前回初級編では全体の調整がメインだったのに対し、今回は中級編ということで魅せることを目的とした具体的なテクニックが登場している。
今回の内容は、私には「言われて見れば」的な変化にしか感じない点もあった。
ただ、読みながら試すと少し分かりやすいかもしれない。
手元に写真編集ソフトがあれば、それに似た機能があると思うので、それで試そう。
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中級編の最初は「ローカルトーンマッピング」。
また聞きなれない言葉が登場したが、簡単に説明すると濃い色は濃く、薄い色は薄くすることで画にメリハリつける機能だ。
単純に濃い色/薄い色と言っても、写真によってはどのレベルからが濃い色/薄い色なのかが違うため、その判断を含めて調整することで見る人に主張する画に変化させている。
このテクニックについては、コントラスト調整ということで、私もたまに使っている。
次に「アンシャープマスク」。
画のエッジを際立たせて、画の中のそのもの自体の存在感を強調するのに用いるらしい。
私は多少ピントが合っていない写真を補正する場合に使用していたが多少良く見える程度で、実際はそういった使い方ではないらしい。
ここで取り上げられているサンプルだが、私としてはなかなか分かりやすい写真だと思えた。
確かに桟橋が湖面から浮いて(強調されて)見える。
エッジが弱い背景にあるオブジェクトに対しては効果的なのだろうか?
最後に「アンシャープマスク」の裏技が紹介されている。
これがいまいちピンとこなかったのだが、確かにサンプルを見ると奥(山並み)がハッキリしているため、空気が澄んだ感じは受ける。
ただ、やはり「言われて見れば」感が否めず、私自身のセンスを澄ませないとダメなのかもしれない。
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今回中級編ということで具体的なテクニックが登場しているため、写真編集を始めている人には納得の内容なのかもしれない。
読みながら、私自身に経験不足を感じてしまった。
画を見比べるとと魅せられる画になっていることは分かるが、どういう加工をすれば魅せられるかという判断は経験を積む以外にないのかもしれない。
少し力不足を感じ始めているが、上級編へと進んでみよう。
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