レビューメディア「ジグソー」

前振り通り、すでにビギナーな内容ではない

三編に渡って読ませて頂いている「ビギナーでも撮れる天体写真事始め」。
上級編ともなれば、内容が難しくなるのは当然ですが、中級編あたりからビギナー色はなくなってきている感じを受けます。
実際、上級編の冒頭でビギナーの域ではないと宣言していますので、まだ一歩も踏み出せていない私には未知の領域です。
そんな未知の領域ですが、読ませて頂いた感想としてレビューしています。

まず、自動追尾のガイドシステムについて。
これは中級偏後半に出てきた赤道儀を使った追尾の精度を向上させて望遠時の誤差を小さくするというものです。
理屈は分かります、特定の星を基準に赤道儀の追尾を補正していくということですが、これはもう現物に触れてやってみないことには難しさとかが分かりません。
PCソフトを使って赤道儀を動かして目的の天体に自動的に照準する機能「自動導入」について簡単に解説されていますがで、これは逆にビギナーでも狙った天体を上手く撮影するすばらしい機能だと感じました。
ここまでを読んで、開発者の端くれとして簡易的な赤道儀を自作できないものか?と違う方向性の感想を持ちました。

自動追尾・ガイド撮影で撮影した画像の処理についてですが、これも実際に撮影したデータや経験がないことにはピンときません。
私でも理解できるのは、前回までの解説で読んだノイズリダクションと、一般的な画像処理フィルタくらいです。

次に、ハイ・アマチュアの世界ということで冷却CCDカメラが取り上げられています。
CCDのノイズ特性については聞いたことがありましたが、天体撮影用に改造または専用のカメラが用意されているのは初めて知りました。
内容について、私には、すでに「へぇ」と思いながら読んでいくしかありません。

最後に、日食・月食の撮影とコミュニティの話で締め括られています。
ここまでの内容を遂行している人は、世界各地で撮影したり、情報共有して、さらに楽しみを広めているようですが、まだ一歩も踏み出していない私にとってはとてつもなく大掛かりな趣味としてしか感じられず、踏み込む勇気はとても出てきません。

ただ、最後のページにも書いてありますが、ひとつずつ簡単なところから始めれば少しずつ楽しみがわかってくるような気はしています。
一歩を踏み出したが最後、行き着くところがない途方もない趣味であることは間違いないと思いますが...

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