第一希望にプライムを選定した理由はH67チップセットと言うことと、GPUがGeForce GTX 570でした。
H67チップセットでは今回のCPUから導入されたCPU内蔵のグラフィック機能が使えます。内蔵グラフィックを使った動画変換支援機能(QSV)を体感してみたかったのです!
そしてGPUの性能が高いということで3D描画に優れています!
こういった理由で今回はプライムを希望し、当選いたしました。
ではレビューを行っていきましょう!
4月23日にデカイ箱がやってきました!プライムPCです♪
流石BTOの老舗メーカーですね!
箱にもしっかり自社ブランドの印字がされていますね!更に箱はPC本体と付属品を入れてぴったりのサイズになるように設計された完全オリジナルサイズでした!今までいくつかのBTOを頼んだことありますが、ここまで計算して箱まで用意された会社は初めてですね!
開けるとキーボードと小物箱がありました。
小物箱の中身はこちら。
ケーブルやマウス、簡易説明書やドライバーディスク等。
PCを殆ど知らない人でも使える程度のマニュアルになっていましたし、PCに詳しい方の為にちゃんとドライバーディスクも入れてくれているので、OSの再インストール等もOKです!この辺ディスクがしっかり付いていると自作PCをやる人間としても安心できますね!
デザインは普通ですね。
ビジネスでもプライベートのゲームマシンとしても、どちらでも大丈夫なオールマイティデザインです。
正面から
そして忘れてはいけないパワーPCの証、エンブレムシール!
フロントIOはこんな感じ。
十分すぎるくらいの装備ですね!
最初からカードリーダー内蔵なので、デジカメのデータのコピー等にも良いですね!
私みたいにいろいろなカードを使う人にも嬉しいマルチリーダーですし!!
また、microSDもアダプターなしで使えるので、スマートフォンを使う方にもいいですね♪
更にフロントにもUSB3.0が搭載されています!まだあまり周辺機器はないですが、今後の拡張性を考えるととてもイイですね!
後ろはこんな感じです。
後ろから見るとケース自体は高価ではないとばれてしまいますが、排熱性に優れたケースみたいなので後ろはあまり見ないこととしますかねw
マザーボードのIO周りです。
H67チップセットマザーボードなので、DVIやVGA端子が付いていますが出荷時はGPUが別途ついているので封印されていますね。
BIOSと言いましょうかUEFI上で設定を変えれば使えるようにもなります。
IEEE1394こそないですが、それ以外は前部入りって感じでしょうかね!
キーボード接続用にPS2が残っているのもかなり嬉しい設計ですし♪
中配線は
かなりスッキリしておりました!
私よりうまくやっていますw
配送の衝撃にもしっかり耐えられるようにしているのはもちろん、排熱もしっかり考えて綺麗にまとめられていました!この辺りは何台も組んでいる方がやっているな!!って感じですね♪
マザーボードの型番は
どうやら日本ではBTO専用な感じですね。
ドライバーやUEFIの更新はおそらくあまり期待できなさそうですね。。。
まぁオーバークロックするわけでもないですし、BTOなので一度うまく組み上がってしまえばあとは問題ないと言われればそこまでですけどねw
では、性能面をみてみましょう!
まずは、このご時世ですので消費電力から!
デスクトップのハイエンドマシンとしてはかなり省エネ傾向ですね!
しかし24時間365日ゲームばっかりしていると部屋の温度はとんでもないことになるのは必至なパワーではありますけどねw
では、ベンチマークを、
Windowsエクスペリエンス
かなり言い数値ですね!特にGPU周りはもう測定の範囲外レベルの性能があるとのことですし!
しかし、プライマリドライブはHDDを搭載しているので5.9で止まってしまいますね。
まぁこのHDDは結構しっかりしていますので特段問題はないかと思います。
FINAL FANTASY XIVベンチマーク
4500以上でヌルヌル快適にプレイできるとのことなので、完全にクリアしていますね!
ちなみにこの結果は1920*1080で行っています。
流石推奨マシン♪
HDDの速度
至って一般的な速度ですね。
しかし、ケースを開けていてもHDDはそこまでうるさくないので、イイ感じでした!
CINEBENCH
GPU&CPU共に最新の技術水準なので結構いい結果出ておりますね。
2004R3
ベンチマークとしては古い基準で行っておりますので、比べるものが少ないかと思いますが古いマシンを買い替えようと考えている方の参考にしていただければと思います。
PassMark
総合得点もまぁまぁですね!
PassMark詳細
PCMARK7
つい先日フリーでベーシックが公開されたのであまり浸透していませんが、GPU周りの性能をくらべる時にはいいかと思います。
では、QSVを使ってみますかね!
しかしここが結構面倒な感じでした。
やり方をしっかり載せようか迷ったのですが、それなりに知識のある人じゃないと痛い目をみるのであえて文字ベースで行います。
ちなみに私はうまく稼働させる方法を理解するまでに5時間近く頭抱えていました。。。
内蔵のGPUのみで使う場合は至って簡単だとは思いますが、後付けGPUがあると難易度が一気に上がる印象です。
基本手順は至って簡単です。
①内蔵GPUを使えるようにする。
②内蔵GPUをプライムモニターとして使う。
③QSV対応のソフトでエンコード。
です。
ぱっと見ると簡単ですね!
情報がまだ少ないので、5時間もかかったと言うのが適切ですかね。
まず①です。
起動時にDeleteを押してUEFIに入ります。
その後、内蔵GPUと後付けGPUを同時に使うために『IGD Multi-Monitor』を有効にします。
これで両方のGPUが同時に使えて、OS側には2つのGPUが付いていると認識します。この設定をすると、背面IOに付いているDVIやVGA・HDMIが使えるようになります。
自作PCでもBTOでもそうだと思いますが、内蔵側のドライバーが最初うまくあたらないと思います。
ここでWindowsUpdateよりドライバーを当ててしまうと残念な結果になります。私はこのドライバーにかなり足を引っ張られました。
必ず最新版、おそらく4月以降にリリースされたものをインテルからダウンロードを試みてください。
このマザーボードが完成した時、およびWindowsUpdateに登録されているドライバーは古くてうまくQSVが使えません!!
②です。
プライムモニター設定するですが、これはマザーボードに付いているIOのDVI・VGA・HDMIのどれかにモニターをつなげなくてはなりません!
UEFI上でプライムにしててもダメみたいです。OSがプライムモニターとして認識することが必要です。
マザーボードIOにモニターが付いていて、そのモニターがプライムになっていないといけません。
③です。
QSVにしっかり対応したソフトはまだ少ないようです。
『TMPGEnc Video Mastering Works 5』がとりあえず対応していたようなので、これで試しました。
①と②の設定がうまく行っていると、
このように『Intel Media SDK Hardware』がエンコーダとして認識します。
後は普通にエンコードするだけです。
CPUとQSVの速度は
となり、QSVが若干速く処理できました!
しかし、速度よりも
っと、CPUの占有率と消費電力をみる限り、明らかにQSVの方が有用であることが分かります。
今回はPT2で録画した10分間の映像をGalaxyS用に変換しました。
また、映像の品質については素人感覚レベルではCPUとさほど変わらない印象ですが、見比べると低ビットレートの時にQSVが若干汚く見えます。
この辺は制御ソフトの調整で何とかなりそうな気もしますが、ほかにQSVにしっかり対応したソフトが見つけられなかったので、他のソフトでは検証していません。
最後に、
かずや。が考えるこのBTOを買う人とは?!
・自作PCはもちろん出来るがBTOの方がパーツの合計より安い
・PCスペックに興味はあるが全て自作する自信がない
といった方です。
今回のこのマシンは自分で作るよりもBTOでオーダーした方がスペック的には安く行けそうな感じなので、自作PCが出来る方でも買うと思います。
そういった方は少し使っているうちにスペックをあげたくなったりするんじゃないですかね?
っといち自作PCユーザーの私は考え、一部パーツを変更しましたw
まずメモリです。
相性問題にもつよい、品質の高いSanMaxメモリーで搭載限界の16GBまでアップグレードしました!
メモリの増設は至って簡単です。刺さっているメモリを全て抜いて、買ってきたメモリを指すだけです!
こんな感じにやっぱり全てのスロットを埋めないとね!
次にメインストレージです!
もちろんインテルSSDを入れないとzigsowユーザーではないですよね♪
それに、今回の箱にはインテルSSDのマスコットキャラクターのナノとピコのシールも入っていましたし!
これを搭載しました!
写真のように固定して電源とSATAケーブルを指せば終わりです。
データ移行はインテルのHPで公開されている『Intel Migration Software』を用いました。
インテルのHPに乗っている手順でインストール&移行はすぐに終わります。
そのほかにもCPUクーラー等気分によって変えてみるのもいいかと思います!
今回クーラーの交換も考えましたが、思いのほか静穏で冷えていたのでOCするわけでもないので見送りました。
では性能をみてみましょう!
まず消費電力ですが+10W程度でした。おそらくメモリを2枚増やしたのでその分かと思います。SSDは殆ど消費電力無いですからね。
次に起動速度など
グラフを見ていただければ一目瞭然でSSDを起動ドライブにすると全ての動作が速くなりますね!
※単位は『秒.フレーム』です。1秒=30フレーム
次にベンチマークなど、
Windowsエクスペリエンス
プライマリドライブのところがグイっ!と上がって全体が7.6とかなりいい成績になりましたね♪
FINAL FANTASY XIVベンチマーク
グラフィック周りに依存が大きいベンチマークなのでそこまで変化はないですね。
SSDの速度
ここは言うまでもなく『インテルSSD最高!』ですね♪
CINEBENCH
CPUとGPUのスコアなので特段変化しないですね。
2004R3
やはり総合ベンチマークなので成績は上がりますね!
PassMark
PassMark詳細
こちらも総合ベンチマークなので成績上が一気に上がりましたね!
このベンチマークではストレージ周りのポイントが高い印象を受けますね。
PCMARK7
こちらも上がりましたね!
QSVを使った動画エンコードは、
こちらも早くなりましたね♪
やはりインテルSSDは素晴らしいですね!
BTOを買ってプチ改造にはもってこいですね♪
総評と考察
BTOの出来の良さに感銘を受けました。
自作PCをやる者として、楽しさを求める時は自作、安定したスペックと性能ならばBTOがよいと認識が変わりました。
そして、遅くなりましたがドスパラ様、インテル様、zigsow様今回このような機会を与えていただき感謝しております。
とても今回のレビューも楽しんで行えて満足しております。
皆様に少しでも新CPU及びその搭載BTOマシンとインテルSSDの素晴らしさを伝えられたら幸いです。
今回のプレミアムレビューのHPです。他の方のレビューも掲載されております。
http://zigsow.jp/review/45/