「Blue Bottle Coffee」は、アメリカ発のコーヒーショップ。
使用するコーヒー豆の生産地域を、国別よりもさらに細かく生産者にまで分類して、生産者と「つながる」ことを大切にした意識高い系?コーヒーショップ。提供されるコーヒーも、バリスタの手で一杯ずつドリップして提供するのはもちろん、注文を受けてから豆をひいて淹れ始めるのが特徴。
Starbucks CoffeeやSeattle's Best Coffeeに比べてアッパーポジョンで、やや高価格だが、こだわりのあるコーヒー通には支持されている。
元々本場アメリカでも、多地域・多店舗展開はしておらず、発祥のカリフォルニア州中心の展開だそうだが、日本でも店舗数は少ない。都市部中心で、全国約30店舗のうち、半分が東京のしかも区内集中、あとは横浜市と関西圏に少し固まってあるほかは、名古屋と福岡、群馬県前橋市に1店舗ずつ、というレアさ。
なかなか地方で飲むことは叶わない。
そんな地方のコーヒー通に向けて、期間限定カフェが開催されることがある。
商業施設のスペースを間借りしたインストアタイプカフェや、BLUE BOTTLE COFFEE TRUCKと呼ばれるキッチントレーラーで全国を回り、Blue Bottle Coffeeの味を地方に届けている。
そんな地域での限定出店の時は、その地域の特産品などとコラボして、限定製品がリリースされることもよくある。
2022年の秋に企画された“BLUE BOTTLE COFFEE TRUCK IN KANAZAWA”でも、エントランスにキッチントレーラーが停められた商業施設=金沢フォーラスの中で「ブルーボトルコーヒー ポップアップストア 金沢フォーラス」が開催され、そこでいくつか石川県にゆかりのものが販売された。
そこで購入したウッドカップ。
ボール紙の箱に商品内容が書かれたシールが貼られているだけのシンプルな外箱
石川県加賀市の山中温泉地区で作られる漆器=山中漆器の我戸幹男商店と、プロダクトデザイナー竹内茂一郎、Blue Bottle Coffeeのコラボで作られたウッドカップ。
我戸幹男商店は、ろくろを使っての漆器を創る木工所で、天然の木目や木肌を大切にして、それを表に出していくスタイルの漆器を生み出している。
竹内茂一郎は福井県出身のフリーランスデザイナーで、Wallpaper誌の「wallpaper DESIGN AWARD 2011」受賞など海外からも注目されているデザイナー。
その2者とBlue Bottle Coffeeがコラボしたコーヒーショップが出すウッドカップは、すごく手になじむ風合いのカップ。
この形、絶妙で手になじむ。両手持ちですっぽりと手の中に入る。
ちょうど両手で包む混むように持てばしっくりと手になじむ大きさで、色はコーヒーを想起させる深い茶色。
しかし、我戸幹男商店らしく、木目はしっかりと、目でも手触りでも確認できて、アーシィなテイスト。
重さも75g程度で軽く、熱も伝わりづらいので、適温のホットコーヒー(not熱湯)を淹れて、両手を温めながら飲むと良い感じのカップ。さすがに高額なので複数は買えなかったけれど、お気に入りの珈琲器具となっています。
【仕様】
品名:合成漆器
サイズ:直径約80mm, 高さ約83mm
容量:約220ml(すりきり)
カップの重量:約76.5g
素材:けやき
塗装:ウレタン塗装
色味:黒
原産国:日本(加賀)
絶妙な大きさと形
両手を内側に緩やかに曲げて、一方をやや下に底を受け目にすると、すっぽりと手の中に入り、とても「馴染み」が良い。
-
購入金額
6,930円
-
購入日
2022年10月23日
-
購入場所
ブルーボトルコーヒー ポップアップストア 金沢フォーラス
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。