レビューメディア「ジグソー」

奥が深いです

【2012.02.04 水冷のCWCH100の結果を追記しました】




コンテストのレギュレーションを必ずご覧ください。
http://zigsow.jp/special/intel/occ2600k/







CPU : intel i7-2600K



CPU Cooler : ENERMAX ETD-T60-VD 



MotherBoard : ASUS P8Z68-V PRO/GEN3



Memory : CORSAIR CMZ8GX3M2A1600C9B



VGA : SAPPHIRE Vapor-X Radeon HD 5870 (OC)



SSD : intel 510 240GB



Chassis : CORSAIR Carbide 400R



Power Supply : ENERAMAX EPM1000EWT



OS : Windows 7 Professional SP1 64bit




Front
Front

Inner
Inner

Backshot
Backshot

ファン交換後
ファン交換後

CWCH100
CWCH100






まず,ASUS製マザーボードの付属のオートチューニング機構を使って,自動設定と感触を掴みます.
写真付き手順は,こちらに記載しています.


マザーボード添付のユーティリティソフト”AI Suite Ⅱ”を立ち上げて,Auto Tuningをクリックします.
Fastをクリックして,警告画面を確認し,スタートをクリックします.
再起動がかかり,OS起動後,画面にオートチューニングの結果が表示されます.
だいたい,4.4GHz(103MHz×43倍)前後の結果が得られると思います.

今回,電源,CPUクーラーの能力は十分なものが取り付けられている前提で進めます.
UEFIを立ち上げて,アドバンスモードのAi Tweaker画面で,必要事項をマニアル設定します.
Internal PLL Overvoltageの項目をenableに変更します.
Offset Mode Signが+であることを確認します.
CPU Offset Voltageを一旦,+0.100Vに設定します.
このCPUオフセット電圧が高ければ,オーバークロック能力が上がりますが,同時に発熱が増えます.
設定した数字の色で,危険度がわかりますが,取扱説明書を熟読の上,設定してください.
F10で保存し,OSを起動させます.

AI Suite Ⅱを起動させます.
ツール⇒TouboV EVO画面にします.
More Setteingをクリックします.
CPU PLL Voltageを 1.9Vに設定します.
CPU Ratioのタブをクリックします.
調整バーで,43倍から44倍に変更して,適用をクリックします.
警告画面が出ますが,そのままOKをクリック.
AI Suite Ⅱが一瞬グレーアウトしますが,戻ってくれば適用されました.
調整バーで,47倍(103×47=4811MHz)まで,変更を繰り返します.
おそらく,このくらいまでは,設定可能だと思います.

一旦,3DMark Vantageを走らせてみます.
その際,HardWare Monitorなどのソフトで,CPU温度とVcoreのlogを取れる状態しておいてください.

4.8GHzが完走できれば,あとは取説を読みながら,CPUとの戦いです.
細かい設定を試行錯誤するしかありません.
CPUだけでも,200W以上の電力を供給することになります.
詳細設定がautoのままでも,危険が高まります.
先人の記録を参考にしても良いと思いますが,個体差がありますので,安心は出来ません.
設定条件とlogとを睨みながら,進めてください.
なお,OCCTが通らなくても,3DMark Vantageは完走する事もあります.




ENERMAX製CPUクーラーETD-T60-VDを使用した結果です.
5.25GHz以上は,F12-PWMファンに交換しています.

空冷の結果
空冷の結果


5.25GHzでCPUスコアは,maxになっています.
5.35GHz超は,安定させる事が出来ませんでした.

よって,今回の結果は,5.25GHzで,CPUスコアは,34988です.
35000以上を目標にしていましたが,僅かに及びませんでした.

5.25GHzのSS
5.25GHzのSS


この状態で,すでにVcore_max=1.67V,Tcore_max=85℃です.
CPUだけのベンチなら,もう少し上乗せできるかもしれませんが,今回のシステムでは限界ぽいです.
この辺で,お許しください.


result-W.JPG
result-W.JPG


CORSAIR製の水冷クーラーCWCH100の結果です.
空冷でスコアが低下していた5.36GHzに再挑戦しました.
やはりCPU温度が上がらない分,スコアがのびました.

5.36GHz_SS
5.36GHz_SS


CPUスコアは,35741で,念願の35000を突破でいました.
これ以上は,クロックを上げる事が非常に難しいので,これが最終記録となると思います.

比較で,空冷との差を載せておきます.
水冷の効果
水冷の効果




最後に
今回,オーバークロックコンテストへの参加資格を与えていただきました関係各位に感謝します.
最新CPUのオーバークロック性能に驚くと共に,オーバークロック環境がとても充実していることにうれしく思います.
誰でも簡単にオーバークロックが楽しめるというだけで,とてもいいことだと思います.
今回の参加レビューが少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです.
ありがとうございました.

コメント (9)

  • リーダーさん

    2012/01/22

    レビューお疲れ様です(^^

    5Ghz超えましたかーーー!
    すごいです・・・いやはや・・・
    オートでも4.4Ghz出るのはOCしたことない人でもありがたいですね(^^
  • harmankardonさん

    2012/01/22

    リーダーさん,コメントありがとうございます.

    オートチューニングの4.4GHzは,常用しても問題無さそうです.

    でも,5GHzには大きな壁がありました.
    これ以上は怖くて出来ませんでした.

    リーダーさんは,SandyBridge-Eで頑張ってください.
  • 愛生さん

    2012/01/22

    レビュー、お疲れ様です。

    5.2GHz超えちゃうんですかwww
    凄いですね。

    >オートチューニングの4.4GHzは,常用しても問題無さそうです.

    オートの場合、若干Vcore大目に盛られるので、少し削っても良いかもですね。
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