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コンテストのレギュレーションを必ずご覧ください。
http://zigsow.jp/special/intel/occ2600k/
●注意
オーバークロックを行うと、CPUを含む周辺機器の寿命短縮、故障、焼損などを起こすことがあります。
この場合には、一切の補償を受けられませんので、自己責任でよろしくお願いします。
●SandyBridgeでのOC戦略
SocketH2(SandyBridge)では、電力制御を細かく行う必要から、クロックジェネレータがPCHに内蔵されています。
ブロックダイアグラムをみると、このクロックジェネレータから、DDR3、DMIリンク、HDI、PCIe、USBなどのクロックが生成されるようですので、1156世代で可能だった BCLKを上げてクロックアップすることができません。
ですから、
1.高倍率で安定できるところを探す
2.BCLKは微調整
となります。
特にPCIeの規格上、クロック変動許容値は0.5%ぐらいしかありません。
よって、カードによってうまく動く、動かないが分かれます。
また、K付のCPUとP67とZ68だけがオーバークロックできますが、
P67とZ68のどちらがよいかということはいまいちハッキリしていません。
私は、CPUコアのOCに全力を注ぎたかったので、内蔵GPUを使わない P67と古いビデオカード GF9600GTを選択しました。
オーバークロックではないのですが、CPUスコアアップを狙う場合にはより帯域が広いメモリを使うほうが有利です。
当初このマシンでは、PC-1333のElixir 9-9-9-24のメモリを使用していましたが、
若干の高速化を狙って、XMP1600の Elixir 9-9-9-24の1.65Vに、
後に 電圧を下げるため XMP1600のCorsair 9-9-9-24 1.50Vに切り替えました。
レイテンシが変わらないことから、わずかばかりですが、帯域の向上が期待できます。
あと、OCを行うときに留意した点ですが、CPUコアの温度を最大負荷時でも90度以下にすることです。
i7-2600Kは Tcase 72.6℃, Tjmax 100℃ は100度ですので、このTjmaxを100度以下に守ることが重要ですが、Sandyの単位時間あたりの熱量が相当大きく、70度から95度にあがるまで1秒もありません。
Thermal Monitor 2などで倍率の強制ダウンが働く時間が担保できるように冷却をしておく必要があります。
このためには、できるだけ放熱できるヒートシンクが必要ということですが、
当初は、外気が低いときを見計らって実験し、その後 峰2を導入して冷却効率を上げてみました。
●構成変更
OCコンテストのためラストチャレンジということで、2/28にパーツ交換しました。
CPUファン
Out:
In:
電源
Out:
In:
メモリ:
Out:
In:
●チャレンジ
2/28にx52へ再チャレンジしてもBSoD 124でした。
また、いままでの最高記録についても、NVIDIA ドライバを最新にしたとたん下がりました。
やれることが減ってきたので、CPUを焼いてしまったおものだちの安全圏だった電圧を参考に上げてみました。
あと、OCにあたって
http://www.xtremesystems.org/forums/showthread.php?266589...
を参考にしました。
なお、EISTはオン、C1Eはオフ、峰2のファンはVRにして最大運転にしています。
Vcore 1.45V BCLK 103 x52
→ テスト3 でBSoD STOP 124
このときのCPUコア温度が70度ちょっとまで下がっていたので、まだ余力ありと判断しました。
0x124 = add/remove vcore or QPI/VTT voltage (usually Vcore, once it was QPI/VTT)
なので、Vcoreを 1.44にしても変わらず。ということで危険な方向へ
Vcore 1.49V BCLK 103 x52
→ テスト3 でBSoD STOP 101
0x101 = add more vcore
電圧盛れってことですね。
Vcore 1.50V BCLK 103 x52
→ テスト3 でBSoD STOP 124
また124…おそらく 1.54ぐらい盛らないとだめ…
チキンなのでここでやめて、元のx51でメモリ能力アップに任せて最高記録のアップを狙います。
Vcore 1.46V BCLK 103 x51
→完走したものの 熱確認のためHWiNFO64を実行中でしたので 34000しかでず。
さらに、3DMarkのサイトがメンテナンス中 (PM11:20ごろ)だったため、結果が取れたのは11:50すぎ。
残念ながらここで打ち止めですね。
わかったことでいえば、NINJA miniに比べて 峰2は20度近く下がるということ。
NINJA MINIで最高記録を出したときの室温は室温 5度 外気-1度。
窓を開放して、9cmのハイパワーファンに交換して、90度ぐらいだったわけですが、
今回は室温6度で外気導入なし。それで80度を超えない。
バラックセット状にしていたとはいえ、放熱器としての性能は別次元ですね。
残念なのはケースには収まらない!というわけで常用は無理です。
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2012/01/09 01:55 現在 x51 5254MHz CPUスコア 35423
窓を全開、外気温0度。室温7度。ケースのサイドをオープンして x51倍チャレンジ。
CPU-Z,GPU-Zを常駐していない状態での測定後、CPU-Z, GPU-Zを起動しました。
レギュレーションでCPU-Zのクロック値がオーバークロック時の値を示している必要があるようなので、
再測定しました。
室温 5度 外気-1度
なお、クロックの値は ASUS のツールの値ではなく CPU-Z, Vantageの値を採用しました。
丸め誤差と思われる1MHzだけ差が出ています。
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2012/01/08 19:30 現在 x51 5253MHz CPUスコア 34265 (HWiNFO64常駐)
窓を全開、外気温0度。室温7度。ケースのサイドをオープンして x51倍チャレンジ。
HWINFOでモニタしながらなのでスコアはまだまだです。
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2012/01/07 23:59 現在 5150MHz CPUスコア 34387
窓を全開、外気温-3度。室温6度。ケースのサイドをオープンして x50倍チャレンジ。
CPUファンを SUNOH 9cm ファン 12V 2.9Wに交換しました。
ASUS Turbo EVO ではうまく上がらなかったので、
x49のときの設定から Vcore を 1.45Vにしています。
CPUコア温度が最低12度…最大77度… 消費電力105W…ひー。
室温10度まで回復しても問題なく実行できました。
2012/01/08 09:10 再実験しました。
窓は閉鎖、外気温-1度。室温12度 最大91度。
91度では余裕がないのですが、CPUコア温度の最低温度が10度ほど上昇しているようです。
筐体内の熱を効果的に奪えていないようです。
x51倍チャレンジするのは夜ですかね。
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2012/01/07 現在 5047MHz CPUスコア 33887
窓を全開、外気温5度。室温10度。ケースのサイドをオープンして x49倍チャレンジ。
こえてしまったよ。
メモリ構成のみ変更しています。
筐体状況です。
私は寒さで凍えてきましたが、次は 9cmの12V2.9Wファン(SUNON KD1209PTB1)を導入してみようか…
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2012/01/05
今のところ 空冷で47倍 4841MHzです。
手順としては、ASUS TurboV EVO で Extream で上げてって温度が92度に達したので、
47倍で止めました。
i7-2600K の Tcaseが72.5度, Tjmaxがおそらく100度。
これ以上にあげるには CPUクーラーをもっと大型で熱容量のあるものにして47倍でも70度程度までで済むようにしないと難しいですね。
トップフローは使いたくないので、NINJA3か他のものを物色しようかと思います。
CPU: i7-2600K
MB: ASUS P8P67
MEM: CFD/Elixir W3U1333Q-4G (DDR3-1333)
GPU: ZOTAC 9600GT 512MB DDR3 PCIE ZT-96TES3P-FSP
HDD: HGST HDS7210505CLA362 500GB SATA2
CPUクーラー: NINJA MINI + 1156アダプタ (NINJA2より転用)
電源: ANTEC NeoPOWER 550W
ケース: FREEWAY ブランドのATXミドルタワー FWD-OTX-XS
E-ATXマザーまで搭載可能です。
3DMark ベンチマーク Vantage CPU SCORE 31315
CPU-Z
GPU-Z
HWiNFO64センサ画面
daiyanさん
2012/01/05
はにゃさん
2012/01/06
画像差し替えました… Offにする前に画像キャプチャしてたみたいです。
リンさん
2012/01/06
自分まだ届いていないですT-T
daiyanさん
2012/01/06
バラだと捏造とか言い出す輩が現れかねないので。
はにゃさん
2012/01/06
NINJA MINI を Artic Silverでつけて、ここまで来ましたね。
夏場ではx45倍ぐらいが安全領域です。
ちなみに負荷が下がると 92℃から59℃まで1秒で下がりますが、
もう少しヒートシンクを大型化しないと厳しいかもしれませんね。
NINJA参かな。
はにゃさん
2012/01/06
一枚のスクリーンショットで撮り直しました (1920x1080)
タコシーさん
2012/01/06
92度になっちゃうんですか?
いやー微妙ですね
クーラー大きくても其処までいくんですね
JUN8731さん
2012/01/06
このレベルに達すると空冷より水冷など他タイプのCPUクーラーが
適しているんでしょうか?
簡易水冷が出てきて、水冷も身近になって来た気がします。
(性能的には賛否両論ですが・・・)
はにゃさん
2012/01/06
瞬間に生じる熱をヒートシンクへ移しきれないと予想してます。
ピークとはいえ92度だと常用は難しいですね。
はにゃさん
2012/01/06
簡易水冷よりは大型ヒートシンクの空冷のほうがひえるかも。
5GHzを超えるにはケースのエアーフローも問題になりそうです。
harmankardonさん
2012/01/08
参考になりました.
はにゃさん
2012/01/08
寒さはある程度プラスになりますね。
ちゃなさん
2012/01/08
では、私はそろそろアレのテストを開始しようかな^^;)
はにゃさん
2012/01/08
50倍まではなんとかもっていけましたが、Vcore 1.45Vにもちあげているので、時折1.56Vに突入してます。
なお、51倍では途中で電源が切れます。おそらく放熱が追いつかないのでしょう。
50倍でも室温が高いとTjmaxまで余裕が無くなってますから、もう少し冷却能力を上げる必要がありますね。
あと、冷却問題がクリアできたとしての話ですが、
シングルスレッドのSuperPI だけなら 51倍も発熱も対したことがなく104万桁でもそれ以上も完走できますが、52倍ではBSODになってます。
CPUかメモリが追いつかないのでしょうね。
BCLKを103MHzからさげて倍率を上げることも考えて見ます。
はにゃさん
2012/01/08
連続100Wの熱源から安定して熱を奪う必要がありますから
結構厳しいかもしれませんが、がんばってくださいね。
とっぷりんさん
2012/01/10
ただ、あと103MHz×49→×51にクロックアップさせる手立てがwwww
はにゃさん
2012/01/10
5GHz突破おめでとうございます!
103x49から51は結構度胸が必要でしたww
今x52を狙ってますが…Vcoreを上げる必要があると思いますが、怖いですね。
らんまるさん
2012/01/11
動作を速くさせる行為そのものに、たぶんあんまり意味は無くて、ロマンを追及してるんですよね?(笑)
今のPCって基本的な使用をする分には、とっても速いですもんね。
そんな自分も、昔はi386 とかの時代、オーバードライブプロセッサとかいうものにはワクワクした思い出があります。(そんなのありましたよね?)
はにゃさん
2012/01/11
もっと単体でも高速なシステムが欲しいという欲求はありますが、
x51とかなると常用なんかできませんから、ロマンしかないですよねwww
普段は 103MHz x45 設定で止めています。
もっと早く、できるだけ安全に、セッティングを煮詰めていくっていう感じは
現代のF1などと同様なんでしょう。
なお、386時代には実用のために Cyrix486DLCやら、オーバークロック改造などしてました。
マシンの延命効果がありました。
直近で実用オーバークロックをしていたのは、PentiumII 333, Celeron 300A, 333 の時代, 1998-2000年まででした。
FSB 66MHzの石が 100MHzで動作するおかげで 450, 500MHzの石がお手軽に購入できましたしね。
らんまるさん
2012/01/11
クロックアップをロマンと言ってしまうと本気の方に怒られるかなと思って、はにゃさんのコメント欄でぼそっと言わせていただきましたw
確かに『安全に』速さを追求していくというところは、その面白さは理解できる気がします。
過去にクロックアップの限界を超えさせてしまい、パーツを壊したりしちゃうことってありましたか?
今回のクロックアップで、壊さないギリギリの数値を見つけ出せたのもそのあたりの経験則からなんでしょうか?
安全がある程度保障されているスピードアップ系(ODPなど)以外、手を出したことがない自分としては、そのあたりが不思議でなりません。
はにゃさん
2012/01/11
過去に焼いちゃったことでいうと、Celeron 300A, 333が耐性が下がったことはあります。
OCではないですが Athlon K75 750MHz (SlotA)と AthlonXP 2600+ は焼き鳥になりましたね。
壊さないぎりぎり探しのためになにを考えるのかってことですが、
CPUを高クロックにすればするほど、消費電力が上昇します。
今回のHWINFOの数字をみても 108Wぐらいになってますから、
それなりに電源構成に余裕のあるマザーボード、電源を選択します。
今回使用している P8P67 は意外にOCに向いている構成だと思いますし、
zigsow以外の人の実績をみても悪くないですね。
また消費電力のほとんどがジュール熱に化けた場合、100Wの電熱線を冷やし続けるようなつもりで冷却を考える必要があります。
昔はCPUとMBに温度上昇時に緊急停止する仕組みはなかったので、ほんと危険でした。
300Aでも5個以上, 333でも4個ぐらい持って、試してましたが、
今でも温度による緊急停止が間に合わない設定にすれば壊れる可能性が十分あるので、
負荷と温度変化をみながら、Tjmaxに達するまで余裕があるかどうか見ています。
なお、今回のOCコンテストにあたって、他のユーザーの知見も参考にさせていただいてます。
BCLK(ベースクロック) を上げるか下げるかってところとか、使用するメモリとかですね。
現在使用しているメモリは、スプレッダがないDDR3-1600 のメモリです。
感覚的にメモリ原因ではなくCPU原因でx52が達成できない感じですが、
x55とかで戦おうとすると、もっと気にしなければと思いますね。
らんまるさん
2012/01/11
単語も三分の一くらい理解してない可能性もありますが、速さとパワーとのトレードオフとしての放熱対策ってのもアツい感じがします。
確かにサーバールームって一年中ひんやりエアコンかかっている場所ですしね。
またわからないこととかあったら聞いてしまうかもしれませんが、よろしくです!
はにゃさん
2012/01/11
サーバールームで25度未満にしていると、半導体、電源まわりの電解コンデンサの寿命には好影響ですね。
ただ冷却用電力も馬鹿にならないので、Facebookが昨年新設したデータセンターのように、風とドライミストの併用など知恵を働かせているところもあるようですよ。