今回、レビューの機会を与えて下さりました、インテル株式会社様・zigsow株式会社様に感謝
申し上げます。

応募開始直後の6/15に書いたテーマは「第3世代のCoreプロセッサーは使った事がないので、
どれくらいの性能Upなのかをを体験してみたい。」と余りにも抽象的表現だったせいか、選出
されませんでした。お盆休みも終わりかけ、部屋の暑さも落ち着いた頃、予備PCへWin8導入が
出来たので、空いたメインPCでレビューが出来るのでは？と思い、レビュー内容を変更して
応募をやり直してみました。その内容は
「メインPCとして、Z68+Corei7-2600Kを使っていたが、サブPCのP67+Corei3-2125にWin8を
導入して、日常使用できる環境が構築できました。これでメインPCがレビュー用に空いたので、
Z68マザー（GA-Z68X-UD3H-B3/G3）を使い、Corei7-2600kとCorei5-3570kとの性能比較を
レビューしてみたい。特に内蔵GPUのIntel HD Graphics 4000がどれくらいの性能なのかを比較
してみたい。」
少しは具体的アピールが出来たのか？此の期に及んで応募をやり直すのが珍しかったのか？
見事に選出頂きました(^^ゞ

既に、他に同じようなテーマでレビューされている方もおられて、ネタ的には出尽くしてますが
私なりにレビューを進めていきたいと思います。

レビューに使うマザーボードは、昨年の板祭Vol.02で選出頂いた「GA-Z68X-UD3H-B3/G3」に
なります。

GigabyteのWebよりCPU対応リストを見ると、今回のCPU「Intel Corei5-3570K」はサポート
されています＼(^o^)／

但し、対応するBIOSはVer.「F12」以降なので、現状のVer.を確認したところ、なぜかUpして

ありました。

最新のBiosはUEFIに対応した「U1h」らしいのですが、Webで調べてみると、まだ不具合も
あるみたいなので、チキンな私はそこまでUpしませんでした(^^ゞ

次にCPU内蔵のグラフィックHD3000のドライバー確認です。今まではグラフィックボードを
載せていたので、気にしていませんでしたが、改めて最新版をDLしてインストールしました。

Corei5-3570Kの「HD4000」もドライバーは同一のようです。

選出連絡から2日目の8/21、さっそく佐川便で我が家にやってきました。
心の準備もマシンの準備も終わっていないのに、早すぎですよ～中の人

中にはzigsow封筒とプチプチに包まれたCPU

封筒の中はレビュー指示書です。
締め切りが赤文字で9/5(水)と書かれています。ガンバローp(^^)q

CPUのパッケージです。「K」モデルなので「Unlocked & Unleashed」です。

CPU表面を見ると「COSTA RICA」産らしいです。

箱からファンとCPUを取りだして、いったんはココまで。

今回のレビューに使うPCの仕様です。

まず、Corei7-2600kとCorei5-3570kとの違いについて私自身が再認識する為、IntelのWebから
比較表を作ってみました。

素人考えで性能的にはドッコイドッコイじゃね(?_?)って感じです。

初めにCorei7-2600kで各種測定し、その後　単純にCPUをCorei5-3570kに載せ替えて同じ
評価を行ないました。

使い込んだマシン環境での評価ですし、評価項目も思いつくままのソフトを使ったので、
適正さには欠けるかも知れませんが・・・各種結果は下の画像のようになりました。

Windowsエクスペリエンス　→　グラフィック系でCorei5-3570kが優勢

「CINEBENCH　R11.5」　→　OpneGLとCPUシングルコアでCorei5-3570kが優勢（右側）

「PCMark7」　→　Corei7-2600kが優勢

「CrystalMark2004R3」　→　Corei5-3570kが優勢

「Super π」　→　Corei5-3570kが優勢

「ファンタシースターオンライン２」　→　Corei5-3570kが優勢

「3DMARK Vantage」　→　GRAPHIC SCOREが効いてCorei5-3570kが優勢

結果数値と実行中の最大消費電力を比較表にしました。

最大消費電力の結果はグラフにしてみました。全てCorei5-3570kが優勢

ベンチマーク中心の評価でしたが、今の時点ではCorei5-3570kの方が優秀みたいです。
やはり1世代新しいと、性能は思った以上に進歩すること実感しました。
でも、ベンチマークより分かりやすいのが販売価格ですよね～Corei5-3570kが約19,000円で
Corei7-2600kが当時約25,000円。25%Downでほぼ同一性能が手に入るですもんね。

既にCorei7-2600kを使っている方が買い替えするのでは物足りないでしょうし、お勧めは
できませんね～桁違いのUpまでは向上していませんから(^^ゞ
1年前に2600kをチョイスした方なら、Corei7-3770kしか目に入らないでしょうね。

正直なところ私はIvy Bridge世代は見送りして、プラットホーム（CPUソケット）が一新される
Haswellまで我慢するつもりでしたが、このCorei5-3570kを使ってみて心が揺らいでます(^^ゞ
Ivy Bridge世代のCorei3なんて魅力的だな～

Corei5-3570kを取り付ける際、昨年9月搭載以来 約1年振りにCPUを外したので、この機会に
当時のグリスの塗り方を確認してみました。

CPUやクーラーの塗布面を見てみると、結構厚めに塗っていたことが伺えます。

またCPUクーラー（KABUTO SCKBT-1000）にも、かなりホコリが付着していました(^^ゞ
ファンを外し、掃除機やダストブローで掃除しました。

Corei5-3570kを取り付ける際は、クーラー側のグリスを綺麗に拭き取り

手持ちのグリスは品番不明だったけど

今回は薄めに塗って取付けました。

すぐに取り外し＆取付けするから、少し良いグリスを購入しようかな～

先ほどの性能評価は、今までの環境（Win7-Home 64bit）のまま行ないましたが、Windows8が
登場した記念（？）に、OSを新規インストールして同じような性能評価を行なってみました。

使用したPCのハード仕様は変えず、OSのみWindows 8 Enterprise RTM の90日間評価版を
使いました。
クリーンインストールしたお陰で全ての数値が良くなっています(^^ゞ

「Windowsエクスペリエンス」
　評価数値がWin7の最大7.9から9.9へ広がったので、数値も若干変化してます。
　Win7では同一だったプロセッサ・メモリが、Corei7-2600kで0.1上回りました。

「CINEBENCH　R11.5」
　傾向はWin7の時と同じですね。OSが「Unknown Edition」と表示されています(^^ゞ

「CrystalMark2004R3」
　こちらも傾向はWin7と同様です。

「Super π」
　これもCorei5-3570kが優勢

「ファンタシースターオンライン２」は
　Win8にインストールしなかった為に、評価は割愛させて頂きましたm(__)m

「3DMARK Vantage」と「PCMark7」は
　Win8環境で走らせるとでは、途中で停止しハングアップしてしまうので、正常な測定が
　出来ませんでした。ソフト自体が対応出来ていないようです(^^ゞ

実行出来た評価について、同じように結果数値と実行中の最大消費電力を比較表にしました。
やはりCorei5-3570kが優勢ですね～

最大消費電力の結果も同じようにグラフにしてみました。
こちらも全てCorei5-3570kの方が省電力です。

今までのWin7環境ではRamDiskを設定していたり、DesktopフォルダはNAS上に置いていたり、
使い込んだ環境で常駐ソフトが多かったりと、Win8との単純比較は出来ませんが、総じて
Win8でもCPUの性能差・消費電力差は同じ傾向が確認出来ました。
レビュー題名のように「Corei7-2600kを超えて」いるのは明らかです(^^ゞ

レビューが終わったら、私がこれから先メインPCとして使うCPUを選ばなくてなりません。
当時の私が無理して購入した思い入れのある「Corei7-2600k」か、ミドルレンジではあるが
新世代で高性能な「Corei5-3570k」か・・・贅沢な悩みをニヤケながら思い巡らせています。
こんな幸せに感謝しながら、拙いレビューを読んで頂いた方にお礼を申し上げ、レビューを
終えたいと思います。ありがとうございました。