「スレッド立派PC」メイン機昇格プロジェクト?
今回メイン機のストレージ系の設計は
①プログラム用メインドライブ:NVMe接続M.2 SSD
②データ一時置き&作業スペース用ドライブ:SATA接続2.5インチ SSD
③データ保存用ドライブ:大容量3.5インチ HDD
のつもりでいる。
スレッド立派PCの現ママンは、ASUSのROG ZENITH EXTREME
なので、M.2スロットは3つ。特にそのうち2つは、一般的なPCIe拡張ボード間の隙間という放熱しにくそうな場所ではなく、DIMM.2と呼ばれるライザーカードを用いて、メモリスロットの隣の空間が多い位置に積むので、他のM/Bに比べて熱処理的にも有利。そもそもSATA接続よりNVMe接続の方がはるかに高速なので、M.2 SSDを起動ドライブにしようと考えていた。
ただ、M.2 SSDは2.5インチタイプのものに比べてまだ高価。最近ではメーカーを問わなければ、数量限定特価品として1TBクラスのものが1万円台前半で出回ることも稀ではなくなってきたSATA 2.5インチタイプのSSDに比べて、NVMe接続M.2 SSDはまだ高価で、性能的に一段低いWDやIntelのですら1TBクラスでは4万切ることはなかなかない(...というか、M.2 SSDはまだメジャーメーカーしか作っていないので、値崩れしいないのかな)。でもシステムドライブとしては1TBクラスは欲しいよなー...
と、いうことで、現在のメインPCも(SATA接続)500GBクラスのSSD
のRAID0なので、今度も同様に500GBクラスのNVMe接続M.2 SSD×2のRAID0で構築することに。
そのために手に入れた1枚目
と同仕様の2枚目のPLEXTORのSSD、PX-512M9PeGN。
...なのだが、なぜかこのSSD、現在極端な品薄で、出初めこそ99などいくつかの一般店舗でもソコソコ見かけたが、一瞬で見なくなり、今ではたとえばアキバではArkくらいしか実物置いてある店舗がなくなった。そのため2枚目は通販で購入。
当然同じパッケージで、上手い具合にシリアルも100番と違わない同時期に作られた品なのだが(2018年3月製造)、日本での取り扱い商社が異なり、4月に手に入れたのがリンクスインターナショナルが輸入したものだったのに対して、今回はアユート経由のものだった。
今回(下)のはリンクスではなくてアユート扱い(明記してないが保証は同じ5年)。
ま、中身は同じハズなので、性能検証。M.2 SSD用ライザーカード、DIMM.2を一度取り外し、裏面に同じようにもう一枚M.2 SSDを増設し、元に戻す。
M.2 SSD用ライザーカード、DIMM.2の表裏にSSDを積んで...
そして、CrystalDiskMarkをかけると...
ROG ZENITH EXTREMEのDIMM.2の2スロットは共通仕様なので、当然と言えば当然
1枚使いの通常のNVMe接続ではまさに誤差程度の差。こりゃある意味当然。
...だったので、お目当てのRAID0の構築へと。
......なのだが。
結構苦闘した。
起動ドライブとしてのNVMe RAID構築は
①対応BIOS(UEFI)の導入
②BIOS(UEFI)の設定
③OS(Windows)の導入
※②か③かのタイミングでNVMe RAIDドライバ導入の必要あり
という手順だが、ZENITH EXTREMEのようにメジャーメーカーのM/Bでも②の部分の情報が少なく、RAIDを組めてもOSがインストールできなかったり、ドライブが見えなかったりと、なかなか思うようにいかなかった。いくつかの組み合わせを試しているうちに何とかなったが、設定のポイントがいくつかある。この情報は求めている人も多いと思われるので、ZENITH EXTREMEのレビューの方に追記。
実際に導入した後のスコアはこちら↓
シーケンシャル系は速くなったが、ランダム系は落ちたので一長一短?
期待したより速くはならなかったが、もともと容量アップの方が導入目的のRAID0。とりあえずこれでよいかと。
ちなみに現メイン機(Core-i7 4770K+Z87 Extreme6+SanDisk SDSSDHII-480G-J25C×2-RAID0-)と比較しようと思ったら...なんかすごくスコア悪いんですけど。
一応、SanDisk SDSSDHII-480G-J25Cの2枚使いRAID0のレビューを書いた時とはCrystalDiskMarkのヴァージョンは違っていて、前回取得時は5.1.2で今回は6.0.1。CrystalDiskMarkは5⇒6になるときに評価軸の変更を行った(単純シーケンシャルアクセスの廃止と4KiBのマルチスレッド-Q8T8-シーケンシャルアクセスの追加)ため、単純比較はできないのだが、それでも他の3指標は同じ内容のはずで、劣化がすごすぎる。一応5系(5.2.0)でもとってみたが....
CDM5系でもスコア取ってみたが元と比べると特にReadがかなり悪化
ま、CPUやM/Bなどの環境や使い込み方が全く違うので一律比較は出来ないけれど、「スレッド立派PC」は現メインPCに比べてかなり高速なメインドライブを手に入れたのは確か。一応これで新メインPCの方はシステム起動したので、これからアプリ入れて、データ一時置き&作業スペース用ドライヴ導入して、常用PCに今月中には切り替える予定。
....そんで、元メインPCの方のSSDは一旦RAID崩してSecure Eraseでもかけてリフレッシュした方がよいのかしらん?
【スレッド立派PC(Rev.1.00)】
・CPU:AMD Ryzen™ Threadripper™ 1950X
・CPUクーラー:ENERMAX LIQTECH TR4シリーズ ELC-LTTR280-TBP
・M/B:ASUS ROG ZENITH EXTREME
・メモリ:Crucial CT8G4DFD8213 8GB DDR4-2133 ✕8 Total64GB
・VGA:ASUS STRIX-GTX750TI-OC-2GD5
・システムドライブ:PLEXTOR PX-512M9PeGN ×2(RAID0)(本品)
・データドライブ:非搭載
・光学ドライブ:非搭載
・カードリーダー&USBフロントパネル:非搭載
・電源:CORSAIR RM850(80PLUS GOLD)
・PCケース:CORSAIR Carbide Air 540
・OS:Windows 10 Pro
【PX-512M9PeGN仕様】
容量:512GB
フォームファクタ:M.2 2280
インターフェース:PCIe Gen 3 x4 with NVM Express
コントローラーIC:Marvell 88SS1093
使用フラッシュメモリ:TOSHIBA 64層 3D TLC NAND (BiCS3)
Sequential Read Speed:最大:3,200MB/s
Sequential Write Speed:最大:2,000MB/s
Random Read Speed(IOPS 4KB):最大:340,000
Random Write Speed(IOPS 4KB):最大:280,0000
DRAMキャッシュ:512MB LPDDR3
TBW(総書き込み容量):320TB
MTBF(平均故障間隔):150万時間
サポート機能 :TRIM、S.M.A.R.T、IO queue、NVMe command
取得承認:UL, TUV, FCC, CE, BSMI, VCCI, RCM, KCC, EAC, ROHS, WHQL
動作環境温度:0℃~70℃(動作時)
耐衝撃性:1500G / 1ms
対応OS:Microsoft Windows 8.1, 10/ Linux OS
保証:5年
本体サイズ:80 x 22 x 2.3 mm
本体重量:約10g
価格が高止まりしているので、コスパはイマイチ
極端な品薄で、店で見かけることがない。そのためなのか、数少ない在庫品は高止まりしていている。やや性能の劣るWDやTranscend並とは言わないが、せめて対抗馬たる970EVOとは同等の価格でないと、(自分のようにSamsungのストレージにトラウマを持つもの以外は)買いづらい。
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購入金額
24,799円
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購入日
2018年06月17日
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購入場所
Amazon
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