Sueface Pro 2は、コンパクトな個装箱に入っています。
斜めに切欠きのある外装箱を横にスライドさせて外すと、白い個装箱に、スカイブルーでSurfaceの文字。
箱のふたを開けると、そこには、Surface Pro 2本体とACアダプターのみが収納されています。
Surface Pro 2本体を取り出すと、スタイラスペンと、取扱説明書,Microsoft Office Home and Business 2013のシリアルキーが記載されたカードとクーポン類があるだけです。(SkyDrive +200GBの登録キーコード,Skype WiFi 12か月無料登録キーコード)
取扱説明書もシンプルそのもの。
セットアップに必要な、無線LAN環境,Microsoftアカウントを用意することと、キーボードの設置方法とキックスタンドの説明図、そして、Surface Pro 2本体のキーやポートの説明図が1つ。たったこれだけです。
後は、基本的な電気製品の扱いに関する注意書きが多言語で記載されている冊子,PCリサイクルマークのシール,愛用者登録の案内位です。
Surface Pro 2は実にシンプルなデザインです。
液晶表示面には、Windows ロゴがシルク印刷されていて、タッチパネルでWindowsキーとして動作します。
私は、このSurface Pro 2を社外での打ち合わせや出張/プライベートな小旅行用に使おうと考えていますので、インターフェイス類は、この程度あれば十分ではないかと思います。
Surface Pro 2をメインPCとして使おうとすると、インターフェイスは結構不足します。取りあえず、家庭用にUSB 3.0のハブがあれば、結構色々な周辺機器が接続できますが、このレビューを書いている最中に、Microsoftから、Surface Pro/Surface Pro 2用のドッキングステーションの販売が開始されました。
このドッキングステーションには、USB 3.0x1,USB 2.0x3,mini DisplayPort,イーサネット ポート,オーディオ入出力が付いているので、職場や家庭でインターフェイスを拡張するのには良いと思います。
最近では、Full HD以上の解像度の液晶を持ちながら、外部映像出力がHDMIやD-SUBしかない UltrabookやタブレットPCが多い中、mini DisplayPortの搭載は、個人的にとてもうれしい機能の搭載です。
Surface Pro 2に搭載された、mini DisplayPortは、最大4Kモニーターまでサポートしています。
残念ながら私は4Kモニターを持っていませんが、自宅でWQHD(2560x1440)解像度で表示できるのは、とてもありがたいです。
また、キックスタンドが2段階に設定できるので、広視野角の液晶と合わせ、使い易い角度に調整が可能です。
CPU-Zを見てみると、CPUは、Haswell世代のCore i5 4200Uでクロックは、アイドリング時は800MHzターボブースト時には2.6GHzまでクロックアップするようです。
メモリは、デュアルチャンネル動作で、DDR3-1600が4GB搭載されています。
メモリスロットの項目にメモリ情報が表示されていないので、マザーボードに直接メモリチップが搭載されていると思われます。
グラフィックスは、インテル HD4400を搭載しています。
デバイスマネージャーを見てみると、SDカードスロットはUSB 3.0で接続されているようです。
SanDisk SDXCカードを挿して、Crystal Disk Markを走らせてみました。
micro SDカードスロットは、カードを挿入すると、面一で収納されます。
この値から判断すると、SDカードスロットは、UHS-Iに対応しているものと思われます。
SSDは、LITEONIT 128GBを搭載しています。
初期状態で、113.35GBがドライブの総容量となっています。
今回、Microsoft Office Home and Business 2013,Adobe Acrobat XI,Adobe Photoshop,Illustrator他、レビューで必要なアプリをインストールすると、SSD上のデータ領域としては、約50GB程確保できました。
Microsoft Office Home and Business 2013のセットアップを終了し、バージョン情報を見てみると、32bit版がセットアップされていました。
今回は、Surface Pro 2の搭載メモリ量が4GBなので、32bit版で良いと思うのですが、プリインストールされているOfficeで64bit版は、どうやってインストールするのでしょうか?
ROMからインストールする際には、オートランでセットアップされるのは、32bit版なのですが、ROMから、x64ホルダーに入ってインストールすると、x64版がインストールできます。
プリインストール版では、スタート画面のOfficeマークをクリックするとインストールが開始され、x64版の選択はできなかったような気がします。(あったのかもしれませんが、インストール時に気づきませんでした)
Surface Pro 2は、液晶の解像度がFull HDなので、ポートレートでWEBを見ると、とても見やすいです。
WEBを見る場合は、全画面表示のポートレイトレイアウトが最適に思えます。
また、ポートレートは、A4縦レイアウトのPDFを見る際にも便利なレイアウトです。特に、Windows 8.1Proにプリインストールされているリーダーアプリは、全画面表示の際に、メニュー等のバー表示がない分大きく表示できます。
視認性と一覧性が両立できるモードだと思います。
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追記 2014/03/02
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Surface Pro 2には、OSのバックアップメディアは付属せず、内蔵のSSD内に回復ドライブがあり、Windows 8.1の調子が悪くなった場合等、初期化が必要な場合は、回復ドライブで高速に工場出荷に戻すことができます。
しかし、これが行えるのは、あくまでもOSが起動できることが前提のため、OSが起動できない場合は、役に立ちません。
そこで、USBメモリに、回復ドライブをコピーして、OSが起動できなくなった場合に、USBメモリから起動して、OSのリカバリーを行うために、回復ドライブをコピーします。
先ず、"ディスクの管理"で、回復ドライブの容量を確認します。
Surface Pro 2は、64bit版のWindows 8.1 Proがインストールされています。
ディスクの管理では、5.26GBの容量が回復パーテーションに割り当てられています。
次に、Windows 8.1のチャームを表示して、"回復"を検索します。
検索結果から"回復ドライブの作成"を選択します。
"回復パーテーションをPCから回復ドライブにコピーします。"のチェックボックスにチェックが入っていることを確認して、"次へ"ボタンを押します。
USBドライブに、8GBのUSBメモリを挿すと、使用可能なドライブに表示されるので、USBメモリを選択して、"次へ"ボタンを押します。
micro SDカードが使用可能なドライブの中に表示されているので、USBメモリでなくても、micro SDカードにも回復ドライブが作成できそうです。
USBメモリが初期化され、回復パーテーションのコピーが開始されます。
回復ドライブの作成が終了すると、回復パーテーションを削除することもできます。
回復パーテーションを削除しても、6GB弱しかSSD容量が増えないので、私は削除しないで"完了"ボタンを押しました。
作成したUSBメモリのプロパティを見てみると、ドライブ名が、"回復"に設定されていて、4.8GB程の容量でした。
Surface Pro 2にバンドルされているOffice Home and Business 2013を、スタート画面のショートカットからインストールすると、自動的に32bit版がインストールされました。
インストールステップで64bit版の選択はできませんでしたが、その後、64bit版のインストール方法が分かりました。
先ず、OfficeのWEBインストールが可能なサイトにアクセスします。
Surface Pro 2に入っていた、Officeのプロダクトキーを入力して、"開始"ボタンを押します。
microsoftアカウントが表示されるので、パスワードを入力して、"サインイン"ボタンを押します。
国と言語を設定して、"続行"ボタンを押します。
私は、一度32bit版をインストールしたためか、インストール開始時に入力したプロダクトキーが青文字で行事されているものと、プロダクトキーが表示されていない、二つの"今すぐダウンロード"ボタンが表示されました。
プロダクトキーが表示されている方の"今すぐダウンロード"ボタンを右クリックして、ショートカットのコピーを行います。
コピーしたアドレスを、ブラウザーのURLにペーストします。
ここで、URL の "platform=x86" を "platform=x64" に変更し、Enter キーを押します。
画面下部に、実行ファイルのダウンロード開始ボタンが表示されます。
Setup.x64.ja-JP_HomeBusinessRetail_プロダクトキー.exeが表示されるので、"実行"ボタンを押すと、1.22MBのダウンロードアプリが実行されます。
Officeアプリのダウンロードが開始されます。
あとは、一般的なインストール画面が続きます。
無事。、インストールが終わったので、Excelを起動して、バージョン情報で確認します。
ちゃんと、64bit版がインストールされていました。
ついでなので、先日公開された、Service Pack 1をインストールして終了です。
Haswell ,IvyBridge , SandyBridgeを比較してみました
今回の比較デバイスは、Sandy Bridge,Ivy Bridgeのいずれも2コア4スレッドのCore i7でメモリ搭載量も全て8GBで、Windows 8.1が動作するPCとしましたが、Surface Pro 2だけが、メモリ搭載量が8GBから4GBに変更となったため、ベンチマークの値に関しては、単純比較ができなくなってしまいました。
私のこれ迄の経験から、メモリ搭載量は、メモリーパフォーマンス以外にグラフィックスのパフォーマンスにも大きく影響しますので、今回の比較では、Surface Pro 2は不利になってしまいます。
比較対象デバイスの1つは、11.6inch スレートPC ONKYO TW3A-A31C77Hです。
このモデルは、Sandy Bridge Core i7 2667Mを搭載していて、搭載メモリを2GB→8GBに増設し、SSDも、SanDisk SATA2 32GB→MemoRight SATA3 120GBに換装しています。
OSも、Windows 7 HomePremium x86→Windows 8 Pro with MediaCenter x64→Windows 8.1 Pro with MediaCenter x64に変更しました。
ただ、このスレートPCは、メモリソケットが1つしか無く、デュアルチャンネルに対応できていないうえ、DDR3-1333対応なのでメモリパフォーマンスは若干不利です。
もう1台の比較対象デバイスは、SONY VAIO Duo 11です。
このモデルは、Ivy Bridge Core i7 3667Uを搭載していて、搭載メモリは8GB SSDは256GB OSは、WIndows 8 Pro with MediaCenter x64→Windows 8.1 Pro with MediaCenter x64に変更しました。結構ハイスペックのUltrabookです。
Surface Pro 2は、他のデバイスと比較すると、10.6インチの液晶を搭載していて、ひと回り小さい筐体となります。
ざっくり云ってしまうと、ONKYOがほぼA4サイズ,SONYがA4ファイルサイズ,MicrosoftがB5サイズといったところです。
厚みは、SONY>ONKYO>Microsoftの順に、19.8mm , 18mm , 13.5mmとSurface Pro 2が、特に薄い仕上がりになっています。
重量も、SONY>ONKYO>Microsoftの順に、1.66kg , 1.09kg , 0.907kgとなり、Surface Pro 2が一番軽量です。
表示画面の解像度は、ONKYOのみが1366x768の解像度で、他の2機種は1920x1080です。
今回のモデルに関しては、SONYとMicrosoftのみが、スタイラスペンに対応しています。
(共に専用スタイラスペンが付属しています)
スタイラスペンを画面に近づけて行き、画面にポイントが表示されるまでの距離を測ったところ、SONYは約4mm Microsoftは13mmでした。
いずれも、1024諧調の筆圧に対応した描画が可能で、Microsoft OneNote及び、WindowsアプリのFreshPaintでは、筆圧検知に対応しているようです。
SONY VAIO Duo 11に付属のスタイラスペンは、単6電池が必要ですが、Microsoft Surface Pro 2のスタイラスペンは、電池が不要なので、電池切れの心配はありません。
OneNoteでスタイラスペンを使ってみましたが、私の場合は、主に小さなメニューの操作に活用しています。
今回の比較対象PC含め、すべてのモデルがタッチパネルを搭載していますが、ONKYOのみ5点タッチ,SONY,Microsoftが10点のタッチに対応しています。
私の場合、指を10本使うアプリケーションを持っていないので、マルチタッチのポイント数は操作性に影響しません。
しかし、タッチパネル操作を意識したユーザーインターフェイスを持つOffice Home and Business 2013は、タッチパネルを使ってもメニュー等が使い易い工夫がされています。
普段は、リボンが隠れていて、操作のためにタブをタッチすると、大きめのリボンが出現して、指先での操作が容易に行えます。
これが、Office Home and Business 2010では、リボンが常に小さく表示されているため、タッチ操作が難しく、マウスかスタイラスペンでの操作が便利です。
WIN SCORE SHAREでの比較では、Haswell世代のCore i5は、SandyBridge世代のCore i7の性能は超えているといえると思います。
Surface Pro 2の搭載メモリ量が8GBであれば、メモリとグラフィックのスコアが更に大きく伸びるはずなのですが、今回のメモリ4GBでは、グラフィックス以外のスコアで、IvyBridge Core i7のスコアを超えることはできませんでした。
やはり、最近発売された分だけ、Surface Pro 2には、最新世代のSSDが搭載されています。
Samsung SSD同様、ランダムデータでも圧縮に強い 0 fillデータでも素晴らしいスコアが出ています。
私が所有している Acer Aspire Timeline M3にも、Surface Pro 2同様 LITEONIT製の256GBのSSDが搭載されていますが、スコア自体は、Surface Pro 2に搭載されている、128GB SSDの方が高速です。
WIN SCORE SHARE同様、Haswell世代のCore i5は、Sandy Bridge世代のCore i7を凌駕しました。Ivy Bridge世代のCore i7と比較すると、クロック差が否めないようです。
CPU周りは、Ivy Bridge世代のCore i7に勝てませんが、メモリ項目では、善戦していると思います。グラフィックス関連では、OpenGLのスコアが圧倒的で、世代の違いが明確に出ています。
Haswell世代のHD4400は、OpenGLに関しては、デスクトップCPUの、Core i5 3570K,Core i7 3770,Core i7 3770Kに搭載されているHD4000を上回るスコアを出しています。
やはり、CPUでは、SandyBridge世代のCore i7を超えていますが、IvyBridge世代のCore i7は超えられません。(クロックの上限の差だと思います)
一方、Open GLのスコアは、IvyBridge世代のHD4000を超え、Haswell世代のデスクトップCPUに搭載されているHD4600以下というスコアです。
Open GLに対応したゲームなどでは、1世代前のデスクトップCPU並みの快適さが得られるのではないでしょうか。
私の場合、Adobe Photoshop辺りでの操作性向上に期待が持てます。
3D MARKのベンチマークでも傾向は変わりません。
Sandy Bridge Core i7以上、Ivy Bridge Core i7以下というスコアです。
以上のことから考えると、HD4400に起因するアプリケーションは、Ivy Bridge世代の同程度のCPUを搭載したPCより、快適に使える可能性があるのではないかと思います。M
外勤の多いビジネスマンには最強のソリューション!
社外の打ち合わせに、持ち出してみました。
勿論、ACアダプターを持たずにです。
某日、都内のこのビルで打ち合わせです。
実はこのビル、Microsoftさまのテクノロジーセンターも入っているビルなのです。
このビルで約2時間の打ち合わせ後、近くの喫茶店で、メールチェックをおこないました。
少し早目に会議室に入って "パチリ!"
当日は、資料の閲覧(PDFファイル)と、Microsoft Word 2013を使っての議事メモ作成を行いました。
ランドスケープポジションで、左半分にPDFファイルを表示させながら、右半分にWord 2013を起動させ、資料を見ながら、議事メモ作成を行いました。
タイプカバー2を使った文字入力も不慣れではありますが、問題なく議事メモを作成できました。
タイプカバーのキーには、バックライトが付いていて、周りが暗くなったり、暗い所で人の手が近づくと、自動で照明が点灯するので、プロジェクターを使ったプレゼンテーションで、部屋が暗くなっても、安心して議事メモを取ることができました。
喫茶店のテーブルは、一般的に狭いテーブルが多いのですが、入った喫茶店も御多分に漏れず、二人分の飲み物を置くと、もう何も置けないくらい狭いです。
Surface Pro 2は、10.6インチサイズであることと、筐体の無駄な部分が無いシンプル構造なので、タイプカバーを使っても、マウスを使うスペースも確保できる省スペースです。
また、ポートレートでも、ランドスケープでも、液晶の視野角が広いので、コントラストの低下や色が転ぶこともなくきれいに表示できるので、とても使い易いです。
この日は、3時間以上Surfaceを使って、残りが67%でした。
残時間に関しては、この表示をさせる直前の消費電力をもとに算出されるようで、比較的重い処理をしていると、残時間が短めに表示され、暫くアイドリング状態で表示させると、残時間は長めに表示されます。
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Windows 8.1Pro搭載が活かせます
その他に、実用的なオプションとして、mini DisplayPort - DiplayPortケーブル及びmini DisplayPort - HDMIケーブルを何れもサードパーティー製のものを用意しました。
また、タブレットには無謀とも思える、USB 3.0対応フルHD動画キャプチャーユニット Black Magic Intensity Shuttleを使ったビデオキャプチャーにも挑戦してみたいと思います。
正に純正ならではの使いやすさです。
ビジネスユースを考慮して、ブラックのタイプカバーを購入しました。
ブラックのタイプカバーは、カバー面がグレーの起毛仕上げです。
キーストロークは、2mm弱と、さすがに少ないですがキー自体が大きくとても打ちやすく感じました。
このタイプカバーは、Surface Pro 2とはマグネットでコンタクトするのですが、Surfaceを近づけると自動で、”カチッ”と適正な位置に装着されるため、とても便利です。
また、会議中に、キーボード面を下にして畳んでも、キーが反応することなく、カバーとしての役割をはたしてくれます。
このタイプカバー2には、タイプカバー用ワイヤレスアダプターが別売りで用意されていて、Surface Pro 2の代わりに、タイプカバー2に装着すると、タイプカバー2が、bluetooth ワイヤレスキーボードに変身します。
今回は、変換ケーブルを2つ用意しました。
1つは、mini DisplayPortをDisplayPortに変換するケーブルです。
これは、Full HDを超える解像度を持つモニターに接続するために用意しました。
今回は、WQHD(2560x1440)の解像度を持つDELL U2711に接続してみました。
Full HDでMicrosoft Excel 2013を全画面表示すると、標準状態で、29行19列の表示が可能なのですが、WQHDで全画面表示をさせると、70行39列の表示が可能でした。
この差は、実はビジネスマンには非常に大きく、例えば、様々な勘定科目ごとに、月ごとの年間予算計画を立案し、四半期ごと,半期ごとの小計を入れると、殆どの場合、FullHDに収まりきらず、スクロールが必要となってしまいます。
ところが、WQHDの解像度があれば、ほとんどの場合、スクロール無しに年間を一覧することができるため、作業効率が大幅に向上します。
また、セカンドモニターとしてWQHDのモニターをつなぐことで、大きなシートを閲覧しながら、本体の画面で、文章を作成することもできるため、ビジネスマンには最適なシステムをオフィスに構築できます。
もちろんSurface Pro 2であれば、Core i5 2コア4スレッドで処理できるため、事務処理でストレスを感じることは無いと思います。
Diplay Portでは、4Kモニターへも対応が可能なので、予算さえ許せば、Full HD5枚分の表示領域を使った作業が可能なので、正にマルチタスクでの一覧表示が可能になると思います。
DisplayPortに対応したタブレットやノートPCは、まだ少ないのですが、Surface Pro 2は、次世代モニターへも対応済。と云えると思います。
もう1つのケーブルは、mini DisplayPort - HDMIケーブルです。
こちらは、どFullちらかというと、プライベートでの利用が主になるのではないかと思います。
HDMIケーブルをつなぐことで、簡単に家庭用テレビをセカンドスクリーンにすることができますので、動画の閲覧などにも最適だと思います。
私が勤める会社では、8人~12人程度の小さな会議室には、殆ど50インチクラスのテレビが設置されているので、HDMIケーブルを使ってSurfaceを接続すると、打ち合わせなどで、音付きで資料を見せることもできます。
今回は、レビュー用(動画画面キャプチャー用)に購入しました。
Microdoft純正でも、mini DisplayPort - DisplayPort / HDMIケーブルは用意されているのですが、純正品は、3,980円と高価です。今回は、秋葉原で980円で調達しました。
Surface Pro 2は、イーサコネクターがありません。
Wi-Fiや、Bluetoothでのテザリングにより、ネットにつなぐことが可能なので、どうしてもイーサコネクターが必要なケースは少ないと思いますが、試しにつないでみました。
Nintendo Wii用USB LANアダプター RVL-015を繋いでみましたが、ドライバーの追加なしに、USB-LAN アダプターとして認識し、使うことができました。
USBーLANアダプターは入手も比較的容易で、必要とあらば、ドライバーのインストールもできます。こんなところが、Windows 8.1搭載タブレットの強みですね!
今回試すHD動画キャプチャーユニットは、Surface Pro 2のSSD容量がが256GBあることを前提に"レビューでやりたいこと"に記載しました。
Black Magic DesignのIntensity Shuttleは、基本的にHDMIから非圧縮でデータをキャプチャーします。
今回、このキャプチャーユニットで動画をキャプチャーし、インテル クイック・シンク・ビデオで簡易編集及びエンコードを行う予定ですが、何分空きSSD容量が50GBもないので、短時間のキャプチャーレビューになってしまうことを予めお断りしておきます。
先ずは、キャプチャーユニットに付属のアプリケーションで、SSDの速度を計測し、どの程度の画質であれば、コマ落ちなくキャプチャーできるか確認してみます。
今回は、SSDの残容量のことも考慮して、1080P 29.97fps 10bit YUV 4:2:2でキャプチャーします。
無事キャプチャーすることはできましたが、SSDの残容量が少なかったので、エンコードチェックができるほどキャプチャーできませんでした。
Intensity Shuttleでキャプチャーすると、3分48秒のキャプチャーで、27.8GBとなってしまい、作業用のSSDの容量が確保できませんでした。
搭載メモリが4GBで、しかもグラフィックス用にHD4400にシェアしていることもあり、簡単なカット編集すら、領域不足のエラーが頻発し、使い物になりませんでした。
そこで、容量約10GB(約90分)ビットレート12.4MbpsのMPEG2を用意し、MPEG-4 AVC 4Mbpsへのエンコードをバッテリーだけで行ってみることにしました。
同じことを、SONY VAIO Duo 11での行い、バッテリー残量を確認したいと思います。
ベンチマークでは、Core i5/HD4400は、グラフィックに限っては、Core i7/HD4000より良いスコアを出していたので、インテル クイック・シンク・ビデオでも好成績を残せるのではないかと思い試してみました。
エンコード結果として、Surface Pro 2では、59分43秒掛かり、VAIO Duo 11では、47分33秒でエンコードを終了しました。
Surface Pro 2は、Core i7/HD4000よりエンコードに時間を要する結果となりましたが、それでもフルHDビデオの実時間の2/3の時間でエンコードを終えることができました。
タブレットとして驚異のパフォーマンスだと思います。
また、連続1時間エンコードというタブな作業を行いながらも、バッテリーを42%も残していたことに驚きました。
Core i7のバッテリー残量が26%だったので、Surface Pro 2は、ハードな作業でも、低消費電力で作業を行うことができることが確認できました。
エンコードの際に、Core i5の温度モニターのために、HWMonitorを起動していましたが、80℃を超えることも度々ありました。
さすがに、CPU温度が80℃を超える状況では、Surface Pro 2本体左上から冷却ファンの音がはっきり聞こえましたが、排熱能力に優れたハードウェア設計なのか、とても薄いタブレットに80℃を超えるCPUが入っているとは思えないほどの本体温度でした。
Surface Pro 2背面の金属部分を触っても、"温かい"レベルで触れないような熱さではありませんでした。
手放せない1台となりました
会社からの支給品であれば、細かなことには目をつぶりますが、自分で身銭を切って購入するに値するか?という観点で見る場合、ファーストインプレッションは非常に大事だと思います。
Surface Pro 2は、そのファーストインプレッションで、私のハートをしっかり捉えました。
先ず、筐体がマグネシウム合金で作られていて、とても質感が高いです。
起動前は冷たく、終了時にはほんのり暖かい金属の質感が素晴らしいです。
たぶんABS樹脂等で筐体を作れば、より軽く出来たかもしれません。
しかし、金属ボディでしか得られない筐体の剛性感や質感が、手で持っていて非常に心地良いです。
スタンドは、樹脂製なのですが、色味もうまく合わせ込んであります。
スタンドに、さりげなくシルク印刷された、Surfaceロゴや、スタンドを畳むと見えないところに、Windowsのロゴや、各種表示を義務付けられているロゴ等を表示しているので、デザイン的に非常にシンプルですっきりまとめられています。
液晶表示部分にあるWindowsスイッチ(スタートボタン)もロゴが印刷されているだけで、ボタンではありません。タッチスイッチで動作するようになっています。
まず、付属のACアダプターが、ACケーブル込みで248gしかありません。出張等でACアダプターを持参しなければならない際には、ありがたい重量です。
また、付属のACアダプターには、USB充電用のUSBコネクターが一つ付いています。
ビジネスホテル等ACアウトレットの数に制約がある場合など、Surface Pro 2とスマホを一つのアウトレットで充電でき、更に、Surface Pro 2についているUSB 3.0コネクタで、モバイルバッテリーやWi-Fiルーターの充電までできてしまいます。
(USB端子での充電は、タブレットの起動中及びスリープ状態で可能です)
更に、充電用のコネクターが、マグネットクランプ方式で、脱着が容易な上、天地の向きに関係なく給電できるので、ACアダプターのケーブル取り回しがすこぶる便利です。
電源コネクターのマグネットクランプは、充電していない時には、付属のスタイラスペンのホルダーとなます。
当然のことながら、WEB閲覧や、A4縦のPDFなどは、ポートレートで使うのが便利です。
エクセルなどは、ランドスケープで使うほうが全体が見渡せ便利です。
ここで、問題になるのが、液晶の視野角です。視野角の狭いパネルでは、コントラストが低下したり、色が正しく表示されずに、見づらいのですが、Surface Pro 2は、上下左右共に非常に視野角の広い液晶なので、不便に感じることは一度もありませんでした。
また、10.6インチでFullHD表示なのですが、Windowsアプリは、画面のdpiを見ているようで、程よいフォントの大きさに自動で表示されます。
残念ながら、非対応アプリでは、10.6inch Full HDなので200dpi以上の解像度なので、かなり細かな文字で表示されますので、タッチパネルでの操作は難しいのですが、付属のデジタイザーで快適に操作することができます。
普段使っているPCアプリの殆どがそのまま使えるありがたさは、なにものにも代えられません。
データを変換することなく持ち歩け、必要であれば、加工/編集さえこなせます。
ビジネス用としてWindowsをお使いの場合は、他のOSには代えられない便利さです。
個人的には、モバイル機器では、最重要機能ではないかと思うほど、重要なファクターだと考えています。
どんなに優れていても、バッテリーの持ちが悪いのは、モバイル機器ではないと思います。
バッテリーが簡単に交換できないのが難点ですが、現時点7時間以上は使えそうなので、大満足です。
これだけ持てば、ACアダプターを持たずに、終日持ち出して使うことができます。
何も足さずに即戦力!Surcafe Pro 2
一般的な会社員が業務で行う作業は、殆ど問題なくこなす事ができました。
私がこれまで会社で使ってきたPCでは、殆どの場合、アプリのインストールや各種セットアップが必要で、業務で使えるようになるまでには、ある程度の時間が必要でした。
今回、レビューさせていただいている、Surface Pro 2は、個人利用のPCとしてセットアップしましたが、既に他の個人用PCで使用しているマイクロソフトのアカウントでセットアップすることで、ブラウザーのお気に入りをはじめとする設定やSkyDriveの設定等が、自動で行われます。
Windows 7迄は、お気に入りの記録されているフォルダーを他のPCからコピーするような作業を行っていましたが、それでは、お気に入りの表示順がアルファベット順となってしまい、コピー後に再度並び替えを行う等の作業が必要でした。
環境を同じにするため、お気に入りのフォルダーを開いた状態でスクリーンショットを撮り、別PCで表示の順番を併せていました。
ところが、マイクロソフトのアカウントでセットアップすると並び順まで同一となり、直ぐに使うことができました。
また、Windows 8.1 Proを搭載しているSurface Pro 2は、Acrobat Readerに相当するリーダーアプリもWindowsアプリとしてプリインストールされていて、Office Home and Business 2013も、Surface Pro 2に同梱のシリアルキーを入力するだけで、すぐに使えるようになります。
会社でWindows 8.1をお使いの方は、まだ少ないと思いますが、将来的に会社でもWindows 8.1が使われるようになれば、会社で利用するアカウントでセットアップすることで、直ぐに環境の整ったビジネスマシンを手にすることができます。
SONY VAIO Duo 11というUltrabookを手に入れてから、会社で使っている2.5kgのパイパフォーマンスノートPC(Core i7 4コア8スレッド)を持ち歩く機会が極端に減りました。
それでも慣れとは怖いもので、1.5kg程度のUltrabookも最近では重たく感じていました。
ところが、Surface Pro 2は、なんと、905g(実測値)です。タイプカバー2が、262gです。
タイプカバーを足しても1,167gしかありません。
これで、7時間以上作業が行えるなんて… バッテリー切れの心配もなく、ACアダプターは自宅に置いたまま、安心して社外の打ち合わせに出席できます。
本当に良い時代になりました。
2時間ほどの会議で資料の閲覧と議事メモをとり、更に2時間ほどメールチェックや事務処理を行っても、バッテリーは半分以上残っていました。
今回のレビュー期間中には試す機会がありませんでしたが、会議のダブルヘッダーでも余裕でこなしそうです。
キャリングケース代わりに、タイプカバーを購入しましたが、キーピッチの広いタイプカバー2は、普段使っているノートPCよりもキーが大きく、バックライトも付いているので、プレゼンテーション等で室内が暗い場合でも、安心してキーボードを叩くことができます。
泊の出張では、ACアダプターが必要になりますが、それでも、電源+USB充電器で、+248gと、超軽量です。
まだ、1週間程度の利用で、社外の打ち合わせに3回ほどしか持ち出していませんが、ドキュメントの作成や、写真の簡単な加工、メールの送受信にWEB閲覧。
どれをとっても、パフォーマンス不足を感じることはありませんでした。
プレミアムレビュー選出時に、256GBモデルが入手困難なため、128GBモデルでレビューを行う旨の連絡を頂いたとき、SSDの容量よりも、8GBのメモリが4GBに減り、増設もできないことが一番の懸念材料でした。SSDの容量は、確かに少なく、私が普段使いたいアプリをインストールすると、データドライブとして割り当てられる容量は50GBしかなく、本体にマルチメディアコンテンツを入れて持ち歩くことは断念せざるを得ません。(ブルーレイビデオ1枚分しか持ち歩けません)
しかし、低速ながらもmicro SDXCで64GB追加し、USB 3.0に挿すポータブルSSDを併せて持ち歩けば、何とかなります。
メモリに関しては、増設もできないうえ、4GBしかない。何のための64bit OS?と思っていました。
私が使っているすべてのPCの中で、最もメモリ搭載量が少ないのが8GBだったので、4GBでどの程度使えるのか、不安でしたが、5本の動画を入れ込んだ総容量307MBのパワーポイントも、スムーズに動作させることができました。
一般的なビジネスユースを考えれば、余りある機動性とパフォーマンスであり、Surface Pro 2 128GBは、ビジネスマンの強い味方になってくれます。
下小川さん
2013/12/25
やっぱりタイプカバーは本体との連携がよくできていますね。動画で動作を見ると余計欲しくなってしまいます。やはり2のバックライト付きは持ち歩くには魅力ですね。
VAIO DUOとの比較も、自分で初代Pro買うときの候補の一つだったんで凄く参考になりました。
Picardさん
2013/12/25
タイプカバー2は本当に良くできています。
社外打ち合わせのため、3回ほど持ち出してみました。
液晶面はタイプカバー2でしっかりガードされているのですが、キックスタンドが結構傷ついてしまいました。
下小川さんのレビューを参考に、背面にもガード用にシールを貼ってみようと考えています。
みっちゃんさん
2014/02/08
コレ使いたいと思いますよね、これはイイですね~。
仕事で使うととてもスマートな印象ですね。
Picardさん
2014/02/08
私は、最近は、持ち出すPCが、VAIO Duo 11から Surface Pro 2に変わってしまいました。
特にパフォーマンスを必要としない Microsoft OfficeやAdobe Acrobat程度であれば、軽量でキーボードも使い易く、圧倒的にバッテリーの持ちが良いので、Surface Pro 2はお勧めです。
外部打ち合わせで一緒に仕事をする、他社の社員の方々も、Surface Pro 2には興味津々で、打ち合わせ終了後には、必ず使用感を聞かれています。