レビューメディア「ジグソー」

進化したi7 4770kのOC

この度、「4x4 RACE RUNNER 4つの最新テクノロジーで時代の先頭を走れ!!」で選出させてもらいましたのでcore i7 4770kのレビューを述べさせて頂きたいと思います。
当方i7 3770相当と呼ばれていたi7 3820を所有している為、ベンチなどの比較では(メモリのチャンネル数の違いやキャッシュの違いもありますので)参考程度にご覧になって頂ければ幸いです。ちなみに今回使用するマシンのスペックはこちらです。
CPU core i7 3820 / core i7 4770k
SSD MZ7TD120B/IT
MEM G.Skill F3-2133C9Q-16GAB
M/B X79A-GD65 / Z87X-OC
GPU GTX670-DC2-2GD5
PSU SST-75F-P
なおCPUとグラフィックボードの冷却においては本格水冷を利用する。

マシンはこのような構成である。(写真のマザーは4770kの方を利用している)

今回オーバークロックを行う場面がありますがOCに関しては自己責任であり、メーカーの保証を放棄する行為であり、パーツの寿命を短くし、最悪の場合壊れてしまいます。また今回のベンチなどのスコアは環境により変化するものであり、素人による計測などで計測ミスの可能性もございますのでご了承下さい。
まず初めに公称スペックとCPUZから見た比較となります。

まずこれらの大きな違いがTDPの差である。i7 3820は内臓グラフィックが無くてこのTDPである。4770kは省電力を売りにしているがグラフィックが強化されている為、このTDPになったのだろう。次に消費電力・ベンチの比較をする。
結論から言わせて頂くと性能に大きな差は無かった。

定格でいうと4770k優勢なのが見てとれる。大きく差が開いているのはCINEBENCHであり,

0.91伸びている。これは3820がSandy Eという世代差も当然生じている結果であろう。

やはり、新しい世代の方が電力効率も良く、性能と省電力化をうまく実現している。

今回使用するマザーはギガバイトのOCモデルのマザーなので比較的容易にOCが出来るのでお勧めである。あまり品質の良くないマザーを使うとCPUの性能をうまく発揮できなくなってしまうのでマザーボード選択も慎重に行うことがお勧めです。

OCの仕方はBIOS上から行う方法ソフトウェアから行う方法があり、このマザーボードだとボタンによるOCも出来ます。ですが、一番正確で微調整できるのはBIOS上なので限界を求めたい方はBIOS上をお勧めします。BIOSではこのように表示されます。

 こちらで倍率変更、ベースクロックを変えることが出来ます。またメモリのクロックやタイミング値や電圧などの変更まで出来ます。ただベースクロックを弄ると落ちやすいです。OCモデルのメモリを所有している方は是非調整することをお勧めします。デフォルトでは性能を発揮できません。

またソフトウェアによるOCはこのような画面で行うことが出来ます。こちらはギガバイトのEasyTuneですが、他社製のマザーにもこのようなソフトウェアはございます。個人的にはROGのソフトウェアより、使用し易かったです。

非常に見易いレイアウトなのでBIOSと比べ、抵抗なく扱えると思います。またモード選択によるOCもあるのでお勧めです。

他にはギガバイトと独自のターボボタンによるOCも楽しむことが出来ます。これはボタンを押すことによってマザーがCPUに合わせてクロックを自動調整する機能です。あまり、OCが得意でない方や手軽にOCを体感したい方にお勧めです。ちなみに当方が試した結果、この個体では4.3Ghzに調整されました。

CINEBENCHの結果は

9.23は伸ばすことが出来ました。定格の8.08と比べると1.15も上昇しています。勿論CPUの温度も上昇してることが見受けられます。

この範囲だと全然許容範囲ではございますが、クーラーによっては冷やしきれないものもありますのでクーラーの選択の必要性も出てきます。

 次に4.5GhzにOCした結果を乗せたいと思います。

こちらがOCCTから見た4.5Ghzの4770Kです。自分の環境ではこれ以降のクロックでは安定性を得ることが出来ませんでした。

 

CINEBENCHの結果は9.84まで上昇しています。定格時と比べると1.76も上です。

もう少し伸ばせれば10を超えていたかもしれません。

 

今回の結果をまとめてみるとこのような結果になります。

 (斜線部分は未計測です。)

OCをすると消費電力が増大し、それに伴って発熱をする。MHFベンチの結果、あまりスコアは上下しないようだ。しかしCINEBENCHにおいてはしっかり結果が出ている。定格時と比べ48Wも多く電力を消費している。よってヘビーな使い方をする方にはOCはお勧めできるが、省電力で使いたい方にはOCはお勧めできない。 このCPUは私みたいなOC素人でもここまで伸びてくれたので万人にお勧め出来るといっても良いだろう。ただ問題としては価格であろう。ivy世代からグリスの事は言われているが今回の結果、それ程気にすることは無いように感じた。気になる方は殻割なども検討してはいかがでしょうか。 OCに挑戦してみたいという方には是非、こちらの製品をお勧めします。今回OCモデルのマザーの数が非常に多いのでお勧めである。 ただベースクロックを弄るとすぐ落ちてしまうことから、2011などとの違いも感じてしまう。良い個体に出会えれば、5Ghzも夢ではないだろう。しかし、ベースクロックの限界を探るのが中々大変な作業となることは間違いないであろう。

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