Zigsow運営事務局様、アストロアーツ様、本レビューアに選出頂きました事を心から感謝いたします。
このステライメージVer.6.5の特徴は、簡単操作で画像の重ね合わせ処理が出来るとこの2日間
操作して感じました。
では同梱物の確認からスタートです。
【パッケージ】
【マニュアル】
【公式ガイドブック】
さていよいいよインストールですが・・・
その前に少し本ソフトが推奨する動作環境について少し・・・(*^_^*)
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【動作環境】
・対応OS:
Windows XP(SP2以降)32bit日本語版
Windows Vista/7 32bit,64bit(*1) 日本語版
*1:Ver.6.5の64bit版を64bit版Windowsで使用した場合、4GBを超えるメモリを使用できます。
※ 英語版Windowsでも動作可能です。(表示は日本語)
※ Windows2000には対応しておりません。
・CPU:
Intel Pentium4相当以上(マルチコアCPUを推奨)
・メモリ:
空きメモリ512MB以上(2GB以上の実装を推奨)
・モニタ:
解像度1024×768ドット、65,536色以上が表示可能なカラーモニタ(1280×1024ドット以上
を推奨)
・ハードディスク:
空き容量1GB以上
・ディスク装置:
CD-ROMドライブ
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対応デジタルカメラについては以下URLをご参照ください。
http://www.astroarts.co.jp/products/stlimg6/spec/environment-j.shtml
それではインストール開始です。
画面に従ってクリックしていくと、ユーザ情報とシリアル番号入力画面が現れます。
入力してクリックするとインストールは普通に完了します。
【登録】
※ ここで、あまり見かけないコメントについ、うれしくなってしまいました。
・・・まさに、アストロアーツ様のユーザーに対する心遣いそのものが表現されていると
感じましたよ。(*^_^*)
※ この登録画面で、会社名の部分を個人ユーザの場合は「個人」にしてくださいと、しっかり
記載されています。・・・色んなソフトでこの部分の記載には迷ってしまう場合が多いのです。
・・・とても良い内容だとインストール段階から、ソフトそのもののユーザーインタフェースの
出来栄えに期待してしまいます。
※ こちらも、シリアル番号はマニュアルの裏表紙とユーザ登録葉書にシールがちゃんと貼り
付けてありました。・・・うれしい心遣いです。(*^_^*)
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ここから先は実際に写真を撮影して編集して確認を進めてみたいと思います。
この写真は↓試しに自宅から撮影して1枚の画像を簡単に処理した映像です。
☆ マニュアルや公式ガイドブックで見た限りでは、このソフトでは実際に撮影した星空の映像を
合成して更にカメラのレンズにキャップをして撮影した「ダークフレーム」・・・真っ暗(カメラの
ノイズらしいです。)を引くことによってよりリアルで美しい星空を再現できる様です。
あと、便利な機能としては「ワークフロー(手順)の記録」が出来るようです。・・・合成等の
機能は使用できないようですが・・・
※ 実際の編集手順についてガイドブックに沿ってやるかマニュアルに従うか悩みましたが、
ここでは敢えてマニュアルに沿って説明していきたいと思います。
【ステライメージVer.6起動画面】
【設定と処理可能枚数の確認】
※ 処理可能枚数はお使いのPCのメモリ数に左右されるようです。
今回は8GBもありますから・・・267枚・・・多いですね。(*^_^*)
【STEP -1-】
(基本的な操作)
§1 ファイルメニューから開く・・・Windowsの操作に慣れている方なら大丈夫です。
・ メニューの[ファイル]から[開く]を選択し「画像ファイルを開く」ダイアログを開きます。
「ツリー」からファイルの場所を選ぶと、選んだフォルダーに含まれる画像が右側に表示
されます。
※ 表示方法は「サムネイル」と「一覧」から選ぶことが出来ます。
・ 「サムネイル」モードでは画像を縮小表示して並べます。
※ 縮小表示大きさは「サムネイルの大きさ」で調整します。
※ 画像を選択すると左下に画像のデータが表示されます。
・ 「一覧」モードでは画像のデータを表形式で並べて表示します。
※ データの項目をクリックすると、一覧を並べ替えることが出来ます。
※ 左下には縮小画像が表示されます。
☆ どちらのモードでも画像の一覧を右クリックすると表示するデータ項目を変更することが
出来ます。
・ 画像を選択して[OK]をクリックするとそのファイルを開いて表示します。
§2 フォルダーツリーから開く
・ フォルダツリーからもファイルを開くことが可能です。
・ フォルダツリーは[設定]メニューの[フォルダツリー]を選択すると[編集バー]の左側に
表示されます。
・ フォルダツリーからファイルのある場所を選択し、ファイル名をダブルクリックするか、作業
領域にドラッグ&ドロップするとファイルを開けます。
※ ファイル名を右クリックするとファイルに関するメニューが表示されます。
※ 各タグをクリックすると切り替わります。
§3 エクスプローラからのドラッグ&ドロップ
・ ディスクトップやフォルダ、エクスプローラで開きたいファイルを選択してステライメージの
ウインドウへドラッグ&ドロップすることでファイルを開けます。
§4 最近開いたファイル
・ ファイルメニューには最近使用したファイルが10個まで表示されます。これは、過去に開
いたり保存したファイルの一覧です。前回に続いて同じファイルを扱う場合に便利です。
※ 削除したファイルを選ぶと←確認中!!
§5 ファイルを開くときのオプション
・ デジタルカメラのRAWファイルや、動画ファイルなどの場合、ファイルを開くとオプションの
ダイアログが表示されます。
※ 詳しい説明は後程…
(操作の取り消しとワークフロー)
画像完成までの道のりは決して一直線ではなく、試行錯誤を繰り返す必要があります。
…意味深い言葉ですね(*^_^*)
§1. 直前の画像処理を取り消す
・ 直前の画像処理を取り消すには、[編集]メニューから[元に戻す]を選択します。
・ 取り消した処理を再実行するには、[編集]メニューから[やり直し]を選択します。
※ [元に戻す]と[やり直し]は交互に実行できるので、画像処理による変化を確認できます。
§2 すべての処理をキャンセルする
・ [ファイル]メニューから[復帰]を選択します。
画像に対して行った処理がすべてキャンセルされ、現在処理している画像を開いたときの
状態に戻します。
§3 画像の複製
・ 各ステップの処理が確定した時点で、複製を保存しておけば、以降の処理で試行する場合
でも、そこからやり直せます。
画像を複製するには、[画像]メニューから[複製]を選択します。
§4 ワークフローの記録と編集
・ 実行した処理を1つ1つ記録して、画像処理の工程を途中に遡って自由に変更できるのが
[ワークフロー]機能です。ただし、複数の画像を利用する合成など、一部の処理はワーク
フローに記録することができません。
○ 手順
① [設定]メニューから[ワークフロー]を選択して[ワークフロー]ダイアログで[記録開始]
をクリックします。
※ [記録開始]をクリックする前の工程は保存されません。
※ 記録中は[ワークフロー]ダイアログを開いたまま作業を進めます。
② 通常通り画像処理を続けます。ダイアログを開く処理の場合、[OK]ボタンが[ワーク
フローに追加]に変わり、クリックするとダイアログの設定がワークフローに記録され
ます。
※ 範囲選択などダイアログを開かない処理は、実行するたびにワークフローに内容
が記録されます。
③ [記録終了]をクリックすると記録が終わり、処理していた画像が記録開始前の状態に
戻ります。
※ [プレビュー]にチェックを入れると、ワークフローの[最終結果]または[選択行まで]
の画像を見られます。
④ 処理工程の各行についているチェックを外すと選択した処理は反映されなくなります。
[↑][↓]をクリックすると選択した処理の順序を変えられます。
※ 処理によっては[編集]をクリックすることでパラメータなどを再調整出来ます。
※ [削除]をクリックすると選択した工程をワークフローから削除します。
⑤ 記録を終えた状態で[保存]をクリックして、ワークフローをファイルとして保存します。
§5 ワークフローの実行
○ 手順
① あらかじめワークフローを保存したファイルを用意して、処理したい画像を開きます。
② [設定]メニューから[ワークフロー]を選択して、[ワークフロー]ダイアログで[開く]を
クリックし、ワークフローを読み込みます。
③ 必要に応じて処理結果をプレビューしたり、工程を編集します。
④ [実行]をクリックしてワークフローの処理を画像に反映させます。
⑤ 複数の画像に同じワークフローを実行する場合は、[パッチ実行]クリックして[ワーク
フロー:パッチ]ダイアログで対象ファイルを選びます。
作業領域に開いている画像を選択すると、実行結果がウインドウに直接反映されます。
[ファイルから追加]をクリックすると、新たな画像ファイルをリストに加えられます。
追加した画像にワークフローを実行した後の動作は[ファイル追加の処理後]で設定し
ます。
(ファイルの保存)
処理した画像をファイルに保存する手順は、以下の通りです。
○ 手順
① 保存したい画像をアクティブ(最前面)にします。
② [ファイル]メニューから[名前を付けて保存]を選択し、[名前を付けて保存]ダイアログ
を開きます。
③ [保存する場所]でフォルダを選び、ファイル名を付けます。
④ [ファイルの種類]を選びます。
⑤ [保存]をクリックします。
※ ステライメージでは画像の階調を損なわないように、すべての画像を32ビットに展開
して処理しているため、処理の途中で一旦画像を保存する際などは32ビットFITSでの
保存をお勧めします。
16ビットでもほとんど問題はありませんが、8ビットではレベルの切り詰めなどが発生し、
階調の一部が失われてしまうことになります。
また、JPEGで保存したファイルは再処理する際に、ブロック状のノイズが出やすくなり
ます。
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☆ こちらは編集前の木星の写真です。(当然アップするために加工してますが)
同じように撮影した写真を今回は3枚選択して合成と補正を行い木星の周囲
だけ、切り取りました。
この写真の撮影データです。(ステライメージの画像情報からコピー)
■撮影情報
カメラ Canon Canon EOS Kiss X2
露出・F値 3 sec. f/25.0
露出開始 2011年 10月 18日 火曜日 21:19:35
2011/10/18 12:19:35, 2011/10/18.51360 UT
露出中央 2011年 10月 18日 火曜日 21:19:36.500
2011/10/18 12:19:36.500, 2011/10/18.51362 UT
☆ 補正用のダークフレームとフラットフレームです。
ただ、真っ黒なだけの画像・・・カメラのレンズにキャップをして撮影していますから
当たり前ですが(^_^;)
逆にこちらは真っ白な画像・・・蛍光灯の光を入れて、長時間露光で撮影しました。
☆ さ、いよいよ画像の編集です。
先ほどのダークフレームとフラットフレームを使って補正します。
一枚目と二枚目の写真を合成します。・・・左端のカーソルキーで位置を合わせます。
一枚目+二枚目の写真に三枚目の写真を合成します。
少しだけスターシャープ機能を使用してみましたが・・・少々処理時間がかかります。
それで感度補正等を行って切り取った写真が・・・
☆ アドバイスを頂いたので更に追加処理を行ってみました。
更に、衛星の様子がわかるようになりました。
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10月27日の晩に撮影した写真の加工
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1.まず、撮影した写真・・・合計160枚ほどを各星ごとにナンバーを整理
2.枚数の手ごろな4枚~6枚程度の星から加工開始
※ こちらは加工前の4枚の写真です。
※ こちらはダークフレームとフラットフレームを使って処理した写真です。
※ 4枚の写真を合成してレベル調整後の写真です。
※ こちらは、今回撮影した木星の加工写真です。上↑の木星と衛星の位置が逆
になっていますね。・・・知らなかった。(^_^;)
※ 更に加工して木星本体のフレアを消してみました。
※ こちらはステラナビゲータで確認して行ったので狙って撮ったおうし座
まずは、ステラナビゲータの画面です。
※ アップした画面です。
※ こちらは実際に11枚撮影した写真を合成した写真です。
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今回の撮影ポイント
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今回10月27日の晩に行ったポイントはこちらです。
ついでに、帰宅時の一般道のルートはこちらです。
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撮影機材
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今回はこのCanonのEos KissX2を使用して撮影しています。
これを
この三脚にセットして撮影しています。
早く、素晴らしい天気になれば良いのですが・・・
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ここまでのステライメージVer.6/Ver.6.5の感想
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はっきり言って、素人には難しすぎる部分も多々ありますが、とても簡単に処理が
出来ると言うのが感想です。
上の2枚の写真を見て頂いてもその素晴らしさは伝わるのではと思います。
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【編集の記録】
10/10 記事を追加編集しました。
10/11 マニュアル写真の差替えと文章を少々追加・修正しました。
10/12 初期画面、設定と処理可能枚数確認、ファイルを開くのショットを追加しました。
10/13 マニュアルからファイルの保存までを記載しました。
10/20 実際に一眼レフカメラで撮影した木星の写真を編集して掲載しました。
10/22 木星の写真追加と撮影機材の写真と感想を追加しました。
画像の合成処理過程を追記しました。
10/28 10/27に撮影した写真の一部を処理して載せました。
10/29 10/27に撮影した木星写真を加工して載せました。また、撮影ポイントに関する情報も
合わせて記載しました。更に、今回は先にステラナビゲータで確認してから狙って
撮影したおうし座の写真11枚を合成して編集した写真をアップしました。(*^_^*)
11/01 更に加工した木星の写真をアップしました。
mkamaさん
2011/10/20
最近夜空の天気が悪いので大変でしたね。
木星の写真、見ました。
ステライメージでレベル調整したら、対角線上に3つガリレオ衛星が確認できました。
撮影日時でステラナビを使って、調べると衛星の名前がわかると思います。
惑星は、
ステライメージを使って静止画を数枚重ね合わせるよりも、
動画で10秒から30秒ほど撮って、(ステライメージやRegiStaxで)
重ね合わせる方が良い結果がでると思います。
(デジタル一眼の動画モードでも可能?)
CLWさん
2011/10/21
コメントありがとうございます。
何度かチャレンジしてみたいと考えています。
未だ未だ、不慣れですべての機能を使いきれません。(笑)
でも、素人なりのレビューに仕上げたいと思います。
らんまるさん
2011/11/07
私は身の回りにあるものと、ご近所で済ませてしまってホント申し訳ない思いです。
遠方までの撮影も含めて、いろいろお疲れさまでした。
CLWさん
2011/11/07
レビューの対応は人それぞれですから、良いと思いますよ。
みんなが、横並びではZigsowがつまらないものになってしまいますよ。(*^_^*)
R-O-G-Eさん
2011/11/11
皆さん結構遠くまで行かれて撮影を行ったんですね・・・。
僕も遠く行って撮影すればよかったかな・・・。
とっつきにくいソフトウェアではありましたが、
慣れると面白いものですね。
お疲れさまでした~(`・ω・´)ノ
CLWさん
2011/11/11
確かに、使い込んでいくと結構便利です。
まだまだ、いろんなことが出来るので、他の方のレビューを参考にしたりして
活用していきたいと考えています。
R-O-G-Eさんも大変にお疲れ様でした。(*^_^*)
makibisiさん
2011/11/16
遠くまで、大変でしたね!><
加工まで様子が見れて、とても面白かったです。^^
使い込むと、いろいろ出来そうですね!>w<b