にCPU冷却フィンへの埃の付着を軽減するダストカバーを取り外します。
ダストカバー上下の爪をつまむように持ち上げると外れます。
次に固定しているねじを外します。
赤い丸印の10本が該当のねじです。HDDのユーザー側での交換は余り考慮されていないのかちょっと大がかりになります。
ねじを全て外したら、バッテリースペースのところに手をかけ、上に持ち上げると簡単に外れます。
カバーを外すとHDDをはじめ、CPU、メモリー、冷却用フィンが出てきます。
HDDは中央上部、バッテリースペースの左隣に搭載されています。
HDDトレイを取り外すにはHDDトレイ上下1本づつ、写真の赤い丸印2箇所が該当ねじです。
ねじを取り外し、
HDDトレイを軽く持ちながらゆっくりと右方向(バッテリースペース側)にずらし、コネクターを傷めないように静かに取り外します。
コネクタが外れたら上に持ち上げ取り外し完了です。
トレイからHDDを取り出します。
HDDの長手側両側面にトレイとの接続ねじが2本ずつあります。
写真の赤い丸印2本ずつ両側面です。
ねじを取り外しHDDをひっくり返すとWD社製160GBのWD1600BEVSでした。
SSDと並べて見ましたがほぼ同じ大きさです。
厚さは最厚部ではほぼ同じ、外周部はIntel SSDがスペーサーで盛り上がっているのに対しWD HDDはへこんでいるので多少違いますが気にしなくて良い範囲だと思います。
次からはSSDの取付になります。
先ほど外したトレイですが、ぱっと見上下対象に見えますが、微妙に長さが違います。
SSDのコネクタがトレイのCN SIDEと書かれた方に、ラベルの貼ってある面をトレイ側に来るように載せ、両側面のねじを取り付けます。トレイをひっくりがした場合は上側にラベルが無く平らな面が来るように置きます。
また、HDDとの厚さ比較をした時の微妙な差によってねじ穴が少しずれているので、ちょっと強めに押しつけ、ねじ穴と合うようにしながらねじを取り付けます。
左右併せて4箇所均等にねじを締め付け固定します。
トレイをCN SIDEの文字が見え、本体のコネクタ側に来るようにHDDスペースに載せます。
そこからコネクターを壊さないように静かに押しつけます(写真では左方向)。
トレイのねじ穴と本体のねじ穴が揃うところまで押し込みます。(写真の赤丸印のところ)
しっかり押し込んだら、写真の赤丸印、上下2箇所をねじで固定します。
次に背面カバーを取り付けます。
背面カバーの左側中央付近に小さな爪があるので(写真の赤丸印)
爪をヒートシンク上側辺りに先に引っかけてから静かに置くときれいに閉まります。
取り外したねじ10箇所を元に戻します。
ダストカバーも戻します。
最後にバッテリーを戻して換装完了です。
OSのリカバリー
既存環境へのリカバリーもインテル® Data Migration Software等のソフトを使えば簡単に出来るようになっていますが、ここは心機一転、クリーンインストールを行い不要なドライバー等のない一番軽い状態にしSSD換装効果を高めたいと思います。
もともと処理能力も低くメモリも1GBしかないのでVistaではなくXPをリカバリーします。
E8290はVistaのダウングレードモデルでXPを入れているのでHDDのリカバリー領域にはVistaしか入ってないためDISKからのリカバリーとなります。
PCの電源を入れると画面にFUJITSUのロゴが表示されている間にEnterキーを押すと、ポップアップメニューが表示されるので、「トラブル解決ナビ」を選択し、Enterキーを押します。
「システム回復オプション」とタイトルのあるウンドウが開くので、その中のキーボードレイアウトが日本語になっているのを確認したら「次へ」をクリックします。
次に回復ツールを選択してくださいとでるので「トラブル解決ナビ」をクリックします。
「トラブル解決ナビ」が起動したら、「リカバリ」タブを選択し、その中からリカバリをクリックします。
次にリカバリ元の選択を聞いてきますので今回はXPへのリカバリなのでリカバリデータディスクを選択します。あとはリカバリデータディスクをセットし「実行」をクリックするとリカバリが開始されます。
リカバリが終了するとメッセージがでるので、ディスクを取り出して「完了」をクリックすると自動で電源が切れますので10秒ほど間をあけ再度電源を入れます。その後初期セットアップを行えばリカバリー狩猟です。
まとめ
前回のDELL XPS m1710への換装の時も感じましたが、まるで新品に買い換えたかのように体感速度が変わります。起動時間の短縮、ソフトウェアの起動時間の短縮、ネットサーフィンをしていてもさくさくと動いてくれます。
予算の問題さへ解決できれば全PCにSSDを入れたいと思ってします。
それくらい快適になるので皆さんも是非換装してみてください。
リーダーさん
2011/05/14
うちのVistaノートちゃんはHDDが足を引っ張ってるので
SSDに変えたら体感速度上がりそうですね~~
早く換装させたいですw
Addlerさん
2011/05/16
体感速度相当変わると思いますよ^^
熱いレビュー期待してます。
リンさん
2012/02/19
もしまだでしたらお奨めします~。