クリスマスだから。特別な日にしか食べないであろう、キャビアです。フォアグラ、トリュフと並んで、世界三大珍味として知られる「キャビア」。それはまさにグルメの象徴とも言える贅沢な一品です。乱獲により生産量が激減、食べられるだけで幸せ、という希少なものですが、最近では養殖も盛んで普通に食べられる将来も近いような気がします。
この Perla(ペルーラ) ロイヤル キャビア は庶民の僕でもお値段も手ごろで美味しいので、かなりお得だと思っています。その味わいを一言で表現するなら、「繊細でありながらも深い海のエッセンス」。
同じ商品でも空輸かどうか、冷蔵か冷凍かで価格も変わってきます。このへんは海外の高級食材と一緒。フレッシュキャビアが高価で美味しいです。冷蔵保存が基本で 0〜4℃ に保たれたものが最適。冷凍すると風味や食感が損なわれます。冷凍品は輸送や保存に優れていますが、質が落ちるのでなのでフレッシュキャビアが高価なのです。
また、瓶詰めキャビアはフタの色によって種類が分かるようになっており、そのままグレードになっています。
- 青:ベルーガ(最高級)
- 黄:オセトラ
- 赤:セブルーガ
チョウザメは27種類あるのですが、青いラベルはチョウザメの「ベルーガ種」を表わしています。
世界で最も高級ランクのキャビアです。コクと旨味が凝縮されているのが特徴。
真っ黒じゃなくて、少し明るいブラックみたいな色なのですが、黒く輝く宝石のようにきれいですね。
キャビアには金属スプーンはご法度で、専用のシェルスプーンを使います。繊細過ぎてお金がかかりますね。真珠の母貝から削り出して作られるのが本格的なものですが、金属以外の木製やプラスチックのものでも代用できます。繊細な食材ゆえ、丁寧に扱う必要があります。
このスプーンで大体 1,000円くらいの計算になると思います。
そのまま食べるのは僕は苦手で、特殊かもしれないですが、そうめんで食べるのが好き。
そうめん&キャビアで食べるのは最近では意外に知られていて、検索すればレシピもでてきます。
口に含むと、まず感じるのは小さな粒が弾ける感触。その瞬間、じわっと広がる塩味とともに、奥行きのある旨味が口いっぱいに広がります。キャビアは単なる「塩漬けの魚卵」ではなく、その産地や魚の種類、塩分濃度、熟成具合によって風味が微妙に異なる芸術品です。
最高級の青のベルーガキャビアはクリーミーでまろやか。口の中で溶けるような滑らかさが特徴です。一方、セブルーガキャビアが駄目というわけではなく、粒が小ぶりで風味が強く、より濃厚な味わいが楽しめます。ミカンの大小と一緒で好みもあるかと思います。
キャビアを味わうときの醍醐味は、そのペアリング。僕は呑まないのでお酒のことはよく分からないですが、シャンパンやウォッカと合わせると、キャビアの塩味と泡の爽快感、アルコールのキリっとした刺激が調和するとよく聞きます。
食のミニマルデザイン
小粒に凝縮された黒の輝きは、シンプルでありながら圧倒的な存在感。
一粒一粒が、五感に洗練を届ける贅沢なアートです。
キャビアを食べるときの心得をひとつ ―― それは「贅沢を噛み締める心」。
味わう瞬間の幸福感こそが、キャビアが真に提供するものかもしれません。
長期保存には不向き
キャビアはフレッシュさが命。保存よりも、その日の特別な瞬間に楽しむのが一番贅沢です!
どんなシチュエーションで食べるか
純粋に価格と量で測るのではなく、体験価値として捉えるべきだと思っています。
一口で広がる味の奥行き、高級感、そして特別な瞬間を演出する力。これらを考えると、キャビアは「高額だけど、心に残る贅沢な投資」とも言えます。
日常の食事には不向きというか合っていないと思うのですが、記念日や特別なシーンでは、少量でも十分な満足感を得られるため、コスパはむしろ高いと言えるかもしれません。
ポイントは、「どんなシチュエーションで食べるか」。キャビア自体の価値以上に、それが引き立てる思い出が本当の価値です!
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購入金額
9,800円
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購入日
2024年12月25日
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購入場所
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