第3世代インテルCore i5-3570Kでやってみたいことは?
ということで、TopGunReview Core i5-3570Kレビューのチャンスをいただきました。感謝感激です。
さて、i5-3570Kというと、Sandy BridgeからIvy Bridgeへと進化することで、性能を引き上げながら消費電力を減らし、内蔵GPUの性能も引き上げたという、最新のIntel CPUです。すでに多くの方がこのCPUをレビューしており、2600Kと同等レベルの性能を持っていることや、内蔵グラフィックの正常進化について書かれております。もはやi7とi3に挟まれた、ただの中堅CPUではないことは明白です。ですから、今更3570Kの性能を詳細に調べなくてもいいでしょう。そこで、今回は3570Kを使って組んだPCがどれだけ遊べるマシンに仕上がるか? ということを追求してみたいと思います。
というわけで、今回のテーマは、
3570KとVGAをITXケースで組んで、小型で高性能なゲーミングマシンを作成する!
そんな感じで行ってみたいと思います。
##### 今回用意したパーツ一式を紹介 #####
まずは今回の主役から。
ほかのレビュアーさんと同じコスタリカ産。パッケージは今までのIntel CPUと変わりはありませんね。リテールクーラーが小さくなっているせいか、ちょっと軽く感じるくらいです。
そして、今回のテーマに合わせてほぼすべてのパーツを買い揃えました。
いきなり「小型」という宣言から遠ざかるようなPCケースのチョイスです。が、これでもMini-ITXケースには違いないので、良しとしましょう。
ベースとなるM/Bはちょっと頑張ってみました。結構無茶なこともできそうなので楽しみです。
最近値下がりが顕著なSSD。zigsowではお馴染みのSASUNG 830。いっぱいゲームをインストールできるようにと256GBを選んでます。
OCメモリが必要かと言われると少し疑問ですが、いいM/Bを選んでいるので、ここでも少し頑張ってみました。
倍率フリーのCPU、OCメモリ、OC済みのグラボと電力消費高めのパーツセレクトなので、容量大目な電源です。
つい頑張ってしまいました。ギリギリ安く、ギリギリ高性能なものをというチョイスでしたが、これより安い670が特価品になっていたりするのを見ると、これで本当に良かったのかと、少しだけ思わないこともないです。だけど、3GBメモリだからね!
CPUクーラーは無意味に買っておいたPANTHERを使ってみようと思います。こういう大型のCPUクーラーも選択できるのが、今回選んだPRODIGYというPCケースの利点でもありますしね。
そして基本のOS。以前やらかしてしまっているので、慎重に選びました。
他にも細かいパーツを購入していますが、基本構成は上の通りです。
というわけで、まずは組んでいきます。
しかし、これが結構難航しました。PRODIGYは、サイズだけならミドルタワークラスですが、それでもMini-ITXケース。やはり融通の効かないところもあるんですね。
そして、ケースのせいではありませんが、クリティカルな問題発生。
CPUクーラーをつけようとしたらM/B裏のチップが干渉してバックプレートが付けられない! 仕方がないので、ここはリテールに変更。
なんだかとっても小さい。
メモリの影に隠れてしまうほどの小ささ。これがIvy Bridge世代のCPUなんですかね。思わぬところで最新CPUであることを確認させられました。
ちょっとトラブルもありましたが、完成。
ちなみにケースのフロントファンを変更しているので、光ります。
左側から。何気にグラボも光ります。しかもゆっくりと点滅しています。
ケースの電源LEDが一番どぎつく光っています。もう少しやさしい光だといいんですが……。
さて、最後にケースの問題点。
電源が収まりませんでした……。
奥行き160mmまで対応と書かれていましたが、バカ正直に160mmの電源を積むとこうなるようです。プラグインじゃなくても160mmは辛そうです。見た感じだと奥行き140mmの電源でギリギリ収められるように見えます。買い直す余裕もないので、当分はこのままで行こうと思います……。
なんか問題があちこちにありますが、とりあえず完成です。これからゲームをインストールして、どれだけ遊べるマシンになっているのか調べてみたいと思います。とはいえ、 ひとつひとつ写真を取りながら組んで行ったら、結局3日もかかってしまいました。公開期限を過ぎてしまったので、ひとまず時間切れです。一旦組み上がったPCを公開して、ゲーミングマシンとしての性能は、次回に譲ります。
##### ハードウェアを再構成する #####
前回組み上げてはみたものの、いくつか問題のあった3570K + PRODIGYのゲーム用マシン。そこで、構成を少し変更しました。
まずは電源。奥行き160mmでは収まらないということで、さらに奥行きの短い電源に変更しました。
選んだのはこちら。サイズの剛力短2です。奥行き123mmということで、PRODIGYにもスッキリ収まります。
外見は良い感じです。剛力短2のほうに書きましたが、中では電源が斜めになっていますがね。PRODIGYに剛力短2を搭載するには少し工夫が必要になりますが、実用には問題ありません。
次にこちら。
ジャンクで手に入れたSST-SG07B。
PRODIGYよさようなら……。(一時的な予定ですが)
ちょっとキツ目ですが660Tiも収まってます。「拡張性高い」というPRODIGYとはいったいなんだったのか……。少し悲しくなります。
ということで、公約通りmini-ITXで組んだ「小型のゲームマシン」となりました。このサイズでBF3などの重量級ゲームでもバリバリ動きます。ウチのRAVEN2で組んだメインPCよりも性能いいですよ?
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