レビューメディア「ジグソー」

良い機会に恵まれてのチャレンジです。



今回、幸運にも、ジグソープレミアムレビュー「あなたのオーバークロックを強力サポート!-ENERMAX-」に選出戴きましたので、オーバークロックにチャレンジしたいと思います。

これまで、ちょっとしたオーバークロックはしてきましたが、チャンと詰めたことが無かったので、良い機会だと思い投稿させて戴きます。
オーバークロック初心者なので、間違った記述や間違った設定があるかもしれません。ご容赦下さい。



CPU Intel Core i7 2600K
MotherBoard GIGABYTE GA-Z68XP-UD3R(Rev.1.0)
Memory Corsair CMX12GX3M3A2000C9 (DDR3-2000 4GBx2)
BootDrive A-DATA AS510S3-120GM-C
GraphicBoard Intel Internal Graphics HD3000
          PNY GMGTX58N2H15Z-0T (nVIDIA GeForce GTX580 3GB)
CPU Cooler ENERMAX ETD-T60-VD
Power Supply ENERMAX EPM-1000EWT
PC Case SOLDAM ALCADIA ZR3000 SH SSV


マザーボードとISRT用SSDのレビューインフィニティ ハイブリッド星 に選出戴いた際に購入しました。


レビューインフィニティ 第6弾 ハイブリッド星に選出いただいた際のマザーボードです。
Z68チップセットを搭載していますので、CPU内蔵のグラフィックも使え、別途グラボを追加することもできるマザーボードです。


Core i7 980Xで使っていたDDR3-2000 4Gメモリを、今回はデュアルチャンネル用に2枚,8GB構成にしました。
マザーボードの制約で、DDR3-1866として動作させますが、ベースクロックを上げた際の耐性に余裕が持てます。


オーバークロックの設定では、何度も起動を繰り返すことになるのでm起動時間短縮のため、使っていないSSDを用意しました。
通常のシステムでは、容量120GBのSSDを2台で、RAID-0を構成して起動ドライブとするのですが、今回は1台のみで起動ドライブとします。


今回プレミアムレビューで選出いただいた電源です。
12V 83A 1系統というオーバークロックに向けた仕様の1,000W電源です。


これまでは、GeForce GTX285を使っていましたが、エンコード時にCUDAプロセッサーが512個あるGTX580のほうが、高速でエンコードできるのでGTX580に変更しました。
今回のコンテストのスコアには直接関係しませんが、参考までにベンチに用いました。


今回プレミアムレビューで選出いただいたCPUクーラーです。
200W+対応のトップフロータイプのCPUクーラーです。


2重構造になっている静音優先のPCケースです。
静かな分、エアフロー的には不利なシステムです。
オーバークロック設定時には、頻繁にC-MOSクリアを行うことになるので、サイドパネルを開けた状態で使いました。

マザーボード
マザーボード
PCケース側面
PCケース側面
PCケース側面 静音パネル
PCケース側面 静音パネル
Antec P280と比較
Antec P280と比較


写真は、オーバークロックのデータを取り終えた後の写真で、既存のシステムとして、メモリを4GBx4に戻し、起動ドライブもSSD 2台のRAID-0構成とし、HDDも2TB×2,1TB×2のRAID-0構成になっています。




最初に、マザーボードに付属のオーバークロックツール、EasyTune6というツールを使ってオーバークロックの設定を行います。
このツールでは3段階のオーバークロック設定ができますので、低い設定から順番に試して付きます。

Easy Tune 6
Easy Tune 6


各社のマザーボードには、このようなオーバークロックツールが付属している場合が多いので、手軽にパフォーマンスアップを狙う場合は便利だと思います。
このツールを使ってのオーバークロックでは、ベースクロック103%,CPU倍率43倍が限界でした。
残念ながら、ベースクロック104%,CPU倍率44倍では、OSの起動すら出来ませんでした。

次に、BIOSの設定でのオーバークロックを行います。
最初にBIOSの設定で、Internal PLL VoltageをEnableにします。
これは、CPUに搭載されているクロック生成回路の電圧を上げ高速動作を行うための設定です。
併せて、CPUの消費電力(W)や、CPUに流す電流(A)もAUTOから、マニュアルで上げて行きます。
CPUに掛ける電圧は、最低単位で少しずつ上げて、CPU倍率の向上を目指します。

一旦ベースクロックを100MHzに戻し、CPUの倍率を44倍からワンステップづつ上げて行きます。
OSが起動したら、Prime95というアプリで、システムに負荷をかけ安定性を確認します。
今回は、Prime95を10分走らせ、問題がなければ、3DMARKを走らせます。
どちらもクリアした状態を、暫定OKとして、次のステップに進みます。

先ずは、グラボを外して、CPU内蔵のHD3000でチャレンジしました。
この状態では、ベースクロック100MHz,CPU倍率48倍が限度でした。
CPU倍率49倍でも、OSの起動はできたのですが、Prime95を走らせた途端ブルースクリーンになってしまいました。
CPU電圧以外も昇圧し、安定を図ったのですが、残念ながら安定する設定は見つけられませんでした。

x48 100MHz
x48 100MHz


次に、CPU倍率を48倍に戻し、ベースクロックを上げて更に小刻みにオーバークロックを行おうとしたのですが、CPU倍率48倍では、ベースクロック101%でもOSの起動すらできませんでした。

仕方がないので、CPU倍率を更に下げ、倍率47倍でベースクロックを上げて行きました。
この状態では、ベースクロック103%が限度でしたが、CPUのクロックは、ベースクロック100MHz , CPU倍率48倍よりも僅かに上回り、3D MARKのCPUスコアも僅かながら上げることができました。
スコアは32,692でした。

x47 103MHz
x47 103MHz
x47 103MHz 3D MARK
x47 103MHz 3D MARK


最後に、グラボを追加して、x47倍,x48倍各々の環境でベンチマークを走らせましたが、3D MARKのCPUスコアは、なぜかHD3000の方が高かったので、HD3000でのスコアを記載します。

この状態で、CPUには最大で1.48Vの電圧が掛かっておりこれ以上上げる度胸もなかったので、先ずは、この状態でエントリーします。

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