レビューメディア「ジグソー」

速さこそが有能、それがCPUの基本法則! インテル・グッド・スピィィィィード!

レビューインフィニティ第2弾「ロッコア星」
- ハイスペックパーツ豪華3点セットで最高パフォーマンスのPCを作れ! に選出して頂きました。
zigsowさま、Intelさま、レビュアーへの選出ありがとうございます。


今回は3点の最高峰パーツ
「インテル Core i7-990X プロセッサー エクストリーム・エディション」
「インテル デスクトップ・ボード DX58SO2」
「インテル SSD 510 120GB」
を使用して最高パフォーマンスのPC制作のレビューをさせていただきます。

レビューパーツ毎に掲載ページがあり、このページでは、
「インテル Core i7-990X プロセッサー エクストリーム・エディション」のレビューを掲載させていただきます。

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「インテル デスクトップ・ボード DX58SO2」はこちら

「インテル SSD 510 120GB」はこちら

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今回のレビューでは、最高パフォーマンスマシン構築と言う事ですので、
ゲーミングPCとして、また、動画編集PCとして十分なスペックを持ち、
日常的に使用するメインマシンとして全てのシーンに対応できるPCを
作成するという位置づけで考えました。

レビュー用マシン構築に使うPCパーツと選定理由をご紹介します。
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☆CPU - Core i7-990X(レビューアイテム1)
  X58チップセットで動作する最上級CPUです。
  6コア12スレッドの圧倒的な処理性能と、オーバークロックに
  柔軟な対応が可能な倍率ロックフリー機能が特徴です。

☆マザーボード - DX58SO2(レビューアイテム2)
  Intel製マザーボードの中で、X58チップセットに対応した
  2世代目のモデルになります。
  1世代目のDX58SOは愛用しますが、こちらのモデルから、
  ・メモリスロットの増加 4スロット ⇒ 6スロット
  ・SATA3対応 外部チップの追加
  ・USB3.0対応 外部チップの追加
  の3点が大きな変更点で、最新の他社製モデルに引けを取らない構成です。

・メモリ - SanMax Elpida DDR3-1333 12GB(4GBx3枚組)SET CL9 x2SET
  メモリは相性問題が中々発生しにくいSanMaxメモリの中でも、
  Elpidaチップを搭載した物が一番好みに合ってます。
  オーバークロックモデルではないですが、安心安定のモデルなので、
  トラブルが発生してほしくないメインマシンに積極的に採用です!!
  64bitOS採用で、メモリの最大容量の縛りが緩くなった事から、
  最大搭載枚数まで増設し、大容量メモリを必要とするソフトが
  あった場合でも問題ないように配慮しました。

・グラフィックカード - MSI N590GTX-P3D3GD5
  現時点で最強のパフォーマンスを有するグラフィックカードと言えば
  ゲームとの相性を考えてNVIDIAのGTX 590が最高峰モデルですね♪
  このカードならば、たいていのゲームで最高設定でも快適に動きます!!

☆システムドライブ - SSD 510 120GB(レビューアイテム3)
  今回のレビュー品のSSDです。
  SSDはシステムドライブとして利用する場合、もちろん速度も
  重要ですが、安定性も重要です。
  様々なソフトを入れても十分な容量となる120GBあれば
  ストレスのないシステムが組めそうだと思います

・データドライブ - WD30EZRX x4台
  録画データなどを扱ううえで大容量HDDは必須です。
  今後の事も考えて、現時点で最大の容量である3TBのHDDを
  4台搭載する事により、今後も継続的に安心して使用できる
  マシンを目指しました。

・光学ドライブ - LG電子 BH10NS38
  Blu-rayディスクにまで対応しているドライブの内、
  再生ソフトが3Dに対応していて、手に入りやすいドライブを選びました。
  BDXLに対応する必要がない場合は、この価格帯のモデルで十分です。
  ドライブにこだわりのある方は、ケースが許す限りパイオニア製を
  選ばれるのが良いと思います。

・ケース - CORSAIR CC800DW
  至高のケースといっても差し支えがない、ハイエンド志向のケースです。
  水冷化完全対応を売りにしているケースです。
  一番の特徴はその組み込みのしやすさです。ここまで組み立てやすいケースも
  非常にまれだと思います。
  前面からアクセスできるホットスワップベイがあり、HDD交換もラクラクです。
  今回は、最高のケースに仕上げるために、追加ファンとして、
  信頼できるメーカーであるNoctuaの12cmファンを追加で3個搭載しました。

・電源 - SilverStone SST-ST1200-G
  最高スペックのマシンを構築するのであれば、安定動作の効率のよい電源を
  という思想のもと、1200Wモデルの80+ゴールド対応のモデルと言う事で選択しました。
  このモデルであれば、GTX 590を動かすのに不足は有りませんし、
  単純計算で実際の最大ピークの電力使用時が600W程度とすると、ちょうどこのモデルの
  一番変換効率が良い帯域で使用できると考えて選んでいます。
  もちろん、今後、パーツの拡張により、さらに電力が必要になった場合でも、
  シングルレーン100Aの強力な底力が問題なくサポートしてくれます。

・CPUクーラー - PROLIMA TECH GENESIS
  安定動作を求める際に、出来るだけ効率のよい冷却をと考えた場合、
  付属のCPUクーラーでも動作はするのですが、サイドフロータイプだった為、
  CPU周辺の冷却が多少不足気味ではないかと想定しました。
  このクーラーならば、サイドフローかつトップフローなので、CPU周りや
  メモリを冷却しつつ安定動作を提供してくれる事を想定し導入しました。
  FANには同社製のBLUE VORTEX14を搭載しました。

・OS - Windows 7 Ultimate 64bit版
  最新OSの中で一番上位のエディションです。
  最強マシンを構築する為には、一番柔軟性の高いこのエディションを選びました。

上記の構成でマシンを構築していますが、いかがでしょうか?
多分に趣味も反映した構成ではありますが、安定性を重視した構成で検討しています。
最強はスペックだけではなく、組み立て後の運用やメンテナンス、今後さらに
拡張する事も含めて使い勝手の良い構成で組み立てています。

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☆☆☆☆☆第1幕 : Core i7 990X Extreme Edition 概要 ☆☆☆☆☆

Core i7 990X Extreme Editionは、IntelのX58チップセットマザーボードで
動作するCPUの中で、最高峰のCPUです。


X58チップセットは、現状の民生用向けのIntelチップセットの中で
一番上位に位置するチップセットです。
対応CPUの中でもCore i7 990Xは、最高の性能を持つエンスージアスト向けの
性能を一番求める方用のCPUと言う立ち位置になります。

現時点でこのハイエンドモデルの中でも上位に位置するCPUだけが
6コアのCPUとして、そしてハイパー・スレッディング・テクノロジー対応で
12スレッドが実現できるCPUとして君臨しています。

また、X58チップセットとのQPIのLinkSpeedが6.4GT/sを選択できるのも
ハイエンドモデルのみとなっています。

-------------性能概要-------------
コア数    : 6個
スレッド数  : 12スレッド (※HTTを有効の場合)
定格クロック : 3.46GHz
ターボブースト時最大クロック : 3.73GHz
L3キャッシュ : 12MB
QPI Speed   : 6.4GT/s
TDP      : 130W
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ターボブースト時に3.7GHzオーバーで処理性能は圧倒的ですね♪

製品をパッケージから取り出しますと・・・


デカッ!!
半端なく大きいですよ、コレ!!


それもそのはず、このハイエンド帯の970~990のモデルのみ、
この大きなサイドフロータイプのCPUクーラーがついてます!!

グリスも2個ついてるので、失敗を恐れないで使用する事が出来ますね。


付属CPUクーラーのFANですが・・・
12V 0.80Aの物ですね。
ココのA数が違う物があり、その値でCPUが低電圧モデルとして判定された
物であるるとか、高発熱タイプの判定をされた物という都市伝説がありますが・・・
信じていません(笑)


きちんとi7-990Xと刻印が打たれていますね♪
CPUのS-specはSLBVZですね。
(※スペックナンバーで調べればそのCPUの詳細な仕様がわかります。
  製造中に仕様に変更があれば、このNoが変わります。)
今回の個体は3045A714というロットです。

DX58SO2マザーボードレビュー(こちら)の通り組み上げて、
スペック計測を行います!

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☆☆☆☆☆第2幕 : 果たしてその性能は・・・ ☆☆☆☆☆

各種ツールを使用して、CPUの性能を見ていきたいと思います。

~~~~~~~~~~~ CPU-Z ~~~~~~~~~~~
CPU情報を見る定番のCPU-Zで詳細を見てみましょう。

アイドル時の状態です。
Core Voltageが0.976Vで、倍率12倍動作の1.6GHzで動いています。

全Coreに負荷のかかるプログラムを動作させますと・・・

Core Voltageが1.232Vで、倍率27倍動作の3.6GHzで動いていますね。
この状態だと、ターボブーストが動作していますね。
TDPがマザーボードの設定上130Wで設定しておりますので、
この範囲内と判断されて、6Core時の設定である27倍動作をしています。
2Coreもしくは1Coreだけに負荷をかける動作をさせれば、
28倍の3.73GHzで動作します。

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~~~ Windows 7 エクスペリエンス インデックス ~~~

Windows 7には現状のマシンスペックを相対的に性能を数値化できる
エクスペリエンスインデックス機能があります。

全ての数値を満遍なく満点に近い数値を取れることで、
相対的にスペックの高いPCと判断します。

今回のマシン構成では、下記の判定となりました!!


ほぼ満点の7.9に近い数値となっております♪

プロセッサは、相当クロック数を上げないと7.9にはなれないみたいなので、
7.8が取れたことで最上級のスペックを持っていると言って過言ではないでしょう。

プライマリハードディスクもSSDのRAID等を構築すれば7.9になるみたいですが、
単騎で7.8まで行くとは非常に嬉しい結果です。

ハイエンドにかかわらず、良いマシンを作るにあたって、
マシンのバランスが重要だと考えていますが、
今回はほぼ全てにわたり最高スペックと判定されており、
どれかの数値だけ飛びぬけて低いという事がないので、
PCの構成的に成功していると考えます!!

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~~~~~~~~ Super PI mod1.5 XS ~~~~~~~~~

π(円周率)の計算を行い、指定量のデータまで計算完了する時間を、
1秒以下まで計測されます。
CPUの性能UPに伴い、どんどん高速なタイムを出す事が出来ます。
ウルトラハイエンド最高峰のCPUの性能を確認してみましょう。


かなり早いと思います・・・と言っても比較対象が無いと
何ともいいにくいので、過去に取得したデータと比較してみます。

同じLGA1366のCore i7 920とCore i7 980Xの比較になります。



Core i7 920と比較すると、約120%~130%性能と言う事ですね!
Core i7 980Xとの比較においても、全ての計算値にて100%以上の
結果が出ていますので、きちんと性能UPしている事がわかります♪



グラフ化してみると、980Xと990Xは相似形のグラフですが、
最終的には980Xの方が遅いと言う形ですね。
920と比べると、差は非常に大きいです。

1コアでこれだけ差が出ると言う事は、マルチコア対応のソフトだと
かなり性能UPが見込まれると言う事ですね!!

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~~~~~~~~~ CINEBENCH R11.5 ~~~~~~~~~

CINEBENCH R11.5は定番の描画系のベンチマークソフトです。

Core i7 990Xで性能を確認してみます。



CPU性能をメインで見てみると、Core i7 920とは段違いの性能ですね。
コア数が多い事が有利に働いています。
Core i7 980Xと比較すると・・・きちんと性能UPしてますね。
最強のCPUは伊達じゃありません!!

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~~~~~~~~ Futuremark 3DMark06 ~~~~~~~~

3DMark06 Build 1.2.0(including 1901 update)でベンチした結果です。



GPUの性能のおかげでかなりいいスコアが出てると思います。
CPU Scoreの項目は7407ですね♪

Core i7 980Xの場合だと、7251前後の数値でしたので、
CPU性能UPは間違いないです。

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~~~~~~~ Futuremark 3DMark VANTAGE ~~~~~~~

3DMark Vantage Build 1.0.2でベンチマークを取得しました。

このソフトはDirectX10以降専用のソフトなので、
最新のゲームを動作させる場合の有効な指標と考えています。

Performance(画面サイズ:1280x1024ドット:ミドルクラスPCを想定)の実行結果です。


Extreme(画面サイズ1920x1200ドット:ハイエンドPCを想定)の実行結果です。


よし!!
Extremeで初めて2万オーバー達成だ♪

Core i7 980Xの時ですと、CPUスコアが67500前後だったので、
CPU性能がUPしたおかげで大台を超える事が出来ました。

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~~~~~~~~ Futuremark 3Dmark 11 ~~~~~~~~
3DMark 11は最新のベンチマークソフトです。

DirectX11対応のベンチマークソフトで、非常に性能を要求する
ベンチマークソフトに仕上がっており、Extremeの計測ですと、
非常に高性能のPCでもサクサク動作させる事は現時点では困難です。

Performanceでの測定結果


Extremeでの測定結果


ぬぬぬ・・・Extremeで3000越えは、オーバークロックでもしないと
届きそうにないですね。
描画画面見てましたが、やはり、3Dの描写が重いところは
カクついていました。

Core i7 980Xの場合だとX2500台だったのでCPUが変わっただけで
200もスコアアップしてるのが印象的です。

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どのベンチマーク結果をとっても、最高のスペックを求める人にとって
良い結果をもたらしてくれるのは間違いないと思いますね♪
流石最上級のCPUです。

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☆☆☆☆☆第3幕 : オーバークロックへの道 ☆☆☆☆☆

Core i7 990Xを搭載しているのならば、必ずと言っていいほど気になる
オーバークロックを実施してみましょう。

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注意:オーバークロックは諸刃の剣です。定格運用以外の動作をさせた場合、
メーカー動作保証外とはり保障は無くなりますし、場合によっては
CPUやマザーボード、その他のパーツが故障する場合もあります。
また、パーツ自体の寿命も短くなる傾向があるので、
安全・安定を望まれる方にはお勧めすることは出来ません。
最近の雑誌ではオーバークロックが安全かつ非常に簡単であると
誤解を生むような記事が多いですが、リスクを十分に理解した上で、
リターンを求める方のみ実施してよい使い方です。
このレビューを読んで行った行為によって、仮に損害が発生しても
garpおよび、zigsow、Intel、使用パーツの各メーカーはその責を負いません。
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通常のオーバークロックであれば、昇圧して、クロックを上げる方向に
行きますが、今回は、電力需要がひっ迫してますので、省電力に向けて
CPUの性能を落とすことなく、動作マージンとしてかけられている電圧を
削る方向のオーバークロックを実施してみます。

思想としては、最高クロックスピード=同じコア電圧でも下位CPUより
仕事効率高いと言う事なので、コア電圧を下げつつも、スペックを維持したまま
使う事が出来るのではないかという想定に基づいています。

今回調整するのは3つのポイントです。

①CPUの性能を維持したままで電圧を下げる!
②メモリの性能UPを設定したまま、通常動作より電圧を下げる!
③GPUの性能を維持したまま、動作限界まで電圧を下げる!

まずはCPUから・・・となりそうですが、
状況の切り分けを簡単にするために、メモリ⇒CPU⇒GPUの
順番で作業をしていきます。

☆☆☆ メモリのオーバークロック!! ☆☆☆
DX58SO2でのDDR3メモリのデフォルト動作周波数は1333MHzです。


定格で設定されているメモリ電圧は1.5125Vとなっています。

まずは、この状態で、memtest86+にてメモリエラーが発生しないか
チェックしてみます。



2passはOKですので、問題ないと判断しました。

今回使用するメモリはSanMax Elpidaチップのメモリなので、
底力としては、かなりの性能を秘めていると(希望的観測で)思ってます。

では、電圧を変更せずに、DDR3-1600の速度で動作させて場合を
確認してみます。
メモリのCLは変更せず、コマンドレートを2T、tWCLを8で設定し、
memtest86+を実行しました。



うむ!!
楽勝で通ってるみたいです。
これで、この1600MHzクロックでの定格電圧動作は、確認できました。
後は、少しづつ、Memory Voltageを下げて、同様にmemtest86+が
パスできる範囲を探っていきます。

最近発売されるようになってきた、1.35Vのメモリがありますので、
このレベルで動作できるか確認したところ・・・OKでした♪

当初の目標では、このラインに到達出来れば御の字かなと思ってたので
簡単にパス出来てしまった事に驚いてます。

さらに電圧を下げていくと・・・1.250Vまではmemtest86+が通る事が
確認できました!!

この結果を本採用にするには、他のプログラムでの動作確認が必要ですが、
ここまで落とせるとは思っていなかったので、目から鱗ですね~♪
実際にやってみると非常に楽しく、目標がサクサクパス出来たので嬉しいです。

実動作レベルの確認として、
①prime95を25分程度動作(1計算が終わるぐらい)出来る事。
 (フルにコアを使う動画編集を想定)
②3DMark11のExtremeを完了できる事。(ゲーミングPCを想定)
がパス出来る事を指標として、確認しました。

残念ながら・・・
1.2500V ・・・prime95試験がNG
1.2750V ・・・prime95試験がNG
1.3000V ・・・試験OKOK!!
と言う感じでしたので、実働可能な範囲としては、1.3000Vが
適正であると判断しました。

オーバークロックした上で、ここまで電圧が落とせれば、
十分な性能を有していると言って問題ないと思います。

☆☆☆ CPUの電圧調整!! ☆☆☆

CPUの電圧調整ですが、基本のスタンダードな設定で、CPUが
フルに動作した場合、1.232Vの電圧がかかっています。


マザーボードの設定を確認すると一定の電圧をかけ続けるモードが
有りますが、こちらは選択せず、Dnnamicというリファレンスに
何Vを設定して動作調整するモードを選択して設定します。

もちろんVR Droopはがっつり落とすHigh V-droopを選択しています。

基本が、1.2000Vから始まっておりましたので、1.1000Vへ変更してみましたが
簡単に立ち上がってきました。
0.1Vってかなりの差があると思って無理かなと思ってたので、ちょっと驚きです。

prime95で動作を確認してみましたが、変更前の通常時は最大302Wであったのに対して、
283Wと約19Wの大幅減となりました。

また、通常時のアイドルが165~169Wで、有ったのに対し、
変更後のアイドルが同じく165~169Wと変化なしでした。

これは、かなり面白い結果だなと思いつつ、測定した結果は
以下の結果となりました。

1.0500Vの時は、通常時と比べると最大30Wの省エネ化が出来ました!!

3DMarkスコアとしては変わりありません。


表の気になる点としては、1.0500Vの時の動作時のCore Vが1.0750V時と比べて
上がっている事ですね。
推測としては、このV設定の場合、多少不安定な状態で、
多少Vを多めに盛られたのかなと思います。

CPUの仕様上では、0.800V~1.375Vが動作範囲とされていますので、
限界ぎりぎりまで削りすぎるのも良くないって事ですね。

安定動作を目指すので、1.07500Vでの設定でコンプリートとします!!


☆☆☆ GPUの電圧調整!! ☆☆☆

今回調整するGPUはGTX 590です。
1つの基盤内に2つのGPUチップを備えた特殊なカードとなります。

GPUの電圧を設定して、安定してコントロールしてくれるソフトは
MSIのアフターバーナーです。
最新のバージョンは2.1ですので、コレをインストールして
チェックしてみます。


設定から、電圧がいじれるようになるチェックを入れた後再起動!

・・・が、まったくもって電圧を変更する事が出来ません・・・
アレ????
・・・もしかして、海外でGTX 590がオーバークロックしたら
火花を散らした事件に際して、電圧を触れなくしたのですか!!

GPUの電圧触れたらかなり面白いのに!!

あきらめず、他のバージョンを試してみると、最新のβ版ならば
変更する事が出来る事がわかりました!


本来設定画面は2つでてきませんので、それぞれキャプチャした結果です。
GPU1とGPU2でかけられている電圧が違います!!
GPU1:925mV (マスターと同期)
GPU2:913mV (マスター)

今回少しずつ調整した結果は・・・
GPU1:900mV
GPU2:875mV
がスペックを維持したまま動作できる設定となりました。

上記設定を反映すると、まず、アイドル時のW数が160W~164W程度と2~3W程度落ちました。

3DMark 11の動作時ですが、GPUの調整前では最大458Wでしたが、
設定適用後は最大438Wとなっており、最大W数以外の動作時も平均的に
400W以上を表示している回数が下がっているように見受けられましたので、
結構消費W数が落とせているみたいです。

最大動作時に20W違いますので、これは大違いですね♪
流石に電気をがっつり必要なGPUですね。
少し設定が変更できただけでも効果は大きいです。

設定を変更しても、GPUのクロックは変更していないので、もちろん
3DMark 11のスコアに大きな変化はありません!!

☆☆☆ まとめ ☆☆☆

CPU、メモリ、GPUの電圧調整をする事により、
最高の性能を維持したまま、省電力化を実現する事が出来ました。

安定動作が出来る設定として、CPUを良く使うような状態の場合、最大22W、
ベンチマークなどのGPUを良く使う場合で最大20Wの省電力化です。

最大動作時で約5%程度の節電ですが、性能を維持したい、だが、節電も
頑張らないといけない昨今では、かなり大きめの値ではないでしょうか。

もちろん、個体差はあると思うので、全てのCPUでここまでの結果が出る事は
保障できないですが、ハイエンドCPUであれば、動作マージンを上手く活用する事で
自己責任の範囲で少しでも節電する事が可能です。

また、設定を変更した事により、実は、CPUの温度はかなり下がっています。



全てのコアにおいて、5℃以上の温度低下がみられました。
電圧低下 = 発熱量の低下 ですね。
発熱が少なくなれば、冷房等も多少温度が高くても問題ないので
環境を含めて節電できる効果は高いと思いますよ!!

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☆☆☆☆☆第4幕 : 定格電圧オーバークロック ☆☆☆☆☆

■ ■定格電圧状態でのオーバークロック調整■ ■

電圧を削減した上で、定格を保つオーバークロックの結果は
かなり満足できるものでしたが、やはりクロック数は上げてみたいですね。

でも、クロック数をアップさせるにはCPU電圧も高くしたり、
メモリの比率やタイミングも含めて細かい調整がいるので、色々と手間がかかります。

細かい設定の時間までも楽しめる方ならいいのですが、
適当にやってしまうと、後々問題が出てくるので厳しいです。

やはり、メインマシンは安定、安心が欲しいですよね。

と言う事で、今度は、電圧定格状態で、簡易にどこまで
オーバークロック出来るか確認してみます。

まず、マザーボードの設定は定格(@メモリはそのまま)に戻します。


電圧設定を変更せず、という縛りなので、<Voltage Override Type>は
元の[None]指定で、<Processor VR Droop Control>は、[Hige V-droop]です。

Maximum Non-Turbo Multiplierは、最大値の26倍です。
今回ここは変更しません。
ちなみに倍率フリーであるEEのCPUなのに、ここは26倍以上が設定出来ないのは
ちょっとおかしいなとは思ってます。

Turbo Boost時の温度管理もデフォルトのままです。

変更するのは、<Active Core-Based Ratio Limit>で、
ここでは細かく使用コア毎に設定が変更できます。

まず手法として、全てのパターンにおいて最適な倍率を見つけます。
6コア時の設定=5コア時の設定=・・・としてもいいのですが、
上部のEnable設定をDisableにすると、ただ1つのRatio Limitのみを
設定する画面に変わりますので、ここで全コア使用時の最大値を確認します。

27倍⇒28倍⇒29倍⇒30倍⇒31倍と上げてテストをしてみました。


チェックは低電圧化と同じく実施してみましたが、31倍のprime95で
5コア目の2スレッド目(タスクマネージャの10コア目)が計算エラーで
落ちる事があるので、6コア時最大30倍(4.0GHz)と判断しました。
この時点で4GHz到達とは・・・なかなか凄いですね。

では、Turbo Boostの設定を細かくしてみようと思い、テストしましたが、
結論から言うと、全ての安定動作を求めるのであれば、どのコア数の
設定も30倍固定としたいと思います。

理由は簡単で、今回テストさせていただいた個体の特性だと思いますが、
たとえば6コア~1コアの倍率を、30-31-31-31-31-31と
設定してテストしますと・・・必ずと言っていいほど、31倍の動作で
5コア目の2スレッド目(タスクマネージャの10コア目)が計算エラーで
落ちるんです。

つまり、どのコアが31倍で使われるか指定が出来ない以上、5コア目が
31倍で動く可能性がある=たまに不安定な動作になる?!と言う事になるので、
5~1コア時の動作指定に31倍を設定する事はNGで、
全コアで30倍という動作がふさわしいと言う事で判断しました。

まぁ、安定動作を求めて、常時4GHzで動くマシンが出来たと言う結果からすると
十分な結果だと思います。

無理にこれ以上のスペックへ上げようとして、不安定なマシンにしてしまうより、
確実に安定したマシンとする事の方が重要ですから♪

Core i7 980Xの場合だと6コア29倍が限界だったのに、30倍が6コアで通るなんて
やはり最高のCPUだけありますね。
4.0GHzの大台を超えたオーバークロックが出来た事は非常に嬉しいです。
この設定なら、通常仕様として十分満足できますね。

性能アップはどれだけ出来たのか確認してみます。

~~~~~~~~ Super PI mod1.5 XS ~~~~~~~~~


定格状態から比較すると、16Kこそ負けているものの、
それ以上の大容量データでは、高速化がなされています。

おそらく、小容量データの場合だと、CPUのクロックを
上げきる前に計算が終わるか、クロックアップのために
一瞬待ち時間が入るために、多少遅くなっていると想定されます。
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~~~~~~~~~ CINEBENCH R11.5 ~~~~~~~~~

定格時にはCPUが9.20ptsでしたが、OC時は10.02ptsと約9%の
性能UPですね♪

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~ Futuremark 3DMark06 ~~~~~~~~


全体的に数値アップしてます。
3DMark値は、24561から26594と約2000もアップしてます。
CPUクロックの影響が大きめで、各項目それぞれ
ベンチマーク値が上がっているのが特徴的ですね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~ Futuremark 3DMark VANTAGE ~~~~~~~



どちらの結果もCPUスコアがCPU TEST1で約200~300、
CPU TEST2で10~13程度UPしてます。
総合的なスコアも微増というところですね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~ Futuremark 3Dmark 11 ~~~~~~~~



このテスト結果は、あまりCPUの影響が大きくないと言うよりは、
そもそものテストが重く、GPUの性能重視のベンチマークなので
あまり変わりませんね。
その為、スコアは微増で、どこのテスト時にCPUの性能UPが
がっつり影響を与えたと言うより、満遍なく少しづつUPですね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

☆☆☆ まとめ ☆☆☆

定格電圧状態でのOCで、簡単に4.0GHzの大台に乗ってしまう
その性能はとても素晴らしい物だと思います。
簡単に調整できる範囲でここまでUP出来るのですから、
本格的にオーバークロックした場合は、もっと面白い
結果が出そうですね。

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☆☆☆☆☆第5幕 : 本格的にオーバークロック ☆☆☆☆☆

定格クロックを維持する低電圧化のオーバークロック、
定格電圧を維持したお手軽なオーバークロックを実施しましたが
次は、本格的に電圧を昇圧した形でのオーバークロックを実施してみます。

ただ、いくらでも電圧をアップしても良いと言うわけではなく、
個人的な安全圏を設定し、調整してみたいと思います。

安全圏は、CPU-Z読みでCore-Vが1.4V以下とします。
通常、1.35Vまでというのが通説みたいですが、
少しだけ無茶をしてみようと思います。

また、マザーボード側の設定では、倍率低下時の電圧調整は
Hige V-droopとし、条件をきつめにしておきます。
※Hige V-droopの場合、倍率低下時に電圧の降下が大きく、
 不安定になりやすいと認識しているので、逆にこれで安定動作が
 出来る設定ならば、常用も可能という判断です。

また、CPU温度は現状の気温で、冷房を使用しない状態で
85度前後までが許容範囲であり、真夏には耐えられない設定は
たとえクロックが高くても却下します。

動作確認のチェック方法は、第3幕、第4幕と同様に、
①prime95を25分程度動作(1計算が終わるぐらい)出来る事。
 (フルにコアを使う動画編集を想定)
②3DMark11のExtremeを完了できる事。(ゲーミングPCを想定)
がパス出来る事を指標として、確認しました。

それぞれ設定を変更して確認した結果ですが、
下記の通りになりました。

■パターンA
BCLKを変更せず、倍率UP作戦


■パターンB
BCLK、倍率共に変更し性能UP作戦


あまり多くのパターンを試せてはいませんが、パターンAにて
4.4GHzまでは大きな苦労なくUP出来る事が確認できました。

ちなみにCore Vの1.3VはMB側の設定であり、CPU-Z読みでは1.392Vに
なっていましたので、規定範囲内ギリギリです。


そして、CPU温度ですが・・・


こちらも規定範囲ギリギリです!!

ここまで性能UPできれば、ベンチマーク利用ならともかく、通常利用では
十分な性能なので、BCLK133/倍率33倍でOKとします。

さて、それでは、この設定で、どれだけ性能UP出来たか、
チェックしてみましょう。

~~~~~~~~ Super PI mod1.5 XS ~~~~~~~~~



定格状態、4Ghz状態、4.4Ghz状態の3つの数値をみると
基本的に周波数が高くなる毎に結果は上がっています。
大容量データの取り扱いでは、約14~17%の高速化ですね♪

シングルコアの計算で、1時間の作業が約51分程度で
終わると言う事になるので、
動画データの編集には、非常に大きな影響を与えますね。
これはクロックアップに伴った非常に良い結果が得られたと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~ CINEBENCH R11.5 ~~~~~~~~~


定格時、4Ghz、4.4Ghzと計測してきましたが、
マルチコア対応のプログラムでは性能UPが大きいですね。

CPU数値が9.20pts⇒10.02pts⇒11.07ptsとリニアに結果に
反映されています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~ Futuremark 3DMark06 ~~~~~~~~


CPU項目が大きくUPしているので数値UPも大きいです。

定格時、4Ghz、4.4Ghzと計測してきましたが、
3DMark値は、24561⇒26594⇒28463と大躍進です。

どの計測結果もアップしているので高速なCPU処理は
DirectX9世代のゲームには効きそうですね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~ Futuremark 3DMark VANTAGE ~~~~~~~



Performanceで初めて4万ポイントを越える事が出来ました!
Extremeも2万ポイントをオーバーしているので、
両方大台を超える事が出来ているのは嬉しいですね~♪

定格時よりCPUスコアがそれぞれ7000程度UPしてます。
数値的には約10%UPと言う事ですね。
ハイエンドゲームでも約10%の性能向上が見込まれる
と言うのは良い結果ですね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~ Futuremark 3Dmark 11 ~~~~~~~~



このテスト結果は、オーバークロック後も大きく数値は
変化していないですね。
GPU性能UPが出来ないと厳しいと言う結果ですが、
もちろん数値的には周波数UP毎に微増してますので、
結果としては、問題なしです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

☆☆☆ まとめ ☆☆☆
プロが実施するオーバークロックの結果には程遠いですが、
それでも簡単に4.4Ghzまでアップする事は出来ました。

細かく数値を見直していくと、もっとアップできそうですが、
CPUの冷却性能を更に必要とする事ですし、
場合によっては、CPUやパーツにダメージを与える事もあると思うので
オーバークロックも程々にとは思います。

今回のオーバークロックの結果にはとても満足できており、
今までここまで高クロックで動かした事がなかった為、
ちょっとした操作でもシステムの応答性が非常にシャキッと素早い応答になり
利便性が非常に向上した事に驚きを感じています。

ここまで快適な応答性となると、ウルトラハイエンドを導入して、
パフォーマンスを調整する事に大きな意義を感じますので、
調整の時間の余裕がある方には自己責任で実施をオススメ致します。

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★★★★★ 総括 ★★★★★

レビューを読了いただき、ありがとうございます。
「インテル Core i7-990X プロセッサー エクストリーム・エディション」は、
非常にパワフルかつ高効率なCPUである事がある事がわかりました。

このCPUの導入を検討される方は、スペックを非常に必要とする方であり、
少しのスペック低下の妥協もしたくない方だと思います。

通常の設定でそのまま使ってもよし、低電圧化してエコ対応しつつ
妥協しないそのスペックに惚れるもよしと、色々な思想に基づいた
使い方が出来ますね。

6コア、最高性能、エンスージアスト向けという言葉に
ビビッとキタ貴方にお勧めいたします!!

今回のレビューであるzigsowプレミアムレビュー
「レビューインフィニティ第2弾「ロッコア星」」 のメインページは
以下のアドレスです。
他のzigsowユーザーの方の切り口が違うレビューが掲載されていますので、
ぜひぜひご覧になって下さい!!
http://zigsow.jp/com/intel/review/infinity02/

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コメント (17)

  • bibirikotetuさん

    2011/08/23

    レビューお疲れ様でした。

    完璧!
    CPUのOCもさることながらメモリのOCや検証
    とても参考になりました。
  • garpさん

    2011/08/23

    bibirikotetuさま
    ありがとうございます。
    完璧は言いすぎですw

    検証方法がご参考になったのであれば幸いです。
  • ナンチャンさん

    2011/08/23

    ぐうの音も出ないレビュー、お疲れ様でした!!

    あっぱれ!!
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