レビューメディア「ジグソー」

オーバークロックメモリはG.Skill!

現行メインPCは、搭載CPUであるAMD Ryzen Threadripper 1950X

が、Windows11の要件に当てはまらなかったので、現在の状態で増強・改良は打ち止めにし、Windows10の最後の日(2025年10月14日)までこのまま使おうと考えている。

 

その最後の状態をまとめるため、M/Bのレビューに手を加えていて気がついたが、メモリを増強していたのをまだレビューしていなかった。

 

元々使っていたのは、CrucialのCT8G4DFD8213。

 

1枚8GBのDDR4-2133(PC4-17000)のメモリ。

 

OCメモリではなく、定格で使うなら、メモリメーカー(Micron)自らがリリースする定番Crucialか、国内組み立てで抜き取りではなく「全数テスト」をしている「センマイ」ことCentury Micro、もしくは同様のテストを行う国内メーカー「サンマ」ことSanMaxの、いずれかから選ぶのだが、OCメモリなら自分としては決めているメーカーがある。

 

それがG.Skill

 

ZIGSOW参加したのが、10年前に久しぶりに自作PCを組んだのがきっかけだが、その時もG.Skillを選択した。

 

今回も、元々はIntel Core i7-5960X Processor Extreme Edition を使ったPCの部品流用で組んだ現メインPCが、「メモリクロックが速さに効く」というRyzen系CPUのため、当初からメモリ高速化は考えていて、その時はG.SkillのOCメモリを使うつもりだった。そして、将来的に128GBにも発展できるように、8GB/枚ではなく16GB/枚のOCメモリにしようかと。

 

M/BのASUS ROG ZENITH EXTREME

は、DDR4 3600+(OC)/3200(OC)/2800(OC)/2667/2400/2133と、幅広くOCメモリに対応する。

 

ちょうど、メモリを高速化する気になった2020年夏の時点では、3600MHz動作可能な16GBメモリはかなり高額で、クアッドチャンネルのため4枚組で増設する必要があるこのM/Bでは予算オーバーだった。

 

そこで3200で回るOCメモリを手配した。

 

今回手配したのは「F4-3200C16D-32GTZRX」。

「Compatible with RYZEN」のシールが眩しい「X」版。
「Compatible with RYZEN」のシールが眩しい「X」版。

 

国内正規版。
国内正規版。

 

光ること以外はハデでないのがイイナ
光る部分以外は、逆にシンプルなのがイイナ

 

メモリの型番はどのメーカーも読みづらいが、G.Skillはクロックはもちろん、特に細かくCASレイテンシによって選別しているので、違う種類を組み合わせないよう、よく読みとる必要がある。

 

最初のF4はDDR4メモリを指すが、次の3200がXMP(もしくはAMP)に書き込まれたそのメモリのオーバークロック周波数。C16はCASレイテンシを表し、Dは2枚組を示す(4枚組ならQ)。32Gがパッケージとしての総容量で、最後のTZRXがシリーズ名やレイテンシの微妙な差を示す。

 

今回の品番を読み解くと、3200MHzで動作可能な2枚組の16GB DDR4メモリ(計32GB)でCL=16のもの、というわけ。

 

シリーズ名はTZRX、つまりTrident Z RGB シリーズのAMD特化版(Intel版は最後のXがない)。

 

今回、3200MHz動作の1枚16GBのメモリにしようと考えていて、ROG ZENITH EXTREMEはクアッドチャンネルのため、4枚必要だったので、本来F4-3200CxxQ-64Gが良いのだが、CL=16だとこの組み合わせがない。メモリ4枚差しで64GBも積むヤツはもっと上を狙うのか、CL15-15-15-35か、CL14-14-14-34の尖ったのしかなくて、高額。金か銀のボディで装飾が豪華な上級ライン、Royal シリーズにはCL16-18-18-38もあったのだが、製品ラインそのものが上級なので高額...ということと、最後にXがついたAMD環境特化版が用意されてなかったこともあり、今回はTrident Z RGB シリーズの16GB×2のパッケージを2つ入手することにした。

 

OC版は結構品薄で、かなり入手難だったので、別々のルートで入手。

ひとつは、メモリと言えば、の安定の品揃え、パソコンショップアークからの新品購入。

...つか、在庫がひとつしかなかったorz

 

セッティングはもう一つを手に入れてから。

 

【F4-3200C16D-32GTZRX仕様】

容量:32GB (16GB×2)
クロック:3200MHz (DDR4-3200/PC4-25600)
レイテンシ:16-18-18-38
電圧:1.35V
高さ:44mm (ヒートスプレッダを含む)
規格:288pin DDR4-SDRAM DIMM, Non-ECC, Un-buffered
保証:ライフタイム保証

 

G.Skill F4-3200C16D-32GTZRX (DDR4-3200 CL16 16GB×2)

更新: 2021/09/12
信頼性

OCメモリはG.Skill

ときどき、G.Skillのメモリに対して「使えない」というレビューを見るが、このメーカーはメモリをかなり選別しているので、性能が出ることに対しては信頼性があるが、いわゆる「尖った」製品であり、特にカリカリにCLを削った個体は、所定の性能を得るにはスキルも必要で、一見さんお断り系。

 

使う人を選ぶメーカー。

安易に使ってはダメ。

更新: 2021/09/12
見た目

光るし(大事)、黒い(もっと大事)

同社の上級ラインには、金か銀のボディでRGB部分がギラギラとジュエルっぽい細工がしてあるTrident Z Royalや、ボディが半分白いTrident Z Neo シリーズがあるが、派手すぎないRGB部と黒いボディで、ベーシックなこれが一番好き。

  • 購入金額

    18,610円

  • 購入日

    2020年07月04日

  • 購入場所

    アークオンライン

19人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • supatinさん

    2021/09/13

    cybercatさん、こんにちは
    (*・ω・)*_ _)ペコリ

    G.Skillってイメージ通りマニアックな商品展開っぽいですね
    メモリだけで4万円強・・
    そう言えば何処かの誰かがTwitterはメモリ最低1280GB積んでないと無理と仰ってたので
    トータルメモリ32GBの弱々PCしか無い自分はスマホからしかTwitterやってません
  • cybercatさん

    2021/09/13

    >G.Skillってイメージ通りマニアックな商品展開っぽいですね
    マニアックですねー....
    3200MHzのトータル32GB、「光る」Trident Z系だけでも(見た目が全然違うRoyal系除く)
    【Trident Z RGB】
    ・CL15-15-15-35 1.35VのF4-3200C15D-32GTZR
    ・CL16-18-18-38 1.35VのF4-3200C16D-32GTZR
    【Trident Z RGB (For AMD)】
    ・CL16-18-18-38 1.35VのF4-3200C16D-32GTZRX ←今回のレビュー対象
    ・CL14-14-14-34 1.35VのF4-3200C14Q-32GTZRX(8GB×4)
    ・CL16-18-18-38 1.35VのF4-3200C16Q-32GTZRX(8GB×4)
    【Trident Z Neo】
    ・CL14-14-14-34 1.35VのF4-3200C14Q-32GTZN(8GB×4)
    ・CL14-14-14-34 1.35VのF4-3200C14D-32GTZN
    ・CL16-18-18-38 1.35VのF4-3200C16Q-32GTZN(8GB×4)
    ・CL16-18-18-38 1.35VのF4-3200C16D-32GTZN
    とあるので、間違えないように対象品を掴む必要があります。
    一文字違うと「別物」なので....

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