レビューメディア「ジグソー」

SSDを体感すればHDDには戻れません

今回,レビューの機会を与えていただいた関係各位の皆様に感謝いたします.
また,レビュー掲載遅延に関し,zigsow事務局のご理解ありがとうございました.

レビュー対象機種は,DELL Studio 1557 i7-720QM Windows7-Pro(64) です.
搭載HDDは,WD5000BEVTで,500GB,5400rpm,8MBです.




交換に必要なもの
①+ドライバー(精密ドライバーでなくても,小さめのものでOK)
②SATA-eSATA変換ケーブル または USB接続外付けHDDケース(2.5インチSATA用)
 今回は,SATA-eSATA変換ケーブルを使用(速度的に有利で,ケースへ入れる手間が省けます)
③交換用SSD(レビュー対象)

まずは,送られてきたSSDです.
SSD外箱
SSD外箱

箱を開けるとこんな感じです.
箱の中
箱の中

緩衝材で守られています.
緩衝材
緩衝材

SSDの表面です(サイズをHDDに合わせていることがわかります).
SSD表
SSD表

裏面はこんな感じです.
SSD裏
SSD裏


HDDからSDDへの移行を行います.
DELLのPCは,リカバリーディスクが無く,HDD内にパーテーションが存在ます.
よって,手持ちの本家”Acronis True Image Home 2010”を使うことにしました.
ちなみに,Intelの”Data Migration Software”でも,全く同じです.

SSDとSATAケーブルを接続します.
SSD-SATA(1)
SSD-SATA(1)

ケーブルの文字がSSDの裏面(端子が見える面)になります.
SSD-SATA(2)
SSD-SATA(2)

しっかり差し込みます.
反対側のeSATAコネクタを,PCのeSATAに差し込みます.
自動的に,外付けドライブとして認識してくれます.

”Acronis True Image Home 2010”を起動します.
ツールとユーティリティー → ディスクユーティリティー → ディスクのクローン作成 と進みます.
90GB弱で,30分程度で作成できます.
今回,HDD500GBをSSD300GBへのクローン作成でしたが,問題ありません.
OEMパーテーションもリカバリーパーテーションもそのままコピーされます.
SSDにクローン化した,ディスクドライブの状態です.
パーティション
パーティション


それでは,交換作業に入ります.
Studioシリーズは,比較的簡単にHDD交換やメモリー交換が出来ます.
ただし,静電気には注意してください.

PCをシャットダウンし,電源を外します.
PCを裏返します.
写真は,通常の使用時と上下が逆転(バッテリーが手前)していますが,作業しやすい方で構いません.
バッテリーを外します.
赤枠のロックを矢印方向にスライドさせ,バッテリーを手前(黄色矢印)に引っ張って外します.
1557裏面(1)
1557裏面(1)

バッテリーが外れた状態です.
安全のため,ノートPCは,必ず外してください.
1557裏面(2)
1557裏面(2)


赤丸で示したねじ3本を,+ドライバーで緩めます.
ねじは,カバーに付いたままで,外れません.
1557裏面(3)
1557裏面(3)

赤丸で示した部分に,カバーの爪があります.
初めてカバーを外す場合は,かなり力が必要です.
ねじ側から,思い切って上に持ち上げてください.
外れない場合には,2枚下のカバー裏面の写真も参考にしてください.
1557裏面(4)
1557裏面(4)

外したカバーの裏側です.
爪の位置がわかります.赤丸部分の3カ所が爪の位置です.
青四角の3カ所がねじの位置です.
カバー裏面
カバー裏面


HDDを外します.
赤枠の部分が,HDDです.
HDD(1)
HDD(1)

赤丸4カ所のねじを+ドライバーで外してください.
HDD(2)
HDD(2)

4本のねじを外したら,矢印の方向へ引っ張り,コネクタから外します.
HDD(3)
HDD(3)

HDDを取り出します.
このとき,コネクタや基板部分に触らないようにしてください.
HDD(4)
HDD(4)

取り出したHDDです.
まだ,ホルダーに固定されています.
HDD(5)
HDD(5)

側面にある4本(片側2本,反対側に2本)のねじを外し,ホルダーとHDDを分けます.
HDD(6)
HDD(6)

ホルダーとHDDのコネクタ位置を憶えておいてください.
HDD(7)
HDD(7)


外したホルダにSSDを取り付けます.
側面のねじ4本で固定してください.
SSD(1)
SSD(1)

SSDを戻します.
コネクタの位置を合わせてください.
そのまま,コネクタ側(矢印方向へ)へ押し込んで下さい.
SSD(2)
SSD(2)

コネクタの奥まで差し込まれていることを確認してください.
赤丸4カ所のねじを固定してください.
SSD(3)
SSD(3)

カバーを元に戻します.
爪の位置が少し盛り上がりますので,押し込んでください.
その後,赤丸3カ所のねじを締めてください.
1557裏面(5)
1557裏面(5)

バッテリーを戻せば,換装終了です.
1557裏面(6)
1557裏面(6)

交換作業自体は,10分くらいです.

ACアダプタを接続し,期待を込めて.電源を投入.
驚くほど,起動が速いことが体感できます.
が,HDDからSSDに変更になったので,Windowsから再起動のメッセージが出ます.
reboot
reboot


再起動させれば,完成です.

それでは,どれくらいの差があるのか,測定してみたいと思います.
起動時間(ログイン後,DELL Dockが表示されるまで)
 HDD:80秒  SSD:33秒
シャットダウン時間
 HDD:21秒  SSD:12秒
速いです.HDDの休止モードからの起動時間くらいで,SSDは新規起動可能です.
終了もHDDの休止モード時間で,完全シャットダウン出来ます.

ベンチマークとWindowsエクスペリエンスインデックスの結果です.
まず,HDD.
HDD_CDM
HDD_CDM

HDD_WEI
HDD_WEI

次に,SSD.
SSD_CDM
SSD_CDM

SSD_WEI
SSD_WEI

ほぼ,公開されている結果と同じです.

WDのHDDは,比較的静かなので,動作中も耳を近づけなければ動作音はわからないのですが,
発熱はします.丁度,左手の下に位置しているため,少し暖かさを感じます.
しかし,SSDは当然無音です.それに発熱をほとんど感じません.
速度面だけでなく,操作面でも快適性がアップしました.
夏に向けて心強いです.

しばらく使ってみて,また感想をアップしたいと思います.

[6/12追記]
カバーを外すところがわかりにくいので,写真とコメントを修正しました.
左手パームレスト直下にSSDがあるのですが,HDDほど熱くならないので快適です.
SSDも熱を持ちますので,右手パームレストほどではありませんが,気にならない程度です.
それから,冷却ファンもあまり回らないような気がします.

コメント (12)

  • harmankardonさん

    2011/06/11

    追記です.

    今回使用した,SATA-eSATA変換ケーブルを持ち物登録しました.
    使用頻度が低いので,もちもの登録を忘れていました.

  • kenさん

    2011/06/12

    レビュー、お疲れ様でした。

    最初コメント書いたときは、弾かれましたが、今回は書き込めるようになっていますね。

    分かりやすく、纏まったレビューで、良かったです。

    このPCは、HDDへのアクセスが、比較的簡単で、
    SSDの交換後の効果は、しっかり出ていますね。

    SSDに換装すると、本当にどのPCでも効果がありますよね。
  • harmankardonさん

    2011/06/12

    ken様,コメントありがとうございます.

    特に設定を変更したつもりは無きのですが,書き込めるようになって安心しました.

    HDDとメモリへのアクセスが比較的簡単で,カバーを外すことにコツがいるだけです.

    大容量のSSDは,本当に助かります.
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