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Intel SSD510 120GB プレミアムレビュー

ジグソープレミアムレビュー レビューインフィニティ第2弾「ロッコア星」レビューアーへご選出頂き、まことにありがとうございます。では、Intel SSD 510 120GBのレビューをさせて頂きます!
Intel SSD510 120GB
Intel SSD510 120GB

Intel SSD 510シリーズは、SATA6Gbpsに対応するMLCのSSDである。
ロッコア企画ではIntel最強トリオとして、このSSDがセットでついてきた。

X25-MシリーズはIntel自社開発のメモリーコントローラーが搭載されており、シーケンシャルリードとランダム性能で人気を博していたが、本製品はどんなSSDに仕上がっているのか。レビューしてみたいと思う。

[ スペック ]
・転送速度
Read:450MB/s、Write:210MB/s

・Random 4k IOPS
Read:20000IOPS、Write:5000

・インタフェース
SATA 6.0Gbps


[ PC構成 ]
検証構成1
CPU :Intel Core i7-990X Extreme Edition
CPUクーラー :TrueBlack 120
マザーボード :Intel DX58SO2
メモリー :G.Skill F3-16000CL6T-6GBPID
VGA :EVGA GTX580 CALL OF DUTY BLACK OPS
SSD :Intel SSD 510 120GB
電源 :Silver Stone SST-ST1000-P
OS :Windows 7 Enterprise SP1 64bit
ケース :CoolerMaster Test Bench V1.0

検証構成2
CPU :Intel Core i7-2600K #6
CPUクーラー :TrueBlack 120
マザーボード :MaximusIV GENE-Z
メモリー :Carsair CMT6GX3M3A2000C8
VGA :なし
SSD :Intel SSD 510 120GB
Crucial C300 64GB
電源 :Silver Stone SST-ST1000-P
OS :Windows 7 Enterprise SP1 64bit
ケース :CoolerMaster Test Bench V1.0

[ 速度比較 ]
はじめに「Intel DX58SO2」によるシステムで検証を開始した
SATA2.0とSATA6GbpsにてCrystalMarkを用いて速度比較を行なってみた。
Intel SSD510 SATA2.0接続
Intel SSD510 SATA2.0接続

Intel SSD510 SATA3.0接続
Intel SSD510 SATA3.0接続


CrystalMarkの測定結果では、「Intel DX58SO2」のSATA6Gbpsに接続した場合に全体的に速度が遅くなるという結果となった。




「Intel DX58SO2」のレビューの時にC300 64GBにて検証を行なったが、そちらの場合は、ランダムとライト速度が遅いもののシーケンシャルリードは速度が出ていたと思う。

C300 64GB SATA3.0接続
C300 64GB SATA3.0接続


※このテストの時はCrystalDiskMarkの1000MBで検証しておりました。
SSDでは、HDDと違い読み書きの容量で速度差が出ることはほとんどないので、比較として掲載しました。

次は、「Intel DX58SO2」システムでのHD Tuneでの計測結果だ。
SATA2.0とSATA6Gbps接続の比較では、全体的に後者の方が高い値となっている。
しかし、それでも公称値には程遠い結果となった。
 DX58SO2_Intel SSD510 SATA2.0接続
DX58SO2_Intel SSD510 SATA2.0接続

DX58SO2_Intel SSD510 SATA3.0接続
DX58SO2_Intel SSD510 SATA3.0接続


C300もIntel510も採用されているメモリーコントローラーはMarvell製のコントローラーのはずだ。
僕の私見だが、今回の測定の結果から「Intel SSD510」と「Intel DX58SO2」は、相性が悪いのではないかと思う。

では、次に比較用にZ68とCore i7 2600Kを用いた検証結果だ。
「Intel DX58SO2」と「MaximusIV GENE-Z」にて比較してみたいと思う。
 DX58SO2 Intel SSD510 SATA3.0接続
DX58SO2 Intel SSD510 SATA3.0接続

R4GZ Intel SSD510 SATA3.0接続
R4GZ Intel SSD510 SATA3.0接続


MaximusIV GENE-Z(以下M4GZ)を用いてZ68環境でSATA6Gbps接続のテストを試してみた。
比較結果は、M4GZの方が圧倒的に速いという結果に、さらにM4GZでも公称値の速度に達していないことがわかる。

理由は不明だがIntel 510シリーズは環境依存度が高いのではないかと推測する。

次は、M4G-Zを用いてC300との速度比較を行なった。
M4GZ Intel SSD510 SATA3.0接続
M4GZ Intel SSD510 SATA3.0接続

M4GZ C300 SATA3.0接続
M4GZ C300 SATA3.0接続


結果、シーケンシャルライトの値は圧倒的ではあるが、ランダムはかなり落ち込むということになった。
とはいえ、C300とIntel510が体感でわかるほど差があるかと言うとはっきりいってないと言える。

★総評★
環境に対する依存度で、速度に差がかなりでるSSDという印象だ。今後のファームウェアで改善を期待したい所だ。
最新のZ68環境では概ね速度性能に問題はないだろうか。
加えて、ランダムの速度が遅いというデータもあるが、システム用としてOSを組み込んだ場合に、体感レベルで遅いと感じることはなかったことをお知らせする。

また、プチフリーズなども発生することはなかった。

まとめると
Z68環境があり、SATA6Gbps環境のある人ならば、性能面、安定性、メーカーの信頼度を考慮すると有力な選択肢になるのではないかと思う。
本製品は容量も120GBと十分であり、ゲームやさまざなデータを入れても不足することはないだろう。

29人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (10)

  • 退会したユーザーさん

    2011/08/14

    詳細なレビュー、お疲れ様でした!
    C300を持っている自分には、とてもタメになるレビューです!


    120GBあれば、起動&データにも最適ですね!
    やっぱりSATA 6Gbps環境イイですね!
  • いぐなっちさん

    2011/08/14

    レビューお疲れ様です。
    ランダムシークが320シリーズよりちょっと遅いのが意外でした。
    マーベルコントローラの影響でしょうか。
  • つくもさん

    2011/08/14

    zigzsowzさん

    コメントありがとうございます^^
    はい、SATA6Gbps環境で使用する速さを例えるとアクセル踏んだ時の加速の伸びがスムーズといいましょうか、気持ちいいくらいぬるっとOSやソフトが起動してくるという印象です^^
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