関係者の皆様ありがとうございます。
無知な初心者ですが頑張りたいと思います。
採用パーツについて
オーダーメイドのBTOPCですので、時期によって細かなパーツの違いが出てくると思いますが以下のような構成になっていました。
CPU
Intel Core i7-2600
第二世代Core i7 (3.4GHz~3.8GHz)です。
第一世代Core i7を発熱に怯えながら無理やり4GHzにオーバークロックさせたPCとほぼ同じ性能を体感出来ます。
マザーボード
MSI P67A-S40
MSIのOEM専用マザーボードです。
オーバークロック運用等は考えられていませんのでCPUの周りの電気供給部のヒートシンク等は省略されていますがなかなか良い作りのものだそうです。
メモリー
DDR3-1333 (PC3-10600) DDR3 SDRAM SanMax SMD-2G88H2P-13H(9-9-9-25)2GB2枚合計4GB
評判の良いメモリーモジュールメーカーだそうです。
JEDEC準拠6層基板だそうです。
メモリーチップはHynixです。
グラフィックカード
ZOTAC GTX570/1280MB ZT-50203-10M(短基板・内排気クーラー)
最初の予定では長基板・リファレンス外排気クーラーのはずでしたが、短基板・オリジナル(?)クーラーのものでした。
初期に発売された長基板のリファレンスGTX570より電圧設定が下げられているそうです。
初心者なりに観察したところ基板・クーラーの構造(アルミ板を組み合わせたフィンではなく鋳造か(?)押出し成型した(?)ブロックにヒートパイプが3本装着)ともにコストダウンを図ったもののように思えます。
グラフィックカードのBIOSの設定によるファンコントロールは静音重視のセッティングでした。
グラフィックカードのBIOSの設定のままで使う分にはとても静かです。
ストレージ(ハードディスクドライブ)
1.5TB シリアルATAII ハードディスク Westurn Digital WD15EARS
1.5TBのHDDです。
メーカーや型番などは時期によって違ってくると思います。
光学ドライブ(DVDスーパーマルチ DL対応)
LG電子 GH24NS50BOEM 書込ソフト付 SATA接続
DVD・CDの読み書き可能なスーパーマルチドライブです。
メーカーや型番などは時期によって違ってくると思います。
電源
HEC HEC700TE2W (定格700W 80PLUS BLONZE)
キャンペーンによる無料アップグレードで定格700W・12V出力2系統30A+30Aのものになっていました。
この構成の高負荷時の消費電力にちょうど良い出力になっていると思います。
PCケース
G-GEAR ATXケース (ブラック / 10-6XR80-150-2 / フロントメッシュ構造)
しっかりとした作りのスチール製PCケースです。
側面は一部メッシュになっています。
面倒くさがらず側板のネジを締めている限りは共振は全くありませんでした。
正面下部に青色LED付きペリフェラル4pin接続の2pin1350回転120mmファン、背面にもペリフェラル4pin接続の1200回転(?)2pin120mmファンが装着されています。
このPCの構成ですとCPUクーラー・グラフィックカードクーラー共にとても静かでしたのでPCケースの2つのケースファンの風の音が一番の騒音源のように思えましたが、それでも私のゲームPCとは比べものにならないほど静かです。
机の上に載せて自分の頭から50cmも離れていない位置にこのPCがありますのでファンの音を感じるのでしょう。
1.5mも離せば全く気にならないと思います。
ファンの回転数を絞ればさらに静かになると思いますがPC全体の寿命は確実に減ると思いますのでしないほうが良いと思います。
マザーボードの基板にはファン用の3pin用のコネクターがありますので自分の気に入ったファンと交換する事も出来ますがその事によって保証がなくなる可能性もありますので注意してください。
キーボード・マウス
日本語キーボード / 光学式ホイールマウス (FKB3010UBK-M2055R / USB接続 /色:黒)
ごくごく普通のキーボードとマウスです。
8000円から2万円のキーボードや1万円前後のマウスとは使い心地が違いますが実用上は全く問題ありません。
OS
Windows 7 Home Premium 64-bit 正規版 with Service Pack 1 プリインストール
OSは32bit版・64bit版、Home PremiumからUltimateまで注文によって選べますが、現在は64bit版で問題ないと思います。
マニュアル
MSIのマザーボードのマニュアルとex.COMPUTERガイドブックというマニュアルが付属しています。
ex.COMPUTERガイドブックは大変わかり易くex.Backupの使い方等が解説されていて私のような初心者でもこのPCを使うことが出来ると思いました。
親切な構成でとても助かりました。
付属ソフトウェア
TSUKUMOのBTO-PC用のドライバーDVD・LG電子のDVDスーパーマルチ用のソフトウェアDVD・FINAL FANTASY 14推奨モデル専用 最適ドライバーDVDが付属します。
至れり尽くせりで感動しました。
ex.Backupを使ってDVD-Rでバックアップを取ってみたところDVD-Rを8枚消費し1時間40分ほど掛かりました。
ベンチマークソフト等をインストールした後だったのでバックアップのタイミングによってはもう少しDVD-Rの枚数が減るかも知れません。
UEFI(BIOS)について
どのような劇的な変化があるのか期待していましたが、インターフェイス的な部分では今までのBIOSと変わりませんでした。
カラフルになりマウスが使えるようになった程度です。
当然といえば当然ですね。
苦労や余計な手間無しに2TB以上のストレージを使えるようになった事が一番のメリットではないかと思っています。
MSIのこのマザーボードのUEFIではUEFI上で動くメモリーテストが便利でした。
これからはUEFIの部分で動くプログラムを付加価値とした製品が登場するのかもしれません。
ベンチマーク
第一世代Intel Core i7-920のPCと比較してみました。
ビデオカードはGTX570にしました。
CPUのクロックの設定は私が普段使っている4.0GHz(BCLK200MHz CPU倍率20倍 CPUコア電圧1.2875V+LLC)と、ターボブースト2.0を無効にした第二世代Intel Core i7-2600に合わせた3.4GHz(BCLK200MHz CPU倍率17倍 CPUコア電圧1.1000+LLC)にしてみました。
FF14 Benchmark
左から LOW / HIGH
2600TB :6506 / 5065
920x20 :7288 / 5296
2600x34:6093 / 5004
920x17 :6449 / 5077
Suoer PI/mod1.5 XS 1M
2600TB 10.220s
920x20 10.170s
2600x34 11.260s
920x17 11.970s
CINEBENCH R10(64Bit)
左から 1 CPU / x CPU / OpenGL Standard
2600TB :6112 / 23252 / 6273
920x20 :5826 / 23320 / 6278
2600x34:5508 / 21637 / 6785
920x17 :4911 / 19537 / 6269
3DMARK11(設定はデフォルト)
左から3DMark Score / Graphics score / Physics Score / Combined Score
2600TB :P5106 / 4714 / 8418 / 5285
920x20 :P5444 / 5048 / 9261 / 5287
2600x34:P5245 / 4938 / 7568 / 5280
920x17 :P5391 / 5050 / 8289 / 5229
3DMARK VANTAGE(設定はデフォルト)
左から SCORE / GPU / CPU
2600TB :P22258.95 / 21820.8 / 23685.75
920x20 :P22560.9 / 21952.67 / 24606.14
2600x34:P21887.49 / 21716.84 / 22415.94
920x17 :P18147.23 / 20118.90 / 14024.11
3DMARK06(設定はデフォルト)
左から3DMARK SCORE / SM2.0 / HDR/SM3.0 / CPU
2600TB :25052 / 9442 / 12432 / 6796
920x20 :25787 / 9726 / 12801 / 6981
2600x34:24001 / 9135 / 11868 / 6460
920x17 :21694 / 8352 / 10590 / 5884
ご覧になればお判りの通り、第二世代Intel Core i7-2600は定格運用の3.4GHzからターボブースト2.0による3.8GHzで第一世代Intel Core i7-920を無理やり4.0GHz常用にしたPCに近い性能を発揮します。
しかもCPUの付属品のCPUクーラーのままで、です。
第一世代Intel Core i7-920をオーバークロック運用する際に必要なある程度のCPU電圧上げに伴う発熱を抑えこむ冷却性能がある別売りのCPUクーラーを購入しようとすると3.5インチハードディスクが購入出来る金額が必要になります。
おそらく第二世代Intel Core i7-2600ターボブースト2.0の倍率を40/40/40/40にオーバークロックすれば第一世代Intel Core i7-920を4GHzにした状態でのスコアを凌駕すると思いますが当然保証は効かなくなりますし、そもそもゲームの実プレイでその差を体感することは出来ないと思います。
省電力性について
今回一番驚いた事でした。
PCを起動してしばらくしたアイドリング状態(インターネットブラウザーを開いている程度の状態)と3DMARK11のConbine TestとOCCTのPSU Testと実際のゲームGTA4の実行中にエコチェッカーで瞬間最大消費電力を測ってみました。
GTA4については消費電力が上昇するように無理やりなプレイをしてみました。
機器の計測誤差もあるでしょうし表示部分を目視で確認しましたので、完璧に正確な消費電力は測れません。
i7-2600 3.4GHz~3.8GHz定格 ターボブースト2.0有効
Idle 64W(920比 30%)
GTA4 284W(920比 60%)
3DMARK11 271W(920比 64%)
OCCT PSU 399W(920比 68%)
i7-920 4GHz BCLK200MHz CPU倍率20倍 ターボブースト無効
Idle 212W
GTA4 472W
3DMARK11 424W
OCCT PSU 584W
i7-2600 3.4GHz ターボブースト2.0無効
Idle 65W(920比 33%)
GTA4 289W(920比 70%)
3DMARK11 275W(920比 71%)
OCCT PSU 387W(920比 77%)
i7-920 3.4GHz BCLK200MHz CPU倍率17倍 ターボブースト無効
Idle 196W
GTA4 410W
3DMARK11 387W
OCCT PSU 502W
たいていの方がPCを使う際、一番その状態で使う時間が多いであろうアイドル状態での消費電力が第一世代のIntel Core i7-920のPCの3分の1に下がった事には大変驚きました。
また3Dアクションゲームのプレイ中でも消費電力は第一世代Intel Core i7-920の3分の2です。
節電節電と五月蝿い昨今におあつらえ向きのCPUだと思います。
ファイナルファンタジーXIVとその他のゲームのプレイ感
ファイナルファンタジーXIVの実プレイですが、解像度を1920x1080のフルHDにし選択できるグラフィックオプションをすべて最高にするとまともにゲームをする事が出来ませんでした。
少し調べてみると当然の事だったようです。
グラフィックオプションをデフォルトよりすこし上げた設定ならばフルHDの解像度で快適にプレイできました。
その他のゲームですが、よくインターネットコミュニティーで重いゲームだと言われているアクションゲームGTA4とファーストパーソンシューティングゲームCrysis2はそれぞれ最高設定で快適にプレイする事が出来ました。
ファーストパーソンシューティングであるCrysis2のマルチプレイで60FPS表示にこだわりたい場合は3段階ある設定のうちの中間に設定をすればほぼ60FPS張り付きでプレイすることが出来ます。
秋葉原TSUKUMO様について
秋葉原最安クラスの低価格・豊富な品揃え・親切な接客・従業員の方のネットメディアに登場する他店のカリスマ店員に勝るとも劣らない深い知識と素晴らしいお店ですので地方の皆さんも秋葉原に観光がてらにPCパーツやBTOパソコンを買いに来るときには是非TSUKUMO本店様・TSUKUMO DOS/V館様・TSUKUMO eX.様・TSUKUMO 12号店様を訪れてみると良いと思います。
少なくとも値段の点で帰宅してから「高かった!損をした!」と後悔することはまず無いと思います。
とくにTSUKUMO本店様とTSUKUMO eX.様のPCケースフロアやTSUKUMO DOS/V館様にある海外製PCゲーム売り場やマウス・キーボード売り場は品揃えも値段の安さから見てもオススメです。
リーダーさん
2011/05/13
Neroさん
2011/05/13
ネイエフさん
2011/05/14
そしてレビューお疲れ様でした!
これだけのスペックで省電力にも優れているというのはいいですね
Neroさん
2011/05/14