レビューメディア「ジグソー」

U-Bootの知識が無いのであればeMMC有りタイプを選ぶべし

DDRメモリの高騰が続いています。 

ARMのSBC製品はメモリ組み込みのため、購入するユーザーも少ないからか値上がりも緩やかな印象です。

しかし、それでも徐々に値上がりを続けています。
買うなら今のうちか…。そのように思いました。

下記の代替品として考えていましたので、直接OpenWRTを入れて運用してみようかなと思いました。

製品は届いたのですが、関税がかかりました。

関税2,000円+郵便局による立替金200円の計2,200円です。

 

※注意事項

以降は実際に製品が気になっている方、もしくは製品を購入して環境構築してみようというユーザー向けの製品レビューとなっています。

更新: 2026/04/25

現在の状況(更新履歴)

★2026-04-25

「[Radxa OS] Proxmox(PXVIRT) -> VM OpenWRT構築」項目を追加

OpenWRTはLXCコンテナではなくVMとして再構築することにした。

 

★2026-04-10

「ハードウェア拡張」の項目を追加

 

★2026-03-26

「[Radxa OS] Proxmox(PXVIRT) -> VM構築」の項目を追加。

LXCコンテナではなくVMを構築してみる。

OpenWRTにはWANとLANがあり、LAN向けの仮想VMを作成すると検証が楽になると思い構築した。

 

★2026-03-25

「[Radxa OS] Proxmox(PXVIRT) -> OpenWRTを入れる」の項目にて

非特権コンテナについて補足を行った。

 

★2026-03-18

eMMCがあればそこにProxmox(PXVIRT)を入れたかった。eMMC有り版を選ばなかったのは割と後悔している。

今回はeMMCが無いのでNVMeにProxmox(PXVIRT)を入れた。

 

Proxmox(PXVIRT)でLXCコンテナを作成してOpenWRTを仮想マシンとして稼働させた。

更新: 2026/03/18
スペック

今回は 16GB RAM/No eMMC モデルを購入しました。

公式サイト:https://radxa.com/products/rock5/5t/

 

SoC
Rockchip RK3588(J)

 

CPU 4コア+4コア=8コア
Quad Cortex®-A76 @ 2.2~2.4GHz(4コア)

Quad Cortex®-A55 @ 1.8GHz(4コア)

 

GPU
Arm® Mali™ G610MC4
- OpenGL® ES1.1, ES2.0, and ES3.2
- OpenCL® 1.1, 1.2 and 2.2
- Vulkan® 1.1 and 1.2
- Embedded high performance 2D image acceleration module

 

NPU
Supporting INT4 / INT8 / INT16 / FP16 / BF16 and TF32 acceleration
Computing power is up to 6TOPs

Multimedia
H.265 / H.264 / AV1 / AVS2 multivideo decoder up to 8K@60fps
H.264 / H.265 multivideo encoder up to 8K@30fps

 

RAM
64bit LPDDR5
- 4GB
- 8GB
- 16GB
- 24GB
- 32GB

 

Storage
1x SPI Flash for Bootloader
1x Optional Onboard eMMC
1x microSD Card Slot
2x M.2 M Key Connector each with PCIe 3.0 2-lane

 

Audio
1x 4‐ring 3.5mm Headphone Jack with Microphone Input
1x Digital Microphone via FPC Connector

 

Display
1x Standard HDMI 2.1 supporting up to 8Kp60
1x Standard HDMI 2.1 supporting up to 4Kp60
1x DP supporting up to 4Kp60 via USB Type C port
1x 4-lane MIPI DSI supporting up to 1080p60
Supports Simultaneous Output of 4 Displays: 4K + 4K + 4K + 2K Resolutions
Supports Simultaneous Output of 3 Displays: 8K + 4K + 2K Resolutions

 

Video Input
1x Standard HDMI Input supporting up to 4Kp60
2x 4-lane or 4x 2-lane MIPI CSI for camera

 

USB
1x USB Type-C™ port
- DP display up to 4Kp60
- USB 3.1 Gen1 OTG
2x USB 3.1 Gen1 Type A HOST port
2x USB 2.0 Type A HOST port

 

Ethernet
2x 2.5 Gigabit Ethernet ports, one with PoE support(Optional Build-in PoE)

 

Wireless
Onboard Wi-Fi 6 & BT 5.2 with Dual Antenna Connector(Consume-Grade)
Onboard Wi-Fi 6E & BT 5.3 with Dual Antenna Connector(Industrial-Grade)

 

Mobile Network
1x M.2 B Key Connector
Standard M.2 3042 B Key modules are supported.
1x SIM Card Socket

 

Miscellaneous
1x RTC battery connector
1x PWM fan connector
1x Power button
1x Recovery button
1x RGB LED for power indicator, system status indicator and custom usage

 

Power Requirements
5525 DC Jack Port 12V Input Support
5V Power applied to the GPIO PIN 2 & 4

 

Software
Radxa OS
Android

 

Dimension
110 mm x 82 mm

 

Compliance Certification
FCC / CE

 

AIに Rockchip RK3588 の PassMarkスコア を聞いてみた。

Intel 第8世代 Core i5 あたりのスコアと同等らしい。

コア数が多いおかげで Intel N100 を上回っているが、ターボクロックが使えないのでコア単体だと下回るようです。

 

Rockchip RK3588 はARM64系であり、Intelはx86互換系なので単純比較は出来ないが、大まかな処理速度として、このあたりに位置することがわかる。

 

更新: 2026/03/18
外観

収納ケースに含まれており外部からの衝撃も比較的安心

外箱 表

 

外箱 裏

 

収納ケース

 

内容物(ボード、シール)

WIFIアンテナは事前に取り付け済み状態でした。

 

ボード表

 

ボード裏

 

 

下記のヒートシンクを取り付ける。(専用ヒートシンクは別売です)

 

 

NVMeは下記を取り付けた。

 

下記のケースを取り付ける。(専用ケースは別売です)

 

横からMicroSDカードを入れることが出来る。

 

更新: 2026/03/18

UARTシリアルコンソールの準備

OpenWRTを初期セットアップするために、USBのUARTシリアルコンソールケーブルの用意が必要のようでした。

U-Bootの調査を行う場合もケーブルが必要なため、あった方がよいかと思います。

今回はCH340チップが搭載されたコンソールケーブルを使用しました。

https://docs.radxa.com/en/rock5/rock5b/radxa-os/serial

 

GPIOの確認

https://docs.radxa.com/en/rock5/rock5t/hardware-design/power_board_from_40pin

 

USB-TTLシリアルケーブルの接続として3ピンを接続し、赤ピン(5V)は絶対に接続してはいけない。

GND(ピン6) <---> 黒線(GND)
TX(ピン8)   <---> 白い線(RXD)
RX(ピン10) <---> グリーンライン(TXD)

 

メーカー推奨はPuttyだそうです。下記の設定を施してUSB-COM接続します。

baudrate: 1500000
data bit: 8
stop bit: 1
parity : none
flow control: none

 

別PC側にUSB-TTLシリアルケーブルを接続後、Rock 5T の電源を入れる。

問題なく接続出来ていると情報がツラツラと流れる。

 

後述で設定するPxvirtが導入出来ていると、下記のようにログイン画面が表示される。

LANネットワークが繋がっていなくても、これで接続が出来るようになっている。

更新: 2026/03/18
やってみた

起動方法を変更する

OpenWRTをインストールして稼働する方法は大きく2種類あります。

  1. MicroSDカードもしくは、eMMCにOpenWRTを直接入れる
  2. 仮想環境を作成してOpenWRTを入れる

OpenWRTも正式リリース版とスナップショット版があります。

上記の1だと正式版を入れるとUbootの兼ね合い?で起動出来ない。スナップショット版はROCK 5T専用でカスタマイズされたイメージが提供されているので、こちらは起動出来る。

上記の2はどちらも利用出来る。

 

互換性や安定性を取るなら仮想環境でOpenWRTを稼働させた方がよいかもしれない。

数日しか触っていないのですが、一旦そのような結論となりました。

 


 

ひとまず手探りで色々とやってみることにした。

 

USBのUARTシリアルコンソールケーブルで接続し、ターミナルからセットアップするのがよいと思う。

LANケーブルはHDMIの右隣のポートに接続すればよい。

HDMI接続でモニター表示してもよいが、セットアップはほとんどコマンドベースが主体となるので、最初からコンソール接続でよいかと思う。

更新: 2026/03/17

[Radxa OS] OSを入れてみる

まずはMicroSDカードに Radxa OS を導入する。

 

Radxa OS については下記の公式サイトを参考にする。

https://docs.radxa.com/en/rock5/rock5t/getting-started/install-os

 

公式サイトの大雑把な流れとして、下記のような感じ。

・システムイメージをダウンロードする。

・MicroSDカードにシステムイメージをフラッシュする。

・MicroSDカードをスロットに挿入し、電源を入れる。

・パスワード radxa を使用して radxa アカウントでログインする。

 

公式に書かれている通り、NVMEへ書き込む際には下記を参考にする。

https://docs.radxa.com/en/rock5/rock5t/getting-started/install-os/nvme

仮にeMMCに書き込む際には下記を参考にする。

https://docs.radxa.com/en/rock5/rock5t/getting-started/install-os/emmc_boot

 

今回はNVMEに書き込むので、下記のように対応した。

rsetupを使用して[System] -> [Bootloader Management] -> [Update SPI Bootloader]を選択後、[bootloader option]から[rock-5t]を選択してSPIをフラッシュする。

更新: 2026/03/18

[Radxa OS] CPUファンの設定

CPUファンの動作モードを変更します。

デフォルトはpower_allocatorのようでした。

参考:

https://docs.radxa.com/en/rock5/rock5t/getting-started/interface-usage/fan

  • power_allocator:ファンレスまたはDCファンの初期設定。ファンはフルスピードを一定維持にような気がする。
  • user_space:ファンの速度をユーザーによる任意設定で変更可能。0~255の範囲を指定。
  • step_wise:CPU温度が60度に達するとファンが回り始める。温度についての指定方法は例が示されていない。
  • fair_share:説明がないので不明。

user_spaceを選択して、SOC温度によって動的にファン速度を可変とさせるものを作ってみた。

rootユーザーにshellを格納して、cron.dで10分毎に実行させてみる。

(まさかcronがインストールされてないと思わなかったwww)

$ sudo apt update
$ sudo apt install cron

$ sudo mkdir /root/shell
$ sudo tee /root/shell/thermal_cooling.sh << 'EOF'
#!/bin/bash

dev=/sys/devices/platform/pwm-fan/hwmon/hwmon*/pwm1
max_state=255

#echo $dev
# 現在の状態を取得(0なら停止中)
current_state=$(cat $dev 2>/dev/null || echo 0)

temp=$(/usr/bin/sensors | awk '
  $1=="soc_thermal-virtual-0" {f=1; next}
  f && /^temp1:/ {
    gsub(/[^0-9.]/,"",$2);
    print $2;
    exit;
  }')

t10=$(printf '%.0f\n' "$(echo "$temp * 10" | bc -l)")

# 温度に応じた目標状態
if [ "$t10" -le 400 ]; then target_state=0 # ~40.0℃
elif [ "$t10" -le 450 ]; then target_state=130 # 40.1~45.0℃
elif [ "$t10" -le 500 ]; then target_state=170 # 45.1~50.0℃
elif [ "$t10" -le 550 ]; then target_state=200 # 50.1~55.0℃
else # 55.1℃~
target_state=$max_state
fi

#echo $current_state
#echo $target_state

# 0→非0の起動時のみ、最初に255でキック
if [ "$current_state" -eq 0 ] && [ "$target_state" -ne 0 ]; then
echo 255 | tee $dev >/dev/null 2>&1
sleep 3 # ファンが確実に起動するまで待機
fi

# 目標状態に設定
echo "$target_state" | tee $dev >/dev/null 2>&1
EOF

$ sudo tee /etc/cron.d/thermal-cooling << 'EOF'
# 5分毎に SoC温度監視してCPU冷却制御
SHELL=/bin/bash
PATH=/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin
*/5 * * * * root /root/shell/thermal_cooling.sh

EOF

$ sudo chmod +x /root/shell/thermal_cooling.sh

 

更新: 2026/03/18

[Radxa OS] Radxa OS -> Proxmox(PXVIRT)

MicroSDカードからNVMe起動へと変更します。

 

MicroSDカードで Radxa OS を起動後、下記のコマンドを実行してRadxa OSをNVMeに書き込む。

# デバイス確認
$ lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
mtdblock0 31:0 0 16M 0 disk
mmcblk1 179:0 0 117.8G 0 disk
tqmmcblk1p1 179:1 0 16M 0 part /config
tqmmcblk1p2 179:2 0 300M 0 part /boot/efi
mqmmcblk1p3 179:3 0 117.5G 0 part /
zram0 253:0 0 7.8G 0 disk [SWAP]
nvme0n1 259:0 0 476.9G 0 disk

# イメージのダウンロードとNVME書き込み
$ wget https://github.com/radxa-build/rock-5t/releases/download/rsdk-r6/rock-5t_bookworm_kde_r6.output_512.img.xz
$ sudo xzcat ~/rock-5t_bookworm_kde_r6.output_512.img.xz | sudo dd of=/dev/nvme0n1 bs=1M status=progress

 

最新イメージは下記からダウンロードする。

https://github.com/radxa-build/rock-5t/releases

 

電源を落としてSDカードを抜く。電源を入れて再確認する。

 

なお、USBデバイスにもイメージを書き込んでみたが、USBからの起動が出来なかった。

非常に残念です。

 

起動順序は MicroSD > NVMe だろうか。

U-Bootで起動しているので、そのあたりを手動で変更すればUSBからでも起動できるかもしれない。

 


 

NVMe から Radxa OS の起動ができたら、次は Proxmox(PXVIRT) の導入に取り掛かる。

 

PXVIRTはLierfangによって作られたProxmox VEのフォークでしょうか。

通常はx86系のCPU(IntelやAMDなど)で動作しますが、PXVIRTはarm64系のSOC(AndroidスマートフォンなどのSOCなど)で動作します。

 

Github

https://github.com/jiangcuo/pxvirt

 

インストールマニュアル

https://docs.pxvirt.lierfang.com/en/README.html

 

まずは Radxa OS のシステム情報の確認。

$ cat /etc/os-release
PRETTY_NAME="Debian GNU/Linux 12 (bookworm)"
NAME="Debian GNU/Linux"
VERSION_ID="12"
VERSION="12 (bookworm)"
VERSION_CODENAME=bookworm
ID=debian
HOME_URL="https://www.debian.org/"
SUPPORT_URL="https://www.debian.org/support"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.debian.org/"

$ uname -a
Linux rock-5t 6.1.84-8-rk2410 #8 SMP Thu Oct 16 07:07:35 UTC 2025 aarch64 GNU/Linux

 

作業段階で、Debianがbookwormということが改めてわかった。

 

rsetupにて下記を設定する。

・「System - Change default boot target」でmulti-user.targetに変更(GUIからCUIへ)

・「Hardware - Thermal governor」でuser_spaceに変更

・「Localization」で「Change Timezone:Asia/Tokyo」と「Change Locale:ja_JP.UTF-8追加」と「Change Wi-Fi Country:JP」を変更

 

上記のインストールマニュアルに従って、注意しながら進める。

 # rootに切り替える
sudo su -

# 1.ソフトウェアリポジトリの追加
# GPGキーをダウンロード
curl -L https://mirrors.lierfang.com/pxcloud/lierfang.gpg -o /etc/apt/trusted.gpg.d/lierfang.gpg

# リポジトリをソースリストに追加する
source /etc/os-release
echo "deb https://mirrors.lierfang.com/pxcloud/pxvirt $VERSION_CODENAME main">/etc/apt/sources.list.d/pxvirt-sources.list

# 2.ホスト名の変更
### hostsの変更(IPアドレスとホスト名) ※各環境に合わせてIPアドレスを変更する
sed -i -e "s/^127.0.1.1/192.168.1.60/g" /etc/hosts
sed -i -e "s/rock-5t/rock-5t.local rock-5t/g" /etc/hosts
sed -i -e "s/#::1/::1/g" /etc/hosts
sed -i -e "s/#fe00/fe00/g" /etc/hosts
sed -i -e "s/#ff00/ff00/g" /etc/hosts
sed -i -e "s/#ff02/ff02/g" /etc/hosts
sed -i -e "s/#ff02/ff02/g" /etc/hosts

# 下記を実行して設定変更したIPアドレスとなればOK
hostname --ip-address

# 後述するネットワークブリッジの作成でifupdown2 を使用するため、インストールする。
systemctl disable NetworkManager && systemctl stop NetworkManager
apt update && apt install ifupdown2 -y

### IPアドレスの固定化 ※各環境に合わせてIPアドレスを変更する
cat <<EOF >> /etc/network/interfaces
auto enP3p49s0
iface enP3p49s0 inet static
        address 192.168.1.60/24
        gateway 192.168.1.1
EOF
# ネットワークの再起動
systemctl restart networking
# PXVIRTをインストールする
apt update && apt install proxmox-ve pve-manager qemu-server pve-cluster

 

rootのパスワードが未設定のため、この段階で任意パスワードを設定する。

https://[IPアドレス]:8006にWEBアクセスしてrootでログインする。

 

WEB画面でネットワークブリッジvmbr0とvmbr1を作成する。

vmbr0にはenP3p49s0を割り当て、vmbr1にenP4p65s0を割り当てる。

vmbr0はWAN、vmbr1はLANとする。vmbr1のIPアドレスは設定しない。

[変更前]

[変更後]

 

 

これで Radxa OS ベースの Proxmox(PXVIRT) 環境が出来た。

 

更新: 2026/04/25

[Radxa OS] Proxmox(PXVIRT) -> OpenWRTを入れる

後に「[Radxa OS] Proxmox(PXVIRT) -> VM OpenWRT構築」項目を作成したが、LXCコンテナではなくKVMとして再構築している。

下記はLXCコンテナでの構築記録です。


 

 

下記の記事を参考にする。

https://www.nofuture.tv/using-openwrt-with-proxmox-s-lxc-container

 

下記から直近3日間にビルドされたイメージを1つ使用する。https://images.linuxcontainers.org/images/openwrt/25.12/arm64/default/

 

rootfs.tar.xzのURLをコピーする。今回は下記を利用する。

https://images.linuxcontainers.org/images/openwrt/25.12/arm64/default/20260317_11%3A57/rootfs.tar.xz

 

上記の情報はSnapshot版だった。

リリースバージョンを書き残す。

 

最新バージョンは下記から探す。

https://downloads.openwrt.org/releases/

 

今回は下記にあるものの中から・・・

https://downloads.openwrt.org/releases/25.12.1/targets/armsr/armv8/

 

rootfs.tar.gzを選択する。

https://downloads.openwrt.org/releases/25.12.1/targets/armsr/armv8/openwrt-25.12.1-armsr-armv8-rootfs.tar.gz

 

WEB画面のCTテンプレートでURLからダウンロードを選択する。

先程コピーしたURLと保存ファイル名「openwrt-25.12.1_armv8.tar.gz」を指定してコンテナを登録する。

下線部あたりに保存したパスが表示されるので、これをコピーしておく。

 

コピーしたパスを下記のコマンドに適用して、ターミナルからコマンドを実行して、コンテナを作成する。

管理番号100番、イメージファイルサイズは8GB、メモリ4GB、使用CPUコア8つ、非特権コンテナを「いいえ」を指定。

# pct create 100 /var/lib/vz/template/cache/openwrt-25.12.1_armv8.tar.gz --arch arm64 --hostname openwrt --rootfs local:8 --memory 4096 --cores 8 --ostype unmanaged --unprivileged 0

非特権コンテナを「いいえ」にするというのは、特権コンテナを使用するという意味合い。

特権コンテナを使用する場合、コンテナ内でNFSやCIFS/SMBなどのストレージにアクセス可能になります。

逆に考えると、その分セキュリティリスクが上がります。トレードオフとなるので考えて設定した方がよいと思います。

 


 

★2026-03-25追記

非特権コンテナを「はい」にした場合、OS更新の apk update / apk upgrade が失敗する。

/etc/resolv.confにWANのデフォルトゲートウェイを追加すれば成功するようになるが、ネットワーク再起動すると/etc/resolv.confが書き換わってしまい、実運用ではあまりよろしくない。

非特権コンテナを「いいえ」として特権コンテナで実行すれば上記コマンドは普通に成功した。


 

 

CPUコアは4コア設定の場合、下記の自作ルーター(Intel N100)より少し早いかな?くらいのネット応答速度でした。8コア設定だと明らかにRock 5Tの方が早い印象。

以降はOpenWRTの内容になってくるため、そちらは別ページでレビューしようかと思います

更新: 2026/03/19

[OpenWRT] MicroSDカードにインストールしてみる

OpenWRT を NVME に書き込んでブートさせる。

そのように最初は考えていましたが、簡単には出来ないようでした。

少なくともHDMI画面には画面表示されなくて真っ暗のままです。

 

MicroSDカードで Radxa OS を起動後、下記のコマンドを実行してNVMeに書き込む。

# lsblkでデバイス確認
$ lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
mtdblock0 31:0 0 16M 0 disk
mmcblk1 179:0 0 117.8G 0 disk
tqmmcblk1p1 179:1 0 16M 0 part /config
tqmmcblk1p2 179:2 0 300M 0 part /boot/efi
mqmmcblk1p3 179:3 0 117.5G 0 part /
zram0 253:0 0 7.8G 0 disk [SWAP]
nvme0n1 259:0 0 476.9G 0 disk

# イメージのダウンロードとNVME書き込み
$ wget https://github.com/radxa-build/rock-5t/releases/download/rsdk-r5/rock-5t_bookworm_kde_r5.output_512.img.xz
$ sudo xzcat ~/rock-5t_bookworm_kde_r5.output_512.img.xz | sudo dd of=/dev/nvme0n1 bs=1M status=progress

 

電源を落としてSDカードを抜く。電源を入れて再確認する。

結論としては、最初に述べているように、HDMI画面には画面表示されなくて真っ暗のままです。

 

UARTシリアルコンソールの情報を眺めていると、U-Bootの段階でNVMeのOpenWRTを認識出来なくて失敗している模様。

 

U-Bootについて解析を行い、Boot情報を変更してあげれば認識するかもしれない。

今回はそこまで時間をかけられないのでNVMeでの起動は諦めることにしました。

 


 

MicroSDカードにOpenWRTを導入したもので起動をかけると、問題なく起動することも確認した。

もちろんUSB接続のUARTシリアルコンソールで確認しています。

 

MicroSDカードではスナップショット版のOpenWRTでしかBootしない。

OpenWRTのバージョンアップはシステムの更新機能ではエラーとなる。

そして、スナップショット版はリセットするたびに設定情報が消える。Overlayパーティションを作成して諸々の設定すれば消えないっぽい。

今回はスナップショット版で運用するつもりがないので試さないで終わる。

 

MicroSDカード/eMMCでOpenWRTを起動した場合、無線LANデバイスが使用可能です。

そのため、ルーター+無線LAN APとして稼働させることも可能でした。

手持ちのスマートフォンとしてはWi-Fi6接続の1201Mbpsで接続されておりました。

 

手探りで設定+AIに聞いてみた内容をメモ書きのコマンドを残して置こうと思います。

# WEBインタフェースを導入
apk add luci

# 日本語化を設定
apk add luci-i18n-base-ja

# lspci/lsusbの導入
apk add pciutils usbutils

# wlanドライバの導入
apk update
apk add rtl8852be-firmware kmod-rtw89-8852be
echo "options rtw89_core debug=0x0 sw_enc=0" > /etc/modules.d/rtw89
rmmod rtw89_8852be rtw89_core
modprobe rtw89_8852be

# hostapd
apk update
apk add hostapd-common hostapd-utils hostapd
service wpad restart

uci set wireless.radio0=wifi-device
uci set wireless.radio0.disabled='0'
uci set wireless.radio0.channel='36' # または '1'(2.4GHz)
uci set wireless.radio0.band='5g' # または '2g'
uci set wireless.radio0.htmode='HE80' # HE80/HE40推奨
uci set wireless.radio0.country='JP'

uci set wireless.default_radio0=wifi-iface
uci set wireless.default_radio0.device='radio0'
uci set wireless.default_radio0.mode='ap'
uci set wireless.default_radio0.ssid='OpenWrt AP'
uci set wireless.default_radio0.encryption='psk2'
uci set wireless.default_radio0.key='password12345'
uci set wireless.default_radio0.network='lan'

# VLAN140専用AP作成
uci set wireless.vlan140_ap=wifi-iface
uci set wireless.vlan140_ap.device='radio0'
uci set wireless.vlan140_ap.mode='ap'
uci set wireless.vlan140_ap.ssid='OpenWrt AP'
uci set wireless.vlan140_ap.encryption='sae-mixed'
uci set wireless.vlan140_ap.key='password12345'
uci set wireless.vlan140_ap.network='lan' # br-lan.140に自動ブリッジ

uci commit wireless
wifi reload

 

更新: 2026/03/26

[Radxa OS] Proxmox(PXVIRT) -> VM構築

LXCコンテナではなくVMを構築してみる。

 

VMを作成したが起動時に「kvm: Failed to put registers after init: Invalid argument」とエラーが出た。
AIに問い合わせてみると「RK3588 の big.LITTLE(A76 + A55)構成と KVM/QEMU の CPU 設定が噛み合っていないときに出る既知の問題です。」とのこと。

 

Cortex-A55コアとCortex-A76コアの2種類あり、
A55を使用する場合は「affinity: 0-3」、
A76を使用する場合は「affinity: 4-7」の手動追記が必要だった。

 

設定参考情報

/etc/pve/local/qemu-server/xxx.conf
affinity: 4-7
cores: 4
cpu: host

 

Debian13のISOイメージファイルで普通にインストール出来た。

このように設定するとなると、4コアが最大上限となり8コア設定は出来ないと思われる。

 

ARM版Windowsを導入するときも、恐らく同じような設定が必要になると思われる。

知らんけど。。。

更新: 2026/04/25

[Radxa OS] Proxmox(PXVIRT) -> VM OpenWRT構築

LXCコンテナでOpenWRTを作成していましたが、どうやらRadxa OSのカーネルが古いということと、カーネルに関連するモジュールが展開されていないため、OpenWRTで拡張プログラムとして導入してもモジュールが利用できないので動作しないということが判明しました。

 

素の状態のOpenWRTであれば動作するのですが、mwan3 (Multi WAN load balancing/failover)やQoS Cake(Common Applications Kept Enhanced)を導入しても利用できない状態でした。

 

仕方ないのでLXCコンテナではなくKVMとして再構築することになりました。

CPUコアが8コアから4コアへと制限されてしまうけれど仕方ない状況です。

Cortex-A76コアの方を使用します。

上記の「[Radxa OS] Proxmox(PXVIRT) -> VM構築」の項目で設定については確認済みです。

 

現段階の最新版は25.12.2だったのでそちらを利用していきます。

https://downloads.openwrt.org/releases/25.12.2/targets/armsr/armv8/

 

combinedとrootfsがある。rootfsはOS領域だけのようだがcombinedはOS領域とBOOT領域があるようです。
起動のためにBOOT領域が必要のため、combinedを選択する必要があります。

 

また、ext4とsquashfsの2種類があります。
ext4は通常Linuxと変わらないタイプのようです。
squashfsは組み込み向けタイプでシステム領域を変更出来ないタイプだそうです。
今回はext4版を使用します。

 

暫定ですが、IDは200でVMの作成します。

qm create 200 \
--name OpenWRT-VM \
--arch aarch64 \
--memory 2048 \
--cores 4 \
--sockets 1 \
--net0 virtio,bridge=vmbr0 \ # WAN1
--net1 virtio,bridge=vmbr1 \ # LAN1
--net2 virtio,bridge=vmbr2 \ # WAN2
--net3 virtio,bridge=vmbr3 \ # WAN3
--affinity 4-7 \
--agent enabled=1 \
--serial0 socket --vga serial0 \
--efidisk0 local:1,format=raw

 

少々脱線しますが、NURO光のF660AというONUを我が家で使用しています。

NURO光は2Gbps契約ですが、F660Aは1Gbpsポートを3本持っているという変な機種です。

2Gbpsの帯域を最大限使用する場合は1Gbpsポートを3本で最大帯域に近いくらいを使用してなんとか消費できる形です。

OpenWRTで通常のインターネットアクセスはWAN1の経路、YoutubeなどのストリーミングはWAN2の経路、特定PC端末はWAN3の経路というように経路を分けることが出来れば、いい感じに負荷分散出来るのかなと考えています。

ネットワーク設定が4つあるのはそのための考慮となります。

 

話を戻して、イメージをダウンロードします。

cd /var/lib/vz/template/iso
wget https://downloads.openwrt.org/releases/25.12.2/targets/armsr/armv8/openwrt-25.12.2-armsr-armv8-generic-ext4-combined-efi.img.gz

 

起動可能ディスク形式に変換します。

gunzip openwrt-25.12.2-armsr-armv8-generic-ext4-combined-efi.img.gz
qm importdisk 200 /var/lib/vz/template/iso/openwrt-25.12.2-armsr-armv8-generic-ext4-combined-efi.img local

 

WEB画面を操作し、仮想ディスクのSCSIでマウントします。

初期サイズは100MBくらいしか使えないので、仮想ディスクのリサイズで8GBくらい増やします。

あまりサイズを増やしすぎると、VMのバックアップ時に時間がかかってしまいます。

VMを開始してコンソールはxterm.jsを指定する。

上記のままで止まったままのように見えるが、Enterキーを押すと下記のように表示された。

ここからは個別でOpenWRTを構築していく。

更新: 2026/04/10

ハードウェア拡張

4G/5G用のモバイルネットワークカードは使用しないので、M.2 B Keyスロットが余っている。

B Keyに対応したSDカード変換ボードを用意してみたので試してみた。

更新: 2026/03/17

Radxa ROCK 5T関連の参考情報

USB経由でOSをインストールする

SPI U-Boot and Loader関連

CPUファンの設定

UART Serial Console

40 PIN GPIO

U-boot Develop

  • 購入金額

    37,023円

  • 購入日

    2026年02月20日

  • 購入場所

    AliExpress

8人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (3)

  • まこりんさん

    03/19

    面白そうなデバイスですね。
    SDカードってのだけが気になるかなぁ。
    個人的にはSDカードの書き換え回数・耐久性は信じてないのです。
    書き込んだ後に読み込む一方ならいいと思う小野ですが、ログ書き出し先とかにSDカードに非常に向かないイメージです。
    使ってたルーターが記録エリアにUSBかSDカードか選べてSDにしてた時期があるのですが、けっこう壊れました。かつ、セクタで壊れるので見た目上は正常なのでSD故障が判断しにくいのですよね。

  • かもみーるさん

    03/19

    NVMeで起動出来るかなと思ってeMMC無しのモデルにしたのが失敗でした。
    でもSDカード/eMMCでもスナップショット版のOpenWRTしか使えないのでリリースバージョンが使用出来ないのは辛いと思います。
    そのため、現状は少々残念なデバイスという感じでしょうか。
    U-Bootに対する知識が自身にあればリリースバージョンのOpenWRTでもBOOT出来るかと思うのですが、色々と試行錯誤をしてみないとわからないことも多いです。
    (参考情報として最後に載せているU-boot Developのページを確認しながらU-boot開発する必要がある気がしている)

    とりあえずNVMeでDebianベースのRadxa OSを導入してBOOT出来るので、そちらで運用していこうと思います。
    SDカードは挿入すると優先的にSDカードからBOOTしてくれるので、NVMe側が故障したときの緊急措置として起動可能は出来ますが、常時運用には向いていないと思っています。
  • かもみーるさん

    03/19

    やらないですが、Proxmox(PXVIRT)でArm版Windows 11は仮想環境として動作するような気がします。
    SDカードやeMMCにArm版Windows 11のパーティションデータを投入して、U-Bootを調整すれば直接起動出来るようなイメージはあるのですが、やる気が起きない。

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