レビューメディア「ジグソー」

PCから『必要なものだけ持ち歩く』思想の体現者

2014/01/13 追記

画像を一部差し替えました。

なお、差し替えた画像の版権については、有限会社マルダイさまより利用・掲載の許可を頂いております。

 

Microsoftが、Windows8でARMに対応する。

このニュースを聞いたとき、『いくら何でも無理だろ』というのが最初の感想だった。
私はハード屋であり、ソフトのことについてはド素人だが、x86とARMにおける「ソフト開発上の差」くらいは判る。

 ツッコミは不許可。

 

そして、そのすぐ後に「ARM専用のWin8を作る」こと、「ARM用Win8は、現在あるWinアプリは使えない」ことが判り、それなら判ると納得すると共に、ひとつ疑問が湧いた。

 

『それって、Windowsと言えるの?』

 

最初に答えを言ってしまうと、これは“イエス”であり、“ノー”だ。
x86系のWindows同様にNTカーネルを持ち、ファイルシステムもNTFS。
UIも全てWindows8と同じであり、操作感覚も全て同じ。
OSの構造を見る限り、Windowsであることは間違いない。

ただし、x86系CPU用のWindows用のアプリケーションは、一切動作しない。

 

『同じアプリが動かないなら、Windowsの意味無いんじゃ?』

 

意外かもしれないが、これについては明確に“ノー”だ。
正直に言えば、私もSurface2を使うまで、この点を問題として認識しており、RTの導入に意味は無いと考えていた。
アプリ資産が流用出来ないのに、何でWindowsタブレットを買う意味があるのか、と。

 

では、逆にこう問うてみたい。

 

『AndroidやiOSで、Windowsアプリの資産が使えないのは問題なの?』

 

確かに、問題と感じる人もいるだろう。
だが、それらを無視しても余りあるメリットがあると感じたからこそ、これらの端末を買ったのでは?

 

Surface2も、要はそうした立ち位置の製品である。
WinRT機は『Windowsノートの延長線上にある製品とは異なる』のだ。

要は、Windowsの「一部機能を切り離して持ち歩く」事が出来る端末として考えると、その性格が判りやすい。


メインPCから「性能」を切り離すことで、可搬性を持たせたのがノートPC。
そこから更に「Modernだけを切り離して、可搬性を更に高めた」端末こそがSurface2という図式だ。

 

では、Modernだけを切り離した端末が、果たして使い物になるのか?
その点については、完全に使う人による。

 

『データ資産が運用できればよい』

 

・・・という人にとって、Surface2は「使える端末である」と断言出来る。

そういう割り切りが出来るかどうかで、評価が真っ二つに割れる製品なのだ。

更新: 2014/01/20
Surface 2 / Surface Pro 2 と、その他デバイスとの比較 PREMIUM REVIEW

最新型ARM機と互角の性能・もうモッサリとは言わせねえ!

今回のレビュー、最初の時点から

「Surface2と他の端末を比較すべし」・・・という課題が課せられている。

 

ただ、はっきり言ってしまうと『性能の近い端末と性能比較を行っても、Surface2の持つ利点は理解し辛い』というか、全く判らない。

何故かと言えば、Surface2のようなMobileSoCで構成される製品において『数字で計れる性能差など存在しないに等しい』からだ。

 

また、明らかに性能の違う製品と比較しても、単なるSoCの性能差解説でしかなく、本製品の利点は単に「Tegra4って速いね!」という理解で終わってしまうだろう。

 

一週間使い込んでみて判ったことは、Surface2とWinRTは『使ってみないと、その良さが全く判らない』端末だという事だ。

この利点は数字で示しても、説明することが難しい。

 

といっても、お題を無視する訳にも行かないので、気にする人も多いであろうベンチマークテストを実施してみる。

 

ただ、同じ土俵での比較対象が少ない端末なので、実質的な比較は3D Markだけだ。

計測・1回目

 

計測・2回目

こちらは、WinRT環境におけるほぼ唯一の総合ベンチである、PC-Benchmarkの結果。
比較出来るテストはストレージとRAMの結果だが、はっきり言ってどれもこれも信用ならない結果となった。


何故かと言うと、Surface2が叩き出したRAMテストの結果が、Tegra4搭載製品としては異常に遅い上、結果がブレまくってるからだ。

単純比較で言えば、この数字はAndroidOS搭載機のそれと比較し、1/10以下。
これに続いて実施した3DMarkの結果から考えると、このベンチマーク結果は明らかにおかしい。

 

ストレージテストの結果では、シーケンシャルがほぼBayTrail搭載機と同程度。
512kの数字が大きく劣る傾向が見られるが、これについてはPC-Benchmarkの検出精度に問題があるようで、二度目のテスト結果ではシーケンシャルで40%、512kでは100%以上も検出値にズレが生じているのがわかる。

 

正直、このベンチマークの結果は余り信用しないほうが良さそうだ。

現在、FutureMarkではPC-MarkのWinRT版リリースが予定されているそうなので、そちらが出るまで総合ベンチマークの結果は余り考慮しなくても良いだろう。

 

Microsoft Surface2 3D Mark

 

次に、PCでもGPUベンチの定番である3D-Markの結果。
こちらはiOSやAndroidでも同じ土俵でテスト出来るため、性能比較もし易い。

ほぼ、予想通りの順当な結果が出た。
Tegra4搭載機としてはほぼ順当なスコアで、だいたい同じTegra4搭載のAndroidOS機か、BayTrail搭載のWin8.1機とほぼ同等である。

 

ただし、これらの製品は殆どSurface2より高額な5~6万円台の製品か、価格帯が安くても筐体の出来がイマイチだったり、液晶の解像度が低い製品だったりする。
筐体の出来や、SkyDrive利用権などを加味すると、Surface2の価格性能比は決して悪くない。

更新: 2014/01/20
Surface 2 / Surface Pro 2 の特長的な利用シーンを動画で紹介 PREMIUM REVIEW

簡単操作、簡単接続

注:掲載映像が編集途中ですが、順次差し替えて行きます。

 

 

字幕がまだ一部しか入っていませんが、操作感覚はある程度分るかと思います。
他の項目でやっていることを、一部映像で見せているだけなので説明は省きます(字幕のほうに突っ込んでいます)が、地図アプリの動作などを見ると判るように、反応はかなり速いです。

更新: 2014/01/20
周辺機器と組み合わせた使い勝手や対応状況 PREMIUM REVIEW

Windows用周辺機器、そのまま使えます。

Surface2はCPUにARM系でもトップクラスの性能を持つSoC、NVIDIA Tegra4が採用された。
これにより、初代Surfaceと比較して大きく性能が向上している。

 

Microsoftの担当者は、初代比較で「基本性能は四倍」と豪語したそうだ。

私は初代Surfaceを弄ったのは、展示された店頭においてだが、実際にそれくらいの性能差を感じるシーンは少なくない。

 

殆どの操作において、初代にあった「もっさり」した部分は、完全に排除されている。

 

また、性能表に出てきていない強化点として、スピーカーの改良が挙げられる。

初代と比べて、スピーカーグリルはおよそ30%ほど横長に拡大され、音量も向上した。

 

大型化されたスピーカーグリル。左右両側面に配置されている。

音質については、初代と聞き比べていないので向上したかどうかは不明だが、手持ちのD-Tabと比較する限りにおいては、比較するのも失礼なくらい。

内蔵型のステレオスピーカーにして、このサイズで実現されたものとしては、音量・音質共にかなり良好と言える。

 

また、地味ながら利便性の高い特徴は、AコネクタによるUSB3.0ポートの実装だ。
初代に搭載されたUSB2.0の時点でも「Aコネクタ実装」というだけで相当に有り難い存在であったが、3.0に強化されたことで、USBメモリを利用してのデータ移動速度が大きく向上した。

 

 

右側面にあるAコネクタ。左隣にあるのは、MiniHDMIでマルチモニタ対応。

 

実際の速度を検証するため、きっちり1GBの容量を持つファイルを用意し、内部ストレージとUSB3.0メモリとの間でコピー操作を実施してみた。

64MB/sを実測で叩き出し、およそ15秒で転送を完了。

 

それに、汎用性の高いAポートによる実装なので、接続出来る機器が結構多い。
光学ドライブやマウス、USBキーボードの接続もOKだ。

 

ちなみに、このUSB入力機器の対応幅は思ったより広い。
別途ドライバインストールが必要な機器は難しそうだが、Windows標準ドライバで使用可能な入力機器は、複合デバイスでも問題無く動く。

 

 

たとえば、こいつ。

キーボードとタッチパッドが複合した製品だが、どちらの機能も問題無く動作する。

 

また、プリンターも割と「繋ぐだけで対応出来る」ものが多い。
現時点においても、エプソン、キヤノン、HPといった主要メーカーの標準ドライバ提供はかなり進んでいる。

ただ、ウチのブラザーMFC-670は、残念ながらドライバが提供されていなかった。
機種判別までは問題無く行けるので、近日中にドライバが提供されることを期待・・・というか、切に望む。

 

 

さて、概要はこの辺りにして、次に機器構成そのものを見てみよう。

こちらは、Surface2のデバイスマネージャーを、全て展開してスクリーンショット後に加工したものだ。

 

掲載状態では何が何だか判らないので、直リンクの画像で確認してほしいのだが、ハードウェア構成のかなりの部分が、Tegra4だけで賄われているのが確認出来る。

 

搭載されるストレージは、SamsungのMCG8GCというeMMCが採用されている。
これは最近人気のBayTrail搭載タブレットでも多く採用されているもので、普通のSSDと比較して速度は遅いものの、消費電力が大幅に削減されているほか、実装面積が小さいという特徴がある。

 

WifiチップはMarvell avastar wireless-nとあるが、これは初代やProと同じAvastar88W8782のようだ。

 

加工前

加工後

 

中身の次は、外を見てみよう。
初代の黒いボディとは対象的に、Surface2はシルバーを基調とする。

殆ど見た目にはカラーリング以外の変更点は無いように見えるが、初代において取り回しが悪いと不評だった、電源コネクタとMicroSDカードスロットの位置が変更され、取り外しの際に起きていた「手と本体の物理干渉」が解消されている。

初代と配置が逆になったMicroSDスロットと、電源コネクタ。 

 

また、Surfaceの特徴であるキックスタンドの角度が二段階調整となり、使い勝手が大幅に向上したほか、集音性が良すぎて周囲の音を拾いまくるとの評だったマイクは、カメラの真横に移動されて指向性がボイスチャット向けに改善されている。

 

大きな変更点ではないものの、ユーザーからのフィードバックを取り入れたことが判る。

 

また、マグネシウム合金製のボディは見た目にも高級感があり、非常に高い剛性を持っている。
この手の製品は、ちょっと捻ると本体ごと歪むような物も多いが、Surface2には皆無だ。
その頑丈さは、あらゆるタブレット端末の中でも群を抜いている。
持ってみた感じの感覚は、ほぼ完全に「石版」のそれだ。

 

 

これだけナナメで写しても、色化け皆無。

液晶の品質も高く、IPS液晶採用により視野角も良好。
グレアパネルによる映り込みも、それほど気になるレベルではない。
むしろ、このグレアパネルは映像再生における画質の良さに直結しており、問題となるのは指紋の付き易さだけだ。

 

指紋については、耐指紋フィルムの貼付けでほぼ回避可能というか、殆どの人がこの手の端末を買うと同時にフィルムを貼付けていると思われるので、問題と言っても些細なものだろう。

 

このように、本製品は全体的に完成度が高い端末に仕上がっている。
四万円台でこの品質は殆ど脅威であり、そりゃ他メーカーが「この価格帯で同じ品質を実現するのは無理だ」と言ったのも無理は無い。

更新: 2014/01/20
Surface 2 / Surface Pro 2 の良かった、気に入った、オススメしたい機能や特長など PREMIUM REVIEW

一度慣れたら帰れない。快適過ぎる使い心地。

まず、AndroidOSやiOS搭載製品全般との比較で、Surface2が圧倒的に優れている点は、ファイル共有機能が圧倒的に使いやすい事だ。


1.接続したいファイル・フォルダを、PC側で共有化する。

2.Surface2を同じLAN内に接続する。
3.同一LAN内のホームグループに参加させる。

 

以上、おわり。

 

これは、WindowsRTが「既存のWindowsPCとファイルシステム、ネットワーク構成が全く同じ」だからこそ出来る芸当だ。

 

Windowsと全く同じ設定項目なので判りやすい。

 

また、意外と気付きにくい利点としてデスクトップの存在が挙げられる。
AndroidやiOSを使っているとき、最も不快に感じるのがファイル操作だ。

 

ファイルシステムもWindowsと同じなので、操作も全く同じ。

移動元のフォルダを開き、移動先のフォルダを開いて、ドラッグ&ドロップで終了。

 

・・・え、それって当然じゃね?

 

という感想は、あくまでコレをWindowsPCとして見た場合の話。
タブレットOSでそれが出来るのは、デスクトップを持つWinRTだけなのだ。

 

ファイル操作もWindowsと同じ。精度がいいので、タッチ操作でも普通に行ける。

 

 

そして、それらの利点を支えるもう一つの良さは、優れたユーザー・インターフェースだ。
とにかくSurface2は、その操作系にストレスを感じる事が無い。
最初にスワイプ操作を覚える必要はあるが、これに慣れた後のAndroidタブやiPadの操作は「苦痛」以外の何物でもない。

 

左端からスワイプするだけで、切替えられる。

たとえば、アプリ切替の際にいちいちホーム画面に戻すか、切替え画面を呼び出さねばばならない両者に対し、Surface2では『左端から右に指を滑らす』だけで切替えられる。
アプリを閉じるときも、上端から真下に向けて指を滑らせるだけだ。

 

また、両者はマルチタスク動作中のアプリが何であるか「いちいち確認して切替える」必要があるわけだが、ModernUIは同じ動作を数回行えば、目的のアプリに辿り着く。

 

AndroidやiOSは、殆どの操作において「ボタン押下、対象認識、切替え操作(終了操作)」という3ステップが必要だ。
それに対し、ModernUIは、操作の大半が「切替え操作(終了操作)」の1ステップで済む。

 

要は、ModernUIは『操作に必要な手数が圧倒的に少ない』のだ。
もちろん、ModernUIの方式では「切替え操作が一回だけで終わらない」可能性がある。

しかし、人間というのは基本的に「同じ操作を繰り返す」のと「順を追って別の操作をする」のでは、格段に前者のほうがラクに行えるよう出来ている。
理由は簡単で、同じ操作を繰り返しているとき、人間はその「操作自体について意識をしていない」からだ。

 

これはテレビのザッピングと似たようなもので、人間は「次のチャンネルに切替える」という結果を求めるにあたり、最初に「順送りボタンを探す、という確認を行い」→「押す」という動作を行うが、それ以降の「次のチャンネルに切替える」結果を求める場合、順送りボタンを再び探したりはせず、そのまま「押す」という動作を繰り返すだけだ。

 

このとき、人間は「押す」という動作と「チャンネルを切替える」という結果との因果関係に対し、意識することはない。
これらは「当然の結果を認識する」だけであって、そこで行う二度目の「押す」操作に確認というステップは存在しない。

 

つまり、ModernUIは「使う人の認識力を出来るだけ操作確認に費やさないで済む」という、直感的操作を実現しているわけだ。

 

 

そして、その洗練されたUIを支えているのが、タッチパネル精度の高さだ。
Surface2の操作精度は、弄ってみた限りで言えば、Win8系OS搭載機である東芝V832の操作精度にほぼ匹敵している。
価格帯が四倍近くも違う端末と同等の精度を持つタッチパネルを積んでいるというのも凄いが、その調整レベルも相当なもので、デスクトップ操作すら入力ミスを起こす事例は殆ど無い。

 

この辺りの「使い心地の良さ」は、ちょっと他のタブレットでは味わえないところだ。

更新: 2014/01/20
Surface 2 / Surface Pro 2 を一言で表すキャッチコピー PREMIUM REVIEW

必要な場所へ、必要なものを、持ち歩く。

 

使ってみた結果、Surface2は巷で言われような制限」を感じることはあっても、「不便」を感じる事は無い、それどころか「モバイル端末としてかなり優秀」な製品だった。

 

個人的に、やりたいと思っていることの大半は出来る事が判ったし、AndroidやiOSと比較すれば圧倒的に「制限」は少ない。

ARM用に最適化されたOSの軽量化により、与えられた機能は全て快適に動作する。

 

Surface2に課せられた「制限」は「欠点」とイコールではない。

PCとしての運用を求めつつ、快適性を追求するとなれば、結局は稼働時間という制限を受け入れるほかなくなる。

 

むしろ、Surface2というか、WinRT機全般に言える最大の問題点は、その『情報の圧倒的な少なさ』にある。
まず、今回のレビューを書くにあたり、いくつかの「やれるかどうか調べてみた」結果、日本語で引っかかってくる情報は殆ど皆無。多くの情報を海外サイトに頼るほか無かった。


AndroidOSと比較し、この情報量の違いは明らかに「購入を検討する層」にとって大きなネックとなっている。

 

そして、個人的に最も酷いと感じたのはストアの「主に使用する原語のアプリを見つけやすくする」という設定項目だ。

この設定、ONになっていると「見つけやすくする」どころか、主に使用する言語、つまり日本語が標準となっているアプリ以外、軒並み検索に引っ掛からなくなる。

しかも、この機能『日本語対応であるにも関わらず、英語がメイン』とされるアプリも相当数引っ掛からなくなる。

 

優先表示されなくなるならともかく、非表示にするというのは流石にやり過ぎだ。
英語圏のアプリ無しに、どうやってこのアプリ砂漠状態から脱しろというのか。

 

設定を外すとひっかかります。

実際、この設定を解除したところ、途端にアプリの見つけやすさが改善した上、英語圏で目的とする機能のアプリを大量に発見出来た。
Microsoftは、早急にこの設定をデフォルトとするのを止めるべきだ。

  

それらが解決されれば、問題となるのはただ一つ。

Windowsアプリ資産を「持って歩く」必要があるかどうか、それだけなのだ。

その割り切りが出来ている場合、Surface2は思っているほどコスト面で不利な端末ではない。
特に大きいのは、やはりSkyDriveが200GB分二年間無料で使えること。

金額に換算すれば、これだけで16000円分だ。

 

Surface2の価格は、ハードウェアの出来もそうだがSkyDrive利用権の事も考慮すると、むしろ激安の部類になる。

 

総合的に鑑みて、Surface2は付属サービスを含めたコストパフォーマンス、使い勝手、ハードウェアとしての良質さにおいて、非常に完成度が高いのは間違いない。

繰り言になるが、Surface2は「使用目的」をどこまでとするか、ハードウェアの良質さと汎用性のどっちを取るか、その辺りによって大きく評価が違ってくる製品だ。

 

『必要な場所へ、必要なものを、持ち歩く』

 

私がSurface2に感じた、製品コンセプトはこれだ。

 

高性能な製品なら、価格に応じて幾らでもある。

だが、運用のためのインフラである、

・クラウド・ストレージをセットで提供することで、他とのデータ連携を容易とし、

・汎用性の高いUSB-Aコネクタを搭載することで周辺機器の対応幅を広げ、

・快適な操作性を追求することで、持ち出す先での使い勝手を高める。

 

この考え方は、出先で使うという「代替がない」状況化において、必ず大きな差となって返ってくる。

 

Surface2は、使い始めは良さが判らないかもしれない。

だが、すぐに「必要なもの」、「あれば便利」でなく「無いと困る」ようになる。

 

なるほど、確かにハマるタブレットという売り文句に嘘は無いようだ。

 

コメント (9)

  • notokenさん

    2013/12/22

    Arm版のWindowsじゃエロゲ動かないじゃないですかー
  • ふっけんさん

    2013/12/22

    Windowsと名乗るからどうしても失望するんですよね・・・
  • cybercatさん

    2013/12/22

    >WinRT機は『Windowsノートの延長線上にある製品とは異なる』のだ。
    使ってみるほどにこれは思います。

    Windowsライクな操作性で「ほぼOffice」が使えるタブレット、というのが正しいとらえ方、だと思います。
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