この度はレビュアーに選出頂き有難うございます。
今回は「VAIO VGN-S73PB/B」に「Intel SSD 320」120GBを組み込む指令が下りました。
頂いたSSDは茶箱の物でしたので、付属品も最小限になっています。
ケーブルとマウンタが必要な方はリテール版を購入しましょう。
中にはいつものシールとマニュアルが入っています。
何故かマニュアルがクッションにくっついてしまってました。
実はこのVAIOはOCZ製SSDのVERTEX2 90GBに換装済みの状態だったりします。
今回は元のHDD 80GBとHDD 500GB、SSD 90GBとこのSSD 120GBで比較したいと思います。
X25Mと320の120GB。
1.クローンの作成
まずはIntelDataMigrationSoftware(IDMS)をインストールします。
途中でAcronisカスタマエクスペリエンスプログラム(ACEP)へ参加するか求められますが
任意で選んで下さい。
他は全て「Next」で最後まで行って問題ありません。
インストールが完了したら再起動します。
ここでこのままIDMSでクローンを作成しても良いのですが、
安全の為に起動用CDから行う事にします。
ちなみにこのVAIOはUSBメモリから起動出来ません。
まずデスクトップのアイコンからIDMSを起動します。
最初、ユーザー登録を求められますが登録は任意です。
起動したらブータブルレスキューメディアの作成を選択します。
ウィザードが起動するので、ブランクCDを入れてNextを押していけば
起動用のCDが出来上がります。
ここでUSB接続ケーブルを使ってSSD 120GBを接続して、
出来たCDをドライブに入れて再起動します。
CDから起動するとIDMSの画面になります。
START NOWからクローンを開始します。
今回は移行元と移行先の容量が違うので、容量の調整を行います。
左下のRunCloneWizardをクリックします。
Manualを選択します。
移行元のドライブを選択します。
移行先のドライブを選択します。
ここでもManualを選択します。
これが自動で振り分けられた容量マップです。
このままですとCドライブが若干大きすぎるので
Dドライブへ振り分けたいと思います。
Cドライブをクリックすると使用領域が表示されます。
右の薄い部分が空き領域になります。
Partition sizeに40を入力して、Cドライブを40GBに設定します。
右に未使用領域が出てきますので、Acceptをクリックして完了します。
次にDドライブを同様に開きます。
右の△を移動させて空き領域を一旦無くします。
Acceptをクリックして完了します。
容量マップの最後に未使用領域が集まりました。
これをDドライブに割り振ります。
再度Dドライブを開き、右の△を右端まで移動させます。
これで残りの領域がDドライブの空き領域になりました。
Acceptをクリックして完了します。
マップはこの様になりました。
残ってる2.4MBは無視ししてNextをクリックします。
最終的な移行予定です。
Proceedをクリックしてクローンを開始します。
このVAIOでは大体1時間弱くらい掛かりました。
クローンが完了したらウィンドウを閉じて終了します。
これでSSDの準備が整いました。
2.SSDの換装
まずバッテリを外し、背面10か所のネジを外します。
バッテリの場所にラッチが2か所あるので、
軽く爪で動かすとキーボードの固定が外れます。
キーボードを起こすとフラットケーブルが3か所あるので
中央のケーブルは茶色のロックを右に押し倒すと外す事が出来ます。
上下の青のケーブルはそのまま引き抜いて下さい。
左上に無線LANのケーブルと思われる物が2か所あるので
下方向に引き抜きます。
5か所のネジを外します。
上部カバーを外すと基盤とご対面となります。
HDDはフラットケーブルと3本のネジで固定されているので、
これを外します。
以前に換装したVERTEX2 90GBです。
マウンタを外します。
intel 120GBにマウンタとフラットケーブルを付け、
元の場所に装着します。
後はここまでと逆の順にケーブルとネジを止めていきます。
元に戻ったら電源を入れてみます。
無事WindowsXpが起動すれば作業完了です。
3.ドライブの比較
このPCに搭載されてきた歴代ドライブ達の比較です。
その1:元々入っていた80GBのHDD
その2:最初の換装で使っていた500GBのHDD
その3:Intel X25M 80GB
その4:OCZ VERTEX2 90GB (random)
その5:OCZ VERTEX2 90GB (0Fill)
その6:Intel 320 120GB
SATA1なのでX25Mや320は上限まで使えていませんが
VERTEX2よりは確実に速くなっています。
SSDのおかげでこのVAIOもまだ使用出来ています。
バッテリが完全死してるので処分も考えたノートですが
メモリ増設とSSD化でまだまだ使えます。
更に延命させるべく、バッテリの購入を決意しました。
Pentium-M系のPCはまだまだ現役で使えます。
規格の過渡期だった為、Pentium-MでもPATAの機種もありますが、
SATAであるならば、SSD化を推奨します。