レビューメディア「ジグソー」

外からリアルタイムで天体撮影をアップする!

(※星の画像はすべてステライメージ6.5を利用して現像いたしました。映像は、YouTubeから直接見ていただくことで1080pでの再生が可能となっています。)


みなさんこんばんは、私は今、栃木県は矢板市にある、八方ヶ原学校平近くの山の駅たかはらという場所に来ています。
今回は趣向を変えて、せっかくのノートPCのレビューということもあるので、出先からのリアルタイムレビューなんてのも面白いかなと、外から更新しています。

現在の上空の模様はほぼ快晴。外気温は3度、肉眼でもうっすらと天の川が見えるような状況となっています。

機材の方は…

■ノートPC…Amphis Art Expert 17L2-16GXR
■自家用車…SUZUKI SX4 XG
■12V専用DC/ACインバーター…CELLSTAR HG350/12V(100V電源確保用)
■カメラバッグ…Lowepro SUPER TREKKER AW II
■一眼カメラ…Sony α33
■レンズ…キットレンズの18-55mm F3.5-5.6の他、50mm F1.7、70-300mm F4-5.6、400mm F5.6)
■コンパクトカメラ…Olympus C-8080Wide Zoom
■記録メディア…Eye-Fi X2 Pro 8GB (撮影直後にPCへjpg/rawを自動転送)
■三脚…Velbon Mount Chaser、Kenko SK-100
■リモコン…iRemo 2 (iモード携帯電話用リモコンアプリを利用)
■iモード携帯電話…F-04B
キーボードと本体が分離しBluetoothで無線接続できるため、本体をSony α33の方向に向けて、手元にキーボードを持っておけば、方向や障害物など、赤外線のデメリットをものともせずにシャッターが切れる!

■折りたたみ椅子
■iPad(iステラHD用)
■Galaxy Tab (無線LANルーター化)
■Galaxy S(GPS、Google Skymap、Twitter等)
などなど…この構成で、車より電源を確保し、Amphis Art Expert 17L2-16GXRを利用、ネット回線にはGalaxy Tabを無線LANルーター化をして接続。回線はdocomo MVNOの日本通信社の3G FOMA回線を使用。(WiMAX等は電波が届かず断念…)

環境はこんな感じ…ノートPCは座って使えるようにセッティング!
環境はこんな感じ…ノートPCは座って使えるようにセッティング!


ただ今フォーカスを合わせております…
フォーカス合わせは難しいですね…
フォーカス合わせは難しいですね…
ピント合わせ完了!天の川?
ピント合わせ完了!天の川?


ただ漠然と星野を撮っても飽きてしまいそうなので、この辺でステラナビゲータを起動してみたいと思います。

Galaxy SのGPSを利用して緯度経度を確認してステラナビゲータに入力!
緯度と経度を確認!
緯度と経度を確認!
緯度と経度を入れて地形も表示させる
緯度と経度を入れて地形も表示させる
レンズの焦点距離を設定して写野を表示させます。この辺を狙ってみましょう
レンズの焦点距離を設定して写野を表示させます。この辺を狙ってみましょう

なんか違う…?
なんか違う…?

アート風に現像。右側に天の川があるので少々位置が違いましたね
アート風に現像。右側に天の川があるので少々位置が違いましたね

右側に天の川とはくちょう座があるのでこの辺ですね
右側に天の川とはくちょう座があるのでこの辺ですね



iPadがバカになったのか、iステラHDのバグなのか、電子コンパスが効かなくなり、使い物になりません…なぜか縦横を変えると北固定、西固定に…なんなのでしょう…?

iステラHDがないとちょいと厳しいので、見てわかる天体を狙いましょう…
レンズを変えてオリオン座に挑戦
レンズを変えてオリオン座に挑戦
シャッタースピードが15秒なので流れてしまいましたが…オリオン座もギャラクシー!
シャッタースピードが15秒なので流れてしまいましたが…オリオン座もギャラクシー!

光害が無いと、シャッタースピードを遅くしても背景が暗いままになってくれるので、シャッタースピードを遅くし放題ですが、あまりあけると流れてしまうこのジレンマ…赤道儀が欲しくなる理由が初めてわかりました


…三脚が倒れてしまいそうなほどのあまりの強風のため一時車内に退避してきました。強風で車すらも揺れてます…。

ここらでこのAmphis Art Expert 17L2-16GXRの話をちょっと…

Core i7 2760QMにGeForce GTX580というモンスターPCですが、省電力モードとしてバッテリー駆動をさせると2時間強ほど使用することができます…が、省電力モードは、やはり省電力モードでして、プロセッサクロック低く、raw現像をテキパキとこなすまでには至らない感じです。やはり基本的には電源を接続して使える場所というのがメインになるでしょうか。

電源を利用できる場所であれば、このノート、とんでもないパフォーマンスを発揮します。というのも、公称クロックが2.4GHzのこのCore i7 2760QMですが、CinebenchなどのCPUをフルに利用するタイプのベンチマークを計測中に動作クロックを見てみると…なんと4コア8スレッドをフルに使っているのに2.8GHzで動作しているんです!!しかも、CPUの温度が上がるまでは、3.2GHz程度でフル回転!!!公称標準クロックとは一体何なのかと思わせるほどのCPUの高回転っぷりはハンパじゃありません!

消費電力については、FINAL FANTASY XIVベンチマークで183W、THE LAST REMNANTで202Wを記録と、消費電力もモンスター級!ただし、アイドル時は30W前後と超省電力!しかもこの消費電力にはディスプレイの電力も入っているのだから、ワットパフォーマンスが異常なまでに高いのがよくわかります。

バッテリーの充電時には、ここに30-40W程度追加されるような形で、200前後のときは220W程度で頭打ちとなり、付属するACアダプターが220Wという出力なので、その枠内で充電を多少緩めているような感じになっているのだと思われます。


さて、その使い勝手はといいますと…まんまデスクトップPCとして利用できちゃうレベルの快適さです!

なんといってもSSDがintel 510シリーズというのが大きい!昔からノートPCが遅い大きな理由の1つとして、2.5inch HDDの採用がありましたが、最近のSSDの普及により、デスクトップと同等のディスクアクセスが可能となっているので、Windowsの動作は快適そのもの!デスクトップと寸分たがわぬ快適ぶりを発揮してくれます!

そして、ノートPCでボトルネックなのはSSDを入れたら他にHDDを増設できないという点…これもこのAmphis Art Expert 17L2-16GXRなら、HDDを別に搭載しており、今回のモデルは、なんとSSD 120GB、HDD750GBというデュアルドライブ仕様になっているので、大きなファイルの保存も安心してHDDへ保存できちゃいます!すごいですねー!


ちなみにこのノート、どれくらい大きいと思います…?
ざっとiPadが2枚分以上!!でかいですねー(笑)
ざっとiPadが2枚分以上!!でかいですねー(笑)

そして、クリエイター向けということだからでしょうか、USB3.0と2TBのHDDまで付属してきました!
至れり尽くせり!
至れり尽くせり!
もちろん、このノートはHM67チップセットですからUSB3.0にも対応しており、その速度はUSB2.0とは次元の違うものとなっており、快適極まりなく利用することができました。

しかも…実はeSATAにも対応しているんです!ただ、ホットスワップには対応していないので、電源投入前に接続しておく必要がある点は要注意。そういった意味ではホットスワップが可能なUSB3.0という方がパフォーマンスは多少落ちたとしても使い勝手はいいのかもしれませんね。
左から、eSATA(3Gbps)、DVI、電源
左から、eSATA(3Gbps)、DVI、電源




まてど暮らせど風がやまないので突撃してきました…
Mountain Chaserは超ローアングルも可能なので強風でもへっちゃら!
Mountain Chaserは超ローアングルも可能なので強風でもへっちゃら!
試しに西の真上方向を…
試しに西の真上方向を…
こういった感じでしょうか…?
こういった感じでしょうか…?



台風のようなあまりの強風で、車内にこもっていたのですが、せっかくなので電波の届かないさらに標高で200mほど上の高原に行ってみました。が、こちらもやはり強風で、5分も外に出ていられない状況…。

そんなこんなで、車の中から満点の星空を眺めていると朝焼けが…ということで本日は時間切れとなってしまいました。初めの1-2時間しかまともに触れなかったのが悔しい限り。

実は、本日くるにあたって、天候を調べたところ、ふもとで最低気温が5度ということで、山に上がれば下手をすると氷点下の可能性もあり、急きょスタッドレスタイヤに履き替えました。それに時間をとられ、出発が3時間ほど遅れてしまったのも敗因の1つ。

なかなかどれもこれもバシっとうまくはいかないものですね…!でもそれがまた天体撮影の魅力を際立たせるスパイスなのかもしれません!ということで本日はここまでとさせていただきます。PCのレビューなどはまた追記する形で行いたいと思います。それでは安全運転で峠道を下って帰ることに…どうか路面が凍結していませんように…。

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2日目
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本日も懲りずにやってまいりました。

本日の機材もこんな感じ…
デスクをそのまま持ち出した感じにセットアップ!
デスクをそのまま持ち出した感じにセットアップ!

Loweproのカメラバッグの中はレンズやバッテリーなど…
Loweproのカメラバッグの中はレンズやバッテリーなど…




まずはピント合わせから…
今日もピント合わせから
今日もピント合わせから

ピントがずれないようにテープで留めてしまう
ピントがずれないようにテープで留めてしまう
テスト撮影
テスト撮影
この辺です。カシオペアと天の川もばっちり
この辺です。カシオペアと天の川もばっちり

天の川に浮かぶカシオペア座をアップで
天の川に浮かぶカシオペア座をアップで

こんな感じです
こんな感じです

こぐま座
こぐま座

こんな感じですね
こんな感じですね



残念ながら、八方ヶ原上空は早々に曇ってしまったので撤収し、自宅前まで帰ってくると、自宅近辺は快晴だったので少々延長戦。シャッタースピードはあまり遅くできませんが、それでもこれだけの星空が撮れました。
家の前で延長戦…
家の前で延長戦…


自宅前で見上げてみると…
自宅前で見上げてみると…

新月という事もあり天の川は見えないものの住宅街でもこれだけ綺麗に撮影できました
新月という事もあり天の川は見えないものの住宅街でもこれだけ綺麗に撮影できました

ふたご座
ふたご座

こんな感じです
こんな感じです

ぎょしゃ座
ぎょしゃ座

こんな感じです
こんな感じです


現場でステライメージを使ってその場で現像をしてみましたが、とにかくこのノートは、デスクトップPCをそのまま外に持ち出したかのような快適さで、少々重いraw現像やフィルタ処理なども楽々こなしてくれました!

intel Core i7 2760QMに16GBメモリーを積んだWindows 7 Professional 64bitというとんでもないパフォーマンスを持つノートに、64bit対応のステライメージを組み合わせると、ノートで作業しているとは思えないほどの快適そのもの!

最初は勝手がわかりませんでしたが、撮影を重ねていくうちにコツみたいなものが少しずつ分かってきて、あの星座を撮ってみよう!とどんどん面白くなってきてしまいました!これは…ハマってしまいそうかも?

新月前後で晴れた日には、また八方ヶ原やその他観望スポットへ訪れてしまいそうです!
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Amphis Art Expert 17L2-16GXR紹介編
Amphis Art Expert 17L2-16GXR紹介編

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上の方にあるiPadとのサイズ比較画像を見てもらえるとわかると思いますが、17inchサイズという事でA3サイズと大きくはなっていますが、持ち運べないかというと、そこまでではありません。特に普段からアタッシュケースを持ち歩いていたり、車で移動しているような方であれば、4kg弱という多少の重量さえ容認できれば何の問題もなく持ち運ぶこともできるでしょう。

ただ、iPadやB5サイズノートのつもりで持ち運ぼうと思うと、バッグやカバーなどが共用できないので、それ相応の考えが必要になります。
ほぼフルピッチ、10キーは特殊配列
ほぼフルピッチ、10キーは特殊配列

キーボードはほぼフルピッチサイズ。ただし、15inchモデルと流用しているためか、10キーは特殊配列となってしまっており、普段10キーを多用してしまっている場合だと、かなりの慣れが必要になりそうです。特に+-*/の位置と0と→、ピリオド(ドット)の位置はかなりつらいと思われます。せっかくこれだけ大きいのだから、きっちりと分離してフルサイズ通常配列にもできたはずだと思われるのでちょっと残念なところです。

ASDWキーを見てもらえばわかると思いますが、PCでのゲームの場合、矢印キーよりも、10キーやASDWキーを上下左右の移動に使うことが多いため、このようなマークが刻印されているのでしょう。やはり、GeForce GTX 580mを搭載できるだけあって、もともとはゲーミングノートであることがよくわかります。

このノートのOEM元はCLEVOという老舗の台湾のOEMメーカーで、廉価なノートPCを数多く送り出しているメーカーです。
CLEVO
http://www.clevo.com.tw/en/index.asp

このノートは、このClevo社のP170HMをベースにしたモデルとなっており、さまざまなオプションが用意され、世界中の様々なショップやメーカーより、名称を変えて販売されています。ドライバ類なども、CLEVO社のWebサイトよりダウンロードでき、万が一購入元がなくなってしまったとしても、バッテリーやACアダプターなどは世界中の各国で入手可能であるので、そういう意味では安心できるといえるでしょう。

P170HM
http://www.clevo.com.tw/en/products/prodinfo.asp?producti...

デジタルTVチューナーのオプションもあるのですが、国内ではB-CASカードが必要となってしまい、チューナーは対応しておらず、国内で利用することはできません。その代わりに、チューナー用のmini PCI Expressポートが1つ空きとなっているので、何らかのデバイスを搭載することが可能となっています。

また、nVidia 3D Vision対応モデルのP170HM3というモデルも存在しているのですが、今回のノートは残念ながら非対応モデルとなっておりました。

P170HM3
http://www.clevo.com.tw/en/products/prodinfo.asp?producti...

しかしながら、液晶の能力としては、nVidiaのカスタム解像度を利用することで1920x1080/100Hzまで表示が可能で、多少ノイズが入ってしまいましたが、1920x1080/120Hzの表示も可能でした。おそらく調整次第で1920x1080/120Hzでの動作も可能だと思われるものの、詳細なデータシートが手に入らないので1920x1080/100Hzで利用しています。

液晶はパソコン工房ではクリエイターモデルとうたっているとはいえ、もともとがゲーミングPCであるので、前述した100Hzにも追従できてしまうような応答性を重視したTNパネルとなっているので、角度によっては色が変わってしまうのは残念なところ。とはいえ、デスクトップPCとは違いノートPCの場合は、角度を変えてみるようなことは少ないと思われるので気になるほどではありません。

光沢(グレア)パネルが採用されていますが、OEM元のCLEVO社のオプションでは非光沢(ノングレア)パネルも用意されているので、選択できればよかったのではないかと感じられました。

Core i7 2760QM 6MB(2.4GHz/TB3.5GHz)
Core i7 2760QM 6MB(2.4GHz/TB3.5GHz)

CPUはintelのCore i7 2760QMと、ノートPCのCPUとしては破格のスペックを持っています。

intel Core i7 2760QM
http://ark.intel.com/ja/products/53474/Intel-Core-i7-2760...

L2キャッシュは上位モデルよりも2MBほど少ない6MBとなっていますが、その分動作周波数は引き上げられているので、コストとパフォーマンスの面でうまくバランスが取れたモデルのように感じられます。

不思議なのは公称2.4GHzとなっているものの、Cinebenchなどでは、CPUが冷えているときは3.2GHz、CPUが発熱しても2.7/2.8GHz程度のまま4コア8スレッドで動き続けてくれたこと。このため、Core i7 860よりもパフォーマンスが高くなるというすごい威力に…!
開始直後は3.2GHz、CPUが熱を持つと2.7~2.8GHzの4コア8スレッドで動作
開始直後は3.2GHz、CPUが熱を持つと2.7~2.8GHzの4コア8スレッドで動作
公称2.4GHzというのはいったい何なのだろう?というような状況で、とんでもないパフォーマンスを見せつけてくれました。これでノート用のCPUというのだから驚愕です。
CPUの熱は銅製のヒートスプレッダ、ヒートパイプ、ヒートシンクによって排熱される
CPUの熱は銅製のヒートスプレッダ、ヒートパイプ、ヒートシンクによって排熱される

なお、Amphis Art Expert 17L2-16GXRではオプションで、高性能CPUグリスのAS-05に変更することができますが、標準のグリス(シート)と、AS-05を塗りなおした場合で温度比較をしたところ、明確な差は出ませんでしたので、AS-05にせずとも標準のままで問題は無いと思われます。

GeForce GTX580Mが搭載される
GeForce GTX580Mが搭載される
GPUに関しては、Core i7 2760QMには、intelの内蔵ビデオとしてはハイスペックのIntel® HD Graphics 3000が組み合わせられていますが、GeForce GTX 580Mを搭載しているという事もあり、こちらは完全に無効化されています。そのため、高速エンコーダであるIntel® Quick Sync Videoも使えないのは残念なところではありますが、GeForce GTX 580MのCUDAを利用した高速エンコードが可能となっているので、こちらも何の問題もないでしょう。

ただ、このGeForce GTX 580Mは、デスクトップ版のGeForce GTX 580と大きな違いがあるのでこの点は頭に入れておかなければなりません。

というのも、デスクトップ版のGeForce GTX 580のコアはGF110と呼ばれる最上位のコアを使っており、そのスペックは…

CUDAプロセッサーコア 512sp
動作周波数
グラフィッククロック 772MHz
プロセッサークロック 1544MHz
メモリークロック 2004MHz
メモリーインターフェース幅 384bit

なのに対し、ノート版のGeForce GTX 580MのコアはGF114と呼ばれる中位のコアを利用し

CUDAプロセッサーコア 384sp
動作周波数
グラフィッククロック 620MHz
プロセッサークロック 1240MHz
メモリークロック 1500MHz (3000MHz)
メモリーインターフェース幅 256bit

と、遠く及びません。GeForce GTX 580Mはデスクトップ版のGeForce GTX 560 Tiと同じコアであるGF114を利用しているため、GeForce GTX 580ではなく、GeForce GTX 560 Tiとほぼ同等のスペックとなっており、そこから、動作周波数と動作電圧を抑えたモデルであるという認識をしておくべきでしょう。

それでも、デスクトップPCではゲーム用として標準的なGeForce GTX 560とほぼ同等のパフォーマンスを発揮していますから、ノート用のGPUとしては破格のスペックであり、ゲーミングPCとしてもデスクトップPC並の抜群のパフォーマンスを発揮してくれます。
CPU同様の冷却に加え、更にビデオメモリー用にアルミのヒートスプレッダも搭載
CPU同様の冷却に加え、更にビデオメモリー用にアルミのヒートスプレッダも搭載


FINAL FANTASY XIVベンチマークでは、HIGHで3123、Lowで5056と、GeForce GTX 560やGeForce GTX 470と同等の結果に。



THE LAST REMNANTベンチマークでも1920x1080で94.01fps、1280x720で183.48fpsとフルハイビジョンでプレイしても全く問題のない数値が!ノートPCでこれはすごい!



ベンチマーク中のCPUの動作速度を見てもらえると面白いことも判明。ほぼ常に3.2GHzで動作していることがわかる。となると、このCore i7 2760Mは、省電力版デスクトップCPUであるCore i7 2600Sよりも…速い…かも…?


2011年10月13日に発売された最新ゲームDEADRISING2 OFF THE RECORDも御覧の通りフルオプションでも30fpsを割り込むことなく快適プレイ!もはや、ゲームマシンと呼んでも過言ではありませんね!


全体的なパフォーマンスはどうなのでしょうか?Windowsエクスピリエンスインデックスを見てみましょう…
ノートPCなのに驚きの7.5!!!
ノートPCなのに驚きの7.5!!!
こ…これはすごい結果ですね…!とてもノートPCとは思えません。3Dゲームが快適に動いてしまうのも納得ですね…!

ディスクのデータ転送速度の7.8という数字もスゴイ!ということで、どれくらいの速度なのかを実際にベンチマークで計測してみましょう…。
リード400MB over!!ライト200MB over!!!
リード400MB over!!ライト200MB over!!!
さすが、intel SSD 510シリーズの120GBモデルを搭載しているだけのことがあり爆速です!もちろんintel HM67チップセットだからSerial ATA 6.0Gbpsにも対応しているからこそ成せるパフォーマンスと言えますね。

では、もう1台搭載されている750GBのハードディスクのパフォーマンスはどうでしょうか?こちらも試してみましょう。
リード100MB over!!!ライトも100MB間近!!!
リード100MB over!!!ライトも100MB間近!!!
今回搭載されていたHDDドライブはHITACHIのHTS547575A9E384というモデルでしたが…2.5inchのHDDでも100MB/secを超えてしまうとは速くなりましたね…。


そうそう、このノート、実は結構音にもこだわりがあるようなのです。おそらく、スピーカーは7つ搭載されています…。ディスプレイ下部に2つ、キーボード手前背面に2つ、キーボード手前に2つ、そしてセンタースピーカーがなぜかキーボード手前左側に1つという形で搭載されており、一応これ1つでサラウンドシステムと言えないこともなさそうです。少々苦しいものの、2スピーカーとは雲泥の差で、ゲームなども、慣れると、前面の音はディスプレイしたから、背面の音は下部から聞こえてくるのがわかるので、FPSなどでは有効なのではないでしょうか?

またCREATIVEのTHX TruStudio Proにも対応しており、バーチャルサラウンドや圧縮音声の補完機能であるクリスタライザーなども利用することができるのも大きな特徴となっています。
標準ではインストールされていないもののTHX TruStudio Proに対応
標準ではインストールされていないもののTHX TruStudio Proに対応
インターネット経由でアクティベートすることで使えるようになる
インターネット経由でアクティベートすることで使えるようになる
内蔵スピーカーが7つもあるのだから、外部スピーカーも7.1chに対応!ただし、サーっというホワイトノイズが乗ってしまっているのは珠に傷。どうしてもノイズが許せない人であれば、、ミニピンプラグ型の光出力にも対応しているのでこちらを使うといいでしょう。ただし、Dolby Digital LiveやDTS Connectには対応していないのでステレオ出力のみとなってしまい、サラウンド出力はDVDやBlu-rayなどのみでしか利用できないのは少々残念なところ。
右サイドにはblu-ray/DVD/CDドライブの脇に7.1ch入出力+USBポートがある
右サイドにはblu-ray/DVD/CDドライブの脇に7.1ch入出力+USBポートがある
もし、これ以上の音質が必要になった場合は、USBが用意されているのでUSB音源を接続するといいかもしれませんね。
左側には、左からアンテナ入力(日本未対応)、GbE LAN、USB3.0 x2、USB2.0、IEEE1394a、SD/SDHC/SDXC対応カードスロットが並ぶ
左側には、左からアンテナ入力(日本未対応)、GbE LAN、USB3.0 x2、USB2.0、IEEE1394a、SD/SDHC/SDXC対応カードスロットが並ぶ
PC向かって左側にはこれだけ豪華なI/Oが並びます。SDカードスロットは、最新のSDXCまで対応!しかもPCI Express接続のため、USB2.0のSDカードリーダーのようにUSBの帯域がネックになるようなこともなく、極めて高速にデータの転送ができるという優れもの!!これは便利ですね!

TVチューナーが日本ではオプションで用意されないのは残念ですが、これだけのI/Oが揃っているのは最近では極めて珍しいのではないでしょうか?AppleのMac Book ProですらIEEE1394aは廃止されてしまったのに、このAmphis Art Expert 17L2-16GXRには搭載されています!IEEE1394が内蔵されていることで、DVカメラを利用してUstreamなどのインターネット生放送なんかも、この本体があれば楽々とこなせてしまいますね!ただし、バッテリーは2時間程度しか持たないので、電源の確保できるところで使用したいところです。


ということで、気になるバッテリーですが、14.8V 5200mAhと、A4ノートサイズの大き目のバッテリーと同等の容量を持ってはいますが、いかんせんCore i7 2760QMにGeForce GTX 580Mには少なく感じてしまうのは残念なところ。SSDを搭載しているうえにHDDまで搭載していたりと、どうしてもアイドルでも30~40Wとなってしまっているので、バッテリーの減りは早く感じてしまいます。

バッテリーの価格は1万円強となっていますが、前述もしましたが、ワールドワイドモデルのため、eBayなどでは送料を含めても$80前後で入手することが可能なので、入手性、コスト共に悪くない印象です。
容量としては少なくはないはずなのに…
容量としては少なくはないはずなのに…


組み合わされるACアダプターはこちら。
19V-11.57Aなので220Wという大容量のACアダプターが付属してきました。大容量ですから、そのサイズも大きく…
本体が大きいので、それほど大きく感じませんが、本体が17インチ、A3サイズという事を忘れてはいけません。おおよそ750ml入りのペットボトルと同程度のサイズといった感じですね。


気になる消費電力ですが、バッテリーを抜いた状態で…

FINALFANTASY XIVベンチマーク 165W
THE LAST REMNANT ベンチマーク 171W
Cinebench 109W

ピーク時の消費電力は上のような結果でした。バッテリー充電中は、ここに充電分の+30W前後が追加されるという感じでした。なるほど、220WのACアダプタというのも納得です。



と、こんな感じでパフォーマンスもモンスターなら消費電力もモンスター級!でも通常使用時は液晶モニタも合わせて35W弱程度なので、通常使用時は圧倒的に省電力という不思議なノートPCとなっています。

ノートPCには少々荷が重いかなー?というようなPhotoshop Elements 10やPremiere Elements 10もバリバリ快適に!もちろんMicrosoft Officeだって超快適!

HDMIやDVI出力もあるので、ゲームをするときやYouTubeなどネット放送などを大画面と組み合わせることができるのも大きなポイント!Playstation3と同サイズで、パフォーマンスは圧倒的に上なのだから、普段はリビングの固定ゲームマシンとして使うのもありかもっ!?3D対応のTVと組み合わせて、nVidia 3D TV Playを使えば、3D対応のゲームマシンにっ!もちろん3DのYoutubeだって見られちゃう!

デスクトップPCと違って、気軽に室内を持ち運べるだけに、可能性は無限大!そんな感じのモンスターPCなのではないでしょうか?

CPUもソケット型なので、やろうと思えば交換もできるし、GPUもMXMモジュールという規格化されたカードになっているので、こちらも交換は可能。デスクトップPCの様にこれらのパーツを交換できてしまうという点でも将来性も安心!

ということで、予算に余裕があれば、デスクトップの代替機としても十分に…いやそれ以上に機能してくれるので検討の余地はあるかもしれませんよー!



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こぼれ話…
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実は初日の前日にも訪れていたのですが、天気予報は晴れの予報だったに雲が途切れず18時ごろ~2時ごろまで張り込んでいたのですが空が晴れることはありませんでした。
かすかに見える…星…
かすかに見える…星…

そしてこのレビューでは初日扱いとなっている曇り空の翌日は4時ごろに出て行こうと思ったのですが、天気予報により、最低気温が山のふもとで5度…ということは、山の上では氷点下も十分にあり得る!峠道で路面凍結してしまったときに夏タイヤだったら死ねる!!!という事で大急ぎで夏タイヤからスタッドレスタイヤに交換を…。
必死にタイヤ交換!
必死にタイヤ交換!

結果として19時頃に出発、21時過ぎに到着という形となってしまい、風もなく、まだ温かさが残っている時間帯に撮影できなかったという、非常に残念な結果となってしまいました…。しかも、この翌々日に1年点検が控えており、そこでタイヤ交換もお願いしようと思っていたため、とくにタイヤ交換用の工具を用意しておらず、車載工具でまかない、空気圧を抜いて保管しておいたスタッドレスタイヤの空気を入れるのに自転車のポンプを利用したため、体中が筋肉痛になったりと…。
タイヤを外したら錆々だったので
タイヤを外したら錆々だったので
スクレイパーで錆を落として…
スクレイパーで錆を落として…
ほら綺麗!
ほら綺麗!

って、こんなにゆっくりやってる場合ではなかったんですが、ホイールとタイヤは命を預かる最重要部分ですからねー!って、んなことやってるから遅くなるんですが(笑)

そして、目的の八方ヶ原大間々台の駐車場が一番の観望ポイントだったんですが、頂上付近の駐車場はまさかの圏外!
これじゃリアルタイムで更新できないじゃーん!
これじゃリアルタイムで更新できないじゃーん!
ということで、うろうろしつつ少々下った「山の駅たかはら」の駐車場なら電波が入ることが判明。ここでも十分に天の川が見えるのでここでセッティングをすることにしました。
八方ヶ原マップ…ってざっくりしすぎ!
八方ヶ原マップ…ってざっくりしすぎ!


にしても道路はあっても自然ですねー。
ウリ坊一家横断中…
ウリ坊一家横断中…

最後にいとこのお兄さん横断中?この1頭の前に、親2頭、子ウリ坊2頭の家族が横断と…カルガモの親子かよっ!
最後にいとこのお兄さん横断中?この1頭の前に、親2頭、子ウリ坊2頭の家族が横断と…カルガモの親子かよっ!
他にもイタチやらシカやら…。でもって、ド深夜の真っ暗な新月の駐車場で、謎の動物の鳴き声が響き渡ったり、突然背後で何かの気配を感じたりと…自然の恐怖をたっぷりと感じることができたいい機会でした(笑)
自然は怖いよぅ…!
自然は怖いよぅ…!

コメント (47)

  • mickeyさん

    2011/10/26

    こんな時は、天井が開くワンボックスが
    欲しくなりますね(^^)。寝てしまいそうですがw
    頑張ってください。
  • aoidiskさん

    2011/10/26

    すでに、寒そうな気配が読み取れる写真ですね。

    ☆はその分きれいだろうな 楽しみにしています。
  • 和屋さん

    2011/10/26

    リアルタイムとは、良い手法できましたね!
    楽しみです!どんな写真が撮れるんでしょうか!?
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