レビューメディア「ジグソー」

僕と契約して快適PCになってよ!

この度はIntel SSD 320 Series(Postville-Refresh) 2.5inch MLC 9.5mm 300GBのレビューアーに選出頂きありがとうございます。

今回は、zigsowさま、Intelさまの御好意により、最新のIntel SSD 320 Series 300GBをレビューする機会を頂き、ありがとうございました。

zigsowに入会して、初のプレミアムレビューとなります。
画像を多用している為、多少読みにくいかもしれませんが、最後まで読んで頂ければ幸いです。



「Acer AOA150-Bw1」に「Intel SSD 320」300GBを組み込むレビューを依頼されました。


このネットブックを、Intel SSD 320 Seriesを換装して快適PCに変身させます!
AOA150-Bw1はネットブック初期の製品で、CPUもシングルコアATOMで非力です。
メモリーも標準で1GB と少なく、私は1.5GBに増設していますが、メモリー不足は否めません。
これ以上のメモリー増設は無理な為、今回のSSD交換には期待しています。

さて、HDDデータの移行ですが、ネットブックですのでリカバリCD等は無く、HDDデータのクローンが必要となります。

intel製SSDの場合、「Intel® Data Migration Software」という便利なソフトが使えます。
これは、2.5"の外付けケース等にSSDを入れて、直接データ移行(クローン)するソフトで、intel製SSDなら無料で使えます。
今回、ほとんどのレビューアーさんが「Intel® Data Migration Software」を使われているので、別のフリーソフトでチャレンジしてみたいと思います。

私が使うソフトは、paragon(パラゴン)というメーカーの『Backup & Recovery 2011 (Advanced) Free』という、フリーソフトです。
今のところ、日本語化パッチ等は無いので、英語表記になります。


◆USB接続の外付けHDD ※データのバックアップに使います
※初期のFAT32フォーマットでは、1つのファイルサイズが4GB以上のファイルは記録出来ないので、事前にNTFSでフォーマットしておく必要があります。


◆USBメモリー ※最近のモノが良いです。古いタイプはブート用に使えません


Ready Boost対応製品ならOKだと思います!
◆paragon-software Backup & Recovery 2011 (Advanced) Free
paragon-software
◆テレフォンカード等のプリペイドカードがあると便利
◆精密ドライバー等


◆アースバンド等




paragon-softwareよりダウンロードした
paragon-software Backup & Recovery 2011 (Advanced) Freeをインストールします。

Next をクリックします

I accept the terms in the license agreement を選択し、Nextをクリックします
(私は、ライセンス契約において条件を受け入れます)
※条件については、確認願います

Get Free Serial をクリックします
クリックすると、paragonのサイトに飛びます

フリーソフトなのですが、ユーザー登録が必要なようです
入力完了後、登録したメールに『ProductKey』と『SerialNumder』が届きます

先程、登録したメールに届いた『ProductKey』と『SerialNumder』を入力(コピー&ペースト)します

PCに登録している、ユーザー名が自動で入力されます
Nextをクリックします

Nextをクリックすると、インストールに進みますので、インストール先を変更する場合は、右上のChangeをクリックしてください

Installをクリックで、インストールが始まります

この画面が出たら、インストールが完了です

インストール後に再起動が必要となります
このまま再起動して良ければ、Yesをクリックして下さい

インストールした paragon-software Backup & Recovery 2011 (Advanced) Free でUSB接続の外付けHDDにバックアップします。
データ部分のみのバックアップですので、HDDの空き容量は事前に確認してください。


デスクトップにparagon-software Backup & Recovery 2011 (Advanced) Freeのアイコンが出来ますので、ダブルクリックして下さい

先に、バックアップの設定を行います
Back Upをクリックして下さい

今回は、リカバリ領域も含めたCドライブ全体をバックアップするので、全てにチェックをいれます
チェック後、Nextをクリックします

今回は、外付けHDDにバックアップするので、save data to local/network drivesを選択します
(ローカル/ネットワーク・ドライブにデータをセーブ)
必要に応じて、他のバックアップ先を選択して下さい

日本語表記には対応していないので、日本語は文字化けします
ファイル名は標準(英数字)のままの使用が望ましいと思います
問題無ければ、Nextをクリックします

すぐにバックアップするので、Back up nowのままでOKです
Nextをクリックします

元データ容量や、実容量等が表示されています
必要でしたら、メモるなりして下さい
問題が無ければNextをクリックして下さい

これで、バックアップの設定が完了しました
Finishをクリックして下さい

先ほど、バックアップの設定条件でバックアップをします
Applyをクリックで、バックアップがスタートします。

約11GBで30分ほど、掛かりました
※環境により前後します

※バックアップされるのは、HDD丸ごとではなく使用データのみです
11GBのデータをバックアップすると、13.5GB必要でした
バックアップするデータより多少大目の空き容量が必要になります


続いて、ブート用USBメモリーを作成します
中身が消えますので、大切なデータは事前にバックアップしておいてください

Recovery Media builderをクリックします

これから、ブート用USBメモリーを作成します
Nextをクリックします

USBメモリー以外に、CDやDVDでブートディスクを作成出来ますが、AOA150-Bw1にはDVDドライブを搭載していないので、Flash Memoryを選択しNextをクリックします

Typicalを選択し、Nextをクリックします
(典型的)

※今回の画面には、117MBと表示していますが、128MBのUSBメモリーで作成した時の画像です
※実際には、128MBのUSBメモリーでは起動できませんでした
作成するUSBメモリーを選択し、Nextをクリックします

”As a result of this operation ALL DATA on the flash memory media will be ERASED(この作業の結果、フラッシュメモリーの全データが削除されます)”と表示されますが、気にせずOKをクリックします

ブートデータを作成中です

ブート用USBメモリーの作成が完了しました
Finishをクリックして下さい

出来上がる容量は63MB程度ですが、古いUSBメモリーはアクセス速度が遅いので、使えません。
※128MBのUSBメモリーで作成したら、起動出来ませんでした。


ここから、本題のAOA150-Bw1の分解に入ります。
ここで精密ドライバー、テレフォンカード、アースバンドを使います。

★精密機器は静電気に弱いので、体の静電気を放電してから作業に取り掛かってください。
★アースバンドや静電手袋等の、静電対策を行ってください。
★基本的に、分解は自己責任となり、メーカー保証を受けれない場合がありますので、注意してください。


電源を切り、バッテリーを外します

赤丸のネジを取り外します
ゴム足の下にも隠しネジがあるので、取り外します

キーボードを固定しているツメをマイナスドライバー等で押し込みます
左右はツメで引っかかっています
フレキケーブルを切らないように、奥側から持ち上げます

コネクタを外し、フラットケーブルを外します

赤丸のネジを取り外します
一箇所だけ、銀ネジを使っているので注意してください
また、タッチパッドのケーブルも外します

パネルの隙間にテレフォンカードを挿し込み、ツメを外して行きます

赤丸のネジを外します。
液晶モニターのケーブルを取り外します
※両面テープで固定されているので注意してください
中央のコネクタも外します

引っくり返します

HDDを固定しているネジを取り外します

左右計4個のネジを取り外します

SSDにカバーを付け替えます
4個のネジは軽く固定する程度に留めておきます

基盤にSSDを固定します
先ほど軽く固定したネジを完全に閉めます
※カバーが多少前後するので、先に固定してしまうと基盤に固定するネジ穴がズレる場合があります


分解の逆の手順で、組み立てて行きます
ケーブルや基盤を破損しないように、丁寧に作業してください


新品のSSDの中身は空っぽの為、POST画面までしか起動出来ません
そこで、最初に作成したブータブルUSBメモリーで起動させます

AOA150-Bw1にUSBメモリーを挿し込み、電源を入れます

F12 を押して、ブートする機器を選択します
※今回は、SSDにOSが入っていない為、勝手にUSBから起動しました・・・

他のモードでも構いませんが、今回はNormal Modeを選択します
キーボードのenterキー(エンターキー)を押してください

Normal Modeで起動した場合、マウスが使えます(他のモードは試していないので、判りません)
キーボード操作は出来ないので、マウスでParagon Backup and Recoveryをクリックします

SSDが緑色表示なっています
フォーマットが必要なようです

ここで、New sizeのカーソルを移動すると、Cドライブの容量が変更出来ます
300GBもあるので、Cドライブに100GB程度割り振って、残りをデータドライブにするのもアリですね
ただし、コピー元のHDDより容量が大きいSSDの場合は、CドライブのMaxはコピー元と同じ容量でパーテーションが切られるようです
今回は、そのまま行きますので、Okをクリックします

特に問題も無いので、Okをクリックします

緑色が青色に変わり、フォーマット完了です

Wizard ⇒ Restore Wizard を選択します

これからリストアの設定を始めますので、Nextをクリックしてください

外付けHDDに保存されてバックアップデータが表示されます
もし、別のデータがある場合は、Select Imageより選択してください
問題なければ、Nextをクリックしてください
※日本語名のファイル階層は文字化けします

バックアップデータが表示されています
特に問題無いので、Nextをクリックします

コピー先(今回はSSD300GB)が表示されます
問題無いので、Nextをクリックします

300GBに160GBのデータをコピーするので、残りの140GBは未使用領域になります
問題無いので、Nextをクリックします

ここまでで、リストアの設定(下準備)が完了です。

今からリストアを始めます
左下のApplyをクリックします

YES を押したら、リストアが始ります

今回は、データ量が少なかったので、20分程度でリストアが完了しました
Closeをクリックします

電源を切り、USBメモリーや外付けHDDを取り外します
これで、SSDへのデータ移動は完了です


それでは、HDDとSSDの性能比較を始めたいと思います。
まずは、定番の『CrystalDiskMark Nano Pico Edition』で比較してみました。

やはり初期のネットブックですので、Intel SSD 320 Seriesの半分以下の性能しか引き出せていませんが、それでもHDDのWrite/Readを2~4倍以上の性能が出ています。


次は、OSの起動時間比較です。
分かり易いように、動画にして見ました!



使える状態になるまで、HDDは71秒でしたが SSDでは55秒でした!
早いですね。

次は、IEの起動時間比較です。
私はAOA150-Bw1でネットサーフィンをしているのですが、IEの起動が遅くイライラしてました。
いつもHDDのアクセスランプが点滅しているので、SSDに交換すれば解消されるのでは?と思ってました。
こちらも、動画にして見ました!



HDDでのIE初回起動が、33.5秒(笑) 、SSDだと10.5秒になりました!
やはり、SSDが圧倒的に早いですねw

最後は、ウイルススキャン時間の比較です。
特に読み込み速度が速いSSDなら、ウイルススキャン速度も速くなるだろうと思い、比較してみました。
ウィルススキャン比較
ウィルススキャン比較

HDDが 48分35秒 の所、SSDなら 29分18秒 と、約40%程早く終わりました!


初期のネットブックということもあり、搭載メモリーの限界とCPUパワー不足にもありますが、HDDのアクセス待ちによるストレスが凄かったです。
ネットブック購入当初はそれほど、ストレスはなかったのですがねぇ。

このネットブックは、基本的にネットサーフィンに使用しており、ながらPCとして活用してました。
メインの作業がIEということもあり、動画でアップしていますが起動が遅いんですよね。
それも、表示し終わるまで結構な時間がかかってました。

Intel SSD 320 Seriesに交換した所、一瞬で起動とは行きませんが早くなりました!
SSDによる恩恵は、OS起動時にも貢献しており、デスクトップ表示後から操作可能になるまでの時間も短縮されています。
初期のネットブックで、この性能向上なら最新ノートPCなら、ノンストレスだと思います。

そして、今まで120GBの大容量で凄い!と思っていたのに、今や300GBですよ!
更に上の600GBまで用意されています。
HDDの場合、大容量が発売されると容量差以上の価格差が設定されるのが普通ですが、流石にSSDのトップメーカーのIntelは、適正な価格差設定ですね。
普段の活用なら、300~600GBもあれば十分です。
データはNASや、外付けHDDに入れれば済む訳ですし。
今なら、2TBのHDDが6000円程度(バルク品)で買える時代なのですから。

しかし、自分で購入するには300GBが47000円という価格設定は、なかなか手が出せる価格では無いという事です。
SSD全体の価格設定が、同じ状況なので技術革新によるコストダウンで、もう少し手の届きやすい価格帯になっ欲しいものです。
デスクトップPCなら80GB程度をOSドライブに設定し、データドライブはHDDで運用という事が可能ですが、1ドライブが普通のノートPCでは最低160GB程度は欲しい容量ですよね。
特にSSDは持ち運んで使う事が前提のノートPCには、相性が良いと思います。
衝撃や振動、ドライブの傾きも気にせず使えるというメリットは大きいです!
後は、手の出しやすい価格帯になってくれれば!と思います。

今回は、zigsowさま、Intelさまの御好意により、最新のIntel SSD 320 Series 300GBをレビューする機会を頂き、ありがとうございました。

コメント (38)

  • 愛生さん

    2011/05/16

    アクショー・ビアさん、コメントありがとうございます!

    >文章より前、ziQBow見た瞬間にcool押しちゃいました

    自信作なので、そう言って貰えると嬉しいですw
    当り障りの無いレベルでの、インスパイアしてますw
  • ナンチャンさん

    2011/05/16

    レビューお疲れ様でした!!

    ナイスなレビューでした(*^_^*)
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