レビューメディア「ジグソー」

未知の世界!「SSD 600GB」レビュー初心者編( 6/2追記)

実はこのレビューを書くのは4回目。
1度目はアップロードに失敗して藻屑となりました・・・・・・(涙
どうも画像を入れると高負荷で落ちるようです。(テキストのみの時は大丈夫でした)


今回、zigsow様よりSSDのレビュアーに選出されました!とメッセージが!
なんとびっくり600GBです。
しかもターゲットマシンはLenovoのG570。
今回のターゲットG570

ざっとスペックを書くと第2世代i5プロセッサ(俗に言うSandyBridge)の2.3GHz。
デフォルトで4GBメモリと600GBのHDDを積んでます。
ヨドバシカメラ価格で69800円でした。
こんな値段でこのスペックのPCが購入できるなんていいご時勢になりましたね。

あれ?・・・えっ?元のHDDとSSDの容量が同じですよ・・・? え?もしかして600GBってすごい?
ふむふむ。・・・はあっ?本体の値段よりSSDの方が高いの??? え?ええーー!!?
そりゃすごい!!というかここで書くまでちっとも気がつきませんでした。(反省

さて、それじゃあ早速分解・・・と思ったのですが~
実は既に業務用として使っているG570なので、会社が休みの日にこっそりやろうということに。

今回の第一目標は

「分解してSSDに乗せ替える手順」
「元のHDDからSSDに中身を移行する手順」

ここまでをレポートしたいと思います。

今回こそホントにアップできるんだろうな。


午前3時。
アップできたのでレポートを追加しますよ。
今回のLenovoG570。分解する前に重要事項が一つ。

「分解する前には、バッテリーを取り外して、体の静電気を放出しておく!」
これはPCパーツはもとより、電子機器を触る時には非常に大事なことです。
冬場だけでなく夏でも行うように心がけたい。

最近のLenovoノートPCにはHDDやメモリ交換をしやすいように、アクセスしたい部品の裏ブタのネジ穴付近にマークで刻印がしてある。一昔前のノートでは考えられないことで、コレは便利。
今回はHDD交換なので、画像に有る黄色で矢印をした5箇所のネジを外すだけでHDDを交換できる、というわけだ。
中央にメモリ、HDD等の刻印がある
中央にメモリ、HDD等の刻印がある

外すネジは5箇所(黄色の矢印の先)
外すネジは5箇所(黄色の矢印の先)


このネジ、実は裏側をリングで固定してあるので、蓋から取れることが無い。この気遣いはありがたい。
案外ネジってなくしやすいんですよ。
ドライバーでネジを回す(外す)際に無理やり外さないこと。抵抗が無く(空回りするように)なったら、はずれている証拠。

5つのネジを外したら中身を見てみることに。
裏ブタを開けた。HDDもメモリも丸見え状態。簡単簡単。
裏ブタを開けた。HDDもメモリも丸見え状態。簡単簡単。


画面中央にある銀色のHDDの固定枠がみえる。
この枠を固定している2箇所のネジを外し、手前に引くとHDD枠ごと外すことができる。
HDDを固定しているネジ(赤丸部分)を外し、手前に引くとHDDが取れる
HDDを固定しているネジ(赤丸部分)を外し、手前に引くとHDDが取れる


HDD枠は側面を4つのネジで固定しているだけなので、4本ネジを外し、HDDを引き出すことで、HD本体を取り外せる。
HDD枠側面のネジを4つ外してHDDを引き抜けば分解完了。
HDD枠側面のネジを4つ外してHDDを引き抜けば分解完了。


じつは、ここで初めてSSDを開けてみた。(笑)
SSDを開封してみた。
SSDを開封してみた。


さあ、あとは送ってもらったSSDをHDD固定枠にはめ込んで・・・
SSDをHDD枠にはめ込む
SSDをHDD枠にはめ込む


元に戻して・・・
SSDを本体に装填
SSDを本体に装填


裏ブタを閉めたら完成!!
スゲェ簡単。

一応蓋を閉めたら、電源を入れてみて、BIOSがSSDを認識しているかを確認する。
BIOS画面でSSD認識されてればOK!
BIOS画面でSSD認識されてればOK!


ここでBIOS上で認識されていなかった場合はHDDのはめ込みが足らない(押し込みきれていない)可能性があるのでしっかりと差し込む。

BIOSで認識されていれば、今度は元のHDDからSSDへの内容移行作業に入るのだが・・・・・・。
とりあえず、今日はここまで!

キチンとアップされるかしら・・・・・・(汗


5月31日午前10時

前回の続き。
LenovoG570にSSD(600GB)を入れてみて、BIOSまで確認できたG570。
さあ次はメインの内容移行作業だ!


BIOSで認識されたので、次は前に入れていたHDDからSSDへの内容を移行する準備をば。
PCを自作するなら様々な規格のHDDをデータ転送するためのケーブルを1本くらい用意しておいた方がいい、ということで「GROOVY SATA,IDE>USB2.0」(UD-500SA)という変換ケーブルを用意した。
SATA,IDE>USB2.0変換ケーブル
SATA,IDE>USB2.0変換ケーブル


コレのいいところはSATAだけでなく、IDEの3.5インチと2.5インチも接続(排他接続)できること。昔のデスクトップPCやノートPCからもダイレクトでデータ転送できるので非常に重宝している。
変換ケーブルをHDDにつなげる。
変換ケーブルをHDDにつなげる。

HDDを本体にUSB2.0外付け接続してみた
HDDを本体にUSB2.0外付け接続してみた


さて、このケーブルにG570から取り外したHDDをつなぎ、本体に電源を入れる・・・のだが、
このままだとSSDにはOSも何も入っていないので、起動するわけも無い。


と、いうことで今回は市販ソフトを利用してHDDをSSDにフルコピーしたいと思う。

バックアップソフトは各社様々、安いものから高価なものまであるが、今回は手元にあった「HD革命/コピードライブプロフェッショナル Ver3」(アーク情報システム)売価6000円(当時)を用いることにした。
★現在HD革命コピードライブはVer4なので一つ前の世代になるが、基本的な機能は変わっていない事を記載しておく。
HD革命CopyDrive Ver4のサイト


HD革命/CopyDrive Ver3(アーク情報システム)
HD革命/CopyDrive Ver3(アーク情報システム)



HD革命コピードライブの特徴は、HDDの丸ごとコピー(フルバックアップ)はもちろんのこと、OSの入っていないPCでも起動可能なCDドライブがあれば、CD-ROMからコピードライブのソフトが自動起動できることにある。
WindowsPEが起動するのでソフトもマウスコントロールオンリーで、Windowsアプリケーションそのままなので、初心者でもすぐに使える点が非常にポイントが高い。
そして、サイズの違うHDD間でもコピーが出来たり、Windowsにインストールして使えば更に高機能が利用できるので初心者からそこそこのレベルのユーザーまで使い勝手よく使えるので1本用意しておくといいと思うソフトの1つだ。

それでは、このCD-ROMをG570のドライブに入れて、HD革命コピードライブを起動すると次のような画面になる。
起動選択画面
起動選択画面


特にインストールするドライバは無いので「HD革命Copydriveの起動」を選ぶ。
すると次にメイン画面が表示される。
メイン画面元ドライブ選択
メイン画面元ドライブ選択


ウィンドウの左側に、「コピー元ドライブ」として現在認識されているHDDやSSDが表示されている。
ドライブ名(ハードディスク0、1)と表記され、基本的に内蔵ドライブが「0」外付けが「1~」になる。
普通だと新規に入れたドライブは大容量になると思うので、容量から判断すると言う手もあるが、今回はHDDからSSDになるのだが、容量が同じ600GBなので、全体容量から判断できない。
そこで、その下の「使用領域」で判断することにする。新規に入れたSSDは何も入っていないので使用領域は「0」だ。ということは使用領域の多くあるほうが「コピー元のHDD」と判る。
そこで「ハードディスク1」にチェックマークを入れる。
コピー元ドライブ選択エリアのアップ画面
コピー元ドライブ選択エリアのアップ画面


チェックを入れると同時に右側の空欄だったところに、選択しなかったドライブが自動表示されるので、コピー先ドライブ「ハードディスク0」にチェックマークを入れ、真ん中の「スタート」アイコンが水色になったら、ここをクリックしてコピースタート!!
メイン画面、コピー先ドライブ選択
メイン画面、コピー先ドライブ選択


次に「コピー内容の確認」という画面になり、コピー元、コピー先のドライブ状態が表示されるので、「次へ」をクリックする。
「コピー内容の確認」の画面
「コピー内容の確認」の画面

チェックディスク選択画面
チェックディスク選択画面


すると、コピー前にチェックディスクをするかどうかを聞いてくるので、ここはユーザーの自由に選択するといい。長時間使ったHDDからコピーする場合は一応両方にチェックマークを入れておいたほうが無難だろう。
大容量HDDをチェックディスクをするとかなり時間が掛かるので、ここで小休止しよう。
(筆者は3時間くらいかかった)

チェックディスクが終了すると、ディスクをコピー開始する画面になるので、「開始」をクリックし、ここでやっとコピー開始となる。
ここまでが長かった~
「コピー開始画面」
「コピー開始画面」

コピー中の画面。各ドライブのコピー状況がわかる。
コピー中の画面。各ドライブのコピー状況がわかる。


全てのドライブのコピーが終わると、再起動画面が促されるので、再起動をする。
「再起動」を促す画面。ここで再起動をするのだが、再起動時、電源が切れたら外付けHDDを外しておく。
「再起動」を促す画面。ここで再起動をするのだが、再起動時、電源が切れたら外付けHDDを外しておく。



これで起動しなかったらどうしよう…と冷や汗をかきながら起動画面を眺める。

SSD搭載初回起動のチェックディスク。この画面はいつ見ても冷や汗モノ。
SSD搭載初回起動のチェックディスク。この画面はいつ見ても冷や汗モノ。


・・・
・・・・・・あれ?ブラックアウト?HDDチェックディスクが起動??? 壊れた!?
HDDをSSDに交換したので最初のシステム起動でどうやらチェックディスクをかけるようです。

チェックディスクが無事終了すると見慣れた起動画面が出た。

「早ッッ!!!!!」

明らかにHDDの時より起動が早い!!
たくさんソフトを入れているわけではないのだが、体感で早くなっていることは確実。

SSDを入れてはじめてWindowsを起動するとドライバが自動インストールされる。
Windows7上でSSDのドライバが自動認識された!
Windows7上でSSDのドライバが自動認識された!


最初チェックディスク画面でちょっと焦ったが、特に問題なく起動して普段どおりのWindows7のデスクトップが立ち上がった。
普段使っているCADソフトやワードなども普通に立ち上がり利用できたので、全く問題なし!!

これで第一目標はクリアーできた。
よっしゃー!

次はHDDからSSDに変えて体感できたことを色々計測してみようと思います。
(続く~)


■■6/2追記■■

SSDに変えてから、確かに体感速度が上がった。特に起動やシャットダウンには顕著に感じられる。
それではどれくらい上がったのか?実際に測定してみた。
仕事中だけどね(^^;

まずはHDDでの起動速度を……って、あーッ!?
HDDでの起動時間諸々を計測しておくのを忘れた……。

ということで再度分解してHDDに付け替えて計測をしてみた。

★起動時間は「電源スイッチを入れてから、マウスカーソルが矢印のみになるまで」をiPhoneのストップウォッチで計測した。

HDDでのWindows起動時間を計測
HDDでのWindows起動時間を計測

まあ、こんなものでしょうか。
ソフトは購入してからCADソフトとMSofficeしか入れてないので、ほぼ購入時と同じ状態と考えてもらっていいかと思うのですが、やはり待たされる感じもあります。
数回計測したが、大体45~50秒を推移した。

そうそう。調べ忘れないようにWindowsエクスペリエンスインデックスと、せっかくzigsow様からの依頼なので、CrystalDiskMark Nano Pico Editionで計測しておかないと…。

それと、私のような初心者はやりがちなのですが、Windowsエクスペリエンスインデックスは、表示しただけでは前回に搭載されているハードの計測値が残っているので、再計測しなければならないので注意します。
HDDでのG570を計測をしてみた。

Windwosエクスペリエンスインデックスで購入時に搭載されているHDDを計測
Windwosエクスペリエンスインデックスで購入時に搭載されているHDDを計測

HDDの数値は5.9でした。その他メーカーのHDDを比較をしていないので詳細はわかりかねますが、メーカー出荷時のHDDですから、この数値を基準とします。

次にCrystalDiskMarkでの計測。
CrystalDiskMark NP Editionで初期搭載HDDを計測
CrystalDiskMark NP Editionで初期搭載HDDを計測

んー。こんなものなのでしょうか?他計測値を見ていないのでなんともいえません・・・。
メーカー出荷時に搭載されているHDDですから、やはりコレを基準値としてみます。


さて、もう一度シャットダウンして、SSDに載せ換えて再起動します。
(この時起動時間を計測し忘れたのは秘密…)

電源を入れて、SSDでの起動時間を計測します。
SSDでのWindows起動までの時間を計測
SSDでのWindows起動までの時間を計測


30秒!!!?

 なにこれ??これは確かに早いっ!!!!
何度か計測してみましたが、コレが一番遅くて、早いと25秒台ということもあり、実質起動時間は半分近くになった。
コレは体感速度を感じるわけだ・・・・・・。

ではWindowsエクスペリエンスインデックスを計測してみる。
SSDでのWindowsエクスペリエンスインデックス
SSDでのWindowsエクスペリエンスインデックス


計測された数値を見て目を疑う。

・・・7.7!?

Windowsエクスペリエンスインデックスの最高数値は7.9。それにわずか0.2の差という高スコア!(あと0.2はどうしたら縮められるのかは謎ですが…)

いや、コレはすごい。
本当に性能アップに等しい。なにしろ搭載されている全パーツの中でトップスコアを叩き出している。
いやはや感動モノである。

それでは、と、CrystalDiskMarkの計測も気になるのでポチッと測ってみる。
CrystalDiskMark NPEditionでSSDで測ってみた。
CrystalDiskMark NPEditionでSSDで測ってみた。


バラバラでは比較できないので、画像を編集して並べてみる。
HDDとSSDを比較してみる。(左:HDD、右:SSD)
HDDとSSDを比較してみる。(左:HDD、右:SSD)


コレは確かに早い。数値が違いすぎる……。
倍どころでなく、書き込みは最低でも2倍~、読み込みにいたっては3倍以上。

驚くべきSSDの性能!!!

実際にアプリケーションで過去のCADのデータやサンプル形状のファイルを読み込む時、HDDではページを進める毎に一つ一つファイルを読み込むのに「まあこんな感じで読み込むのか」という感じだったのだが、SSDに換えてからは待たされることが無く、ページがパッと開かれるので、「おおっ!?」っという感じだ。
これは複数ファイルを読み込む時にもはっきりと感じられる。

実際のところ、世間ではHDDからSSDに載せ換える人が多く、個人的にも「どうしようかな? でもなぁ・・・」と購入にまでは踏みとどまっていたのだ。
なぜなら、SSDの価格帯が安くなってきたとはいえ、HDDのコストから考えればまだ高価な上に

「そんなに恩恵をあやかれるのだろうか??」
という疑念もあったのだ。

ところが、今回のレビューを請けてみてその疑念は一気に晴れた。

「使ってみなければ判らない」
とは、まさにこの事だ。

起動時の時間が気になる、たくさんのファイルを扱うなど、HDDのアクセス速度が気になるのであれば、SSDに変えるべきだろう。
きっと、そのコストに見合った感動と作業効率は得られるはずである。


さて、次は消費電力でも調べてみようかしら・・・

(まだ続きます)

24人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (5)

  • kenさん

    2011/05/30

    レビューの続き、楽しみにしています。

    頑張ってください。
  • KEI_8774さん

    2011/05/31

    >kenさん。
    はじめまして。ありがとうございます。
    続編をアップしました。
    ちょっと読みづらい箇所もあったりするので、また幾分か修正しつつ練りたいと思います。
    よろしくおねがいします。
  • kenさん

    2011/06/03

    レビューお疲れ様です。

    私もそうでしたが、ベンチマークの結果以上に快適になりますよね。

    私は消費電力は計っていないので、レビューされるのを期待しています。

    ※お節介かもしれませんが、MS Windowsなら、「Alt」+「PrintScreen」でアクティブなウィンドウのキャプチャ画像が取れますよ。
    クリップボードに入るので、その後ペイントなどで画像ファイルにすれば楽だと思います。
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