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2600Kを持っているからにはコンテストに参加しないといけないと思いつつ、気がつけば締め切りが今月いっぱいでした。
私は静音志向のため、あまりオーバークロック向きのパーツを持っていません。
強者ひしめく中ですので、受賞を気にせず楽しんでやってみたいと思います。
◆ マシン構成
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もちろん主役はこちら・・・
H67/P67復活間もないころに購入したCPU。先日2700Kに換装までメインで使用していました。
今回オーバークロックコンテストのため、2700Kから戻してみました。
先日の2700K速攻レビューで使用させていただいたマザーです。2700Kを使用して5GHzへのオーバークロックも実現できましたが、今回2600Kでも同様に5GHzを狙えるのか・・・楽しみです。
メンテナンス性と静音性、冷却力が高いレベルでバランスの取れたクーラーです。ファンをグランド鎌クロスから引っこ抜いたものに取り替えています。愛用していたのに製造終了になってしまった・・・。
お手ごろ電源ですが、それなりによくやってくれています。そろそろより信頼性の高そうなものに変えたいと思っています。
静音性とデザインを重視して購入したケース。密閉構造のためオーバークロックに向いたケースではないので心配です。
GPU性能を必要としていないため、ローエンドのGPUです。
◆ 外観・内部の写真
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正面はこのようにフロントドアがついています。ドアを開けると140mmファンが現れるのですが、最大2基取り付けられるのですが、初期状態のまま一個のみになっています。(ホコリやばいw)
CPUには140mmの大型ファンが付いています。普段は600rpmほどでゆるゆると回しています。最大でもせいぜい1300rpmほどなんですが、大丈夫ですかねw
上段には180mmの大型ファンが搭載しています。ケース上部には通気孔はなく、ケース背面から排気するようになっています。(ちょっと斜めに取り付けられています)
◆ オーバークロック設定
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以前2700Kを使用してオーバークロックをした際はASUSの独自ツールを使用して、5.0GHzまでのオーバークロックを行いました。
今回は2600Kでのオーバークロックですが、このときの情報を頼りに5.0GHz超えを目指します。
2700K@5.0GHzOCの道のりはこちらをご覧ください。
今回は5.0GHz以上を狙うにあたってツールを使ったオーバークロックには無理があると重い、正攻法でBIOS(UEFIですが便宜上BIOSと表現します)から設定をしていきます。
今回使用するP8Z68-V PRO/GEN3はグライフィカルなBIOSで非常に設定が楽です。
BIOSのアドバンスドモード内のAi Tweakerのタブの中にオーバークロックにかかわる設定がまとめられています。
・下準備 ~4.8GHz・5.0GHz~
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まずは下準備をかねて比較的容易と思われる4.8GHzへのオーバークロックを行います。
AI Tweakerより以下の設定を行います。
・AI Overclock Tuner : Manual
・Turbo Ratio : OSでの最大Turbo Ratio 設定
・OSでの最大Turbo Ratio 設定 : 48
この時点では電圧関係は触らずに進めます。
この設定で再起動したところ難なくOSも立ち上がり、OCCTによるストレステストも問題がないようでした。
次に5.0GHzへ上昇させて見ます。
5.0GHzにオーバークロックするにあたり、まずはInternal PLL Overvoltageを有効に設定。
そして倍率を48→50にしました。この時点でも電圧関係には手をつけていません。
こちらも難なくOS起動、ストレステストをかけても落ちませんでした。
ただ、CPU電圧がAutoのままで進めていたところ、1.564Vで警告が出てきました。
このままでは次へ進めませんので、BIOSに戻り電圧の設定を始めます。
CPU電圧をAutoから1.48Vの固定に変更。さきほど1.56Vほど出力されていたので足りないかと思いましたが無事OS起動・ストレステストも短時間ですが問題ありませんでした。
ただ、アイドル時に比べ負荷時で電圧が下がっているためBIOSに戻り、Load-Line Calibrationの設定をHighに変え、負荷時に落ちる電圧を減らすように設定しました。
その上で電圧を落としたところ1.46Vほどでも問題ないようでした。
この後クロックをあげるにあたってLoad-Line CalibrationはもうExtremeまであげてしまおうと思って、HighからExtremeへ変更。
もういちどストレステストをかけたところ、こんどはアイドル時の電圧よりも負荷時のほうが電圧が高くなりました。
これを踏まえ、未知の領域である5.1GHzへのオーバークロックに進みます。
・オーバークロック本番 ~5.1GHz~
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ここからが本番。私が今だ経験したことのない5.1GHzへのオーバークロックを行います。
さきほどLoad-Line CalibrationをExtremeに変えたことで設定した電圧より負荷時には高い電圧になったこと、1.56Vで電圧の警告が出たことなどを踏まえ、ここからはより慎重に電圧を上げていきます。
おそらく不足するであろうと思いつつ1.49Vに電圧を上げて起動させて見ます。
すると無事OSは起動しました。
いけたかとおもいつつストレステストを試すと開始3分でBSODでシャットダウンしました。
少しですがストレステストに耐えたこともあり、もう少しでいけそうと重い、少しずつ電圧を上げていったところ1.51Vで安定するようになりました。
ストレステスト時のCPU電圧は1.544Vでした。
・いけんのか?5.2GHz。
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もはや相当危険な領域に入ってるんじゃないかと思いつつ、思い切って5.2GHzへのオーバークロックを試してみました。
といっても電圧のマージンもかなり少ないため、0.02だけ電圧を上げ1.53Vから開始。
それでもOSの起動はできました。ところが今度はストレステストが始まったとたんにおちるようになりました。
ビビりつつ0.005Vずつあげていくと、少しは持つようになりましたが、それでも10分とたたず落ちました。その間、1.58Vの警告も出るようになりました。
さすがにそろそろやめるべきか考えていた1.545Vの設定でBIOS起動時に下のような画面が出るようになりました。
もうこれ以上は電圧もれません・・・。いや、壊れずに済んでよかったですw
そのあと、多少電圧を落としてPLL Voltageを1.9Vまで持ってみたりしたのですが、一向に安定する様子はなかったので倍率変更での5.2GHz到達はあきらめました。
倍率設定を51倍に戻し、今度はBCLKからのアプローチを行います。
Sandy世代ではほとんどBCLKによるオーバークロックはできないので、ここは0.5MHzずつ上昇させていきます。
103MHzのところで不安定になりましたので、102.5MHzの設定に戻し、長めに負荷をかけてみましたが、どうやらなんとか落ちることがなくなりました。
これで一通りのクロックアップが完了です。
102.5x51で5.22GHz。なんとか5.2GHz越えまで持っていくことができました。
オーバークロックコンテストレギュレーションにあるスクリーンショットがこちら。
ベンチマークは問題なく換装しましたがなにぶんローエンドGPUなためベンチの映像はカクカクしていましたw
◆ オーバークロックの感想
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これまでもレビューのたびにオーバークロックには挑戦してきましたが、いつも絶対壊さないように無理は絶対しませんでした。
今回も最初は無理はしないつもりだったんですが、途中から意地になってきてもう壊れてもいいとか思い始めてきました。怖い怖いw
しかし5GHz越えでも季節もあってか今のパーツだけで熱がなんとか処理ができたのがすごいなぁと思いました。
もっと冷却性能の高いケースやクーラーもたくさん世の中には存在していますので、そういったものさえ揃えれば5GHzでの常用もできるのかもしれませんね。(自分はやらないですがw)
ちなみに今3930Kのオーバークロックも少し手をつけているんですが、発熱がすごくて大変です。
harmankardonさん
2012/02/18
同じくらいの感じですね.
この先は非常に壁が高いと思い知らされています.
kazgbさん
2012/02/18
自分は、マザーボードの機能にある自動OCか、
ツールでのクロックダウンしかやったことないです。。。
なんか怖いんですよねぇ^^;
壊れる境が分かればいいんですが・・・
ねおさん
2012/02/18
> 途中から意地になってきてもう壊れてもいいとか思い始めてきました。
やっぱり、ここまでいかないとダメかなぁ・・・