初めてのプレミアムレビューですがよろしくお願いします。
なお時間が無くて「3570Kは買いなのか?」という結論のみ知りたい方は
途中は飛ばして一番最後の結論部分をご覧ください。
定格/ターボ 3.40/3.80GHz
コア/スレッド数 4/4
GPU HD4000
TDP 77W
箱の外からCPUを確認できます。
パッケージを開けたところです。
インテル純正CPUクーラーです。
グリスが塗られているのでこのまま取り付け可能です。
3570K CPUです。
マザーボードに取り付けたところです。
プッシュピンなので非常に取り付けが簡単でした。
CPUクーラーの取り付け方はマニュアルに書いてあるのですが、
文章無しでイラストだけで説明しているのでややわかりにくいです。
インテルの公式動画を見た方が参考になるかもしれません。
プッシュピンを押し込む順番というものがあるのですね。
せっかくのK付きなのでオーバークロックに初挑戦しました。
GIGABYTEのユーティリティソフトEasyTune6を使うと細かい設定不要で
簡単にオーバークロックできます。1、2、3の三段階での
オーバークロックが選べるのですがまずは1の4.08GHzを選択しました。
しかしOCCTで負荷をかけたところ4分55秒のところでエラーが出て
負荷テストが終了してしまいました。
CPU温度が限界値をオーバーしてしまったようです。
インテル純正のCPUクーラーは冷却性能が低いといわれてますので、
オーバークロックするにはCPUクーラーを変えて再挑戦したいと思います。
3570Kの内蔵GPUのHD4000の性能を確認してみました。
まずはWindows エクスペリエンス インデックスのスコアです。
グラフィックスの6.6というスコアは、エントリークラスの外付けGPUの
GeForce GT430やGT620の性能に匹敵します。
内蔵GPUでこのスコアは非常に健闘しているといえます。
次にファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版に付属する
ベンチマークでテストしました。
初期設定(簡易設定3 1280x720 ウインドウモード)のスコア
スコアが5000を超えればPSO2の快適な動作が期待でき, 逆に2000を割るような場合は
グラフィックス設定を下げるなどの 対策が必要になるとのことです。
スコアは低かったですが特にプレイには支障は出ていません。
内蔵GPUだけでもネトゲを快適にプレイできるのは大変すばらしいです。
下記はドスパラでIvy Bridgeの消費電力のベンチマークをした結果です。
http://review.dospara.co.jp/archives/52010833.html
アイドル時 負荷時
3770K 44W 146W
3770 44W 143W
3770S 43W 118W
3770T 43W 103W
3570K 43W 122W
数値はシステム全体での消費電力
アイドル時の消費電力はほとんど差がありません。
負荷時は全スレッドにCPU使用率100%の負荷をかけるという特殊条件でのデータです。
日常用途に見られる比較的軽い負荷であればどのCPUも1.6GHzの省電力モードで
動作するので消費電力の差はほとんど出なくなります。
ドスパラでの価格は7月21日現在下記のとおりです。
3770K(BOX) 27970円
3770(BOX) 25480円
3770S(BOX) 25570円
3770T(バルク) 26780円(他のパーツとの同時購入が条件)
3570K(BOX) 19330円
「普段使いではそこそこの性能で十分だけど試しにオーバークロックにも
挑戦してみたい」というような人であれば、3770Kよりも3570Kの方が
お買い得感があると思います。
i5 3570Kは高性能で、オーバックロックが可能で、しかも価格が安く、
内蔵GPUはHD4000という、まさしくいいとこどりのCPUといえます。
i7は4コア8スレッドですがマルチスレッドをうまく使うように調整された
ソフトでないとその性能を生かすことはできません。
i5 3570Kはi7のようなハイスペックを必要としない一般ユーザーにとっては、
価格と性能のバランスがとれたおすすめの優れた製品だと思います。
とはいえジグソーのレビューアーのみなさんだとi5 3570Kよりも
やっぱりi7 3770Kの方をを買っちゃいますよね??
最高性能のCPUを所有する満足感は実用性とは別物ですからね。
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