※7/30 i7を殻割り
第四世代のCPUの変化場所の一つはマイクロアーキテクチャの強化ということでしたね
ちょっと詳しく書くとALUポートが一つ、Store Addessポートが一つ増えた形になります
物理レジスタファイルも増加されており、より「演算処理」「浮動小数点数処理」が速くなります
ベンチマーク結果でだいたいどのぐらい上がったかわかるじゃないか!
といっても簡単そうで難しいのが比較CPU選びですよね
持ってるCPUで最上位はcore i5 3570K・・・
ということで今回のcore i5のベンチマーク結果はOCしたものにします
ではないと差が歴然と・・・
・・・
OCしていないものも上げますよ・・・
今回使うベンチマークは「演算処理」「浮動小数点処理」を両方測ってくれるCrystalMark、1コア限定で測定してくれるSuper pi mod-1.5を使っていきます
それと全体的に性能が上がっているかを見るために動画エンコードをやっていこうと思います
core i5 3570K モデル
違う箇所だけ上げていきます
マザーボード
HDD
ケース
core i7 4770K モデル
マザーボード
SSD
HDD
ケース
マザーボードのランク差が激しいのは気にしない様に・・・
そして今回比較として載せるCPUスペックは
i5 3570K no OC
i7 4770K no OC
i5 3570K OC 4.2GHz
i7 4770K OC 4.5GHz
とします
※OCでのクロック差は定格からの差を元にして考えたため
さてここまで書いてきたのでさっさと結果をまとめてみましょう
これから載せるデータは3570Kとの比較です
スレッド数、周波数を考慮してお読みください
※それぞれ2回計測してそれらの平均をグラフ化しています
まずはCrystalMarkから
大雑把に演算処理、浮動小数点の結果のみをグラフにしてみました
さてこのような形になりました
ALUでは4770Kと3570Kの差が歴然としていますね
しかしFPUでは一部負けているところもあります
実際これだけではどこが強化されているのかよくわからないので総合ではなくそれぞれ個別の結果をグラフ化してみましょう
さて詳しくみてみると差が殆ど無いものがありますね
HaswellとIvy bridgeで変化がない部分と思われます
今回差がでたものはALUの中の「Fibonacci」「Eratosthenes」と呼ばれるものです。
自分もよく知らないのでこの機会によく調べてみるとフィボナッチ数列とエラトステネスの篩と呼ばれるものらしいですね。フィボナッチ数列は0,1,1,2,3,・・・と前の数字2つを足してできる数列のことですね。エラトステネスの篩は素数の導きとして使われているものですね。見事に演算処理が特化しているようですね
でもなぜネイピアの対数のスコアは伸びないのでしょうか・・・
もっと伸びてもよさそうなのですがね
お次はsuper pi mod-1.5
super piはひとつのコアのみでに計算となるのでアーキテクチャの強化を調べるにはうってつけということです
さて結果は・・・
1M,2M,4M
16M,32M
見事に予想通りの結果となりましたね
4770Kの力が見事に見れます
1Mだと差が小さくてわかりにくいですが4M~32Mになると開き具合がよくわかります
差が小さくて1割(4M、定格での比較)大きいと1.2割(4M、OCでの比較)ほど開きます
OCした3570Kでさえ追いつけない速さでπ計算をこなしています
今回増えたPort6のおかげですね
マイクロアーキテクチャの強化によって確かに1割強のスコアアップが見れました
最後に動画エンコードになります
今回使ったファイルは適当にゲームをやっているのをAmareccoでキャプチャし、そのAviファイルをAviutlを使いmp4に変換するという流れです
適当にゲームをキャプチャしてファイルを作製
作製したファイル詳細は
ファイルサイズ 15.1GB(16,253,720,576バイト)
動画時間 24:53
解像度 1024*600
これをAviutlでx246.exeをつかってエンコードさせます
(他にもたくさんプラグインを必要としますが書いているときりがないので省きます)
もちろん設定はデフォルト
エンコードタイム
さすがcore i7 8スレットという感じはありますね
15GB超を10分切るようなタイムにしてくるとは・・・
それぞれ75%強まで短縮、速度にしておよそ1.32倍ほど高速化されています
core i5 のOCでさえ定格に追いつけません
見事にSuper piと同じ様な状況ですね
スレッド数が影響している面もありますがそれだけがこの差を作ったとは考えにくいほど出ていますね
さて端的に説明させて頂きますと今回の進化したマイクロアーキテクチャは「演算処理」が有利になりました
ここで遅いですが今回の8個の命令発行ポートがどのようなものかを御覧ください
今回増えたのはPort6と7、port6はALUつまり演算処理のためのポートです
Port7はStore address、これはPort2,3が2つともLoadに回った時用のサポートの形になります。
今回のベンチマークで主に使われたのはALU、演算処理です。最も結果が顕著に出ているものはSuper piだと思います。仕組みは違えど世代が同じなので3770Kに近い形にすることができるはずです。それに計算に要するコア、スレッドは1つ。この結果こそマイクロアーキテクチャの進化具合を見るにはちょうどいいと思われます。
データを保存しておくようなものは意外と見つからずPort7に関しては調べずじまいになってしまいましたが・・・
結果としてエンコード処理全般に強くなりました。cinebenchでも高いスコアを出しているあたりからただ単に計算能力が上がったのでしょう。
エンコードをよく行う方にはうってつけの世代となるわけですね!
余談になりますがこれまでの動作で一番大変だったのがi7のOCとかです
i5と違い予想以上に電圧を盛らないと正常起動してくれないらしい・・・
i5と同じように4.2GHzを1.21Vで回したかったんだが1.3ではないと安定しない・・・
この比較用4.5GHzなんて1.391ではないとOCCTがうまく回らなかった
コアすべてを挙げなければいけないので仮想コアが作られた時に電力が不足するのかなぁと
CPU温度のせいだと勘違いして部屋に冷房をガンガン入れて腹を下したのはなかったことにしたい・・・
さて一段落つきましたのでOCを頑張っていこうと思いますね
今回目標とするのは5GHzでの動作かつsuper piでのベンチ測定です
前回のIvyの時は5GHzにするのがやっとでしたからね
ゲーミングマザーで安定したOCができるようになったわけなので1コア限定でも5GHzで動かしてみたいものですね
それでは今しばらくお待ち下さい
さてCPUの水枕を変えてみたところそこまで熱の変化がなかったので殻割りに挑戦してみました
必要な物は出来る限り薄めのカッター(自分は0.38mmです)となんでもいいのでポイントカード
まず容赦なくカッターナイフをヒートスプレッダと基盤の間に入れます
はじめとても固いですがちょっと固めのゴムを切っているような感じになりますので切れ目を入れてください
そうして作った溝にポイントカードをねじり込み(入れるというのが正しいのだがなかなか入らない・・・)コア周り一周してポトリ
あと厚すぎつカッターを使うと基盤を歪ませすぎてしまいCPUを壊してしまうとのこと・・・
出来る限り薄めのカッターを使うことをおすすめします
周りの黒いのをポイントカードで綺麗にするのを忘れずに
チップ抵抗らしきところにブラックシーラーで漏れないように塗りたくります
↑リキプロが溢れてチップに触れ、ショートを起こさないようにするため
耐熱シールなどを張っている方々がいますが実際ブラックシーラーで大丈夫かとwww
絶対安全とはいえないので壊れてもいいという方だけにしてください
そうしてリキプロをコアに塗りたくって周りにシーラー乗せて閉じて完了!
(間違えてヒートスプレッダの上下を間違えてしまいました・・・)
(実際どうでもいいのですがw)
周りの汚いのは2時間ぐらいしたら爪楊枝かなんかで綺麗に取れます
さてコアの温度は・・・
↓最高コア温度を出したコア#1(i7 4770K@4.3GHz)
なんと最高でも61度強です!
これはたくさん電圧盛っても熱を逃がすことができるという状況では!?
殻割りはやらないと損ですね
ということでOCのための調整をして行きたいと思います
ではまた次の機会に・・・
その他使い回しパーツ
メモリ
GVA
PSU
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