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HD Graphics 4600の実力は?

プレミアムレビュー「インテル(R)Core(TM)i7-4770Kプロセッサー」統合グラフィック部門のレビュアーに選出されました。

 

 

 

仕事を終えて家に着くと、

 

 

これが私のPCデスクの前に鎮座していましたw

 

モノを見ても何事が起こったのか分からず、しばらく考えてカニカニ詐欺ZIGSOWレビューに選出されたのか!と理解しましたw

 

今回レビューさせて頂くのが「INTEL CORE i7 4770K」

 

CORE iシリーズの最上位モデルです。

 

K付きモデルは倍率可変モデルで、OCの自由度が高いモデルとなっています。

 

今までのSandyやIvyはソケットがLGA1155でしたが、今回のHaswellでLGA1150に変更され、今までのソケットと互換性が無いため、マザーを変更しなくてはならないため、マザー選びをスタート。

 

ATX以上で、OCもそこそこできて、ゲーム向け機能が色々あって、かっこいいやつ!

って事で、ASUSのMAXIMUS VI HEROにしました。

 

CPUのスペックを紹介しておきます。

 

 

Intel® Core™ i7-4770K Processor (8M Cache, up to 3.90 GHz)

開発コード名:Haswell

ソケット形状:LGA1150

コア数:4

スレッド数:8

クロック周波数:3.5GHz

TB時最大周波数:3.9GHz

キャッシュ:8MB

リソグラフィー:22nmプロセス

最大TDP:84W

最大メモリサイズ:32GB

メモリのチップ規格:DDR3-1333/1600

メモリチャンネル数:2

メモリ帯域幅:25.6GB/s

グラフィック:HD Graphics 4600

グラフィック定格周波数:350MHz

グラフィック最大動作周波数:1.25GHz

 

 

比較用にi7 3770Kと2700Kも。

 

 

Intel® Core™ i7-3770K Processor (8M Cache, up to 3.90 GHz)

開発コード名:Ivy Bridge

ソケット形状:LGA1155

コア数:4

スレッド数:8

クロック周波数:3.5GHz

TB時最大周波数:3.9GHz

キャッシュ:8MB

リソグラフィー:22nmプロセス

最大TDP:77W

最大メモリサイズ:32GB

メモリのチップ規格:DDR3-1333/1600

メモリチャンネル数:2

メモリ帯域幅:25.6GB/s

グラフィック:HD Graphics 4000

グラフィック定格周波数:650GHz

グラフィック最大動作周波数:1.15GHz

 

 

Intel® Core™ i7-2700K Processor (8M Cache, up to 3.90 GHz)

開発コード名:Sandy Bridge
ソケット形状:LGA1155
コア数:4
スレッド数:8
クロック周波数:3.5GHz
TB時最大周波数:3.9GHz
キャッシュ:8MB
リソグラフィー:32nmプロセス
最大TDP:95W
最大メモリサイズ:32GB
メモリのチップ規格:DDR3-1066/1333
メモリチャンネル数:2
メモリ帯域幅:21GB/s
グラフィック:HD Graphics 3000
グラフィック定格周波数:850GHz
グラフィック最大動作周波数:1.35GHz

 

 

直近三世代の最上位モデルを比較してみます。

 

TDPがIvyより7W増え、Sandyより11W下がっています。

 

メモリの最大帯域幅がSandyの21GBから25.6GBに上がった事により、PC3-12800 DDR3-SDRAMのデュアルチャンネルに対応できるようになっています。

 

あと、今回のテーマでもあるグラフィック機能がSandyのHD Graphics 3000、IvyのHD Graphics 4000から、HD Graphics 4600に変更されています。

 

他に、Ivyの最大解像度は2560×1600ドットでしたが、Haswellでは「4K2K」と呼ばれる3840×2160ドットの解像度に対応しています。

 

そんなお高いディスプレイは買えませんが、いつかは・・・と野心を燃やしている私には必要になるのかも知れません。(宝くじ頼み)

 

 

今回使用したパーツ構成を紹介しておきます。

 

CPU:INTEL Core i7-4770K
M/B:ASUS MAXIMUS VI HERO
SSD:A-DATE AS510S3-120GM-C
HDD:SEA GATE ST2000DL003
MEM:UMAX Cetus DCDDR3-16GB-1333
CPUクーラー:CW-906009-WW (H100i)
CASE:COOLER MASTER HAF-X
PSU:SCYTHE SPCRN-600P/A 超力NAKEDプラグイン600W
GPU:オンボード
OS:WINDOWS7 PRO

 

 

比較用

CPU:INTEL Core i7-2700K
M/B:ASUS P8Z68-V/GEN3
SSD:A-DATE AS510S3-120GM-C
HDD:SEA GATE ST2000DL003
MEM:UMAX Cetus DCDDR3-16GB-1333
CPUクーラー:ENERMAX ETD-T60-VD
CASE:COOLER MASTER HAF-X
PSU:SCYTHE SPCRN-600P/A 超力NAKEDプラグイン600W
GPU:GIGABYTE GV-N570OC-13I REV2
OS:WINDOWS7 PRO

 

上記でも触れましたが、ソケット形状がLGA1155からLGA1150に変更されており、同じマザーボードを使用しての検証はできません。

 

比較対象を用いていますが、マザー、CPU、CPUクーラーなど変更がいくつかあるので、参考までに見て下さい。

 

 

 

今回のお題の統合グラフィックについて。

 

Haswellでは、CPUにグラフィック機能が内臓されており、その性能はNVIDIA GT630と同程度との事。

 

金額で言えば、6000~8000円程度のグラボを内臓している事になります。

 

安いCPUとグラボを購入すると、軽く1万は超えていましたが、最上位クラスのCPUにローエンドGPUがくっついて来ると考えればコスパは良いのかも知れません。

 

では、実際にベンチを動かしてみます。

 

まずはバイオハザード6のベンチ

 

HD Graphics 4600

 

 

FPS値は6-8でした。

 

なんとか完走していますが、プレイは難しいかと。

 

重めのゲームは無理そうですね。

 

 

i7 2700K GTX570

 

 

GTX570で同じベンチを回した所、およそ7000スコアが出ています。

 

次に、FF14のベンチを回してみます。

 

 

HD Graphics 4600 最高品質

 

最高品質はやはり無理ですね。

 

ベンチ中もカクカクでした。

 

 

i7 2700K GTX570

 

 

やはりこちらもスコアの差は約6倍程度。

 

GPUだけ見れば6倍近くの差があるって事でしょうか。

 

 

FF14 標準品質

 

 

品質さえ落とせば、想像以上に滑らかに動いていました。

 

これくらいならプレイにも支障は出なさそうですが、人が多い所や重い所ではベンチ通りの結果が出るとは限りませんので、心配ならGTX640程度のグラボを購入した方がよさそうです。

 

 

i7 2700K GTX570

 

 

ミドルクラスのグラボでこの差なので、やはりゲームには向かないのでしょうか。

 

 

次に、ゲームを実際に動かしてみました。

 

まずは、シムシティ

 

時々カクつきますが、オンラインゲームとはいえ他人に迷惑をかけるようなゲームではないので、プレイに支障は無さそうです。

 

ただ、画面設定をいじってないので設定がどうなっているのか分かりませんが、若干細かい描写が荒くなっている気がします。

 

 

市長!収支がどえらい事になっています!

 

やかましいわ!w

 

寸劇いりませんね。はい。

 

ズームも特に問題なく動きますし、日中の描写は綺麗です。

 

操作感は全然問題なしですね。

 

 

次に、DIABLO3を動かしてみます。

 

 

少々カクカクしてますが、品質を落としてみれば余裕でプレイできます。

 

オンラインゲームとはいえ、軽めのゲームなので、このクラスならHD Graphics 4600でも戦える!

 

 

最後に、BATTLEFIELD 3を動かしてみます。

 

結論から言うと、スローモーション見せられている感じでしたw

 

オンラインはやっていません(迷惑かかりそうだったので)

 

キャンペーンモードでスタートしましたが、スローモーすぎて、まず照準が合わずw

 

戦う事すらできない状態でした。

 

総評

 

 

ゲームをやるのが目的なら、やはりグラフィックボードが必要。

 

 

K付きモデルでは、CPU性能がメインになっており、GPU性能はローエンド程度です。

 

軽めのゲームや動画を楽しむには良いバランスかと思います。

 

CPU自体の性能は世代毎に着実に上がっているので、グラフィックはおまけ程度に考えた方が良いかも知れません。

 

K付きモデルを購入する多くの人はCPU性能を求めて手に取ると思われるので、グラフィック面に関してはあまり必要とされないのでは無いでしょうか。

 

今後発表予定のIRIS 5200が自作PC市場に登場すれば、CPU性能も高く、外部グラフィックに頼らない夢のマシンが出来上がるかも知れませんね。

 

 

 

最後に

 

 

拙い文章を最後までご覧頂き、ありがとうございます。

 

このような素晴らしい製品をレビューする機会を設けて頂いたZIGSOW様、INTEL様、及び関係者の皆様に深く感謝致します。

 

ありがとうございました。

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