「PCMark 8」の後継となる、アプリケーション実行時のPCの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフト「PCMark 10」。
フィンランドFutureMark(現在は米ULに吸収合併)の開発によるベンチマークソフトとしては、グラフィックス性能を測る「3DMark」が有名だが、ゲーミング専用PCでもなければ、表計算ソフトやフォトレタッチリストを実行させながら、その処理速度を計測してスコア化する「PCMark」の方が、一般的な用途での性能を測るにはより良い。
自分は「PCMark 8」の有償版(Advanced Edition)
を持っているので、詳しくPC性能を測定するのはそちらを使っていた。
...というのも、「PCMark 8」の方が設定画細かく、「PCMark 10」にはないベンチも使えるので、DirectX 11の機能を使うテストでない限りは「PCMark 8」で十分だったから(「PCMark 8」はDirectX 9までのテスト)。DirectX 11(12含む)の対応性能を測りたければ、「3DMark 有償版」
があれば良いかと。
最近世の中では「PCMark 10」のスコアの方が多くなりつつあるので、ZIGSOWのレビューでも使ったこともある
が、そのときは無償版(Basic Edition)を使用した。
ま、職業ライターでもないので、自分としては「3DMark 有償版」+「PCMark 8 有償版」+「PCMark 10 無償版」でよいかな、と思っていたのだが、今回Steamで有償版(Advanced Edition)のセールが行われて、それが超大幅値引き($29.99⇒$4.49)だったので、方針を変えてそろそろ「PCMark 10 有償版」を購入して、「PCMark 8 有償版」と入れ替えようかと。
走らせると「PCMark 8」同様、WebブラウジングやExcelのような画面、ビデオチャット風の画面、3DMark風の画面などを経て、スコア化される。
【スレッド立派PC(Rev.3.30)】上記スコア取得時構成
・CPU:AMD Ryzen™ Threadripper™ 1950X
・CPUクーラー:ENERMAX LIQTECH ELC-LTTRTO280-TBP
・M/B:ASUS ROG ZENITH EXTREME
・メモリ:Crucial CT8G4DFD8213 8GB DDR4-2133 ✕8 Total64GB
・VGA:msi GeForce GTX 1080 GAMING X 8G
・システムドライブ:PLEXTOR PX-512M9PeGN ×2(RAID0)
・一時保管用データドライブ:SanDisk SD9SB8W-512G-1122 ×2(RAID1)
・長期保管用データドライブ:WD40EFRX-RT2 ×2(RAID1)
・光学ドライブ:Pioneer BDR-209XJBK/WS
・カードリーダー&USBフロントパネル:Bullet IOP525
・電源:CORSAIR RM850(80PLUS GOLD)
・PCケース:CORSAIR Carbide Air 540
・OS:Windows 10 Pro
「PCMark 10」が優れているのは、なんにせよ速いこと。「PCMark 8」ではテストによっては1時間近くを要するので、「パーツ入れ替えによる効果を測る」ときや、「設定による処理速度の差を数値化する」場合は、ペンチ⇒パーツ(設定)変更⇒再ベンチ..の繰り返しが大変だが、「PCMark 10」は半分ほどの時間(20分強)で終了する。ま、いままでDirectX 9までの「PCMark 8」で頑張ってきたが、CPUの内臓GPUでさえも、IntelはIvy BridgeのHD Graphics 2500/4000から、AMDは少し先行してZacate/Ontario世代のAMD Radeon HD 6XXX/7XXX IGPから、すでにDirectX 11対応なので、そろそろね...という感じ。
計測時に有償版では3モードが選べるが、これも「PCMark 8」よりはシンプル。「Express」は無印から「Digital Contents Creation」を除いたものでオフィス用PC、「Extended」は無印に「Gaming」を加えたものでゲーミングPCの評価というところなのだろうか。ただ無印でだいたい用は足りそうだけれど。
今後はレビューではこちらかな。
※「Storage」や「Battery life testing」のように「PCMark 10」の個人向け有償版では用意されないベンチマークもあるので、「PCMark 8」を使わなくなるわけではないけれど。
PCMark 8より普及している気がする
とにかく複雑でテスト項目が多い「PCMark 8」よりは簡単なため、標準化しやすいかも。
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購入金額
463円
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購入日
2019年07月06日
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購入場所
Steam
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