以前、統合グラフィックスはゲームをやるためのものではないといわれていました。
性能が悪かったからです。
さて、最新型の4770kではどうなったのか?
検証してみました。
3行でわかる結論
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- そこそこのならゲームできるよ!ガンダムオンラインは余裕!
- 安いビデオカードを買うくらいならCPUにつぎ込んでOK!
- DirectX11をフル活用するガチのゲームには役不足。素直にビデオカードを買おう!
用意した環境
用意した環境は以下の通りです。
ほぼすべてソフマップで購入しましたが、通販でもさほど苦も無くそろえられると思います。
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- CPU:Core i7-4770k
- CPUクーラー:純正品
- SSD:プレクスター PX256-M5S
- マザーボード:ギガバイト H87N-WIFI
- ケース:シルバーストーン SG05B(300WのSFX電源つき)
- メモリ:TeamのDDR3-1600 4GB×2
- モニタ:シャープ 32インチ液晶テレビ(1366x768)
今回は「まずケースありき」で構成を選んでいます。
小さいケースなので大きな部品、熱の出る部品が搭載できません。
なので最小限のパーツだけを組み込みました。
光学ドライブも省いています。
オーバークロックもなしと割り切って、チップセットはH87を組み合わせました。
クロックがそのままでも統合グラフィックスのグレードが少し上がってるので、
必ずしも宝の持ち腐れとはいえないと思います。
後からビデオカードの増設をもくろんでいますが、電源容量の都合で無理だそうです。
オンボード限定なら、もっと小さいケースも選択肢に入れられます。
モニターはパソコン用ではなく、普通の液晶テレビです。
画面解像度は1366x768しかありませんが、廉価なテレビはだいたいこんなもんです。
ベンチマーク
今回は3種類のベンチマークテストを回してみました。
統合グラフィックスのテストなので、24時間フル稼働などの耐久テストは行っていません。
その1:PSO2ベンチマーク
PHANTASY STAR ONLINE 2 キャラクタークリエイト体験版 ver. 2.0でテストを行いました。
解像度はデフォルトのままとしています。
スコアは3111でした。
ベンチマーク中も滑らかに動いていましたので、問題なくゲームが遊べるようです。
その2:MHF大討伐ベンチマーク
MHFベンチマーク【大討伐】でテストを行いました。
解像度は1280x720としています。
スコアは3819でした。
PSO2とは違い、こちらはたびたび画面がチラつく様子が見られました。
ドライバーとソフトウェアのかみ合わせが良くないのかもしれません。
その3:3D Mark
3DMark Ver1.10でテストを行いました。
画面キャプチャがないのでスコアのみです。
ICE STORMが60226でした。
Androidでも動かせるレベルなので余裕でした。
CLOUD GATEが7032でした。
このあたりからグラフィックがやや苦しくなります。
物理演算が異様に早いため、それでスコアに下駄がはかされています。
FIRE STRIKEが824でした。
紙芝居でした。
せいぜい3fps程度しか出ていません。
残念ですが、最新型のへヴィなグラフィックスには対応できないようです。
同じCPUでGeForce Titanを使った場合はFIRE STRIKEが9000前後になるようです。
オンボードの限界見たり、というところでしょうか。
ゲームソフトの動作
実際にゲームをやってみました。
ベンチマークテストの結果から軽めのゲームがいいだろうということで、
ガンダムオンラインをやってみました。
ガンダム、好きなんですよ。
チュートリアルの後にできる大規模演習で画面キャプチャをとりました。
32インチの液晶テレビでも、ぐりぐり動かして破綻なく動くことが確認できました。
描画設定は標準のものにアンチエイリアシングと半透明化処理を加えています。
※Ultrabookで同一設定だとコマ落ちしまくってゲームになりません。
実際に50:50のオンライン対戦もやってみました。
操作に忙しくてキャプチャしてる余裕がなかったですが、そちらでも問題なく遊べました。
画面内にモビルスーツが20体とか映り込んでも全然問題なしです。
爆撃エフェクトなどが入ると少しもたつきますが、まあ、それくらいです。
かずや。さん
2013/07/07
jakeさん
2013/07/07
zigsowのレビューって、
縦長になりがちなんですよね。
だから、先に結論を入れてみました。
効果あったみたいでよかったです。