Intel搭載機はDELL製のデスクトップPC(vista搭載)以来になります。
今回のレビューでは、Core i7-2600Kの概要、手持ちのPCとの性能比較等を行っていきたいと思います。
それでは拙いレビューになりますが始めさせて頂きます。
オーバークロックの経験が浅いので至らない点があるかと思いますが宜しくお願いします。
■概要
今回レビュー致します「Intel Core i7-2600K」は
【型番】BX80623I72600K
【形状】LGA1155
【コア】クアッドコア
【動作周波数】CPU:3.40GHz GPU:850MHz
【Turbo Boost】CPU:3.80GHz GPU:1350MHz
【キャッシュ】SmartCache 8M
【仮想化技術】Virtualization technology (VT)
【最大消費電力】95W
【グラフィック】Intel HDグラフィックス3000
という仕様になっています。
「Intel Core i7-2600K」は 開発コード「Sandy Bridge」と呼ばれ、特徴は、32nmのプロセスルールを採用しているのに加えて、全てのモデルにグラフィックス機能が内蔵されています。
尚、末尾の「K」が付くかどうかで内蔵されるグラフィックコアが異なり、「K」付きには「インテルHDグラフィックス3000」、無印には「インテルHDグラフィックス2000」が内蔵されます。最大の違いは「実行ユニット数」でその違いによって3D描画性能等に影響が出ます。
また、「K」付きには、Turbo Boost 2の上限倍率のロックが解除される特徴もあります。
※自己責任になりますが、オーバークロックを楽しみたい人向けのCPUです
巷の評判では、ゲーム用途を除けばグラフィックボードいらずの性能とか…。(マジっすか!?)
以下検証していきたいと思います。
オーバークロックという命題があるので、今回純正のCPUクーラーは使用せず、別途CPUクーラーを用意しました。
■パッケージ
■比較対象PC
尚、「Core i7-2600K」と「vostro410」と「板祭vol.01(クロスファイアにて使用中)」で比較しながら検証したいと思います。
※「vostro410」と「板祭vol.01」は、現在の仕様ではなく下記仕様でスコアを取ったものです
<vostro410 仕様>
・CPU:Intel Core 2 Quad Q6600(2.4GHz)
・メインメモリ:4GB(1GB×4)(PC2-6400 DDR2 SDRAM)
・HDD:250GB 2.5インチ(HITACHI 0S02595)
・内蔵ドライブ:PLDS DVD+-RW DH-16A6S
・グラフィックスカード:ATI Radeon HD3600
・搭載OS:Windows 7 Professional 64bit
<板祭vol.01 仕様>
・CPU:AMD A8-3850 APU(2.9GHz×4)
・メインメモリ:8GB(4GB×2)(DDR3-1600)
・HDD:250GB 2.5インチ(HITACHI 0S02595)
・内蔵ドライブ:パイオニア DVR-S17J-BK
・グラフィックスカード:AMD Radeon HD6670
・搭載OS:Windows 7 Professional 64bit
<Core i7-2600K仕様>
・CPU:IntelCore i7-2600K(2.9GHz×4)
・メインメモリ:8GB(4GB×2)(DDR3-1600) *
・HDD:250GB 2.5インチ(HITACHI 0S02595)*
・内蔵ドライブ:パイオニア DVR-S17J-BK *
・グラフィックスカード:AMD Radeon HD6670
・搭載OS:Windows 7 Professional 64bit
*「板祭vol.01」で使用したものを流用。現在の「板祭vol.01」は異なる仕様で運用中です
■性能比較
※比較は「オンボード(インテルHDグラフィックス3000)」、「オンボード(インテルHDグラフィックス3000)オーバークロック」、「DUAL GRAPHICS(HD6550+HD6670)」、「vostro410(Core2Quad Q6600+HD3600)」で各々稼働させた状態になっています。
※オーバークロックは、ASUS P8Z68-V PRO/GEN3に付属しているソフト「TurboⅤ EVO」を使用、「Auto Tuning GPU Boost」の自動調整(Extreme)での数値になります
※また、消費電力の項目のみノートPC「HP Pavilion Notebook PC dv2」も比較しています
*待機(スクリーンセーバー)の状態、スーパーπ(419万桁)実行中の各々の平均を測定
※参考程度に各々のスーパーπのスコア(時間)を載せています
(1)Windows エクスペリエンス インデックス
(2)CINEBENCH RELEASE11.5
(3)FINAL FANTASY XIVベンチマーク
(4)モンスターハンター【絆】のベンチマーク
(5)3DMark 11 Basic Edition
※「vostro410」、「インテルHDグラフィックス3000」はDirectx11未対応のため計測不可
(6)PCMARK 7 Basic Edition
(7)消費電力
(8)スーパーπスコア(時間)
■総括
結論。
「インテルHDグラフィックス3000」、「4コア8スレット」スゲェ!につきます。
今回のオーバークロックにより、CPU37%、GPU22%アップしています。
今まで数える程度しかPCを組んだことがありませんが、以前からオーバークロックはやってみたいなと思っていました… 。(ほぼ素人)
このような機会に恵まれ、付属ソフトなら気難しいことはなさそうなのでチャレンジしてみました。
オーバークロックというのは、車のブーストアップとイコールというのが頭にあり(ブーストアップは素人が簡単に手を出すと痛い目に遭うイメージ)敬遠していました。
が、今回オーバークロックで効果を体感出来、これがインテルCPUの真の実力をマザマザと見せつけられました。
結果
(1)いきなりインテルの「力」を見せつけられました。
プロセッサのスコアが「7」を超えたらあまり変わらないと思っていましたが、全く違いました。
何をやらせるのでも速い!(「Core i7-2600K」は「A8-3850」の倍以上の価格も納得です)
(2)、(3)、(4)はもろにグラフィックカードの有無が出てしまったようです。(それでもそこそこ健闘しています)
(5)はDirectx11未対応なので…
(6)、(8)はCPUの性能がはっきり出ました!
(7)はグラフィックカードの有無が出ましたが、高性能・省電力というのも頷けます。
今回はあえてグラフィックカードなしの状態で検証しました。(金欠というのもありますが… !?)
「板祭vol.01」のレビューの時は、なかなかAMDもやるな!と思っていました、こうして見ると改めてインテルは凄い!と思える結果になりました。
ナンチャンさん
2012/01/14
細かくベンチをとられてるところはさすがです(*^_^*)