そんな中、Intelより新しくリリースされた「Intel 320シリーズ」の300GBの換装マニュアルをZIGSOW様より指令頂いた。
早速換装とOSの移行、再インストール、ベンチマークを行い、SSDを扱う上で陥りがちなトラブルにも遭遇したので、是非参考にして欲しい。
zigsow運営事務局様。
この度は、zigsowプレミアムレビュー「インテルSSD100連発！マシンガンレビュー 2ndシーズン」にて選考いただきありがとうございます。
【【製品概要】】
製品型番：SSDSA2CW300G310
インターフェース：SATA II(3Gbps)
容量：300GB
・転送速度
シーケンシャルリード：最高270MB/s
シーケンシャルライト：最高205MB/s
リードレイテンシ：75μ秒
ライトレイテンシ：90μ秒
・ランダムI/Oオペレーション パー セカンド
ランダム4kリード：最高39500 IOPS
ランダム4kライト：最高23000 IOPS
MTBF：120万時間
【【対象製品】】
Epson NJ5500E
エプソンダイレクトより購入可能。
フルHDモデルでは単体GPU付きでCPUはデュアルコアCPUを選択可能。
かなり良いパフォーマンスで組むことが可能なので、気になった方は是非。
CPU：Corei5 2520M
MEM：2GB
HDD：Samsung 320GB
VGA：NVIDIA GF GT540M
【【バックアップ】】
換装に入る前に、今の環境をバックアップしよう。使用したソフトはAcronisTrueImage2009だ。
コピーソフトを使用して、外付けにしたSSDにコピーしてしまうのも手だ。
何より、このPCにはUSB3.0が標準でついており、USB3.0対応外付けケースを使用すれば今までとは段違いのデータ転送が可能だろう。
今回は、先にバックアップを行ったため、それなりに時間がかかってしまった。外付け化→コピー→換装、が一番スムーズかもしれない。
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元々まっさらなSSDへの移行は、ディスクまとめての方が良い。MBRも移行しないと、うまくブートしてくれないことがある。
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【【換装】】
前作と比較。左が前で、右が今回の320シリーズだ。見た目にほとんど違いがなく、あえて言えばカバーがつや消しからテカテカになった程度。ケースや、2.5型サイズに合わせるためのプラスチックスペーサーなど、特に前と変わらない。
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さて、NJ5500Eの換装に入る前に予めACコードとバッテリーは何かあっては困るので抜いておこう。
PCをひっくり返すと、大きめの裏カバーが見える。赤囲いした6箇所にネジがあるのでこれをはずす。
無くしたりしないように注意しよう。
ねじをはずしたら、カバーは手前から浮かしてはずそう。特に強いつめ等はないので簡単に開けることが可能だ。
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あけると、CPU、GPU、メモリ、HDDが見えるようになる。肝心のHDDは左下側だ。
せっかくなので、メモリの増設をここでやってしまってもよいだろう。
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HDDのはずし方は簡単だ。黒いべろをつまんで左にスライドさせるだけ。
IDEからSATAになった恩恵はここが一番いい点かもしれない（笑
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HDDの裏面に4つのねじで板金が留められている格好なので、ねじをはずしてHDDを取り出そう。
本PCについていたのは、Samsung製のHM321HIだった。
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早速SSDを板金に取り付けよう。
後は、もとあったところに戻して、右にスライド。これでOKだ。
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あとは、あけたとき同様、ふたをしてねじ止めて完了！
PCを元に戻し、立ち上げて確認しよう。
問題なく認識してますね。
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あとは、TrueImageの復元ディスクで復元だ。
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元容量は40GBぐらいあり、USB2.0からの復元だったので1時間ぐらいかかった。手順はよく考えて行ったほうがいいだろう・・・・。
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【【効果の確認とベンチマーク】】
さて、早速ベンチマークを見てみよう。
HDD
HDD
SSD1
おおむね200MB/s前後出ているが、4Kランダム、4KQD32が低い。
エクスペリエンスインデックススコアも6.9となり、IntelSSDとしては低い値。
既にレビューをされている方の値と見比べても妙に低い値だ。これはおかしい。少し頭を悩ませられたが、使用したツールはおそらくアライメントを考慮されていないはず。と、思い当たった。
しかし、Paragonが調整ツールを出している以外、簡単に調整はできなさそうだ。
面倒なので、普通にWindows7を再インストールしてみることにした。
WindowsVista/7なら、普通にインストールを行えば何も考えずにアライメント調整済みになる。
結果はこれだ。
ReInstall
EX
リードライトのシーケンシャルが200MB/sを超え。ランダム書き込みの値がアップした。
エクスペリエンスインデックススコアも7.7となり、満足いく値だ。
アライメントの調整は、SSDを使う上では非常に重要なポイントであることが今回の結果から分かる。
できれば、SSD対応をしっかりうたったパーティショニング、または移行ツールなどを使いたい。
EASEUSシリーズ、Paragonのソフトなどは、SSD対応を明確にうたっている数少ないソフト。活用していきたい。
さて、再インストールした直後は、そのまま行ったためCドライブのみである。
これを好きな容量にパーティショニングしていこう。早速、EASEUS Partition Master Homeをダウンロードして使用した。
HPよりダウンロード
2
3
むろんフリーである。言語は英語だが、何となく見ていれば分かるはずだ。大体の操作が他のツールとほぼ一緒である。
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編集するパーティションを選択し、今回は容量変更を行うのでResizeを選ぶことになる。
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どれだけの容量にするのかを、バーの伸縮や、数値の入力で決定する。今回はOS領域を120GBにした。
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いったん処理を終わらせると、分割されたように見える。
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次に、Unallocate（未使用領域）からデータ用パーティションを作成する。
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すると、（今は）Hドライブが作成された。あとは、左上のチェックアイコンをクリックし、処理を行うことを決定するだけだ。
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OSドライブのパーティションサイズ変更はOSの再起動を伴うので、必要な処理はすべて終わらせてから行おう。
完了し、状況を確認すると、以下の通りパーティショニングは完了。
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以上で、結果再インストールすることになったが新しいノートへのSSD換装とOS入れ替えが完了した。
SSDを使うに当たって、SSD対応（アライメント調整対応）は気をつけた方が良いと言うことが今回よく分かった。
まだ数が少ないため苦労すると思うが、フリーのEASEUSや商業ソフトのParagonは明確に対応をうたっているので、これらを使うのが無難だと思う。
最悪、Paragonのアライメント調整ツールが3000円ぐらいで購入できるようなので、利用してみても良いだろう。
うまく調整して、SSDのパフォーマンスを存分に使おう。
ちなみに、本機でSSD換装後、Windows7の起動画面のホワホワが、収束しきる前に即デスクトップが表示されるほど早かったことを追記しておく。
デスクトップではこうはいかないため、やはりノートは良い物だと改めて感じた。
以上、長文ありがとうございました！
愛生さん
2011/05/24
アライメント調整で、結構変わる物ですね。
ちょっと、悩みますね・・・
cybercatさん
2011/05/24
アライメント調整のこと、勉強になりました。
私もやってみます。
ありがとうございました。
和屋さん
2011/05/24
コメントありがとうございます！
もうパーティション作っちゃってると、対処が面倒ですよね。
Paragonがデータあっても調整してくれるようなので、後から対処だとこれしかないですかね。
>>cybercatさん
コメントありがとうございます！
ぜひぜひ、試してみてください。結構速度変わりますね。特にランダムが。
ナンチャンさん
2011/05/24
私も300GBが当選しましたが、非常に参考になりました(^-^)
mickeyさん
2011/05/24
SSDとアライメント調整に関して
今後参考にしたいと思います。
ちょっと勉強しないと（＾＾）
Cooler Masterさん
2011/05/24
アライメントの調整の事など、とても勉強になりました。
和屋さん
2011/05/25
コメントありがとうございます！
参考になったようでよかったです！
>>mickeyさん
コメントありがとうございます！
アライメントの調整はパフォーマンスに直結しますからね・・・。
調べておくと後々役に立ちますよ！
>>Cooler Masterさん
コメントありがとうございます！
参考になれば幸いですよ！
もっとアライメントを考慮したソフトが出るといいですね。
kenさん
2011/05/25
アライメント調整を知らなかったので、参考になります。
Mac OS Xでも影響を受けるのか、気になるので今度調べてみます。
和屋さん
2011/05/25
コメントありがとうございます！
パーティションシステムの問題なのでMacでも影響は受けると思いますが、考慮した仕切りをしてくれるんですかね？その辺の情報はまだ見たこと無いです。是非是非、調べてみてください！
kenさん
2011/06/01
換装してしばらくは、CPU温度が高めで安定していて、裏で何か動作しているのは判ったのですが、その時は何をしているか調べませんでした。
もしかしたら、そのときに自動で調整していたのかもしれません。
(Mac OS Xは、裏でチェックディスクが走っているのは、知っているので。)
和屋さん
2011/06/03
コメントありがとうございます！
システム動作中に調整は出来ないと思いますので、ちょっと違うような気はします（自信はありませんが）。
あとは、パフォーマンスで判別するしかないですかねー。はっきりとわかる手法があると便利なのですけど。
kenさん
2011/06/04
これによると、Mac OS Xでは影響を受けないようです。
リンさん
2011/07/09
アライメントチューニングなんて初めて聞きました。
勉強になりました。
アライメントはOSをクリーンインストールすれば問題ないですよね＞＜
和屋さん
2011/07/10
そういえば、Vossさんのコメントを見て疑問があったの忘れてました。
HFSのセクタ長が4kだから・・・といわれてますが、ポイントはパーティションの先頭セクタオフセットなので関係ないポイントかなと・・・。NTFSもセクタ長4kですしね。
>>リンさん
コメントありがとうございます。
OSのクリーンインストールはVista/7なら問題ないですね。XPだとアウトです。
市販アプリを使えば後から補正も出来るようなので、便利になりましたね。