一度ならず二度までもレビュアーに選んでいただきありがとうございました!
どうぞ最後までお付き合いよろしくお願いします。
そして、今回の換装対象のPCはこちらです。
富士通 FMV-BIBLO NF50W
<基本スペック>
インテル® Celeron® M プロセッサー 430 1.73GHz
Windows Vista™ Home Premium
DDR2 SDRAM PC2-4200 1G(512M x 2)
15.4型ワイド 1280×800ドット 1677万色
約120GB(Serial ATA/150、5400回転/分)
今回は、対象の富士通 FMV-BIBLO NF50W
のHDD(120G)をSSD(300G)への換装方法。および、その効果についてレビューさせていただきます。
レビューの流れとしては以下になります。
1.パーティションコピーツールのインストール
2.パーティションコピーツールを使ったコピー
3.HDDのSSDへの換装
4.HDDとSSDのベンチマーク
5.コピー前後の起動時間、シャットダウン時間の検証
1.まずはサイトからダウンロードしたSSDへのパーティションコピーツールをインストールします。
これでインストールは完了です。特に難しい所は無いと思います。
2.インストールしたソフトを使用してOSのインストールされたHDDのパーティションをSSDへコピーします。
!!注意!!音が鳴りますのでボリュームに注意してください。
Special Thanks to クラブ☆チャプタ in BGM
大きい画面はこちらからお願いします。
3.HDDの換装
それでは、HDDのパーティションをコピーしたSSDを内臓HDDと入れ替えます。
4.ベンチマーク結果
まずは、ハードディスクのベンチマーク結果です。次にSSDのベンチマーク結果です。
SSDの性能をフルに引き出すには至っていませんが、HDDと比較すると格段に性能がアップしているのが目に見えてわかります。
5.動作時間の比較
それでは、実際の動作時においてもっとも効果が高いと思われる起動時間の比較を行ってみます。
今回のPCは、今まで使っている状態を保持したまま(デスクトップだけきれいにして(^^;)換装を行っております。そのため、常駐系のアプリも富士通標準のメディアサーバーも含めて多数動いたままになっています。起動時やシャットダウン時には、それらの複数のアプリを同時に起動するため、ランダムアクセスが多発し、ランダムアクセス性能の高いSSDにかなり有利であると思われます。
それでは、わかりやすいようにある同期を取った起動時の動画がこちらです。
動画の中でも記載しておりますが、それぞれの起動時間は下記のようになりました
HDD 4分22秒29
SSD 1分57秒24
この動画は、それぞれ3回づつ起動とシャットダウンを繰り返しもっとも早い物を使用しています。若干の外的要因があるにしても、SSDは倍以上のスピードが出ている事がわかります。
気になるのが、起動時にデスクトップが表示されるまでの時間がHDDの方が早かったことです。
これはあくまでも私の推測ですが、VISTAというOSは見た目を動いたように思わせる(笑)ために最大限に気を使うOSのように思います。そのため、バックグラウンドで重い処理を行っている場合には、とりあえず見えるところだけ先に表示して重たい処理は後回しにしているような気がします。
そのため、SSDではそこまで重たくは無い処理でもHDDでの起動ではHDDのアクセスがネックになってしまい重たい処理となり後回しの対象になってしまう。結果として、後回しにする量が多くなるため画面表示の優先度が上がっているという事ではないでしょうか。
逆にSSDでは、SSDのアクセスが軽いためほとんどは軽い処理として扱われ、順番に処理をされていくため、画面の表示の優先順位が余りあがらず、結果として画面の表示だけは遅いという事になります。
そういう理由であれば、HDDでは画面が表示されるのは速くても、ブラウザが起動したり、ブラウザにサイトを表示するような処理をやろうとすると、起動が完全に終了しないと表示が出来ないために結果として遅くなってしまう。
なんとなくそんな気がします。
長くなってしまいましたが、次にシャットダウンの時間を比較してみます。
こちらも動画中にも記載がありますが、シャットダウンに必要な時間は以下になりました。
HDD 2分02秒29
SSD 0分38秒27
圧倒的にSSDの方が早くなっております。前回のレビュー時には、両者にほとんど差が見られないといった結果が出てしまっていました。
この時は、リカバリー直後でOS以外のアプリはほぼ皆無と言っていい常態でした。それに比べて、今回は先ほども記載したようにたくさんの常駐アプリがある状態でのシャットダウンとなっております。
そのため、メモリーの使用量もシャットダウン時に保存すべきデータも桁違いに多いはずです。おまけに、前回は2Gのメモリーを搭載していましたが、今回は1Gですのでスワップファイル等を使用していた可能性も高くなっています。
これらの影響によって、起動時は2倍強であった差がシャットダウン時には4倍にも迫ろうかという差になっています。
6.総評
前回のレビューで気になっていたシャットダウン時に関しても、やはりSSDはかなり有効であることがわかりました。また、スワップファイル等のアクセスに関しても必然的に早くなるため、メモリーの少ないPCの方が恩恵は大きい気がします。
そもそも、SSDを追加する前にメモリーを追加しろって突っ込みはあるでしょうが(^^;
なんにせよ、SSDっていいですよね(笑)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。