前回のX-25Mはほとんど活用出来ないでおわってしまいました。
今回のレビューでは、手持ちの中で2.5インチシリアルATAを使っている親のPCでもある富士通の「FMV-BIBLO NF/B70」(交換するPCのスペックはこちらです → FMV-BIBLO NF/B70)のHDDを換装することに。
精密な可動部分がないこともあり、かなり簡素な梱包で送られてきたSSDを開封します。
X-25MではデスクトップPC取付用にシャーシやS-ATAケーブルなどが同梱されていましたが、今回は単純にSSD本体のみです。X-25Mと外観を比較してみるとIntelロゴが黒色になっているのと型番・容量が表記された程度の違いです。
まずはデスクトップPCでのベンチマークテストです。
上記の構成で接続してテストしました。その結果がこちら。
次にデータ移行ですが、これについてはインテルのオフィシャルサイトで提供している無料のデータ移行ツール「インテル® Data Migration Software」を利用して移行することにします。
インストールを行い、USBでSSD320を接続し移行開始。
しかし、PC再起動後のデータコピープロセスでUSB接続したSSD320が認識されず、ディスクが見当たらないとなってしまい、移行に失敗してしまいます。
どうもPC起動時にUSBへの給電が途切れる、USB接続したSSDが認識できなくるなるのが原因のようです。
ということでデータコピープロセスが走る直前にUSBケーブルを抜き差しして給電を復活させる、という荒業を実施することでSSDを認識させたところ、無事に移行は完了しました。
移行が終わったので今度はHDDからSSDへの換装です。
しかし、FMV-BIBLO NF/B70のマニュアルにはHDDの取り外し方法はおろか取り付け場所も記載箇所が見つけられませんでした。ただ、現物を見てみるといかにもHDDが取り付けられていそうな場所が見つかりました。ネジ止めされた部分を外し、カバーをスライドさせるとHDDを固定するシャーシが見えました。
手前部分にある2箇所のネジ止めされた部分を外し、手前にずらすことでHDDが取り出せます。BIBLO内蔵のHDDはHITACHIのHTS543225L9A300で容量は250GBです。シャーシからHDDを外し、SSDに交換、SSDをBIBLOに取り付けて起動してみると、無事にOS(WindowsVista)が起動しました。それにしても起動が早いのはSSDの威力はスゴイです。もともと余計な物をインストールしていないPCなのでHDDでもそれなりに起動は早いのですが、さらに早まった気がします。ひと通りの操作を行ってみて問題ないことは確認できたのでベンチマークを取ってみます。
シーケンシャルの読み書きが4倍強、小容量のデータの読み書きも大幅なパフォーマンスアップとなっています。ただWindowsエクスペリエンスでのプライマリーハードディスクは5.9となっており、このあたりのスコアが上がらない原因はわかりませんでした。
このPC、通常はほぼスタンバイ状態になっているのですが、今回換装してみるとスタンバイからの復帰がかなり早くなったと感じました。また、何回か再起動を行ってみましたがWindowsVista特有のもっさりとした起動も早くなり効果は絶大だな、と感じております。
最後になりますが、今回のレビューに際し、SSDを提供いただいたIntel株式会社並びに、レビューの機会を与えていただいたzigsow事務局の方には心より感謝致します。
リンさん
2012/02/19
もしまだでしたらお奨めします~。