レビューメディア「ジグソー」

PCクーリンアップとバックアップがまぁまぁ。セットで機能が提供されることはいいこと。


パソコンを使っていると、遅い、壊れたとか…いろいろなことに遭遇しますが、
遅いときの対策とか壊れたときに対策や予防などいろいろやられていることと思います。
今回レビューする SuperWin Utilities 2 はこういうときに使えるソフトですが、
レビューをする前に、ちょっと整理してみましょうか。





この手の総合ユーティリティの祖先というと、PC-DOS/MS-DOS時代から存在するノートンユーティリティというものがありますが、こちらも負けず劣らず高機能、いや機能てんこ盛り!
パッケージ裏には、これでもか!ってぐらい書いてあります。

いろいろ書いてますが、要は

ってことです。
それでは、サブPC1といいつつ我が家最速のPCへインストールして、レビューしていきます。

CDが添付されていますが、ウェブページよりダウンロードしてインストールできますので、
光学ドライブがなくてもインストールできます。

インストールしてみたところでは、インストーラーは指示に従う限りハマるところもないので省略しますが、
ライセンス関連の注意点があります。

パッケージ版は2ライセンスはいっていて2台のPCで使用できますが、次の要件を満たす必要があります。
・ユーザーの自宅、または同一の設置場所である限り使用できます。
・PCを乗り換えるときには、古いPCをアンインストールしてから、新しいPCにインストールする。
・認証のためにインストール・アンインストール時にはインターネットと接続されている。

マシンが壊れて要件を満たせないときなどはサポートへの連絡ですね。

認証未了のときに起動すると確認がでます。
認証するかどうか確認
認証するかどうか確認

通常起動した際には、このメニューになります。
健康状態が黄色ですので、詳しくはこちらをクリックしてみます。

健康状態をみると…なるほど… 環境調査の結果じゃなく、一回も実行していないからということのようです。


速度が遅いときにはゴミが残ってる可能性があるってことで、SuperWin Utilities 2には全自動クリーナーが備わっていて、即時実行、スケジュール実行が可能です。
全自動クリーナータブ
全自動クリーナータブ

スケジュールタブでは、全自動クリーナーの実行タイミングを日時指定、ログオン時、シャットダウン直前、設定しないが選べますが、シャットダウンについてはWindowイベントで処理できないため、専用のショートカットが作成される仕組みです。
スケジュールタブ
スケジュールタブ

スケジュール実行などしていると、不要ファイルとしてうっかり削除されてしまうと困ったことになるものがあるでしょう。
そういうときには、クリーナーごみ箱を使用すると、30日を経過するまで不要ファイルが保存され、復元することができます。
クリーナーごみ箱 (削除の復元)
クリーナーごみ箱 (削除の復元)

設定タブでは、全自動で何を消すか設定できます。
設定タブ
設定タブ

さて、全自動クリーニングを開始してみます。
今回は無効レジストリの削除は、Advanced System Care 5 PROで行っているので除外しました。
実行中の画面では、検出中と表示されます。

結果として 1.24GB消せるということになりました。
1GBか
1GBか

実行してみると…

全自動終了
全自動終了

もし、不要ファイルがない場合は、次のような表示になります。


これはIE, Firefox, Google Chrome についてリンク切れしたブックマークを削除する機能です。
IE
IE

エラーページ、要確認ページに到達できればOKです。
正常実行時
正常実行時


1つのバックアップ設定ができて、スケジュールバックアップやインクりメンタルバックアップ等ができるようです。
実際に取ってみましょう。
バックアップタブ
バックアップタブ

詳細設定タブ
詳細設定タブ

バックアップタブで、”新規のバックアップ”を選択するとウィザード形式で進んでいきますが、
まずは、保存先の設定。ネットワークドライブのためにユーザー・パスワードを設定できます。
保存先の設定
保存先の設定

標準バックアップとカスタムバックアップが選べるのですが、標準バックアップを選択します。
バックアップ設定選択
バックアップ設定選択

このソフトが重要としてるバックアップ対象のフォルダーがツリービューで表示されてますので、
必要とする部分を選択して、次へを選択します
標準バックアップ
標準バックアップ

スケジュールバックアップのための設定をする場合は”はい”を選択します。
スケジュール設定するかどうか確認
スケジュール設定するかどうか確認

スケジュールを設定します。
全自動クリーナーのときと同じで、日時指定、ログオン時、シャットダウン直前、設定しないが選べますが、シャットダウンについてはWindowイベントで処理できないため、専用のショートカットが作成される仕組みです。

ここでバックアップを実行か、設定を保存して終了、キャンセルが選択できますので、実行してみます。
バックアップ項目の確認
バックアップ項目の確認

バックアップ設定を行うかどうかの確認ですが、ここの表現はわかりにくいです。
単に バックアップ設定を上書きしますか? ぐらいでいいと思いますね。
バックアップ設定を有効にする確認
バックアップ設定を有効にする確認

設定を変更しないバックアップはここから開始されるダイアログです
バックアップのキャンセルタイミングを作るダイアログ
バックアップのキャンセルタイミングを作るダイアログ

対象が少なかったので、あっという間に終了しました。
バックアップ先のスピード等に影響されます。
バックアップ完了通知
バックアップ完了通知


次はすぐにバックアップしてみましょう。
復元データがない場合は

復元データがある場合は次のように表示されます。復元データを選択して次へ
復元データの一覧
復元データの一覧

復元したいファイルを選択します
復元ファイルの選択
復元ファイルの選択

復元すれば以前のデータが消されるので選択は慎重に!
復元内容の確認
復元内容の確認

最終確認です
復元実行の確認
復元実行の確認

復元できました。
復元完了通知
復元完了通知


ディスクのデフラグについては、Diskeeper 2009 Pro をバンドルしていますので、インストールしていると、デフラグの設定ができます。

Diskeeperを起動するとこんな感じです。

マニュアル分析を行って結果を確認してみましょう。
ボリューム マップを表示すると、断片化の状況をファイルの構造とパフォーマンスの面で確認できます。
ファイルの構造とは、ファイルの場所と断片化レベルを可視化したもの、ファイルのパフォーマンスはファイルと空き領域のパフォーマンスおよび断片化が及ぼす影響となっています。
ファイルの構造
ファイルの構造

ファイルのパフォーマンス
ファイルのパフォーマンス

Diskeeper 2009 Proについては、アイドル時にアクセスを頻繁に行うため、CPUクロックが上がりやすくなる傾向がありました。
そのため、自動デフラグは解除して使うことにしました。


ハードウェアの管理という機能はHDDの故障監視、CPUの温度監視、パソコンの省電力化から構成されています。

HDDの故障とS.M.A.R.Tの値について、5年ほど前に Googleのデータセンターをサンプルとして研究した結果のなかで、故障につながる有意な属性値は認められていないとありましたが、一部項目で異常値がでれば交換など対処する必要があります。
SuperWin Utilities2 でも S.M.A.R.Tで値を取得して、警告することができます。

ところで、GA-Z77X-UD5Hで以前取得したときはおかしかったのですが、本日Crystal Disk Infoでもダメでした。
異常パターン
異常パターン

このマザーのUEFIの設定で SMART関連はないのですが、再度BIOS設定を開き保存、再起動したところ正常に表示されました。なんだったのでしょうか?
正常パターン
正常パターン

設定タブで監視設定が可能です。


OSの省電力設定を変更して、電力を削減しようというもののようです。
電力計がついているわけではないので、あらかじめ構成により決めてある消費電力値を基準にして計算するようです。
デスクトップ+液晶モニタでは 85Wが基準ですが、自分のPCにあった数値にしましょう。
しかし、測定するといっても、目安になる気がしませんので、深くは試しません。
詳細設定タブ
詳細設定タブ

電源設定タブ
電源設定タブ


デフラグ、システムの最適化、デザインの最適化、Windows起動の高速化、アプリケーション起動の高速化、そして Windows起動時間の測定とあります。
★システムの最適化
これを見ても何やらわかりにくいですねぇ。カスタマイズを押してみましょう。
システムの最適化タブ
システムの最適化タブ

内容が記載されてますね。
下をみると、定期的に動くタスクをやめたり、Aeroの効果を切るもののようです。


私は次のように設定変更してみました。
最適化内容
最適化内容

なるほど復元ポイントを作成するんですね。だめなら復元できそうです。

で、再起動になります

★起動時間の測定

お!早くなったぞ…

が、実際には以前の値と高速化した値を行き来してますので、ぬか喜び…

ところで、パスワード待ちしてる時間を除外してくれないので、
あらかじめログイン情報を与えておく必要があるところが、少々期待外れでした。


SuperWin Utilities 2 をレビューしてみたところで、よかった点が2つあります。

・総合ユーティリティだけあって、複数のソフトの機能を一個で賄える
私が普段使用している
Advanced System Care 5 PRO
Smart Defrag2
Boot Racer
他の監視アプリを組み合わせて提供される機能が1つで提供できます。

・バックアップ機能がそれなりに充実
外付けUSB HDDやNASへのバックアップ、差分バックアップ、スケジュール機能、世代管理を備えてて便利です。

改善してほしいところは3つあります。

・バンドルされている Diskeeperが 2009と最新より古いこと。
アイドルリソースの使い過ぎて、クロックが高どまりし消費電力が下がらない可能性があります。

・システムイメージのバックアップへの対応
ブートイメージ、システムイメージのバックアップは含んでいないようなので、
そのあたりは Windows7 のバックアップに負ける部分ですね。

・バックアップ設定を複数持てるようにしてほしい
バックアップ先を複数もちたいこともありますし、
フルダンプと差分ダンプを使い分けたいですね。

あとは金額面ですね。2台分で8,190円となるとちょっと微妙な金額帯な気がしますが、
今回サポートのお世話にはなっておりませんが、そのあたりが良ければOKでしょう。

最後になりましたが、zigsow運営事務局、他関係者の方々にレビューの機会をいただけたこと、ここまで読んでいただいたメンバーの方々、そしてすべての読者に感謝して締めたいと思います。

ありがとうございました。

28人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (6)

  • cybercatさん

    2012/07/24

    結構高機能ですね!
    「お気に入り」のクリーニングはイイかなぁ。以前使ったものでリンク切れてるの相当ありそう...

    バックアップはPC⇒NASはできるみたいですが、NASそのもののバックアップはできますか?(NAS⇒PC(他NAS)の逆方向でも、NAS⇒NASの自己バックアップでも可)
  • eulerさん

    2012/07/24

    Diskeeperが最新であればかなりイイですね。
    あとお気に入りのクリーニングとかも便利そう・・・

    いろいろ気になるところはありますが、8190円ってところが・・・もう少しお安くなれば試してみたいですね。
  • はにゃさん

    2012/07/24

    cybercatさん

    お気に入りのクリーニングは便利ですね。
    昔 Mozillaあたりにそういう機能があったような記憶がありますが、
    今のブラウザには標準ではないようですね。

    バックアップですが、
    NASをバックアップ対象にすることはできませんでした。
    ドライブとして割り当てればできるかもしれません。
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