レビューメディア「ジグソー」

SATA接続ドライブの再利用に....

サブサブPC、■ことShuttle SZ77R5

内部に増設したUSB 2.0ポート。

 

なにに使うかというと...先日、故障3.5インチHDDを引っこ抜き、そのスペースに2.5インチドライブを2枚詰めるアダプター

を噛まして、2.5インチ SATA SSDを2枚積んで同容量の「倉庫」を確保したワケ。

ただこれより光学ドライブが浮いてしまったのだ...SATAポートが足りなくて。

 

換装前(ドライブ4台構成)

・SATA 3.0ポート接続

 0⃣ システムドライブ:1TBのSSD(WD Blue SATA SSD WDS100T2B0A

 1⃣ データドライブ:750GBのHDD(WesternDigital ScorpioBlue WD7500BPVT-R

・SATA 2.0ポート接続

 2⃣ 旧データドライブ:2TBのHDD(Seagate Barracuda 7200 ST2000DM001

 3⃣ 光学ドライブ:SATA 内蔵型ブルーレイディスクドライブ(PIONEER BDR-206BK/WS

 

▼▼▼

 

換装後(ドライブ5台構成)

・SATA 3.0ポート接続

 0⃣ システムドライブ:1TBのSSD(WD Blue SATA SSD WDS100T2B0A)

 1⃣ データドライブ:750GBのHDD(WesternDigital ScorpioBlue WD7500BPVT-R)

・SATA 2.0ポート接続

 2⃣ 追加データドライブ①:1TBのSSD(Crucial CT1000MX500SSD1/JP

 3⃣ 追加データドライブ②:1TBのSSD(WD Blue SATA SSD WDS100T3B0A-EC SA510

未接続

 × 光学ドライブ:SATA 内蔵型ブルーレイディスクドライブ(PIONEER BDR-206BK/WS)

 

という構成になって、SATA接続ドライブが5台になった関係上、SATAポートが4つしかないSZ77R5では光学ドライブが浮いてしまったわけ。

 

そもそも光学ドライブの使用頻度はかなり下がっていたのと、メインPCには光学ドライブがあるので、どうしてもの場合はメインPCで取り込み作業をして内容を移動するとか、光学ドライブ自体を共有ドライブに設定すれば事は足りるとは言うものの、物理的にスペースを占めているものが「積んでいるだけで使えない」という状態なのは精神安定上よろしくない。WD Blue SA510

のレビューの時に「これで従前通りトータル2.75TBのストレージ(起動ドライヴ除く)が確保できたので、■の倉庫改装はここまでということで。」と書いたが、あれはウソだ...ではなく、光学ドライブの復活に関しては、倉庫改装(ストレージ変更)ではないしな、と光学ドライブを使用可能に戻すことにした(詭弁)。

※あと購入店のポイントがあと数日で切れそうになったので、買うものを探していたのもあるw

 

SZ77R5の内部には、SATAポートは4つ(SATA 3.0×2、同 2.0×2)しかないのはどうしようもないので、内部の未使用のUSB 2.0ヘッダからUSB 2.0ポートを「生やす」変換ケーブル

を購入し、SATAドライブのひとつをUSB 2.0変換してつなげてみようと。

 

そこでSATA⇒USB 2.0変換アダプタを購入することにした。

 

当初順当に「一番使用頻度が低く」「規格的にも低速な」光学ドライブをUSB 2.0接続するつもりで、パーツを選定した(これは後に変更を余儀なくされる-後段参照-)。

 

方針決めて購入店のラインアップをあさると....

・別途給電必要なSATAをUSB変換するニーズが減ったのか、パーツ的に選択肢がそもそも狭い

・時代はすっかりSSDで、光学ドライブに必要な初期トルク=電力量を供給できるパーツが少ない

・狭いSZ77R5の内部で使うので後ろに線を出したいが、アダプタ部の形状に難があるものが多い

ということがわかった。

 

さすがに光学ドライブをUSB 2.0の給電機能だけで回すのは厳しそうなので、内部のSATA電源コネクタを使うつもりだが、それがうまくいかなかった際には外部給電したいため、コネクタ部分が電源&信号線一体型タイプのものではなく、電源と信号線は別体タイプが良い。この部分で過半数の商品が対象外になる。また探していて分かったのだが、なぜかコネクタ部でケーブルが90°曲がっているタイプが多く、そのタイプは現物合わせしないで買うのは危険(SATAポートに対して「横に」90°曲げてケーブルが伸びているのがなぜか多いが、SZ77R5は5インチベイ部分はドライブ筐体を挟むようにシャーシのフレームが続いているため、ドライブの側面のみに固定用側板がある通常のATX系のPCケースよりケーブルの取り回しが難しい)。

 

また変換アダプタの構造自体は単純なので、中華製の聞いたこともないメーカー製の安価なものも多いが、実績がなかったり、購入店であまり良い評価がついていないケーブルを買うのは、いくらポイント消化という面があるにしてもバクチが過ぎる。

 

という事で、太古の昔からある光学ドライブのSATA⇔USB 2.0変換が保証されている商品を買うか...と選定したのが、株式会社タイムリーgroovyブランド)のUD-505SA

このパッケージ、懐かしいな...
このパッケージ、懐かしいな...

 

ケーブルを挿し込むだけの簡単なお仕事です
ケーブルを挿し込むだけの簡単なお仕事です

 

HPの方はWin 7以降11までとアップデートされているが、外箱は...。あと光学ドライヴ対応を明記。
光学ドライブ対応を明記。HPはWin7~11対応とアップデートされているが、外箱には...

 

給電力を要求するドライヴのために、直接給電できるACアダプタ付属
給電力を要求するドライブでも動かせるように、直接給電できるACアダプタも付属

 

そして今回のキモとなる、SATA⇔USB 2.0変換ケーブル
そして今回のキモとなる、SATA⇔USB 2.0変換ケーブル

 

10年以上前に、IDE接続も含めた3.5インチHDDをUSB変換するもの(たぶん同社のUD-500SA)を買ったことがあるが、当時の記憶とほぼ変わらない箱に入った商品。

 

なにせ添付されているCDに「Windows 98SE専用ドライバ」が入っている(HP上の製品ページの対応OSはWindows 7以降だが、外箱にはしっかりMeなんて抹殺された懐かしい名前も....←むしろ外箱にはWin10までしか記載がない-HP上でWin11対応が明記-)。

「Windows98SEユーザー専用ドライバー」の記載が泣かせる
「Windows98SEユーザー専用ドライバー」の記載が泣かせる

 

んで、信号線をBDドライヴに接続して、ヘッダから生やしたUSB 2.0ポートに接続、電源はSZ77R5の付属SATA電源ケーブルは本来2ポート×2の4つしかないものの、3.5インチベイに2.5インチドライブ2段積みするオプションアダプタの形状上、電源ポートが奥になるので電源線の向きを変えるために(下記レビュー参照)導入した二股の電源ケーブル

があるので、5口確保できているためそれから供給。

PC内部にUSBポートを作ったのを、こうして利用。
PC内部にUSBポートを作ったのを、こうして利用。

 

PCの電源を入れると、UD-505SAには通電中を示すグリーンLEDが点灯、試しに音楽CDを挿入するためにEjectボタンを....開かンがなw

電源入れるとりぃしは点灯するので、電源供給はされているようだが...
電源入れるとLEDは点灯するので、電源供給はされているようだが...

 

Ejectボタンを押すと、開こうとする音はすれどもトレイは出ず。どうもパイオニア製光学ドライブの鬼門、スピンドルとクランプの固着が起きてるようで、「とじ穴補修シール」案件

っぽい。

 

補修シールは実家もしくは会社だし、近くの店で買ってきて光学ドライブバラして修理して...より早いので、予備PCとして休止中のPC(スリッパPCにする前の前メインPC)から光学ドライブ(PIONEER BDR-206JBK)を引っこ抜いて使用。

 

で、以下の接続に変更したのだが...

・SATA 3.0ポート接続

 0⃣ システムドライブ:1TBのSSD(WD Blue SATA SSD WDS100T2B0A)

 1⃣ データドライブ:750GBのHDD(WesternDigital ScorpioBlue WD7500BPVT-R)

・SATA 2.0ポート接続

 2⃣ 追加データドライブ①:1TBのSSD(Crucial CT1000MX500SSD1/JP)

 3⃣ 追加データドライブ②:1TBのSSD(WD Blue SATA SSD WDS100T3B0A-EC SA510)

・USB 2.0接続

 ▢ 光学ドライブ:SATA 内蔵型ブルーレイディスクドライブ(PIONEER BDR-206JBK)

...今度はトレーは正常に開くものの、「デバイスとドライブ」に光学ドライブが出てこない。

 

帰省時に使っている実家PCは、マルチカードリーダーとドライブレターが競合気味なのか、なにかディスクを入れないと、「デバイスとドライブ」に光学ドライブの表示が表れないので、ものはためしと音楽CDを入れてみたが、それでも表示が出ることはなかった。当然演奏も出来ない。

 

確認してみると、ディスクの管理にもドライブの表示はないし、デバイスマネージャーにも「DVD/CD-ROM ドライブ」がない。つまり認識していない。

接続しているのに光学ドライブが見えない....
接続しているのに光学ドライブが見えない....

 

今回採用したPC M/Bヘッダ⇒USB 2.0ポート引き出しケーブル(USBMBADAPT)と、SATA⇒USB 2.0変換アダプタ(本品:UD-505SA)のいずれかに不良があるかどうかを確認するために、接続ドライブを入れ替えてみた。

・SATA 3.0ポート接続

 0⃣ システムドライブ:1TBのSSD(WD Blue SATA SSD WDS100T2B0A)

 1⃣ 光学ドライブ:SATA 内蔵型ブルーレイディスクドライブ(PIONEER BDR-206JBK)

・SATA 2.0ポート接続

 2⃣ 追加データドライブ①:1TBのSSD(Crucial CT1000MX500SSD1/JP)

 3⃣ 追加データドライブ②:1TBのSSD(WD Blue SATA SSD WDS100T3B0A-EC SA510)

・USB 2.0接続

 ▢ データドライブ:750GBのHDD(WesternDigital ScorpioBlue WD7500BPVT-R)

 ...すると...

 

キタ――(゚∀゚)――!!

 

 

ちゃんと「BD-REドライブ」が見えるようになった。
ちゃんと「BD-REドライブ」が見えるようになった。

 

無事認識。そして、問題なく作動。なぜ、同じ接続方法で、光学ドライブはダメで、HDDなら良いのかわからないが、この組み合わせなら上手くいく。一度光学ドライブを認識させた後は逆接続にしても(戻しても)上手くいくかと戻してみたが、光学ドライブをUSB接続にするとやはりドライブ行方不明。

 

そこで、起動ドライブと光学ドライブを高速なSATA 3.0接続、データドライブ系はSATA SSD 2枚をSATA 2.0接続、HDDがUSB 2.0接続...という、デバイスの速度と接続形式の組み合わせ的には一部もったいない構成になったが、この組み合わせならば全ドライブ使用可能。

※SATA SSDの1枚と光学ドライブの入れ替えはしても、上手くいきそうな気がするが、ドライブの位置関係的に難しく、それをするには全ドライブ積み重ね順序を変えなければならない。またそうなると、2枚のデータ用SSDに速度的優劣をつけることになるし、そもそも現在の使い方ではデータドライブは「仕舞いっぱなし倉庫」に近く、速度の差があまり使用感に直結しないので、そのままで行くことにした。

 

※それまでのSATA 3.0接続から、USB 2.0接続に変更したSATA HHDのCrystalDiskMarkの変化。

【SATA 3.0接続】

5400rpmのHDDとは言え、シーケンシャル系の速度はSATA 3.0と比較すると..
5400rpmのHDDとは言え、このSATA 3.0接続と比較すると..

 

【USB 2.0接続】

Readが1/3、Writeが1/4程度に落ち込む
とくにシーケンシャル系の速度落ち込みが大きく、Readが1/3、Writeが1/4程度になる

 

ま、これでキューブ型PCにSSD×3+HDD×1+光学ドライブが搭載でき、使用できるようになったので、ヨシとするか。

 

これでこのキューブ型PCのストレージ系はベイが最大積載数になったので、どのみちWin11には対応できない■のドライブ変更はここまでということで。

 

フリじゃないからな!w

 

【UD-505SA仕様】
対応OS:Windows 11/10/8.1/8/7/XP(各64/32bit版)/2000/Me/98SE、MacOS X10.26以降、

     USB接続HDD録画に対応したTVやレコーダー、PS4/3、Xbox One、WillUなど
対応ドライブ:SATA接続の SSD、HDD、一部の光学ドライブ(Blu-ray、DVD/CDドライブ)
対応ドライブ端子:シリアルATA(データ端子7ピン、電源端子15ピン)
対応機器:USB A(メス)端子を搭載した、パソコン、TV、レコーダー、ゲーム機(PS3)など。

     USB2.0接続に対応した機器。
接続方式:USB2.0
電源:付属電源アダプタ経由(入力100V、最大出力12V / 2A)
対応環境:温度5~35℃、湿度20~80%(結露なきこと)
本体サイズ(W/D/H) : 約 幅2 x 縦5.8 x 高さ1.1 cm(突起部含まず)

シリアルケーブルケーブル長 : 85 cm

USBケーブルケーブル長 : 87 cm(コネクタ含む)
重量:約 49g(本体のみ)
材質:樹脂
内容物:本体、電源アダプタ、電源ケーブル、シリアルATA用電源15ピン変換アダプタ
    マニュアル (保証書含む)、ファイル復元ソフト「DataRecovery」、

    FAT32フォーマットソフト「FAT32Formater」/Windows98SE専用ドライバCD-ROM

保証期間:1年間

更新: 2024/04/12
有用性

若干相性があるようだが、わかって使えば問題ない

本品の仕様的には光学ドライブ対応のハズの商品だが、今回の組み合わせではHDDは認識するものの、光学ドライブではシステムがドライブ接続を認識できなかった。

 

なぜかはわからないが....

  • 購入金額

    1,982円

  • 購入日

    2024年03月02日

  • 購入場所

    Amazon

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