Intel® Solid-State Drive 320 Series 120GB
のレビュアーに選出していただき
zigsow様及びインテル様に、心より御礼申し上げます。
インテル SSD 320 120GBは、1世代前のSSDで
インターフェースが、SATA - 3.0 Gb/sということも影響してか
順次アクセスread=270 MB/秒は
現行品のSSD 330 120GB(500 MB/秒)と比べると、見劣りしてしまいます。
今回のレビューでは、このSSD 320 120GBを
インテル・スマート・レスポンス・テクノロジー(Intel Smart Response Technology:以下ISRT)
のキャッシュ・デバイスに使用してみて、レスポンスの向上をレポートしていきたいと思います。
★★★ 仕様 ★★★
以下のHPによると
http://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/solid-state-driv...
・順次アクセス=270 MB/秒(read) / 130 MB/秒(write)
・ランダムアクセス 4 KB(最大)=38 K IOPS (read)/ 14 K IOPS(write)
・インターフェイス=SATA - 3.0 Gb/s
・消費電力 - アクティブ時=3.0 W (64K Sequential Write)
・消費電力 - アイドル時=0.7 W
・AES 暗号化機能の内蔵
・システム電源の突然の損失を検出する機能が内蔵されており、
書き込み時にキャッシュ内に格納されたデータをすべて保存してから
シャットダウンするため、データ消失の危険性を最小限に抑えることができます。
・SSD 320 シリーズには冗長な NAND フラッシュメモリー領域が用意されており、
コントローラーが通常の NAND アレイに異常を検出すると、
自動的に予備の NAND アレイが使用されることによりデータを保護できるようになっています。
★★★ 開封 ★★★
佐川で届きました。簡易包装でしたが、凹みもなく、きれいな状態です。
保証は5年間です。
■付属品
SSD本体の他に
・取り扱い説明書
・CD
・3.5インチベイ用2.5インチマウンタ
・SATAケーブル
・SATA電源変換ケーブル
・ネジ
・ステッカー
が入っています。
本体には、2mmのスペーサが取り付けられています。
★★★ 設定 ★★★
今回、以下の環境でテストしてみました。
・CPU
・MB
・HDD(ISRT用)
準備)
■Intel Solid-State Drive Toolbox
以下のURLからダウンロードしてインストールします。
http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?lang=jpn...
System TunerとSSD Optimizerを実行してSSDに最適化させます。
★★★ 単体性能 ★★★
単体性能を調べてみました。SSD 330シリーズと違ってデータ圧縮はしていないので
0 Fill, 1 Fill, ランダムともほぼ同じ結果が出ています。
シーケンシャルについては、カタログ値を超える値が出ています。
★★★ インテル・スマート・レスポンス・テクノロジー(ISRT) ★★★
SSDをキャッシュ・デバイスに指定することにより、
ハードディスクの読み込み(書き込み)を高速に行うことができます。
ハードディスクには、通常、RAID 0, RAID 1, RAID 10, RAID 5を使用することができます。
今回は、HDD一台でてすとしました。
■BIOSの設定
「RAID」にする必要があります。OSをインストールする前に行って下さい。
OSインストール後に変更する方法もありますので、諦めずに zigsowレビューアの
皆さんの設定方法を検索してみてください。
■インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー
以下のURLからダウンロード&インストールします。
http://www.intel.com/p/ja_JP/support/highlights/chpsts/imsm/
ISRT設定ですが、「最速モード」はおすすめできません。
「UPSに接続してあるので、最速モードで大丈夫」と高をくっくていたのが間違いでした。
ビデオカードのドライバの不具合でブルースクリーンになった後、
ファイルシステムが、広範囲に壊れてしまい、復旧するまで数時間を要しました。
拡張モードに留めておくべきと、痛感しました。
キャッシュ・デバイスで使った残りを別ドライブとして割り当てました。
HDDと、ISRT利用時のディスク性能です。
ブート時間を測定してみました。キャッシュさせるため3度目のブート時間です。
待ち時間が半分になってかなりの効果がでています。
★★★ まとめ ★★★
ISRTの利用は、SATA - 3.0 Gb/sのSSDでもかなりの恩恵が受けられました。
特に起動時の時間短縮はSSDかと思えるほどでした。
ただし、ISRTのみを利用するなら、容量は120GBも必要なく60GBで十分と思われます。
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