レビューメディア「ジグソー」

1スロットだと、やっぱり512GB欲しい!

昨年からcybercatのメインDAPに昇格している「百合DAP」こと、Shanling M3X Limited Edition

Cayin N5

のように、本体メモリレスで、microSDカードを入れないと曲が聴けない...ということはなく、一応内蔵メモリは装備されているのだが、それは32GBに過ぎず、さらにユーザーエリアとしてはその中の24.23GiB(26GB)しかない。

 

アルバム1枚のCDから起こしたFLAC(16bit/44.1kHz)がだいたい500MB程度、24bit/96kHzクラスのハイレゾファイルがアルバム単位で1.5GB前後を消費するとこを考えると、あまりにも少ない。

 

そこでmicroSDカードを導入して容量増強することにした。

 

以前違う販売店で入手した某メーカーSDカードでは、偽物を掴まされて痛い目を見たので(返品処理は出来たが)、当然いつもの店で、安心・安定のSanDisk。そして、DAPのメモリーならば、読み書きスピードは大して求められないので、ベーシックなUltraを選択。

 

M3X LEのmicroSDカードスロットの対応容量は、最大2TB。ただ現在(2022年6月現在)は2TBのカードは世になく、最大が1TB。スロット数が1スロットであることを考えると、可能であれば最大容量を奢りたかったのだが、当時(2021年夏)は1TBは最大容量プレミアがついており(当時ほどではないが今もか)、128GBが2,000円付近、256が4,000円前後、512が8,000~9,000円だった時代に、25,000~30,000円付近と飛び抜けて高く、ちょっと手が出なかった。

 

そこで手配したのが、SanDisk Ultra512GBモノ。

いつものUltra
いつものUltra

 

いつもの「海外パッケージ品」で、型番はSDSQUAR-512G-GN6MN

型番の最後がGN6MNは、海外パッケージ
型番の最後がGN6MNなのは、海外パッケージ

 

性能を確かめてみた。

 

測定環境は、メインPC(以下)の背面のUSB3.1Gen2ポート(今の言い方だとUSB3.2Gen2ポート)に、TranscendのSD/microSDカードリーダーRDF5

をつなぎ、それのmicroSDカードスロットに入れて計測。

 

【スレッド立派PC(Rev.4.00-final-)】
 ・CPU:AMD Ryzen™ Threadripper™ 1950X
 ・CPUクーラー:ENERMAX LIQTECH ELC-LTTRTO280-TBP
 ・M/B:ASUS ROG ZENITH EXTREME
 ・メモリ:G.Skill TridentZ Neo F4-4000C18D-32GTZN ×2 Total64GB(16GB✕4)
 ・VGA:msi GeForce GTX 1080 GAMING X 8G
 ・システムドライブ:PLEXTOR PX-512M9PeGN ×2(RAID0)
 ・一時保管用データドライブ:SanDisk SD9SB8W-512G-1122 ×2(RAID1)
 ・長期保管用データドライブ:WD40EFRX-RT2 ×2(RAID1)
 ・光学ドライブ:Pioneer BDR-209XJBK/WS
 ・カードリーダー&USBフロントパネル:Bullet IOP525
 ・電源:CORSAIR RM850(80PLUS GOLD)
 ・PCケース:CORSAIR Carbide Air 540
 ・フロントファン1:ENERMAX APOLLISH VEGAS UCAPV12-BL ×2
 ・フロントファン2:ENERMAX T.B.VEGAS QUAD UCTVQ12P
 ・OS:Windows 10 Pro

測定は2021年なので、CDMはすでに提供終了したTsukumo Tokka Editionで計測
測定は2021年にしていたので、CDMは今は提供終了してしまったTsukumo Tokka Editionで計測

 

ま、Writeが遅いが、SDカードなんでこんなもんか。Readも、パッケージの「SPEED UP TO 120MB/s」には届かないが、日本仕様(末尾がJN3MA)のホームページの公称「シーケンシャル読み取りパフォーマンス 最大読取り速度80MB/秒」は超えてるし。

ザンネンながら、120MB/sには届かなかった...
ザンネンながら、120MB/sには届かなかった...

 

速度的な部分はこれより良い製品もたくさんあるけど、書き込みは曲を追加・入れ替えする時だけなので頻度は低いし、読み込みも80MB/sもあれば十分なDAPには、オーバースペック。比較的安価で安定している本製品をM3X LEに仕込むと、再生は特に問題がなく、容量としては476.6GiB=512GBへの増強ができ、一気にユーザーエリアが20倍以上になったので、結果としては大満足。

評価曲だけで内蔵ストレージの1割を使っていたが、を約477GiBの容量を確保
レビュー評価曲だけで内蔵ストレージの約1割を使っていたが、新たに約477GiBの容量を確保

更新: 2022/06/20
信頼性

今まで手持ちDAPでは、すべてSanDisk Ultraで間違いがない

ビデオや高画質フォト用途では、書き込み時間=転送速度が心もとないが、書き込み回数が少なく、時間を要しても一過性のこと、読み出しも転送レート的にたいしたことないDAP用途では、安くて安定しているSanDisk Ultraが最適。

  • 購入金額

    7,198円

  • 購入日

    2021年07月18日

  • 購入場所

    風見鶏

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