レビューメディア「ジグソー」

ゴロ寝PCにNUCを

[はじめに]
 自分のPCの使用用途は、ネット閲覧、動画視聴が割合的に多いので
 PCもそれに適したコンパクトなものを今まで使用しいます。
 (最近では、Shuttle XS35GS V3、以前はacer REVO Aspire R3610)

 動画・画像処理、ゲームなど重い作業をするときは、それに見合った
 スペックのPCで行っているのですが、普段は省電力でコンパクト、
 静音をコンセプトに選んできました。
 しかし、そうなるとCPUがATOMベースになってしまい、ちょっとした
 重い処理などではパワー不足を感じることもままあります。
 今回のNUCは、コンパクトな上にCPUにCore i3、そしてグラフィックに
 HD4000を搭載していると、とても魅力的に感じました。
 上記のことがあり、今回のNUCのレビューに応募したしだいです。
 
 今回は上記のような観点から、レビューをしていく予定です。
 また、下記レビュー課題もあわせて行います。

  レビュー課題
   ① ベアボーンキット NUC を組み立て
   ② 組み立て方やパーツ選びで重視したことなど
   ③ 完成したマシンをどのように使ったのかを紹介


今回のレビューは、以下の項目で記載する予定です。

 1、NUCの仕様
  1.1 仕様
  1.2 パッケージ
  1.3 外見

 2、構成と組み立て
  2.1 機器構成  (レビュー課題②)
  2.2 実際の組込 (レビュー課題①)

 3、各種測定
  3.1 各種ベンチマーク
  3.2 騒音など

 4、その他
  4.1 NUCの用途 (レビュー課題③)
  4.2 限られたUSBポートをどう扱うか
  4.3 現モデルの改善点
  4.4 その他 試み

 5、総評

--------------------------------------------------------------------------


 1、NUCの仕様
  1.1 仕様
    NUCは、「Next Unit of Computing」の略で今回の「DC3217YE」は
    Intel社が発売した超小型ベアボーンキットになります。
    NUCは、ナックと読みインテル独自の新フォームファクタ「UCFF」を
    採用した 101.6×101.6mmサイズのマザーボードを使用しています。
    Mini-ITXより約7cmコンパクトになっているので、本体もコンパクトに
    設計できます(DC3217YEの平面は、CDより小さいです)。
    ベアボーンキットなので、本体にCPUなどセットされており
    OS、メモリ、記憶メディアを組み込むことにより完成します。

   ○主な仕様
    サイズ:116.6(W)×112(D)×39(H)mm
    CPU:Core i3-3217U(動作クロック 1.8GHz、デュアルコア/4スレッド)
              L3キャッシュ3MB
              TDP17W(モバイル版、省電力タイプ)
    グラフィックス機能:Intel HD 4000
    チップセット:Intel QS77 Express
    メモリ:SODIMMスロット×2基(最大16GB)
    その他(内蔵):PCI Express Mini Card×2基
        (フルサイズスロット(mSATA対応)、ハーフ)
    その他(外付):USB 2.0×3、HDMI×2、Gigabit Ethernet×1
    電源:65W ACアダプタ
    ドライブベイ:非搭載
    その他:AC電源アダプター、VESAマウント付属

  1.2 パッケージ
    パッケージは、本体同様でコンパクトでIntelらしいデザイン
    になっています。
    そして、評判のサウンド再生ギミックが付いてますw
    開けると光を感知して、インテルのジングルが流れるのですが
    最初は、驚きますね。ちょっと音が割れているように感じるので
    すが、もっとクリアでしたら嬉しかったかも。
    家族の評判は、良かったです(笑)
パッケージ
パッケージ

開封とセンサー
開封とセンサー

    開封すると、本体、電源アダプタが収納されています。
    VESAマウントや説明書などは本体下に収納されており至って
    普通です。
セット内容
セット内容

  1.3 外見
    とてもコンパクトで幅の大きさはCDより少し小さいぐらい
    高さはPen4の幅ぐらいになります。
    ケースの側板は、鉄製になっており上下板はプラスチック製
    です。
    今回のモデルDC3217YEは、ケース色はブラックですが、
    モデル違いのDC3217BYは、ケース色がマルーンになっています。
外見
外見

サイズ比較(Pen4とCD)
サイズ比較(Pen4とCD)

    天板は、光沢があり電源スイッチとLEDがあるので上にモノを
    置くことは難しいです。
    開封時には、保護シートが貼ってあります。暫く保護シートは
    つけたまま運用しようかと。
    DC3217BYは、この天板色がマルーンになっています
    フロントパネルには、USB 2.0ポートが一つあります。
フロント&天面
フロント&天面

    下板は、普通のプラスチックで、空気取り入れ口があり下面
    から空気を取り入れ、背面から排出する仕様になっています。
下面
下面

    背面には、空気排出口、HDMI×2、Gigabit Ethernet×1、
    USB 2.0×2、電源コネクタがあります。
    モデル違いのDC3217BYは、Gigabit EthernetとHDMIが一つ減り
    変わりにThunderbolt×1になっています。
バックパネル
バックパネル

    今までのPC(XS35 GS3)と比較
    ATOM搭載のベアボーンPCと大きさを比べてみました。
    XS35は、光学ドライブも搭載できグラフィックボードも内蔵
    しているので、NUCより一回り大きくなっています。
XS35と比較(横)
XS35と比較(横)

XS35と比較(縦)
XS35と比較(縦)

  1.4 内部
    内部は、下面の足にあるネジを4本外すと下面パネルが外れ
    アクセスできます。

    今回の取り付けに必要な、メモリやmini-PCI機器は下面パネル
    を外してアクセスできるマザボ上にあるので、取り付けも容易
    にできます。



 2、構成と組み立て
  2.1 機器構成 (レビュー課題②)
   NUCは、ケース、CPU、マザボ、電源のセットとなっています。
   組み立て起動させるには、最低限、OS、メモリ、ディスク(SSD)
   ミッキータイプコードが必要になります。
   (DC3217IYEは有線LANポートを搭載しているので、wifi
    モジュールが無くてもネットワーク通信は可能です。)
   普通のPCと異なっている点は、小型のためパーツがノートPCに
   使われる部品が多くなっています。
   (ディスク:mSATA、メモリ:SO-DIMM、wifi:ハーフmSATAなど)


   ○上記を踏まえた構成機器
     本体:DC3217IYE(25,169円)
     OS:Window 8 Pro アップグレード版(3,300円)
       (Window 8 Pro DSP(10,980円))
     SSD:m4 128GB CT128M4SSD3(9,063円)
     メモリ:SO-DIMM DDR3 8GB TSD38192M1600C11C-E(2,680円)
     wifi:Centrino Advanced-N 6235(3,980円)
     コード:HP Folio用を流用(0円)
     合計:44,192円
     ※価格は、購入当時2013年1月下旬

   今回は、NUCをレビューする機会を頂いたので何でもできる構成を
   目標にしてみました。
   SSDは、128GBあればアプリケーションなどインストールしても余裕が
   あるので、ある程度はファイルなども保持できます。
   メモリは、16GBも考えたのですが処理的にそこまで使用することは
   考えていないので、8GBまでとしました。
   (1枚なのは、間違えて購入してしまい・・・。しかし、今後の増設を考慮
    すると、選択肢の一つでもあります。)
   wifiモジュールに関しては、今回のモデルはギガビットイーサネットを
   内蔵しているので必要はないのですが、コンパクトなモデルに有線LANは
   設置の利便性を妨げるので、wifiカードを購入してみました。

   ※wifiカードに関しては、筐体に技術基準適合証明マークがないため
    国内での利用できないことになります。
    しかし、ASCIIの記事によりますとwifiカードに技術基準適合証明
    マークがついていれば、利用可能とのことで今回のレビューで使用
    しています。
    念のため、利用は自己責任でお願いいたします。

    内蔵以外の代替案で、USBポートを一つ消費しますが、PLanexから
    wifi+BluetoothのUSBコンボアダプタが発売されています。

   NUCに対応しているモジュールは下記となります。
    WiFi:
      インテル Centrino Advanced-N 6205(wifiデュアルバンド)
      インテル Centrino Wireless-N 2200
    WiFi / Bluetooth:
      インテル Centrino Advanced-N 6235(wifiデュアルバンド)
      インテル Centrino Wireless-N 2230

   もし、用途がネット閲覧や動画鑑賞など軽い用途の場合は、SSDは64GB
   メモリも4GB、wifiモジュールは無しで有線のLANで構成すれば出費を
   抑えられるかと思います。

   ○軽い用途の構成機器
     本体:DC3217IYE(25,169円)
     OS:Window 8 Pro アップグレード版(3,300円)
       (Window 8 DSP(7,780円))
     SSD:m4 64GB CT064M4SSD3(8,022円)
     メモリ:SO-DIMM DDR3 4GB EV1066-N2GX2(1,380円)
     wifi:無し(0円)
     コード:HP Folio用を流用(0円)
     合計:37,871円
     ※価格は、購入当時2013年2月3日時

   用途にもよりますが、今回の構成だと費用が44,192円くらいになって
   しまい、そこそこかかってしまいます。
   今回の構成と最小限の構成では、差額が6,321円になり費用と構成の
   兼ね合いを考えると、最小限の構成がコストパフォーマンス的にも
   ベストかもしれません。
   (現在の差額は、パーツの値段が上がっているため千円以上増えます。
    また、OSをDSP版にすると差額が約9千円になります。)
   用途によってパーツ構成と予算を簡単に考えれるのは、ベアボーンPCの
   利点かと思います(パーツの選択肢が少ないので・・・)。

   プラン毎の比較表を作ってみました。
   PCパーツが円安のせいで上昇しており、自分が購入した価格よりも
   値上がりしています。価格は、価格比較サイトなどで安いものと
   それなりのスペックのもので構成してみました。
    松:費用を抑えた軽作業用
    竹:そこそこアプリなど動かせる構成
    梅:ノートPC並み以上の余裕をもった構成

   比較表(金額は、2013/02/07 現在)
   機器\プラン 松 竹 梅
機器プラン
機器プラン


  2.2 実際の組込 (レビュー課題①)
    NUCに必要機器の組込を行います。

    機器を組み込むには、NUC裏面四隅にあるネジをプラスドライバーで
    外します。
    これだけで、下面カバーが外れて内部のマザーボードにアクセスできます。
下面パネル外し
下面パネル外し

取り付け機器
取り付け機器

    メモリ組込
     メモリは、SO-DIMMスロットがあるのでそこに組み込みます。
メモリスロット
メモリスロット

メモリ取り付け
メモリ取り付け

    mini-PCI機器の組込
     mini-PCIスロットは、2基が重なって構成されており下段にハーフ
     (wifiなど)上段にフル(mSATA対応)のスロットになっています。
     組込は、下段のwifiモジュールから行います。

     wifiモジュール組込
      インテル Centrino Advanced-N 6235組込
mini-PCIスロット
mini-PCIスロット

wifiモジュール取り付け(下段)
wifiモジュール取り付け(下段)

     SSD設置
      m4 128GBの組込
全部取り付け完成
全部取り付け完成

    OSインストール
     Windows8 Pro
     折角なので、最新のOSであるWindows8 Proをインストールしました。
     上記機器を組み込んだあとにセットアップを行ったのですが
     ドライバのインストールなどせずに各機器が認識されOSのセットアップ
     画面で、wifiの設定も行えました。
     インストール完了後、Bluetoothのセットアップも完了しており
     今までのセットアップの中でとても簡単に行えました。

  2.3 周辺機器
    NUCに使用した周辺機器
     コンパクトなNUCなのでワイヤレスをメインに構成しました。
     ・キーボード、マウス
       タッチパッド付のワイヤレスキーボード WKB001を
       使用しました。USBポート一つで二つの機能が使えます。

       上記以外にBluetoothモジュールを内蔵させたのでBlueTooth
       マウスとキーボードが使用できます。
       自分的には、Bluetoothのトラックボールが欲しいのですが
       手元にありません or2。
       キーボードは、PCを9台まで切替可能なBluetoothキーボード
       TK-FBP013を使用できます(自分の環境では、PCが全て
       Bluetooth対応にして、このキーボードをメインにしています)。

     ・その他IF
       Windows 8なので、WACOMのペンタブレットCTH-470を利用して
       みました。
       最新のドライバを適用することによりタッチパッドとして利用が
       できます。また、ワイヤレスキットを利用することにより
       ワイヤレスで利用もできるので利便性が向上します。
       使ってみた感想は、Windows8では思ったよりイケルかもですw

     ・その他
       NUCは、構成が最小限なのでDVDドライブなどありません。
       DVDなど利用するには、USB接続のDVDドライブが必要となります。



 3、各種測定
  3.1 各種ベンチマーク
    各種ベンチマークと処理における時間など計測します。
    ・ベンチマーク 
      エクスペリエンス、CINEBenci、PSO2を計測しました。
エクスペリエンス
エクスペリエンス

CINE Benci
CINE Benci

PSO2(30FPSぐらい)
PSO2(30FPSぐらい)
 
    ・動画エンコード
      PowerDirector 11(体験版)を使用し計測
       今までは、10を使用してきましたが、Windows8では最新の
       PowerDirector 11(体験版)を使用してみました。
       動画ファイルは、25分のファイル。
       H264のQuickSinkを使用した変換です。

       処理ファイル:AVCHDビデオ (.MTS)25分50秒 約3GB
       所要時間:25分10秒

    ・RAW現像
      RAWTherapeeを使用して現像
       RAW現像は、フリーのRAWTherapeeを使用してます。
       Windows8に対応していますが、処理中に落ちることも
       度々ありました。
      
       処理ファイル:RAWファイル100個、約1.55GB
       所要時間:11分40秒(700秒)


      XS35(Atom)と比較

  3.2 騒音など
     騒音の計測など
      NUCをレビューしていて気になった点の熱に関して騒音も含め
      計測を行いました。
      Androidツールの騒音メーターを使用して計測しています。

      下記表に纏めてみました。印象は自分の感じた感想です(^^)

       FAN(%) 回転数(rpm) 騒音(db)  印象
       40    3054      35      静か
       50    3800      41      ちょっと聞こえる
       60    4340      45      上に同じ
       70    4856      48      少し気になる
       80    5357      51      やや大きめ
       90    5720      55      全開気味
       100    6016      60      全開(大きい)

      回転数や温度の計測には、HWiNFO64 v4.10-1820を使用しました。
      回転数に関しては、BIOSのCoolingの設定で細かに行えます。
BIOS、Cooling設定
BIOS、Cooling設定
      室温17度くらい(寒い?)ぐらいで、処理をいろいろ行いましたが
      通常で40度+くらい、処理を行い負荷が高まると50度を超えやすい
      ようです。回転数が低いままだと70度くらいまで上昇します。
      温度が上がりすぎるとSSDやメモリなどの機器にもよくないので
      BIOS設定で上がり過ぎないように設定したほうが良いかもと思い
      ます。


 4、その他
  4.1 NUCの用途 (レビュー課題③)
    NUCのメリットは、コンパクトで省電力な点です。
    現在使用しているXS35GS V3のスペックアップといった
    位置づけで今後はメインで使用していこうと思います。

   ・ネット閲覧
     問題なし

   ・動画視聴
     Media Center Packをインストールしました。

     AVIやmp4、ビデオカメラやデジカメで撮影した動画は、
     (FullHD含む)問題なく視聴できます。
     XS35は、DVDドライブを内蔵させていましたが(追加装備)
     NUCにはないので、DVD視聴はUSB外付けDVDドライブか
     ネットワーク越しにマウントして視聴などになります。

   ・画像編集(RAW現像)
     今までは行っていませんでしたが、スペックの向上に伴い
     ちょっとしたRAW現像も手軽に行えるようになります。
     (3、各種測定参照)

   ・動画編集
     動画エンコードは、H264はちょっと厳しそうでした
     (ほぼ等倍時間、mp4で動画時間の半分)。
     
   ・Windows 8 Pro導入
     今回は、初めてWindows 8をインストールしてみました。
     NUCのスペックでも重くなく問題なく使用できます。
     また、せっかくのUIなのでぺタブレットを使用して操作も
     してみました。WACOMのワイヤレスキットを使用しているので
     コードを気にせず、操作も可能になります。
     しかし、USBポートを利用するのでキーボード、マウスが
     USBだと空きポートが無くなる事になります。
     今回は、タッチパッド付きワイヤレスキーボードを使用して
     いるので、空きは1つ確保できました。

    今までは、XS35GS V3をメインに使ってきたのですがスペック的に、
    NUCを今後メインに使っていきたいと思います。

  4.2 限られたUSBポートをどう扱うか
    NUCには、USB 2.0ポートが3つしか装備していません。
    USBのマウス、キーボード、外付けHDDなど利用しようとすると
    足りなくなってしまいます。

   ①USBハブの利用
    USBハブを使用する方法もありますが、そうした場合には
    外付けHDDやDVDドライブには外部電源が必要です。
     ○:USBポートの少なさを補える
     ×:電源が必要な機器(HDD,DVD)では外部電源が必須
       (USBハブが電源供給できるタイプであれば少し改善)
       配線が多くなる
   ②USB機器の規格を統一
    ロジクールの用に一つのUSBアダプタで複数の機器を接続できる
    ように規格を同じにする(キーボード、マウス)
     ○:一つのUSBアダプタで、キーボード、マウスを利用可能
     ×:他のメーカーの機器は使用できない
   ③wifi+Bluetoothモジュール取付
    mini-PCIスロットにwifi+Bluetoothモジュールを取り付けること
    により、Bluetooth機器の利用を可能にする。
     ○:Bluetooth対応機器を利用可能(キーボード、マウス、スピーカー)
     ×:追加投資が必要(2000円~4000円)
   ④net.USBを使用しワイヤレス化
    IOデータのnet.USBの機能を利用しUSB機器をワイヤレス化
     http://www.iodata.jp/product/network/info/netusb/index.htm


  4.3 現モデルの改善点
    ・USBポートの数と規格
      内蔵メディアの容量も限られているのでUSB 3.0は欲しい
      ポート数も3つだとキーボードなどで埋まってしまうので、
      4つ以上は欲しい
    ・筐体に技術基準適合証明マークの適合
      内部にアンテナ線が実装済みで、作りもwifiモジュールの
      実装を前提としているのに、技適マークが無いのは勿体無い
      是非、適合してwifiモジュールの実装を可能にして貰いたい
    ・wifiモジュール実装
      コンパクトなのにLANケーブルが有線では利便性が
      限定されるので、wifiモジュールは初期から実装が
      好ましいと思う
    ・Bluetoothモジュール実装
      wifiと同じくIntelには、wifi+BluetoothのminiPCI
      モジュールがあるので、実装すればキーボードや
      マウスなどワイヤレス化可能で、USBポートの使用
      軽減にも繋がる。また、LINE入出力の代わりに
      Bluetooth機器も使用できるので汎用性が増すかと


  4.4 その他 試み
    今回、レビューをするにあたり何か変わったことができないかと
    考え、SSDをSDカードに置き換えて運用できないか試してみました。
    用意したものは、mini-PCI Express-SDカード変換カードと
    UHS-Ⅰ対応のSDカードです。
    UHS-Ⅰは、SDカードの規格で、Class10より速い規格となっており
    SSDには及びませんが、値段が手頃でなるべく速度がでるものを
    選びました。

    結果からいいますと、今回使用した変換カードが対応しておらず
    BIOSから認識ができないため使用できませんでした。
    起動に使える変換カードもあるのですが、ディスコン扱いになって
    おり、もし同用品があれば購入し試してみたいです。

    これが可能になると、SDカードごとにOSをインストールを行い
    OS切替の検証など容易になるかと思われます。



 5、総評
   今回、NUCのレビューを行わさせて頂き、新しい規格の
   コンパクトなベアボーンの魅力を実感しました。
   今まで、ATOMのベアボーンを2台使用してきましたが
   NUCの構成では、今まで行ってきた用途であるネット閲覧や
   動画視聴といった処理は、問題なく行えます。
   ATOMベアボーンでは遠慮がちになっていた処理なども、
   軽いものなら行えるのは、自分的に嬉しい点です。
   自分の冬のライフスタイルは、布団に入りながらPCの操作を
   することが多いので、NUCのお陰で快適な生活に一層磨きが
   かかるかと思いますw。

   NUCには、コンパクトさの強みはあるもの、USB 2.0のみや
   wifiモジュールを実装していないなど、使用上の改善点が
   あげられます(内部の熱問題は個人差もあるかと)。
   折角のコンパクトさを生かすには、USB 3.0による拡張性やwifi
   モジュールの実装、エアフローなどの改善がされれば更に利便性
   が増したモデルになるかと思われます。
   是非、今回のNUCをバージョンアップした次期NUCを販売して
   もらいたいものです。

   Intelが提唱しているNUCの規格ですが、コンパクトでUltrabook
   より少し落としたスペックなど、手軽にPCを扱いたい場合には
   適した選択肢の一つになりかと思います。
   今回、自分では行いませんでしたが、VESAマウンタの取り付け
   など行えば、PCの存在を気にせず利用する事も可能です。
   今後のPCの方向性はわかりませんが、今までのATOM搭載PCの
   位置づけが、NUCに変わっていくのかなと思ったりしています。


  [評価]
   ○な点
    コンパクト
    省電力
    Core i3でHD4000搭載

   ×な点
    USBポートが少ない(3つ)
    USB 2.0のみ対応
    ミッキーケーブルが別途必要

   △な点(改善点)
    USB 3.0の採用
    USBポートの追加
    エアフローの改善(サイドに通機口など)
    無線LANの実装


  以上が、本レビューとなります。
  誤字や誤った点などありましたら、御指摘を頂けると幸いです。
  最後まで閲覧していただき、ありがとうござました。


 ○おまけ画像
鍵型USBを接続
鍵型USBを接続

コメント (20)

  • mickeyさん

    2013/02/03

    >>れいんさん

    最後のアクセントに、やってみましたw
  • izappyさん

    2013/02/03

    お疲れ様でした。
    比較写真があると、大きさ感が伝わって良いですね。勉強になります。

    お部屋のレイアウト的に、ごろ寝ポジションだと首が疲れませんか?w
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