レビューメディア「ジグソー」

X58チップセットマザーボードへ導入が最適なSSDですね!

レビューインフィニティ第2弾「ロッコア星」
- ハイスペックパーツ豪華3点セットで最高パフォーマンスのPCを作れ! に選出して頂きました。
zigsowさま、Intelさま、レビュアーへの選出ありがとうございます。


今回は3点の最高峰パーツ
「インテル Core i7-990X プロセッサー エクストリーム・エディション」
「インテル デスクトップ・ボード DX58SO2」
「インテル SSD 510 120GB」
を使用して最高パフォーマンスのPC制作のレビューをさせていただきます。

レビューパーツ毎に掲載ページがあり、このページでは、「インテル SSD 510 120GB」の
レビューを掲載させていただきます。

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「インテル Core i7-990X プロセッサー エクストリーム・エディション」はこちら

「インテル デスクトップ・ボード DX58SO2」はこちら

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今回のレビューでは、最高パフォーマンスマシン構築と言う事ですので、
ゲーミングPCとして、また、動画編集PCとして十分なスペックを持ち、
日常的に使用するメインマシンとして全てのシーンに対応できるPCを
作成するという位置づけで考えました。

レビュー用マシン構築に使うPCパーツと選定理由をご紹介します。
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☆CPU - Core i7-990X(レビューアイテム1)
   X58チップセットで動作する最上級CPUです。
   6コア12スレッドの圧倒的な処理性能と、オーバークロックに
   柔軟な対応が可能な倍率ロックフリー機能が特徴です。

☆マザーボード - DX58SO2(レビューアイテム2)
   Intel製マザーボードの中で、X58チップセットに対応した
   2世代目のモデルになります。
   1世代目のDX58SOは愛用しますが、こちらのモデルから、
    ・メモリスロットの増加 4スロット ⇒ 6スロット
    ・SATA3対応 外部チップの追加
    ・USB3.0対応 外部チップの追加
   の3点が大きな変更点で、最新の他社製モデルに引けを取らない構成です。

・メモリ - SanMax Elpida DDR3-1333 12GB(4GBx3枚組)SET CL9 x2SET
   メモリは相性問題が中々発生しにくいSanMaxメモリの中でも、
   Elpidaチップを搭載した物が一番好みに合ってます。
   オーバークロックモデルではないですが、安心安定のモデルなので、
   トラブルが発生してほしくないメインマシンに積極的に採用です!!
   64bitOS採用で、メモリの最大容量の縛りが緩くなった事から、
   最大搭載枚数まで増設し、大容量メモリを必要とするソフトが
   あった場合でも問題ないように配慮しました。

・グラフィックカード - MSI N590GTX-P3D3GD5
   現時点で最強のパフォーマンスを有するグラフィックカードと言えば
   ゲームとの相性を考えてNVIDIAのGTX 590が最高峰モデルですね♪
   このカードならば、たいていのゲームで最高設定でも快適に動きます!!

☆システムドライブ - SSD 510 120GB(レビューアイテム3)
   今回のレビュー品のSSDです。
   SSDはシステムドライブとして利用する場合、もちろん速度も
   重要ですが、安定性も重要です。
   様々なソフトを入れても十分な容量となる120GBあれば
   ストレスのないシステムが組めそうだと思います

・データドライブ - WD30EZRX x4台
   録画データなどを扱ううえで大容量HDDは必須です。
   今後の事も考えて、現時点で最大の容量である3TBのHDDを
   4台搭載する事により、今後も継続的に安心して使用できる
   マシンを目指しました。

・光学ドライブ - LG電子 BH10NS38
   Blu-rayディスクにまで対応しているドライブの内、
   再生ソフトが3Dに対応していて、手に入りやすいドライブを選びました。
   BDXLに対応する必要がない場合は、この価格帯のモデルで十分です。
   ドライブにこだわりのある方は、ケースが許す限りパイオニア製を
   選ばれるのが良いと思います。

・ケース - CORSAIR CC800DW
   至高のケースといっても差し支えがない、ハイエンド志向のケースです。
   水冷化完全対応を売りにしているケースです。
   一番の特徴はその組み込みのしやすさです。ここまで組み立てやすいケースも
   非常にまれだと思います。
   前面からアクセスできるホットスワップベイがあり、HDD交換もラクラクです。
   今回は、最高のケースに仕上げるために、追加ファンとして、
   信頼できるメーカーであるNoctuaの12cmファンを追加で3個搭載しました。

・電源 - SilverStone SST-ST1200-G
   最高スペックのマシンを構築するのであれば、安定動作の効率のよい電源を
   という思想のもと、1200Wモデルの80+ゴールド対応のモデルと言う事で選択しました。
   このモデルであれば、GTX 590を動かすのに不足は有りませんし、
   単純計算で実際の最大ピークの電力使用時が600W程度とすると、ちょうどこのモデルの
   一番変換効率が良い帯域で使用できると考えて選んでいます。
   もちろん、今後、パーツの拡張により、さらに電力が必要になった場合でも、
   シングルレーン100Aの強力な底力が問題なくサポートしてくれます。

・CPUクーラー - PROLIMA TECH GENESIS
   安定動作を求める際に、出来るだけ効率のよい冷却をと考えた場合、
   CPU付属のクーラーでも動作はするのですが、サイドフロータイプだった為、
   CPU周辺の冷却が多少不足気味ではないかと想定しました。
   このクーラーならば、サイドフローかつトップフローなので、CPU周りや
   メモリを冷却しつつ安定動作を提供してくれる事を想定し導入しました。
   FANには同社製のBLUE VORTEX14を搭載しました。

・OS - Windows 7 Ultimate 64bit版
   最新OSの中で一番上位のエディションです。
   最強マシンを構築する為には、一番柔軟性の高いこのエディションを選びました。
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上記の構成でマシンを構築していますが、いかがでしょうか?
多分に趣味も反映した構成ではありますが、安定性を重視した構成で検討しています。
最強はスペックだけではなく、組み立て後の運用やメンテナンス、今後さらに
拡張する事も含めて使い勝手の良い構成で組み立てています。

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☆☆☆☆☆第1幕 : Intel SSD 510 120GBの基礎スペック計測 ☆☆☆☆☆

Intel SSD 510シリーズは、SATA3対応の最新のSSDのジャンルに分類されます。
今回レビューさせていただくSSDは、SSD 510シリーズの120GB版のSSDである
「SSDSC2MH120A2K5」です。


発売当初のプロダクトコードは「SSDSC2MH120A2C」でしたので、
ファームアップデート等の仕様変更による差でしょうね。



付属物はこのSSDだけ買えば増設可能という仕様になっています。
----内容物----
SSD本体 x1
マニュアル x1
ガイドCD x1
3.5インチマウンタ x1
ペリフェラル→SATA変換ケーブル x1
SATA3対応SATAケーブル x1
ステッカー x1
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初めてSSDを導入する方でも問題なく導入できるように
ケーブルやマウンタ一式を付けてくれるのはとてもありがたいです。

さっそくレビューマシンに組み込んで計測してみましょう。

データドライブとしてSATA2環境で利用した場合の測定結果はこのようになります。




ランダム計測も0Fill計測の場合でも、計測結果に大きな差は有りませんね。
どの様な状況でも、一定の性能を出せると言う証拠だと思います。

さらに、SATA3ポートに接続した場合には、下記の通り速度がアップします!!




シーケンシャルリードで約100MB/sの速度UPが大きいですね。
リード系はほぼ変わりないか、大幅UPとなっていますが、
ライト系はSATA3にしてもほとんど変わりないですね。
4Kが落ち込んでいるのが気になりますが、ここはMarvellチップセットの性能か
ドライバ相性でこのような結果になっていると推測されます。

リード系の公称値には届いていませんが、シーケンシャルライト等が
ほぼ公称値に近い値を出せているので、この環境にあったSSDであると言えると思います。

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☆☆☆☆☆第2幕 : システムディスクとして利用した場合の測定結果 ☆☆☆☆☆

マシンインストールの際には、SATA3ポートの場合、Marvellのドライバが
OSのディスクに入っていないので、SATA2ポートに接続してインストールしました。

まずは、SATA2環境でシステム(OS)ディスクとして使用した場合の計測結果です。




ランダムで計測した場合でも、0Fillでの連続データで計測した場合でも
大きく差のない結果となっていますね。

唯一シーケンシャルの書き込みが0Fillの際に10MB/sアップしていますが、
誤差の範疇といってよいと思います。

ドライバをインストールしてMarvellのSATA3環境に接続した場合の
測定結果は下記の通りです。





SATA3環境へ移行するとシーケンシャルリード等の読み込みの速度UPが大きいですね。
逆にライト系は大きくは変わっていないという印象です。

リードがアップしてライトが変わらずという状況で、公称値のライトの
値には近い値が出ているので、Marvell環境ではライトはほぼ全開に
性能が発揮できている模様ですね。

逆に、リードに関しては、若干のUPはある物の、公称値からは
まだ低い値となっているので、ネイティブなSATA3環境でないと
速度が発揮できないようですね。

ただ、公称値から速度が・・・とは言っていますが、実際にOSをインストールし、
実働させて見た限りでは、とても快適で、少なくともX58チップセット環境への
システムディスクとして導入するSSDとしては、最適だと言えますね。

なお、OSディスクとして利用する場合には、Intel製の
Solid-State Drive ToolBoxというツールを使用して、
システムをチェックしておくとSSDの寿命にかかわる書き込み回数について、
システム側の細かい書き込みを抑制して延命できたりします。



システムディスクの利用ポートがMarvellのポートかつ使用ドライバが
Marvell製と言う状態の場合は、下記のようにエラーがでてチューニング出来ません。



ドライバがIntel製のポートか、Windows純正の場合は、問題なく設定できます。




Superfetch/Prefetchの個所は是非ともWindows側の機能を無効化するように
設定したい項目ですね!
システムディスクの場合、さらに定期的にメンテナンスをするように設定する
項目が出てきますので、継続的にSSDの性能を維持できるように設定を
行った方が良いと思います。


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☆☆☆☆☆第3幕 : RAIDを構築して高速化してみた場合 ☆☆☆☆☆

SATA3環境で本当の性能が発揮できるSSDと言う事が計測結果から分かりましたが、
RAIDを構築してみた場合はどの様なスペックを発揮するSSDであるか確認してみました。

DX58SO2のMarvellチップのSATA3ポートはRAID 0構築が出来るので、こちらで
RAID 0を構築してみます。



Stripe Sizeが32Kか64Kしか選べないのが厳しいですね。
高速なディスクなのでもう少し大きな値(128Kぐらい)で設定したいです。

速度を計測してみると・・・




ランダム計測、0Fill計測ともに、シーケンシャル、512K、4KQD32は微増、
4Kが減と言うところですね。

これは2台つなげてRAID 0を構築して本来の速度を出す環境が
Marvellのチップセットでは無理だったと言う事でしょうね。

これは、RAIDするチップではなく、あくまで単体のSSDを1本繋げる事を
目的とした方が良さそうですね。

では、外部ハードとして、専用のRAIDカードを導入した場合は
どこまで性能が出せるのでしょうか。

今回は、SATA3にネイティブに対応したHigh Point社製のRocketRAID 2720を
用意しました。
が、残念ながら、RAIDカードとDX58SO2に相性問題が発生し、動作させる事が出来なかったので、
代わりに、Rampage III ExtremeにCore i7 980Xを搭載した環境で計測してみました。




ストライピングのセクターサイズが512Bしか選べないのが
このカードの難点ですね。
接続ドライブ台数によって変わるみたいですが、今回2台なのでこの構成です。

データディスクとしての利用で測定してみました。



シーケンシャルは素直にほぼ2倍の速度が出ています!!
4Kは無理でしたが、それ以外のライトは素直に倍の速度が出ているのが
感動的ですね~!!

リードは、4K、4KQD32が下がってしまったのは残念ですが、
シーケンシャルリードは圧倒的ですね。
おそらく落ち込んだところはドライブのフォーマット時の設定で
もっと改善できると思うので、構築する際には、多少の調整を検討要です!!
(今後の検討課題として取り組みます!)

このSSDはRAID構築時でも素直に速度が反映される、良いSSDですね。
どんな環境でも使えるSSDだと思います。


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★★★★★ 総括 ★★★★★

レビューを読了いただき、ありがとうございます。
「インテル SSD 510 120GB」は、どの様な場合でも一定の速度を
発揮できるオールマイティータイプのSSDである事がわかりました。

速度に特化したSSDではなく、汎用性の高いSSDは、初導入の方でも
安心してお勧めできますね!!

SSD用のツールも専用の物が提供されているのもポイントです♪

安心して高速化が図れるSSDとして、システムドライブへの導入は
このSSDにお任せです。
特にX58チップセットでネイティブにSATA3をサポートしていない環境でも
十分なスペックが発揮できる点はハイエンドユーザーとしては
非常に魅力的です。

RAIDを構築しても素直に速度が出るSSDなので、RAIDカード側のスペックが
良ければ、かなり性能を伸ばせると思います。


今回のレビューであるzigsowプレミアムレビュー
「レビューインフィニティ第2弾「ロッコア星」」 のメインページは
以下のアドレスです。
他のzigsowユーザーの方の切り口が違うレビューが掲載されていますので、
ぜひぜひご覧になって下さい!!
http://zigsow.jp/com/intel/review/infinity02/

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コメント (6)

  • リンさん

    2011/08/20

    自分と違い内容の濃いレビューにビックリしました。
    RAIDのパラメーターにStripe Sizeとかあるんですね。
    自分はそこら辺から勉強しないと駄目です><
    文句なしのCoolです。
  • garpさん

    2011/08/20

    リンさま
    ありがとうございます。
    色々と測定してみたら結構内容が増えてしましましたw
  • 4453さん

    2011/08/21

    レビューお疲れ様です!

    RAIDの結果ですが、ロスの少ないスコアが出てますね。

    RAIDを組む場合、RAIDカードの選択とかストライピング
    単位の最適化とか、使い手のRAID運用にかける本気度
    が物を言うような気がしますw

    本気でRAID運用する気が無い人は、RAIDカードの性能
    がドライブに負けてる構成とかを平気で組みますしねw

    そういう意味でも、garpさんのレビューは素晴らしいと
    思います!

    990Xのレビューも楽しみにしてますよ~。
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