今回はジグソープレミアムレビュー「第3世代 インテル Core プロセッサー Top Gun Review」に選出頂き、幸運にもCore i5-3570Kレビューの機会をいただきました。
拙い内容ながら、最後まで読んでいただければ幸いです。
○今回のお題は?
さてまずは私がやってみたいことに記載した内容ですが
“現在、Z77マザーボードとCore i5-2500Kを組み合わせて使用しているので、そちらとの性能比較。そして、VirtuMVPによる性能向上を是非体感してみたいと思います。”と記載していますので、それにそって進めて行こうと思います。
○Core i5-3570K紹介
まず簡単にCore i5-3570Kについて紹介しておくと、第3世代Coreシリーズこと、Ivy Bridge世代のミドルハイ向けCPUでコアクロックは3.4GHzながら、ターボブースト機能で最大3.8GHzまで動作クロックが向上します。また上位モデルCore i7とはキャッシュが8MB->6MBに、さらにHyperThreadingが無効になっているため、同時に実行できるスレッド数が4スレッドまでに制限されます。
また今回比較対象として考えているSandy Bridge世代のCore i5-2500Kと比較するとコアクロックが3.3GHzから3.4GHzへ、さらに内蔵GPUコアもIntel HD 3000からIntel HD 4000へとバージョンアップしています。
○テスト環境紹介
今回ですがテストに使用した環境は以下のとおりです。
CPU:Core i5-3570K/Core i5-2500K
マザーボード:GIGABYTE Z77X-UD3H
光学ドライブ:LG BH10NS38/T
メモリ:CORSAIR CMZ8GX3M2A1866C9
電源ユニット:CMPSU-750HX
Intel Z77 Express世代なのに、Core i5-2500Kを使っていた私にとって、今回はまさに渡りに船。とっても嬉しいレビューになりました。
○Core i5-2500Kとのパフォーマンスチェック
さて。早速ですがお題目の1つ。Core i5-2500Kとのパフォーマンスの違いをチェックしていくことにしましょう。ベンチマークはWindows 7エクスペリエンスインデックスを使って総合パフォーマンスを、CINEBENCH R11.5でCPUの性能を、3DMark Vantage Entryでグラフィックス性能を測定してみることにしました。
Windows 7 エクスペリエンスインデックス(Core i5-3570K)
Windows 7 エクスペリエンスインデックス(Core i5-2500K)
正直グラフィックス系スコア以外は変わらないと思っていましたが、以外にもプロセッサやメモリもちょっとわずかながらCore i5-3570Kが上回りました。何れにしてもWindows 7を使う上でパフォーマンスに問題はありませんが、やはり性能が高いほうが気分がいいですね。
CINEBENCH R11.5の結果(上:3570K、下:2500K)
CPUクロックの差も多少あるため、やはりCore i7-3570Kのほうがパフォーマンスが高いですね。またOpenGLの性能差も結構あることがわかります。
3570Kの3DMark Vantage Entry
2500Kの3DMark Vantage Entry
グラフィックス性能については約1.5倍の性能差ということで、かなり差がつきました。Intel HD 4000と3000では1ランク以上のパフォーマンスの違いがあります。オンボードグラフィックの性能を重視するならIvy Bridge一択ですね。
○Virtu MVPのパフォーマンスをチェック
特にグラフィックス性能ではCore i5-3570Kの圧勝に終わりましたが、次にRadeonHD 7750を使ってVirut MVPのパフォーマンスをチェックしてみることにしました。テストには3DMark 11と3DMark Vantageを使うことにしました。
3DMark 11 VirtuOFF
3DMark 11 VirtuON
3DMark Vantage VirtuOFF
3DMark Vantage VirtuON
Virtu MVPですが、3DMark11、3DMark Vantageいずれも2割以上パフォーマンスがアップしており効果はかなり高いですね。私のように省電力重視のユーザーにはなかなかありがたい機能です。追加コストも掛かりませんし、今回から特に不具合がなければONにしたままで使ってみようと思います。
○まとめ
Core i5-2500Kと比較をしてみましたが、確実にパフォーマンスはあがっていますね。特にグラフィックス性能の向上はとても大きく、私のようにあまりゲームをやらないユーザーにはなかなかありがたい仕様です。Virtu MVPでのパフォーマンスアップもかなり見込めますし、じっくり使っていこうと思います。また、近いうちにオーバークロック耐性についてもチェックして、どのあたりまで常用可能なのか報告する予定です。
cybercatさん
2012/08/30
guruさん
2012/08/30
コメントありがとうございます。
うちの環境では結構しっかりとした効果がありました。結構頻繁にドライバも上がっているみたいで、これからもっと良くなるかもしれませんね。