この非常に楽しそうなおもちゃですが
最終的にはメディアサーバーとしての運用が目的です。
機能としては
1.地デジの録画。視聴
2.動画エンコードと動画の一元管理
3.ネットワーク及び外からスマフォで本機に接続しての視聴
を目標にしていますが、これらはまだセットアップ中なので
後日レビューとさせてください。
その前にPCとしての使い勝手を検証してみます。
1.DC3217IYEのスペック
2.パーツ選定
3.組み立て
4.OSインストール
5.ベンチマークテスト
6.まとめ
DC3217IYEのスペックですが
正式なスペックは公式HPで見ていただいて
気になる所だけ紹介
CPUはCore-i3-3217Uのはず
ところが
インテルさん間違ってますよ。(それともCPU-Zのバグ?)
最初はただのタイプミスかと思っていたのですが
実際にあるのねCore-i5-3427U
スペックを確認してみると、TBが付いているかいないかの違い。
もしかしたらですよ、i5のディチューン版?
何か悪戯したらTB復活したりなんてありえませんか?
過去にありましたよね、GPUで封印されたシェーダーの開放なんかが・・・
あとGPUにHD4000が搭載されています。
3Dゲームをしっかりやるには足りないものの、ナカナカのスペックです。
稼動させるのに必要なパーツと選定理由については各項目にて。
≪システムドライブ≫
Intel SSD525 120GB
メディアサーバーでエンコードとか考慮した場合、重要なのはCPUで
録画先は外付けHDDになるのでシステムディスクはそれ程重要ではありませんが
録画で不要な心配はしたくないので出来るだけスペックのいい物を。
本当はmSataで最新最強スペックのPlextor M5Mを予定していたのですが
発売が間に合わず断念。
ということでIntelから発売されたばかりのSSDがほぼ同スペックで
引けを取らないとの事なのでこれを選択。
≪メモリ≫
Corsair DDR3-1600 CL9 4GBx2
エンコードで重要なCPUは交換できないので、
次に重要なメモリはできるだけ高スペックなものを。
1600MHzはもちろんレイテンシも低めのCL9で。
SO-DIMMでも2133MHzはありますが
本機マザーが対応しておらず無意味なので未選択。
容量については16GB乗せても
CPUが追いつかないかなと判断し8GB
≪光学ドライブ≫
Pionner BDR-XD04J
メディアサーバーなのでBlu-Rayが扱えるもの
NUCのコンパクトさに合わせ、速度よりサイズ優先。
録画は外付けHDDなので、ライティングはそれ程必要性がなく
最悪レンタルDVDが視聴できればいいのもサイズ優先の要因。
LGのドライブは自分と相性が悪いので、信頼性の高いPionnerで。
≪マウス≫
Logicool G5
家にあったお気に入り2ndを流用。
最終的にはネットワークからのリモート操作を予定しているので改めて購入せず。
≪キーボード≫
Lenovo SK-8835
家にあった余り物、こちらもマウス同様に
こちらも最終的にはネットワークからのリモートを予定しているので改めて購入せず。
(でも将来的にはNUCはモニタ裏に配置して無線マウスとキーボードもいいかも)
≪USBハブ≫
BUFFALO BSH4U06
USBポート足りないよ!
見積もったところ最低5ポート、将来的には6ポート必要なので4ポート以上のもの。
マザーがUSB2.0で3.0買っても意味がなく、安価かつ好みのデザインで。
≪ACケーブル≫
詳細不明
通称ミッキーケーブル
形が某夢の国ネズミーランドの主人公に似てるからこの名前?
「著作権」って怒られますよ(笑)
≪HDMIケーブル≫
プラネックス製 型番不明
HDMIケーブルって何故こんなに高いのでしょう?
これはビニール袋に入っていてバルク感もりもりの特価980円
値段が一番の選定動機。
とはいえ過去には無線LANで有名なプラネックス製なので
よっぽどの粗悪品はないだろうという要因も重要な選定理由。
あとはHIGHSPEED対応。
≪OS≫
マイケルクロソフト Windows8-Pro
本当は7が良いですが、余っているXPをアップグレードすると
2013/1/31までは¥3300とリーズナブルなので、安さに負けて・・・
一気に飛びますがとりあえずマザーを外してみました。
(だって裏を外しただけだと、他の方が紹介されてるし)
(注:普通の組み立てではマザーを外す必要はありません!
裏のカバーのみ開けましょう)
ファンはMAXにすると結構な風量がありますが
密閉度が高いため、冷却が追いついていない感があります。
ヒートシンクは正直頼りない感じがします。
熱風を外に逃がすためのヒートシンクの天板、ビニールシートですよ!!
もっと分解(冷却機構を改良)したい所ですが
これ以上の分解はサポート対象外になりそうなので
レビューという責任がある以上、今回はここまでです。
組み立てる前に
無線LANカードを導入しない場合、アンテナケーブルが邪魔です。
こいつは裏(天板)にペタッと。
(注:ケーブル端子にはカバーが付いていますが、取り廻し方によっては
端子が露出しますので露出しないように注意)
これでスッキリ!
SSDとメモリの取り付け方については動画で
どちらも斜めから差し込んでから、マザーと平行になる様に取り付ける感じです。
SSDはネジ止め、メモリはマザーのフックに引っ掛けます。
メモリの取り外しはフックを両側に開いてやると、メモリ斜めに浮き上がるので
そのまま斜め方向に引き抜きましょう。
(USB等もそうですが、こういうコネクタ部というのは、
許容抜き差し回数がありまして、メーカーが許容している限度があります。
それを超えたら即アウトではないですが、こういう取り外しの少ない
内部コネクタは、上限が低めに設計されていますので注意しましょう。
正式なデータは入手できませんでしたが、意外と回数って少ないですよ。)
Win8のレビューにて簡単に紹介しております。
ダウンロード版での
XP-32bitからWin8-64bit化の方法なども紹介しておりますので
お手数ですが、よろしければご覧願います。
とりあえず、一通りは動いてくれます。
3DMarkはやっぱりキツイですね、カックカックして酔いそうになります。
ただ実際のゲームの指標になりやすい、FFベンチやPSO2ベンチは
カクカクしながらも無理矢理できそうな感も漂います。
実際にプレイした感想では。
≪TERA≫
グラフィック設定を解像度も含め最低に落とせば、なんとか動く
おそらく人の少ない小型~中型MOBとの戦闘はなんとかなりそうです。
ただし大型MOBや人の多い所では正直キツイかと、いや無理です。
PTメンバーに迷惑をかける事になりそうです。
≪PSO2≫
グラフィック設定最低に落とせば、そこそこ動きます。
キャラクターがまだ初級レベルなので、MAPをそんなに回れませんが
正直プレイが無理って程でもないです。
もちろんカクカクしますが、これはちょっと驚きです。
≪東方≫
東方風神録、東方地霊殿、東方星蓮船、東方神霊廟、東方紅魔郷
どれもサクサク60fpsで普通に動きます。
まぁ2Dなので当然ですね。
では実際のベンチ結果です。
≪CINEBENCH 11.5≫
OPENGL:16.35
CPU:1.81
≪3DMark≫
ICESTORM:30326
CLOUDGATE:3362
FIRESTRIKE:505
DX9以前のゲームは結構できてしまうような気がします。
ただDX10やDX11のゲームは無理っぽいですね。
※ここでも気になる!
システム構成が「i5-3217U」、CPU-Zでは「i5-3427U」
「i5-3217U」検索キーワードでは引っかかるがどうやらそんなCPUはなさそう。
やっぱりただの誤記なのか?
≪3DMark Vantage≫
P3028
≪3DMark11≫
P621
結構きつい評価です3DMARKさん、3桁です。
まぁ3DMarkは残酷なので・・・
≪FF BENCH≫
LOW:1181
カクカクしながらできなくもない?
HIGH:613
高画質設定は、当然無理っぽいですね。
≪PSO2ベンチマーク≫
簡易描画設定1:2548
簡易描画設定3:313
※スクリーンショットがなぜか取れませんでした。
(「保存しました」みたいなメッセージは出るが実際には撮れていない
これはおそらくOSの影響と思われるので、別途調査ということで
もしかして管理者権限で実行しなかったからかも)
コストパフォーマンスではかなり優秀です。
パーツ全てそろえると最低限のスペックで安くて
合計5.5万程度になると思います(DC3217IYE含む)。
正直この値段でIntel純正のベアボーンをベースにPCが組めて
非常に軽い3Dゲームなら、グラフィック設定を落とせば
なんとか遊べてしまうスペックは凄いです。
もちろんBTOでもっと安いPCはありますが、これ以下になると
本当にゲームは無理になってくるでしょうし、
コンパクトかつスペックを求めるとさらに厳しいでしょう。
私が予定しているメディアサーバーも、
この様子だと録画に関しては全く問題ないと思います。
エンコードは結構キツイかもしれませんが2コア4スレッドなので
録画しながらエンコードも耐えてくれると信じています。
またサブマシンで基本放置気味なので、エンコード中に操作することも少なく
寝ている間+仕事中に省電力にエンコードしてくれるというのは非常に理想的です。
メディアサーバー化前に、まだ満足したレビューが出し切れておらず、
心残りな部分があるので近日中に更新致します。
その後メディアサーバー化についてもレビューしていく予定です。
Satoshiさん
2013/02/11
私も夜に投稿しました。
裏ブタの外し方が判らなかったのですが
教えていただけますか?
hubbleさん
2013/02/11
マザーの事でしょうか。
youtubeにアップしましたので宜しければ。
Satoshiさん
2013/02/12
私はBIOSでトラぶりまして、
CMOSクリアの為に本気で裏フタを開けようと考えました。
結局はリカバリーが出来たのですが、
他の方がちゃんと分解できているのが悔しくて。
youtubeにまでアップして頂き
本当に有難う御座いました。
れいんさん
2013/02/13
ピッタリなマシンになりそうですね。
hubbleさん
2013/02/14
BIOSの件、拝見いたしました。
BIOSトラブル時は電池抜いてCMOSクリアが基本ですからね。
私にできることであれば、何なりと。
>れいんさん
そうなんですよ。
サーバーと言えばハイスペックで信頼性の高い構成をイメージしますが
それはあくまで企業用であって、個人で扱うには用途によりますが
公開サーバーじゃない限りコレ位で十分なんですよね。
各パーツも自分の用途に合わせた組み合わせで運用できますし
ランニングコスト=消費電力が低いのが何よりありがたいです。
ちばとどさん
2013/04/18
メディアサーバ、楽しみにしてます!「
hubbleさん
2013/04/19
コメントありがとうございます。
メディアサーバー化なのですが
HDDをどう接続しようか、未だに悩み中なのです。
1.余っているminiPCI-eを拡張
2.余っているLANコネクタにNASを繋げる
3.USBに外付けを接続
3が一番簡単なんですけれどUSB2.0なのが悔しいのです。
2も簡単ですけど、他のPCからのアクセスが遅そう。
1はかなりの改造が必要になりますよね、ハーフサイズなので、何らかの加工が必要ですし、そもそも加工して実現できるかも謎なのです。